始まりは唐突に
今年も参加しました。
本当は前回の夏で終わる予定でした。人は増える、マナーは悪くなる一方。
はっきり言わせていただくと、もういい加減にしてくれ、と思ったわけです。
事実、参加の予定はありませんでした(7月当初)。
ぷるるる ぷるるる がちゃ
『今年のなづこみどーすんの?』
「あ、俺行かない」
友人の電話を切って、そのままネットにアクセス。
…チャット中…
ぷるるる ぷるるる がちゃ
「…悪い、俺行かなあかんなった」
てことで、俺のなづこみ参加は明白になってしまったのであった。
原因はりーふ図書館のチャットでお世話になっている面々が実はサークル参加してると言う事。
さらに後日発覚するのだが、自分の部下がサークルを作っていたことに気がつく。
「今週末空いてますか?」
「はっはっは」
「クの45bです」
がびん
…いいんだけどね。
でも結局彼のとこに行っても誰もいなかった。
なんでだろ?
いきなりの困難到来
8月11日、6:00。俺はいつものように起き、仕事へ向かった。
そして何とか定時で上がって、無理に(別部署だけど)車を出してもらって一路東京へ。
…これが失敗の始まりだった。
東名高速道路、大混雑。
どうしよう。
結局電車で移動すれば何とかなったのに…
最初に頼んでおいた宿(知り合い)は取り消し。
その日の宿は駆け込みにせざるを得なくなってしまった。
遠路遙々沖縄から脚を伸ばした丹石殿に携帯で電話。急遽部屋を取ってもらった。
しくしく…
二日目の悲劇
予定通り、俺は水方サマのふぁんぶる☆8へ向かう。 実は今回の『東鳩ラン』、一部イラストを我がHPでもおなじみの『おーえす』殿が担当。
自分が紹介した手前、挨拶しておくべきだと考えての行動だ。
「日々野です」
「ああ、お世話になってます」
若干印象とは違う、非常に腰の低い方でした。
非常に丁寧で、知的な感じを受けました。
ただ、何故か自分は『知的』→『神経質』と結びつくせいか、がりがりの痩せぎすを連想していたのですが…
いや、正反対でした(失礼っ!m(_ _)m)。
「さぁ、全部終わったな」
買う物も買って、悠々と昼前に引き上げ。
折角なので門前仲町で飯を喰う事に。
「東京まで出てきたんだ、美味いところに連れて行ってやる」
俺は丹石殿を深川のとある店に連れて行って深川丼を喰う事に。
んで、ホテルに戻るにも若干時間が残っている。
ゲーセンにでも行って晩飯まで潰そうか、と言った時。
丹石殿の携帯に電話が。
「…誰から?」
「雅さん」
がびん
一日目にサークル参加していた雅ノボルサマことみやびん(逆だ)、事が事だけに会えるはずないと思っていたところの衝撃でした。
最後の戦い〜雅サマ登場〜
8月13日(日)、6:00。
ホテルのベッドで記憶の不連続性にショックを受けながら出発。
「今日は天気悪いなぁ」
それどころではなかった。
会場に着くと大雨。
『会場閉鎖か!』←違う。大雨だ。
泣きそうになりながら必死こいて並ぶ。
たちの悪い1列目の入場をゆっくり見物して、ずぶぬれで会場を回る。
みんな汗くさい。
部下のサークルを捜しきれなくてうろうろ。
昨日の電話で丹石殿に渡す物がある、との事で電話待ちの間リーフの一角を回る。
収穫、なし。
一番欲しかった『梓の色紙』、オークションかかってて止めた。
鉛筆書きで凄く味のある綺麗な、それでいて単調な絵なんだけど、たまらん。
マジで欲しかったけど、そんなに時間がとれないので止め。
んで、そろそろ帰りたいなーって思って、丹石殿がTEL。
「今どこですか〜」
『東5の出口付近です』
……
「すみません、今トイレの前にいるんですけど」
『え、すぐそばのはずだけど』
って、背中向かい合わせで電話してるし。
相変わらずあずまんがみたいな展開をする丹石殿。
ともかく、これで雅サマとも挨拶をすませました。
半ば勢いに呑まれっぱなしであまり話はできなかったのですが、非常に楽しかったです。
恐らく今回のなづこみ最高の収穫でした。
雅サマ、同人誌ありがとうございました。必ず感想書きます〜。
てのか、俺もガンダムか聖刻でSS書きたくなりました。
最後に
恐らくこれが最後の参加になるでしょう。
オフで誰かに会う可能性がない限り。
ほんと、マナーの悪さにはほとほと参ります。
大体、初参加の時は『おお、これがコミケの凄さか!』と圧倒される程マナーが良かったことを覚えてます。
ほんの数年でここまで変わる物か、と正直呆れました。
未だに一部では古参兵がきちんとマナーを守っていると『話の分かる人だとやりやすくていいですよ』と嘆いていた。
笑い話ですまないような気がします。
実際、怪我人は運ばれてますし、死人が出たらまた追い出されてしまうでしょう…
だからせめて、最低限度マナーは守らないと。
それが我々に課せられた使命だと思います。