神戸元町WINDWARD「店主のOFF」2012年4月から6月まで

 

2012年4月1日  大河ドラマ「平清盛」事件 

 

朝の金星台。桜のつぼみが大きくふくらんできました。

 

ニュースとスポーツ番組以外はTVを見る習慣がない私ですが、
唯一、日曜日夜のNHK大河ドラマだけは例外です
昨年の「龍馬伝」、現在放映中の「平清盛」・・・毎回しっかり見ています。

ところが、
昨夜はこの週一の「おたのしみ」がかなわなかったのです。
家人(アネロン洋子のことですが昨日に限り「カジン」と呼びます)が、
海にも行かず日曜朝から自宅庭の剪定に精を出していたのですが
・・・あろうことか、
木の枝といっしょにわが家に引き込む有線TVケーブルを切ってしまったのです。

この事件
私にとっては楽しみの「平清盛」のない
悲しい悲しい週末の夜だったのです。

J-COMの修理がやってくるのは明日(3日)の夕方。
今晩(4月2日)は「静かな家」で家人と過ごします。

さて、今週末、
予定どおり今年2回目の海上練習。
7〜8m/sのブローのなか、
ジェノアでのクロスシーティングとジャイブでのシートの送りだしをこまかく何度も何度もチェックしました。
なによりの収穫はいつものメンバーで時間を共有できたこと。

J/24は「乗り馴れる」ことが上達の秘けつと感じています。

来週は久しぶりのKYC。
早朝から西宮沖を楽しんできます。
 

 

練習後、来週のKYC往復に備え、ガソリン補給。須磨ヨットハーバーのガソリン単価は日本一高価です。

 

いつも同じ写真ですいません。強風練習の終わりに記念撮影です。

 

2012年4月8日  春ですね。 

 

自宅近所の満開桜御殿。金星台までの往復は桜を思う存分楽しめます。


6時前起床。
金星台でいつもの朝トレ。
とても寒かった前日(7日土曜日)にもかかわらず桜は満開。
(例年より5日遅れらしいですが)。
日本列島・ ・・必ず春はやって来ますねぇ。

いつもより早めにヨットハーバーへ。
8時30分ドッグアウト。
11時西宮沖スタートのKYCポイントに参加です。(須磨ー西宮は片道2時間なのです)
参加艇はドラゴンクラス8艇、J/24クラス4艇。
当初東よりの微風も昼前にはいつもの南西風にシフト。

第1レース、
抜きつ抜かれつで最終2下マークでは3番回航。
タクティシャンの指示どおり即タック。
右海面を狙ったクラリス、コウベMDとは逆の左海面を使う。
防波堤から吹き込むグッドウインドをつかんで
フィニッシュ。
クラリスより2艇身ゲインして1位。

第2レース、
まん中より少し左にブローライン。
ブローをつかみながら丁寧に走らせるが終始クラリスに(僅差で)届かず。
スピード差はほとんどないまま2位フィニッシュ。
3レース目はヨットハーバーの門限(17時)でキャンセル。
17時前、余裕の(?)須磨帰着でした。

レース結果は1-2-DNS。

今回は久々のヘルムス担当。
レース展開なんか「なんも見えねぇ!」ポジション。
・・・・けど楽しかったぜ。

この日はクルーの都合がつかず、ハングオーバー永信(中央)ファンタジアン橋本(左)両オーナーが助っ人参加。
須磨J/24連合軍です。

 

 

2012年4月15日  「塩屋に引き潮なし」

 

 

ファンタジアン家族3人と私たち夫婦の「息のあったスピンホイスト」(?)  (写真提供 己斐氏)

 

須磨沖の潮の流れは複雑です。

明石海峡を西に流れる潮(大阪湾から瀬戸内海に流れる)を「プラスの潮」、
逆を「マイナスの潮」と呼びます。
およそ6時間毎にプラスマイナスは入れ替わるのですが、
海峡から少し東の海域(塩屋沖、垂水沖)では
一方向の違う潮の流れをします。
塩屋沖を中心として大きく反時計まわりに円を描くような流れなのですが、
塩屋沖では年中「西流れの潮」(満ち潮)が流れています。
「塩屋に引き潮なし」という地元漁師の言い伝えがあるほどです。

微風(南西風)のなかで行なわれた須磨ポイントレースは
この潮の読みが勝敗を分けました。
岸よりのスタートライン付近は「西流れの潮」。
沖の風上マーク付近は「東流れの潮」だったのです。

