神戸元町WINDWARD「店主のOFF」2011年1月から3月まで

 

2011年3月20日、21日  海上練習 & 同志社大学卒業式

 

cowbellチームは甲南大学体育会クルージング部のOBが中心のチームです。

  

3月20日に予定されていましたポイントレース、(今年の初レースです。)
山本レース委員長と各艇オーナーの判断で中止となりました。

この日ニューセールで参加を表明していたcowbell、cross両チームは
気合いが抜けましたが、
気を取り直して朝から練習モード。
私はcowbellチームの(カンタムセール)チューニングをかねた練習に乗艇させてもらいました。

微風下でのcross(リドガードセール)との走り比べでは
スピード、角度ともcowbellが少し上回っていました。
ノースセールに乗り馴れている(?)私の感じでは
cowbellはさらにサギング量を増やす(マストステップをほんの少し後ろに)と驚異的な速さになるのでは・・・と、
私の「今年の要注意リスト」に入れました。

14時まで走って風が無くなり練習終了。
山陽電鉄「月見山」駅南の「お好み焼き すず」で反省会。
ルパンチームも一緒になって楽しい集いとなりました。

 

 

翌21日は朝から京都へ。

息子の卒業式に出席です。
会場はアネロン洋子の中学からの学び舎「栄光館」。
礼拝音楽を奏でるパイプオルガンで有名な建物です。
「息子が卒業した」という感慨よりも、
パイプオルガンから発せられるなつかしい音を聴き
昔日の学生時代を思い出し感動する家内が印象的でした。

さてさて、
来週には社会人となる息子ですが
研修が終わると九州博多に赴任します。(私は博多の街が大好きなのですが)

・・・ということは、
来年の博多のJ/24全日本選手権
宿舎から晩ご飯の手配まで

・・・・地元人間になった息子にまかせようかな??

 

2011年3月6日  ペンキ塗り

 

臼井氏(写真手前ブルーのつなぎ)は今年のクラブルーム委員長。彼の段取りでペンキ塗り作業は楽しく進みます。

 

今週末、
朝から今年3回目の海上練習を予定していましたが
クルーの都合がつかずセーリングはキャンセル。
(おとなりのcrossチームは5人乗りですでに出艇中です。いいなぁ!)

練習がない時は「整備」。
メインカニンガムのシートスプライスなど
ヤマハ藤田さんで道具を借りたりして
細かいメンテナンスを午前中に終わらせました。
ひとりで「もくもく」とやると意外にはかどるものです。

昼前には
わがクラブ室に隣接するデッキのペンキ塗りに参加。
手すり部と床立ち上げ部を白と黒のツートンに
水性ペンキで上塗りしました。
カレーライスの昼食をはさんで2度塗り、
気心の知れたメンバーと楽しく作業しました。
久しぶりに欧米風のクラブライフを楽しんだ気分です。
今回はかなり濃厚にペンキを塗ったので
2〜3年はもちそうですね。

作業のあと
ハーバー事務所で今年度の保管契約を更新したり
5月完成のセンターハウスの工事説明を聞いたりで
あっと言う間に夕方。

足立さんの船(モア moody31)で
昨年の五島列島から南西諸島クルーズの話と
今年の沖縄クルーズの予定を詳しく聞く「キャビン談議」で
この日はフィニッシュでした。

海には出れなかったけれど
私はとっても楽しかったのです。はいっ。

 

 

2011年2月27日  兵庫県ラグビースクール同窓会 & 須磨オーナーズクラブ例会

 

小学校からの息子のラグビー友達。左の2人は昨年末の大学選手権「国立」で大活躍でした。

 

26日土曜日はお店を早じまい。
息子が7才(小学1年生)からお世話になった「兵庫県ラグビースクール父兄会」の同窓会に出席しました。 

今春、大学4年の息子たちも社会人。
節目の年ということで
父兄だけではなくコーチや子供達も参加の
総勢40名のにぎやかな会となりました。

小学校時代の彼らの戦績は振るいませんでしたが
中高とすすむにつれて各人が実力を発揮し
多くはラグビー有名大学へと進みました。
大学卒業後も何人かは社会人リーグのラガーとなります。
(昨日の日本選手権の優勝チーム「サントリー」にも1年先輩のスクラムハーフがいます。)

息子シンタロウは大学でアメリカンに競技転向しましたが
幼少からの友人関係は不滅です。
すばらしいラグビー友達に恵まれ
ラグビー好きの父親から見れば、
うらやましい限りです。

 

