Winged-White 「五行開運符」の解説 お遊び
へんてこ辞書集 五行開運符
五段不律 「ま」 ゑろはうた

1.趣旨と文意(?)

クリックで別画面表示します。 「五行(木・火・土・金・水)に7文字ずつを配置して、幸運を呼ぶおまじないを作ろー!」

7文字の各句は、五行の運用と同じく、「しりとり」になっています。
なんだか意味深な(意味不明な)文章になりました。

代は気取りて 照り萎い切るか
借る土晴れた 誰とや奈落
暗き身辛ろし


オマケ:なんとなく回文になってます。

誰は千鶴か 軽き日なりて
照り時悪ろし 白つ身気楽
倉納屋採れた

2.五行の各元気

各句の真ん中の文字は、五行の各元気=この世界の構成要素、を表しています。
この開運符の各元気は、普通の五行相関図とは違い、直線そのものに与えられます。 光角に内面の変化(相生)エネルギーを集中し、さらに外界へと放射するようなデザインになっています。

木――き
火――ひ
土――ち
金――や(冶金の冶)
水――み

オマケ:金が「つ」になったら、「ひみつきち」のアナグラムになったのに。惜しいなあ。

3.各元気の相関(相生・相剋)

各元気が交わるところ(直線の各交点)は、その複合に由来する文字をあてています。

<相生=次の元気を生ずる>
(青い大星の光角)
火(ひ)→土(ち)=か(歌・音曲)
火が燃え、灰となり土に還る間、人は周りで歌を唄い踊りました。
土(ち)→金(や)=た(田・労働)
土から黄金色の実りを生ずる田に、人の働きを託しました。
金(や)→水(み)=く(句・信仰)
硬い金属も、永遠ではありません。 人は何かに祈りはじめます。
水(み)→木(き)=し(死・生命)
死のイメージは再生につながります。 この字も、反意を秘めています。
木(き)→火(ひ)=て(手・技術)
人の技術史は、自ら火をおこした瞬間に始まったといってもいいでしょう。
<相剋=一方の元気が勝つ>
(黄色い小星の光角)
金/木=と(戸・住居)
人が金属や木を用いて、集住し町を築き始めるイメージです。
水/火=き(気・精神)
沸き立つ蒸気に、魂の概念――霊肉の分化・哲学の発生を託しました。
木/土=は(葉・筆記)
やがて人は粘土板やパピルスに文字を書き始め、学術が花開きます。
火/金=な(名・職業)
鍛冶職人などの職業分化・特殊化も進み、文化が創造されてゆきます。
土/水=つ(津・交易)
人々は港も造り、遠くの人々とも様々な文物を分かち合えるようになりました。

オマケ:外側は仏教の「五戒」、内側は孔子の「仁義礼知信」とのシンクロも概念に取り入れているのですが……牽強付会気味?なので割愛します。興味があれば一度当てはめてみてください。
ちなみに内側の方が、やや文明的になっています。

4.外側から二つ目の各文字

ただの「らりるれろ」です。るんるん。
なんで?→動詞の活用がしやすい。
オマケ:でも揃えるのには苦労しましたヨ。「動詞の活用」=日本語において、万物の流転を司る言霊は「ラ行」に宿っている、とも考えられます(←イイワケ?)。

5.最後に!

先ほどの外側(相生)5文字、内側(相剋)5文字を結ぶと――

「固くして、解き放つ」

となります。

あなたの願いが強固で、他者にも開放できる良いものであれば――森羅万象の力や太古からの人間のなりわいが、きっとあなたに力を貸してくれる!!
……かもしれません、ヨ。

(反対に独善的で閉鎖的な呪詛には、効き目は無いでしょう……多分。)

印刷でもして、みんながハッピーになるようなお願いに使ってください。
転載・営利利用・宗教的利用はご遠慮ください。



ここに来てくださったみなさんに
幸運が訪れますように!




※ 注
 あ、もし「これで幸運が舞い込んだぞー!」という奇特な方がいましたら、 メールでもください!  作者はヒジョ〜に喜びマス。 (現在、作った僕は幸運でもないし、不運でもないです。 作った本人には効果がないのかなぁ〜(?))

 なお現在、この開運符によって生じる事態(?)を逆方法で解消できるよう、「裏バージョン」を構想中です。  「効き目ねーじゃん」・「逆に不運が舞い込んだぞ!」という方には、あるいは「効果がある!」……かもしれません。

 何ぶん「おまじない」ゆえ――それ以上の責はご寛恕ください。

May 4, 2002 A.Matsu! (2002/08/27一部追加)


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