さてさて今週末、
久しぶりに「夫婦同舟」。
アネロン洋子がお世話になる「ファンタジアン」に乗せてもらいました。
ポジションは不馴れな「バウマン」。
(・・学生時代、的形のサーティー号のバウマンでしたので35年ぶりかな)
第1レースが無風でキャンセルになるほど弱い風の中のレースでしたが
第2レースはなんとか成立。
結果は大型艇有利で12艇中5位。
わがファンタジアンは6艇のJ/24の中では唯一のフィニッシュ艇、クラス1位でした。
(5艇はタイムリミットにかかりDNF)

勝因は「潮の読み」。
・ ・・ではなく、偶然「塩屋に引き潮なし」のグッドコースを引いてしまったことなのです。
私としましては微風のおかげで不馴れなポジションもなんとかこなし(・・ジャイブが6回もあったのですが)
夫婦円満、楽しい1日となりました。

今月1位のファンタジアンは年間成績トップ。
・・・・今のところ「スマキング」ですねぇ。

 

 

J/24ではトップフィニッシュのファンタジアン。楽しく帰港します。

 

2012年4月22日 雨の週末 

 

唐櫃台「古寺山」は数千体の無縁仏(五輪塔)が祀られてます。
左から近藤氏(3丁目)、奈良山氏(連合会)、赤野氏(5丁目)、蓮池氏(1番街)でした。



今週末は朝から雨。

海の予定もなく
早朝から家の玄関鉄扉のペンキ塗りを予定していましたが
雨天のためキャンセル。
ゆっくり朝食をとって
家人を元町駅まで車で送り帰宅。(この日、家人は京都で同窓会)

10時から「元町商店街古寺山(ふるでらやま)参拝」出席のため
着替えをすませて連合会事務所へ。
役員のみなさんと北区唐櫃台の墓所までタクシーで行き参拝。
昼過ぎに「雨の法要」(実は3年連続雨なのです)を終え帰宅。

午後からは
GWに催す「元町児童絵画コンクール展」のための飾花(観葉)の買い付け。
三宮「フラワーショップ潤」で大6鉢を購入。
大鉢のため重く期間中の出し入れがたいへん。
それを移動させるキャスターをもとめて長田のアグロガーデンへ。
ついでに須磨ヨットハーバーまで足を伸ばし
ハーバー勤務のIさんに、(・・・愛艇のメンテナンスではなく)
異音のする250ccの愛車「ヤマハマジェスティー」の動作音を確認してもらいました。
(Iさんはもとヤマハ発動機のモーターサイクルの営業技術職だったのです。)

夕方、元町に帰って
ジーンズショップオーナーのM氏と「あきない話」(というか最近の不景気話)。
その後、中華料理屋でひとり夕食をとって帰宅。
「清盛」でフィニッシュでした。

ヨットのない「店主のOFF」、
・・・・なんてことはない「中年のおっさんの休日」になってしまいましたねぇ。
 

2012年4月29日 GWです。

 

再度山(ふたたびさん)の登山道谷あいにあるログハウス。昔から私のお気に入り住宅です。

 

GWが始まりました。

日曜日以外、休日には縁のない私にとっては・・・「つら〜い一週間」
あくせく働きます。

さてさて今週末、
海の予定もなく家人と朝から「プチ山歩き」。
新緑の六甲山系を楽しみました。
朝食はもちろん「灯籠茶屋」。
気持ちの良い屋外のテーブル席では
神戸在住の中華系華僑の人々やインド人の家族で大にぎわい。
朝から「関西弁のパーティー」がはじまっています。
神戸らしい風景です。

帰宅後、
先週の雨で延期の「ペンキ塗り」。
さび始めた家の玄関外の鉄扉をライトグレーに仕上げました。
ヨットの船底塗装のように念入りな養生からスタート。
作業時間は3時間ほどでしたが
楽しいメンテナンスでした。

夕方は入院中の友人を見舞いに大学病院へ。
友の病状は芳しくなく、
会話もできないほど。
日頃の私自身の健康管理の必要性も考えさせられました。

来週末はGWも大詰め。
・・・・海に出たいなぁ。

 

 

ペンキ塗装の仕上がりはパーフェクト!・・・と私は思っています。

 

2012年5月6日 淡路島津名へ

 

GWの6日ともなれば、ハーバーも閑散としています。



GW最後の日曜日。
5月20日開催の神戸祭りヨットレースのエントリーを済ませ淡路島へ。
ラブラド−ルレトリバーを専門に繁殖するブリーダー見学です。

愛犬「マック」が12年の生涯を閉じてはや3年。
同じ犬種の「次のマック」を探しに行ったわけです。

広い敷地に繁殖犬たちが10数頭。
どれも立派な「足の太い成犬」。(・・・足太が私の好みなのですが)
のびのびと健康的に育っています。

お目当ての5月1日生まれの子犬4匹は別棟。
今回はすべて引き取りが決まっているらしく
ブリーダー女史に次回の連絡を約束して帰って来ました。

 