「ViVi前川オーナー」特製の落水対策グッズ。自身の体験に基づいての制作物です。みんな真剣に聴いていますね。

 

翌、27日

わがホームポートである「須磨ヨットハーバー」で活動中の仲間「SOCの集い」がありました。
3ヶ月に1度の例会です。
メンバーはシングルハンドでセーリングを楽しむ方が多いのですが、
この日のテーマは2つ。
「落水から身を守るには」と「いかにラクチンな道具を使ってヨットライフを楽しむか」でした。

講師(と、言うよりは自慢話の主)は「ViVI前川氏」「IMAGINE岡田氏」「ウインドセーラー己斐氏」。
3氏とも須磨を代表するヨット歴40年以上のベテランセーラー。
かなりハイレベルなテクニックの講習会でした。
途中「アネロン洋子の落水談」もあり(・・彼女は5年前にJ/24ファンタジアンから落水した)
この夏には「実際に落水を体験する企画案」も飛び出しました。

日頃、レース活動主体の私ですが
ベテランクルージングセーラーの話・・・・・勉強になりますねぇ。

 

 

 

2011年2月21日  スマキング表彰式 & 海上練習

 

まん中で白く光る優勝のハーフモデル。今年も激しい争奪戦が予想されます。

 

今週末は海へ。
今年2回目の練習日です。
2月にしては暖かい南風のなか
わが艇とCROSS(福富艇)で走りあわせをしました。

午後からはファンタジアンクルーのアネロン洋子のために
星一徹の「1000本ノック」ならぬ「1000本ジャイブ」の特訓。
彼女はヨット歴37年にしてポール返しの「こつ」を少しつかんだようです。
微風とは言え53才のおばさんクルーでも楽しめるJ/24
優しいヨットですねぇ。

練習後、
ハーバー4Fレストランで「スマキング」恒例の表彰式。
優勝はわが「upwindチーム」。
過去4年のうち3回目の優勝です。
6艇23名のJセーラーに祝ってもらいました。

式後の歓談で、
カウベルチームがカンタムセールを新調、
ファンタジアンチームもノースセールを新調
そしてハングオーバーチームが新しいマストのチューニングに余念がない・・・等々
来年度の各艇の「打倒!upwind」(?)の意気込みを聞かせてもらいました。

3月からスタートの年間シリーズレースですが
すでに戦いは始まっています。

ディフェンディングチャンピオンのわがチーム、
今年も真剣にがんばりま〜す。

  

微風のなかの練習。クルー不足のわが艇は3人ですが、スピンネーカーのトレーニングもしっかりこなしました。

  

 

2011年2月13日  旧新島邸 & 卒部式

 

旧「新島邸」は白壁のなんの飾りもない建物外装ですが、質素な校祖「新島襄」の生活をうかがうことが出来ます。

 

今週末は京都。
寺町丸太町上ル「新島会館」へ。
隣接する、校祖「新島襄」旧邸前で記念撮影です。
(残念ながら休邸日で「お宅拝見」は出来ませんでした。)

私は学生時代に(35年くらい前ですが)一度訪れたことがあったのですが
昔よりも美しい外装になっているような気がします。

旧邸は明治11年建造の洋風建築。
1F暖炉から配管が施されんなんと2Fにも温風が吹き出ます。
いわば130年前の「セントラルヒーティング」。
他にも明治初期にしてはいろいろな新島先生の工夫の見られます。 
3月から一般公開されてます。(公開日は調べて下さいね。)
一見の価値はありますよ。

 

卒部の挨拶をするシンタロウ。なかなかしっかりしたスピーチでした。(・・オヤバカですいません。)

 

午後からは「新島会館」で200名の大パーティー。 
息子の所属するアメリカンフットボール部卒部式(OB会主催)・懇親会へ出席です。
現役4回生、来期幹部の3回生、OB、監督、コーチ陣そして私たち後援会が一同に集い
彼らの新たなる出発を祝いました。

4年前の息子の高校ラグビーの卒部式の時にも強く思ったことですが
ラグビーやアメリカンなど格闘系の厳しい学生スポーツは
体調管理、衛生面で「母親」の存在なしではなかなか継続は難しいと思います。
監督も学生指導だけではなく
お母さんを集めて「母親ケア」に力を入れると
チーム力は格段にアップすると思うのですが。

OB会も今回のように現役学生を祝うだけではなく
「母親おつかれさん会」を開催してはどうですか!?

