ほろこぉすと教室
北倉（真桜）明美（以降明美）：今回は全燔祭について。
真桜冬実（以降冬実）：…………姉さん、今日は唐突ですね。
明美：たまにはまぢめに始めないと、誰でもそういう時は必要よ。
冬実：とかなんとか言って、実は『ぎゃぐきゃらだと活躍できない作家なんだ』って思ったからなんです。
明美：ぎく。
冬実：もう目が離せない展開が、息もつかせず続きますよ。私より、ハルの方ですけど。
明美：結果はもうみんな知ってる事なんだけどね、どうせ。
冬実：でもみなさんは、殺された事しか知らないんです。……ハルを殺した、あの男の事とか。
明美：……ふーん。そう言えばまだ、アレも知らないんだよねぇ、みーちゃん？
冬実：――キラン
明美：睨んだってダメダメ。今回はそう言う路線だって、判ってるんでしょ。
冬実：…私の名前が、出てるって事は……そうなるって判ってますけど。
明美：ふふふん。
冬実：……なんですか。
明美：みーちゃんがそうやって動揺する事って少ないし、ねー。
冬実：（後で覚えておきなさい）
明美：独り言は、誰もいないところでしようね、みーちゃん。
冬実：ともかく今回の『全燔祭』についてです。
Holocaustの英語を和訳すると、（人、動物を）全部燒き殺すこと。大虐殺という風にあります。
明美：そうね。そもそも全燔祭っていう言葉も旧約聖書を訳して出てきた言葉らしいのよね？
冬実：そうです。獣（けだもの）を丸焼きにしてイェホバーに捧げるっていうお祀りらしいです。
日本人の『祭』よりはむしろ、作中のように『祭祀』って呼ぶ方が相応しいみたいですね。
堅苦しく『儀式』と呼んでもかまいません。
明美：家ホバー？
冬実：何ですかそれは。無知丸出しじゃないですか、姉さん。
明美：む。
冬実：昔はやった怪しい『雌鮫よ！』とか息子見殺し事件で有名な某証人でも語られてるじゃないですか。
明美：相変わらず回りくどくて何気に嘘を混ぜて言わないの。初めからYHVHって発音してくれたって良いじゃないの。
冬実：……姉さん。
明美（偽）：あ、失敬。『テトラグラマトン』って言うべきでしたかしら？
冬実：(-_-メ)また出たか、この猫被り魔術師が。
玲巳：おっとぉ♪早速地が出たわね？それとも治樹君の事を思い出したのかしら？
治樹（仮）：姉ちゃん…ネタばれはやばいよ…_-)))
冬実：(-.-#)
玲巳：まあお互い、このコーナーでは地を出してる事ですものね。
冬実：いいでしょう。受けてたって差し上げます。
玲巳：じゃ、続きの説明から。
冬実：はい。なにやら全燔祭に関しては岩波文庫あたりから詳しいモノが出てるみたいです。知りませんけど。
玲巳：その割に妙にピンポイントですわね。
冬実：情報ソースにくっついていたからです。
ともかくイスラエルでは、神に対して動物を生贄に、『一つ残らず燃やし尽くして』捧げるという風習があるようです。
動物を焼き尽くす、その時彼らは焔として神に全てを捧げる。
そんな感じの祭祀だそうです。
玲巳：…灰が残ってるけど。全部じゃないと思いませんこと？
冬実：私に聞かないでください。知りませんよそこまで。
玲巳：前回啖呵切って調べるってぬかしたんじゃありませんの。
冬実：それは私じゃありません。
明美：ええ。確かにあたしだったけど
冬実：(*_*; ね、姉さん、そ、その姿……
明美：ん？ああ、お子ちゃまのみーちゃんには刺激が強いかしら。
玲巳：読者を混乱させて何が楽しいんですの？
明美：むかっ、一番の原因が何を言うのかしらね、このチビは。
玲巳：(-_-メ)今言ってはいけないことを……
明美：(>o<)/
冬実：ちび。
玲巳：(-.-#)/あんただってチビの癖に！
冬実：……少なくとも、玲巳さん。あなたに言われる筋合いはないですよ
明美：……え？
冬実、玲巳：デカ女。
明美：(◎-◎;)
冬実、玲巳：胸ない癖に、背ばっかり高くて。
明美：な、何故？み、みーちゃん…
冬実：何ですか姉さん。
明美：今今、いまぁ(>_<)ヽ
冬実：あ、いつの間にか姉さんの格好についての話がどっか行っちゃいましたね。
玲巳：ええ、薄汚れてあちこち破けてるのを教えてあげないと。
明美：うわーん、そんな格好してないー(T T)
冬実：そうですよ、玲巳さん。ふりふり透け透けのエプロンドレスじゃないですか
明美：それも違う〜
冬実：ともかく、次回があるなら次回をお楽しみ。次も未定です。
明美：あ〜！結局あたしはこんな役なの〜(T T)
冬実：姉さんは重要なギャグキャラだし。
玲巳：作者が外さないんですわ。曰く某マンガの『お母さんとか、あの○○の化身の○○ちゃん（自称）みたいなキャラ』で作ってるんですって。
冬実：……そんな趣味だったんですか。
（作者）：ひでぇなぁ…モデルは確かにあれだけど。
明美：ひーん、どぉせあたしはギャグキャラですよ〜(T T)