わが家とお店のスタッフにと大量の「たこせんべい」を買い込んだアネロン洋子でした。


帰りに立ち寄った「たこせんべいの里」。

神戸淡路鳴門自動車道「津名一宮インター」という
(私にとっては)通過点近くにあるお菓子屋さんです。
ヨットクラブE氏にここの大繁盛の噂は聞いていたのですが
・ ・・驚きの集客力でした。

GWの日曜日。
いい旅が出来ました。
 

2012年5月13日 京都 「出町柳」にて

 

平和な鴨川の風景ですが、空中には食べ物を狙う「とんび」が多く、
「とんびに油揚げ」ではなく「とんびにサンドイッチ」をさらわれてしまいました。

 


5月13日は「母の日」。
お正月以来ご無沙汰の家人の母に会いに京都の実家へ
弟夫婦といっしょに、のんびり日曜日の午後を過ごしました。

午前中は所用で左京区の貴船に。
途中、あまりに川風景が美しく「出町柳」で昼食です。
「出町柳」は賀茂川と高野川が合流して鴨川となる地点です。
(京阪電車の出町と柳・・柳の辻・・の二つの旧地名を合わせた駅名なのですが)
二つの川の水量が程よく
川遊びの子供達を見ながらの昼食は
非日常的。

四方、山に囲まれた盆地のなかの水風景。
京都の自然の美しさに感動して神戸に帰って来ました。


 

いつも行列ができる、まめ餅の「出町ふたば」。出町の超有名店です。

 

さてさて来週からは
ヨットレース活動が続きます。
20日は愛艇upwindで「神戸まつりヨットレース」
翌週の26日、27日は
「西日本ミドルボート選手権」。
Imagine(デュフォー34 岡田オーナー)で
2日間の淡路島シリーズレースを楽しんで来ます。

 

 

2012年5月21日 神戸まつりヨットレース & 金環食

 


7:20に撮影した、わが家に降り注ぐ「木漏れ日」。すべて日食のため「わっか」の形になっています。

 

金環食の日、
早朝からいつもの金星台へ。
天気予報に反して神戸は「晴れ」・・・絶好の天体観測日となりました。
帰宅後、
わが家のリビング床に降り注ぐ「木漏れ日」は
まさに「金環食」型。(写真上)
室内のおもしろい現象に感動です。


さてさて今週末。
恒例の「神戸まつりヨットレース」に参加です。
出場は42艇。
終始心地よい「東の風」が吹き続き、
わが艇のレース結果はレーサークラス5位。
スタートからのコース取りが不味く
J/24のレース艇団では第1マーク6位回航。
塩屋沖のブイを廻ってからの「潮」の読みがあたり
ひたすら岸よりを走り第2マークではJ/24クラストップに。
そのまま逃げ切ることができ
ハッピーなフィニッシュとなりました。

14時30分から始まった表彰式。
外来艇が多かったこともあり
なつかしい顔ぶれに出会うことが出来ました。(下写真)

日本有数のヨットビルダ−に勤務していたお二人。久々の再会です。

 

今年度わがヨットクラブの会長に就任の「飯塚氏」(J/24ハングオーバーヘルムス)。
ノースセイル高野氏とチューニングのひそひそ話中です。

来週もレース。
場所は淡路島サントピアマリーナ。
西日本ミドルボート選手権に行ってきます。

 

いつも同じ写真です。フィニッシュ後の記念撮影。

 

2012年5月28日 西日本ミドルボート選手権


 

2日目は7人で戦いました。わがチームからは私を含め3人が加勢。スタートが冴えた岡田オーナー(左2人目)

 

今週末は淡路島。


洲本サントピアマリーナをベースに行なわれた「西日本ミドルボート選手権」へ参加です。

強風の得意なイマジン(DUFOR-34)に乗せてもらっての参戦でしたが
あいにく風には恵まれず2日間をとおして苦手とする微風のレース。
結果は15位(23艇中)と奮いませんでした。

イマジンは参加唯一のジブファーラー艇。
セールも白いペンテックス。
最新装備を施したミドルボートのなかでは
(ハンディキャップは下から2番目でしたが)
そうやすやすとは勝たしてはもらえませんでした。


優勝はわが須磨ヨットクラブの僚艇「出雲」(ヤマハ30S)。
オーナーヘルムス伊藤氏のねばり強いハンドリングと
長年のかわらぬチームワークが実を結んだものと思います。