・・・関西の「おかん」のパワーはすごいですよ。

 

 

2011年2月6日  シアトル「STARR」号

 

須磨までの回航メンバーで記念撮影。ドンさん(左)シャリーさん(左2人目)夫妻のドライビングはさすがにスマートです。

  

5月には「2011タカラブネレガッタ」が開催されます。
このレガッタ
私の所属クラブとアメリカの名門「シアトルヨットクラブ」との(ヨット競技の)定期戦のことなのですが
3年に1度相互に訪問しヨット競技をとおして親交を深める民間外交行事なのです。

5月の須磨開催に先がけ、
シアトル側訪問団の団長から
「ドン、シャリー夫妻」が日本滞在中であること。
そして愛艇STRR号で須磨を表敬訪問する予定であるという情報が入りました。

外国艇好きの私は(特に北米の美しいヨットが大好きなのですが)
この情報源であるシアトルメンバーに詳しい己斐さんにお願いして
ベルポート芦屋から須磨までの「STARR号」の往復航海に乗せていただくことになりました。

「STARR号」
75ftの大型ボートで巡行スピードは約8.5kt。
無給油でシアトルからホノルルまで航海し
その後南大平洋(ミクロネシア)、トラック諸島を廻り
父島、伊豆諸島を経て兵庫県芦屋に到着。
芦屋を拠点に瀬戸内などをクルーズ中です。

オーナーのドンさん、シャリーさん夫妻は
シアトルでマリーナを2つも経営する気さくなアメリカ人。
京都や奈良が大好きな日本通です。
4月くらいまで芦屋に滞在予定です。

3時間ほどの須磨滞在でしたが
わがクラブでの「関西風お好み焼きパーティー」のもてなしに大喜びしていただいたようです。

シャリー夫人は「広島のお好み焼き」も瀬戸内クルーズで経験済み。
・・・どちらのお好み焼きがおいしかったのでしょうか?
 

 

恐ろしく美しいSTARR号では久しぶりに「シアトル」の香りを楽しめました。艇内外のメンテナンスは100点満点です。 

  

 

2011年1月30日  ノースセール高野氏と

 

ハーバーハウス4Fのレストランから見る須磨海岸。その景観は海外リゾートに負けていません。

 

寒い日曜日です。

僚艇「J/24ファンタジアン」がセールを新調しました。
もちろん今シーズンの好成績を目指してのことですが
マストチューニングを兼ねた納品のため
ノースセール高野氏が須磨にやってくることを聞き
この日整備予定のわがチームも「高野クリニック」に参加させていただきました。

高野氏はJ/24ワールドで好成績をおさめたチームのセールトリマー。
(オーストラリア大会では8位、メキシコ大会では4位)
国内でのJ24セールに関する情報量はトップレベルです。

2009年よりクラスルールの変更で
ジェノアセールが新素材「アラミド」を利用できるようになり
(従来の「ペンテックス」よりも伸び率が少ないのですが)
その特性、扱い方などをじっくりとクラブルームで教わりました。

座学のあとは
「ファンタジアン」艇上でセールにあわせたマストチューニング。
北西風が冷たく手が不自由でミリ単位の細かい作業はたいへんでしたが
高野氏のていねいなチューンが施されました。
今シーズンの「ファンタジアン」の走りは要注意です。

午後からは、
わが艇も予定の整備。
バックステイの金具を付け替えたり
シャックル、リングピンを交換したり
ビニテを巻きなおしたり

・・・3月のレースが待ち遠しいですねぇ。 

 

微風時のフォアステイのサギングに大いに関係あるバックステイ金具の重さ。村田トリマーのこだわりは相当なものです。

 

2011年1月23日  兵庫県立美術館

 

夜明け前のトアロード「神戸クラブ」正門前、西の空に明るい月が沈みます。

 

骨折以来中断していました「朝のトレーニング」を再開しました。
トレーニングといっても散歩に毛がはえた程度なのですが
もくもく(?)と朝の山本通、北野町界隈を早足で歩いています。
ここ数日は日の出前の月が美しく
澄んだ冷たい空気のなか月の光がきわだっています。

さてさて、
海の予定のない日曜日
午前中に家の用事をすませ
兵庫県立美術館へ。(実は・・・・招待券をいただいていたもので)
森村泰昌「なにものかへのレクイエム ー 戦場の頂上の芸術」を鑑賞してきました。
彼の専門は「セルフポートレート」。
自らの身体を使って世界的に有名な絵画や有名人などを表現しています。
著明な作品は
下の写真のアインシュタインの他にヒトラー、毛沢東、マイケルジャクソン等々。

私も弊ホームページに掲載の自分写真は「セルフポートレート」が多いので
「森村泰昌」の芸術をちょぴり楽しむことが出来ました。

 

