まおの世界には、色んな嘘がある。
そんな嘘の中でも、それは明確に大きな嘘だった。
だから、こんな事があってもおかしくはない。
深き冥き淵のそこに眠る、古き神々。
尤も彼らは、某烏賊野郎のうたた寝が電波になって世界に降り注がなかったなら、誰も注目なんかしなかった。
某海外のメールニュースとか、某お騒がせ偽ニュースサイトの記事を丸々信用してしまうような米国人のせいで、オカルト誌を騒がせたりもしなかった。
あれ、ちがうか。
米国人のせいじゃなくて、騒いだオカルト誌が悪いのか。
とか。
あ、自己紹介を忘れてたよ。
そーだなー、ボクのことは『にゃるらとー』とでも呼んでくれればいいさ。
あーくんもそう呼んでるし。
ともかく、旧支配者とか、頭の固い寝坊助どものことなんかいいからさ、ボクと遊ぼうよ。
え?、どこかの『しゅーかくしゃ』って奴が来ないかって?
もー、そんな情報どっから集めてくるかなぁ、キミたちは。
これだからますめでぃあーってのは嫌なんだよね。うん。
ボクもよく利用してるけど。
え?大丈夫だって。こわくなんかないよー。きもちいーだけだよぉ。
騙したりなんかしないさ。ボクだって騙されてるだけかも知れないんだし。
だから遊ぼう?
くとるふ異邦譚
にゃるらと。
そのうち、お目見えするかも。
「って、だーっっ!」
あ、来た来た。
「あんた誰よ!なによ!ここは私の場所よ!」
「まあまあ、怒らない怒らない」
って、作者。んー、立場入れ替わってないかな?
「おう、それも気にするな。ともかくあくまでこれも思いつきの突発って奴だし」
「ああ、いつものきまぐれねー」
ひどいなぁ。
「今忙しいし、まおもまともに書けないのに二つ同時は無理だから」
「よかったぁ」
ふふん。二つ同時は無理でも、どちらか一方は大丈夫なんだよ?えと、魔王さん?
「あによぉ」
気まぐれで書くようになったら、Holocaustの二の舞って奴ですよ、ねえ?
「俺に言うな。言われても困る。…ほら、まおに睨まれてるじゃねーかよ」
ふっふ。虎視眈々と輝くとらぺぞへどろんで隠れてのぞき見てやるからね〜。
「もういい!でてくんな!」