2012年春の西日本ミドルボートのなかでは「出雲」が王者ということになります。
「出雲」チームのみなさん、おめでとうございます。


今回の伊藤氏や山本氏、横山氏(セントエルモ FARR31IMS)は親子での参加。
両艇とも将来を見据えたポジティブなレースへの取り組みを感じることが出来ました。

ヨットにはまったく興味のない息子をもつ私にとっては
・・・うらやましい限りなのです。


土曜日は洲本市内の「福一」で夕食。淡路の新鮮な魚を岡田オーナーに御馳走になりました。うまかった〜。

 

2012年6月3日 メンテナンス

 


 

ミドルボートクラスなどは安全のため「むき出しワイヤー」のライフラインが義務付けられています。
J/24クラスは今のところビニールコーティングのワイヤーロープでOKです。ハイクアウトが楽ですね。

 


レースや練習のない日曜日。
午前中に家(と店)の用事を済ませアネロン洋子とヨットハーバーへ。
今春やり残した愛艇のメンテナンスを行ないました。

整備箇所はライフライン。
前回の張り替えから4年。
スタンションにあたる部分が磨耗劣化し
レース中に切れる可能性もあったので
新品に取り替えです。

久しぶりに使うセージングマシン(ねじ込み式)に悪戦苦闘しながら
なんとか4箇所のワイヤー端処理を終えました。
J/24ルールではビニールコートしたワイヤーでも使用はOK。
ハイクアウトに関係する張り具合(10kgで10cm)を調整して
ライフラインは3時間で終了。
その後スピンハリヤードのピーク側振れ止めのカムクリートを取り付け
カニンガムロープの端止めをして
この日予定のメンテナンスは終わりました。

帰宅後は
高槻和宏さん解説の「レーシングタクティクス虎の巻」を熟読。
以前「舵誌」連載で読んでいたのですが、
レースに必要な「気になるルール箇所」のおさらいです。

・・・頭の中もメンテナンスです。

 

 

2012年6月10日 金星台

 


朝9時に元町で写真撮影。(写真提供 田村家具さん)

 

1874年 フランスの海軍が神戸諏訪山で金星観測をした記念石碑。上部に太陽面通過の様子が描かれています。

 

6月6日朝、
私の朝の道場「金星台」は
金星日面通過の天体観測で超満員(新聞によると300人は超えていたらしい)。
いつもの「のびのびトレーニング」は取りやめて自宅で朝トレ実施です。

次回の金星通過が105年後とのこと。
その時も私の愛する「金星台」は超満員ですかね(笑)
フランスの観測隊の138年前(と金星台の石碑に刻まれている)とあわせて考えると
250年の大物語。
宇宙の壮大さを思い知らされますね。

さてさて今週末。
梅雨入りとなった須磨沖で
ディンギーレースの運営手伝いです。

長田のパフから明石海峡のブローにシフトし
午後には南のブローも入って
ライトな風と潮に翻弄されたレース展開となりました。

私とケンさんはマーク係。
予定の3レース終了までマーク位置が定まらず気の抜けない運営となりました。

参加12艇中
優勝は飯塚組。
2位福富、3位小原組とJ/24メンバーがシカーラチャーターで上位を独占しました。

自艇参加のみなさ〜ん ・・・頑張って下さいね!!

 

アンカーロープ担当の私、翌日は「腰にきています」。(左 セントエルモ山本氏)

 

一日中、こんな感じの微風レースでした。

 

2012年6月17日 須磨ポイントレース

 


須磨名物のアフターパティーにて。 ファンタジアンチームと反省会中で〜す。

 

今週末は月1回のポイントレース。
1年間をとおしてのレースの折り返し地点です。

毎回のレース結果をていねいに積み上げなければ
良い結果は見えてこないハイレベルな「須磨ポイントレース」
ひとつでも取りこぼしがあれば
年末にむけて苦しい展開となります。

わがチームは秋の全日本選手権に参加予定で
ちょうど日程が重なるため
10月のポイントレースは欠席の予定です。
わがチームにとっては
ますます気の抜けないレースとなりました。

今月の結果は5位(第1レース2位、第2レース7位)
終始振れ廻る微風のなか
コースを考え過ぎて(特に第2レース)撃沈してしまいました。
・ ・・J/24クラスでの成績も1位4位
う〜ん、なかなか厳しくなってきましたねぇ。

さてさて
来週は「気象」の勉強会に行ってきます。
「気象予報士のカサヤン」こと笠原久司氏の
レースやクルージングに必須となる気象に関するご講演を頂きます。

氏が最近出版された著書
「航海のための天気予報利用学ムロングクルーズを夢見るあなたに」(舵社)

ただ今、熟読予習中です。