2003年4月6日 KYC J/24ポイント  ハナテン、ボースン、黒キャップ、ヘミングウェイバー

「やっぱり、関西Jは苦戦です。」の巻

 

晴れ 南西6〜8m/s 波のある海面

須磨8:30集合 8:50出港 西宮までの回航はいつもながら苦痛の2時間。今回はデッキ上の細かい修理作業があったので気が紛れる。いつものことだが、到着と同時にスタート予告が鳴るので南から入るブローを確認しながら早めにリギンテンションを決める。スピンのアップ、ダウンとジブハリヤードのテンションを確認してすぐにラインの見通しを見に行く。

第1R 上有利。コースは左狙い。「ラインが短い!」と黒キャップ。 案の定、上に艇団が殺到。上2番を狙うがドラゴン(山村艇)に押し出される。ラインのまん中がふくれてラッキーゼネリコ。気を取り直してまん中よりからジャストスタート。下艇のエンタープライズに上り殺されぎみ。我慢してそのままスターボロング。前を行くES右近、クラリスが順次タック。レイライン近くまで伸ばしたので1上は大混戦。スターボ艇団の前をうまくすりぬけ6番回航。アグネスと抜きつ抜かれつで2下まで大接戦。最後ののぼりは右海面をうまく使ってレイラインでタック。この時は3艇身ほどリード。さらに右に伸ばしたアグネスを尻目にラインアプローチ。ところが悪夢の左振れが入り、フィニシュで鼻の差の負け。6位。

   

      ボースン  ハナテン                ヘミングウェイバー  黒キャップ

第2R風速が上がってきたのでサイドステイテンションを1段上げる。ラインは下有利。まん中より下でスタートするがリコールぎみ。バウのハナテンも「出てる!!」のコール。すぐ上のシエスタと同じ高さにいたので「今回は練習やから上位艇にからみたい」意志が働きレース続行。第1Rと同じコース展開となるが、右海面が伸びている。右が良いのが分かっているのに左に突っ込むのがupwindの悪い癖。左のレイライン近くまで伸ばしてタック。1上8番。2上は右コースで決まり。順位上がらず、2下でまたもやアグネスに抜かれ9位。カウベルチームのコウベMDも上位を走っていたが7位。

第3Rまたまた下有利。ラインを流しているときに(1分30秒前くらい)上艇がバウダウンして我が艇の前を通りたい素振りだったので譲り合いの心で艇を止めたことが最悪のスタートになってしまう。2せん級なんてとんでもない3せん級のスタート。2回タックをしてフレッシュをつかむが時すでに遅し。なんとワールドチャンピオンの兵藤選手もすぐ前で苦戦中。今度は右狙いが良いのは分かっているが、1上は11番(けつ)。1下でトムボーイ、2下でラニチアを抜いて9位フィニシュ。

今日の上位5艇は全日本でも上位5艇の実力です。我が艇はなんとか第2グループに入る事を目標に次回もチャレンジします。

ハナテンのレースレポート

6日レース参加の皆様お疲れ様でした.

昨日のレースでは「J24はスタートでほぼ決まり、その後はコース/クルーワーク」というのを再認識させられました。
以前より艇速が上がった分なおさらです。
スタートは前日のイメトレでは「スタート5秒前にはバウからハイクアウト位置へ戻る(バウダウンしなくてもいいような最終アプローチ)、リコールしてもいいのでとにかくフレッシュエアーをつかむ」西宮モードでした。
ところが実戦になるとこの西宮モードは雲散霧消してしまいました。
波のある海面で上りが遅すぎるのが気になります。
昨日が4人のみで、バックステイを引き気味だったとはいえ、4人乗りの他チームに劣っていたことを考えると要解決問題です.
原因の一つはレース中に浮くマストカラーです。それ以外にある気がします。マストステップにボルトを差してマストを固定しただけでは駄目なのか(ステイ類のみではピッチングに対しマストを抑えきれない)、前後上下のウェイトバランスの問題・・・分からん。
上りのスターボードタックで特に艇速が出ない時がありましたが、風の割に白波が出ていたのを考えると前日の雨による淀川からの流れのせいかも分かりません.
今思えばブローを捕まえている時にスターボードで走り、それ以外はポートで、というアイデアも無きにしもあらずです。
ダウンウインド中はバックステイをフリーにしてますよね?
マストフォワードの効果を上げられますし、USAノース屋曰く、「ジェノアアップ後バックステイを引くと十分なラフテンションが得られる」そうです。

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