はやいもので既に連載開始してから2周年。
 と言うことはもう少しで終了予定と言うことになります。
 ともかく、支えてくださった皆様ありがとう御座います。これからもよろしくっ!
 1999年10月。
 このWEBサイトの前身である『国立精霊学院図書室』が、二次創作のログ保管庫として創立。
 現在鋭意連載中である魔王の世界征服日記は、2003年のりにゅーある記念で連載開始。
「つまり、二周年を突破した模様で御座いますですよはい」
「日本語へんだよ。そんなわけで、連載中の二年間、ありがとう御座いました」
 ぺこり。
 別に正月でもなんでもないので、普段のワンピースでおじぎするまお。
「残り話数はあと僅か。でもまだまだ半年は続きます!」
「テレビアニメ風に言えばまだ2クール分はあると言うことで御座います。しばらくおつきあいの程を」
 週一連載だから概ね正しいと言えば正しい。
 以前長期連載と銘打った二次創作が39話(+1)の3クール分有った事を考えると……。
「128話、全部で10クール-2話ぐらい」
「既にクール計算するより実質で何年かかるか計算した方がいいですな」
 全く持ってその通り。
「大した内容でもないので、量的にはスニーカー文庫サイズでしょうか。ううん……」
 マジェストは呟きながら、後ろを振り返って書庫を眺める。
「今ある分でも1メガバイトいかないですな。丁度1メガぐらいでしたら、標準的なスニーカー文庫2冊以上位でしょう」
「じゃ、2すにーかーね」
 どんな単位だ。てか、ライトノベルズの基本単位なのか。
「他にも2富士見とか2電撃とか。あ、電撃いいね♪」
 まおは何故か嬉しそうに言う。
「しかし陛下、1ソノラマと言う単位も御座います。およそ2スニーカー=1ソノラマで御座います」
 本当だろうか。確かに分厚いが。
「ともかくにしゅーねんだよ!にしゅーねん!おめでとーなんだよ!」
 にぱ。
 まおは両手を大きく開いて、嬉しそうに胸を張って言う。
「ええ、おめでとう御座います。めでたい事で御座います」
 と、まるで執事の如く恭しく一礼して、マジェストはふむ、と小首を傾げ右手を顎に当てる。
「HPは六周年記念という事になるのでしょうか。オリジナルは丁度三年になるのですが」
 まあ、まおがオリジナル連載初ではないけど、実はもう立ち上げが不明確だからなぁ。
「いーんじゃない?一応こういう感じで区切っちゃえば。どうせパーティとかするつもりないんだろうし」
 今忙しいのだ。そんな暇はない。連載は連載で今佳境なんだから。