この写真は「セルフポートレート」ではありません。アネロン洋子の撮影です。念のため。

帰宅後、
YOU TUBEで音楽鑑賞。
息子の自慢のBOSE製ヘッドホンを借りて
夜までセロニアスモンクやマイルスデイビスの「オールドJAZZライブ」三昧。

・・・私には珍しい「芸術鑑賞の日曜日」でしたねぇ。

 

  

お昼は元町3丁目「ログキャビン」のランチ。小さい頃からポテトサラダの大ファンなのです。

 

 

2011年1月16日  40ノットオーバー

 

とても寒いですが、いつものメンバーで練習です。ハングオーバーヘルムス飯塚氏(左)もこの日の強風を楽しみました。

 

年に1回あるかないかの大寒波の日曜日(と、ニュースでは伝えていましたが)
練習好きな(?)わがupwind5人チームは、
誰もいない須磨沖を果敢に走り回りました。

気温が低いだけではなく
強い西風が明石海峡から吹き荒れ(地元漁師は「大西」とよび恐れられている強風)
クラブ艇「出雲」の風速計は40kntを超えていたらしいのです。

風速計のないわれわれは恐いもの知らずで
白波のうえを飛んでいくうさぎを見て
「すげぇー、すげぇー」の連発。
「ブーン」というキールとラダーの共鳴音に大喜び。
・・・風速40ノットオーバーと知っていたら出艇は見合わせていたと思います。

沖の海面がますます吹き上がり
岸よりに戻り長田沖でマーク練習。
タック練習後ジャイブをしたところで
スピンクロスのバーストを発見。
長田沖海面も強風の危険域に入ったので
そうそうに練習を打ち切り帰港しました。

寄港後は、
いつもの細かい整備。
スピン補修、ティラー角度調整、そして船台塗装まで
その日発見の修理は即座に実行します。

今年も「練習と整備」をくり返し
1年間グッドコンディションでレースを楽しみたいものです。

それにしても今日の強風練習
短時間のわりには「実になった」と思っているのですが、

・・・・満足しているのは私だけかな?

 

夕方は息子のおすすめで二葉町「マルキ」の「かわりモダン焼き」。「ディープな長田」を楽しみました

 

 

2011年1月9日   木造艇見学とラム酒パーティー

 

 

「K1」の艇名の由来は不明ですが、オーナーと愛犬「ジャック」(ボーダーコリー)と「K1」、しぶい関係ですねぇ。

 

少し遅くなりましたが、
明けまして、おめでとうございます。
本年もさぼらず「店主のOFF」を更新していきます。

さてさて、
2011年最初の私のマリンライフは木造艇見学から始まりました。
昨年秋に新西宮YHから引っ越してこられた「K1」(横山晃設計21ft自作艇)をじっくりと見させていただきました。
須磨一の谷在住の「林オーナー」は材木商。
船齢は35年と古いのですが
オーナー自ら内装壁や造作をすべて「ヒバの木」でやりかえてあります。
この「ヒバの木」は耐久性が強く
なんと言っても木の香りがすばらしい。
一緒に艇内見学した「ますお」さんや私の加齢臭(?)なんて吹っ飛んでしまいました。
内装、外装とも味があって「いい雰囲気」の艇です。

林オーナーは材木商の他に
木材用塗装材「シッケンス」の輸入販売会社も主宰されています。
「シッケンス」を御希望のオーナーは連絡下さいとのことでした。

 

ダブルプランキングの構造とひばの内装をじっくり見学のますおさん。彼の木造艇好きは「須磨ナンバーワン」です。

 

木造艇見学のあと、
同じ桟橋の「ViVi5世」へ。
新春恒例の「ラム酒を楽しむ会」へ参加してきました。
昨年も前川オーナーから招待を受けデッキで楽しんだのですが、
今回は寒かったのでキャビン内でのパーティーでした。
参加は前川オーナー、私とアネロン洋子の他に、
ますおさん(キーホー)大西さん(アークティックターン)足立さん(MORE)己斐さん(いちもくさん)長谷さん(ジューンブライド)
途中から村田(アップウインド)と9人のにぎやかな会となりました。

新しい「パッサーズラム」(別名 ネルソン提督の血」を飲みながら
元タンカー船長の「大西さん」の外洋航海の苦労話
いろいろ聞けて

・・・楽しかったですねぇ。

 

大西さん(右2人目)は現在は「水先人」。大型船ブリッジから見た「ちっぽけなヨット」の話は興味深いです。