とうとう我がHPも記念すべきじうまんひっとでございます。
これも支えていただいた皆様というか、わざわざ足を運んでいただいた御陰というか。
感謝感涙檄帝国過激じゃん!っと言う感じですよまったく。
「おわりなきこーぞーかいかくよ。常闇のこーぞーかいかくともいうね!」
まおは熱弁を振るっていた。
だから、現れたマジェストはにこにこしながら腕組みをして真後ろに立った。
「……なによまじー」
「なによとは失敬でございますね陛下、魔王軍団軍団参謀長まじぇ」
「そんなこときーてないもん。もんくあるなら前にでてきてよ」
ぷい。
結構機嫌が悪い。
「やれやれ……何をそんなにおこってらっしゃるのか」
と、彼女の前に出ようとすると、アクセラとシエンタがどことなく申し訳なさそうに座っている。
石畳に正座で。
「で、常闇の構造改革とは何で御座います陛下」
その前が終わりなき、である。
それだけなら充分聞こえの良い言葉だと思うんだが。
まおは鷹揚に頷いて机をドン、と叩く。
実際にはどんではなくかたんっ☆という感じだったが。
「そこよ!だいじなのはそこ。いいこと?」
そう言うとまおは後ろを振り向いて、ホワイトボードをずりずりと引き出してくる。
既に黒マジックで絵が描かれている。
「クリスマスツリー?」
下手くそだが、もみの木には見えたようだった。
まおは鼻息荒く続ける。
「そう!時代は既に正月を迎えたというのに!」
赤いマジックを手に、彼女は思いっきりその絵にばってんを書き殴る。
「なんでいつまでもクリスマスネタやってるの!」
だんだん。
「そりゃ陛下、作者が仕事で朝晩深夜死にかけてるからでございますよ」
事実である。
御陰でラジオも未曾有の遅れをきたしている。おまちのみなさまもうしわけない。
「あう。それ、それはそれこれはどれ!」
どれと言われても。
「このあいだとーとー10万ヒット達成なのに!」
「ほほう。それはめでたいでございますな」
めでたいのに叩いている。
怒っているつもりだろうが、だだをこねているようで意外と可愛い。
「こんなめでたい席で!何故こんな手抜きしやがりまくりってやがる!」
「魔王陛下、日本語は正しく。汚らしい言語は言語道断で御座いますぞ。ついでに」
すっと手元からおれんじじゅーすを取り出して、まおの目の前にとん、とおく。
「陛下はこのめでたい日に何をお怒りになってるんですか。皆様に土下座して謝った上感謝感激雨霰でございましょう」
ぶわわ!
唐突に両目から水を撒き始めるマジェスト。
「そんな子に育てた覚えはありませんな!ええありませんとも!陛下!」
「いやその。土下座しないし、そこまで露骨に変な感謝しないよ」
ごもっともである。