神戸元町WINDWARD店主の週末情報2009年1月から3月まで

 

3月22日 母校、同志社今出川キャンパスと仁和寺 

 

赤煉瓦の建物群のなかで、同志社のイメージ色の強い「クラーク館」。昨年リニューアルされて見学会が催されています。

 

今週末は、久しぶりに同志社今出川へ行ってきました。
息子のアメリカンフットボール部の父兄総会への出席でした。
会場は寒梅館(旧学生会館  上の写真の建物ではありません。)。
この建物
われわれが学生の時はいわゆる「アジビラ」(学生運動のはり紙)が壁一面に貼りつけられ
安価な学生食堂のある汚いイメージでしたが、
卒業後30年の現在は
法科大学院を含む赤煉瓦の美しいビルに建て替わっていました。
この寒梅館だけではなく
他の学舎も30年前よりもさらに美しく保存されて
楽しかった学生時代が鮮明に蘇りました。
思い出多い場所を訪れると脳内が活性化されます。

さてさて本題の父兄会、
(・・・そもそも父兄がひとりでも多くゲーム観戦に行くことを目的とする会ですが)
昨シーズンの成績が悪かった(リーグ最下位)こともあり
30名そこそこの少ない出席でした。(現役部員は100名以上います。)
OB会長の挨拶では
「今年のチームは昨年より若干弱い!」との報告。

・・・ということは、
今シーズンはリーグ最下位以下の成績、
つまり、2部落ちの可能性が高いということ。
ますます、父兄の観戦意欲が落ちますねぇ。

嘘でも「今年のチームの実力は昨年以上です。今年はやりまっせ!!」くらい言って欲しかったなぁ。

父兄会が昼からでしたので 
午前中は以前から希望していた「仁和寺」を参拝。
昨年、ヨットクラブ前川氏に
ベルギーのフラワーアーティスト「ダニエル・オスト」の仁和寺での2004年展覧会DVDを見せてもらい 
是非行ってみたいと思っていました。
広大な境内での多数の国宝、重文、
真言宗の仏教建築と花の調和

・・・充分堪能してきました。一見の価値ありですね。

各層の屋根の大きさが同じなのが特徴の五重塔。重文です。

仁和寺は世界遺産に登録された美しい真言宗本山です。特に御殿の回廊と境内のベニツツジが美しかったのです。

 

 

3月15日 須磨ポイントレース

 

今回もクルー体重合計は470kg。特にフォワードが重いのです。

 

今週末は3月のクラブポイントレース。
いつものメンバーでレースを楽しみました。

朝から調子良く吹き続けた西風(5m/s~7m/s)は
お昼頃から南の軽風に急変しました。
風向にして30度から40度の左振れ。
不利なサイドからのスタートで大きく出遅れた第2レース
フィニッシュまで最初のロスは取り戻せませんでした。
10艇中の3位、5位で総合4位という結果でした。

タクティクス担当の私としましては
昼からも明石海峡からの吹き込み(西風)が続くと確信し
南へ振れることなどを予想だにしなかったことが悔やまれます。

・・・とは言え、
先々週に難解に壊れたラダー金具を
レース前日までに見事に修復していただいた
シーミュー(ヤマハ31F)中島オーナーと内山さんに
感謝!感謝!です。
おかげさまで2レースも楽しめたのですから。

レースが終わって記念撮影。いつも同じシーンですいません。

さてさて、
来週は久しぶりに京都へ行きます。
昼から息子のクラブ父兄会へ出席です。
午前中は古寺見学を楽しむ予定です。

 

 

3月8日 ヨットハーバー(1次工事)完成間近 

 

 

須磨ヨットハーバーは「太陽がいっぱい」に出てくるような斜路式上架装置を30年使っていました。
今年度から2連のベルト式高速上架装置となります。

わが艇のホームポート「須磨ヨットハーバー」
昨年からの改修工事がひと段落です。

利用者の長年の懸案事項であった
ベルト式上下架装置(25tと3.5t用)がようやく
ハーバー中央に敷設されました。
4月からの稼動を待つばかりです。

コンクリート製ポンツーン(浮き桟橋)も
最後のD桟橋の設置が終わりました。
1年間に及んだ第1次のハーバー改修工事も
年度末前に最終段階に入っています。(下写真)

来月から1年間
消波のための堤防工事(第2次)が始まります。
港内に入ってくるの波のエネルギーがいっこうに消えないからなのですが
揺れる海面の「日本三大悪ハーバー」の汚名返上となるのでしょうか?

私としましては
先に2次工事に着手して貰いたかったのですが
すでに波のため金属疲労が出ている新桟橋の状況から考えますと
脆弱な箇所を早い段階で発見できたという点では
今の工事手順で良かったかもしれません。

来年4月には静穏なハーバーになっていることを期待します。

新調のコンクリート製ポンツーン。どっしりとした桟橋は係留中のヨットとは違う鈍い揺れかたです。

 

さてさて、
今週末、先祖供養の大好きな(?)私は朝から「お墓参り」。
・・・お彼岸には行けそうにもないので早めに済ませてしまいました。
その後、先週のヨット修理の打ち合わせのためハーバーへ。
午後からは自宅にて読書・・「国家の罠」(佐藤優著)。
夕方、広東料理店「良友酒家」でフィニッシュでした。

来週はクラブレース。
週末までにわが艇の修理、なんとかしなくっちゃ。

 

良友酒家の名物「醤油鶏」。旬の「牡蠣」かた焼きそばといっしょに・・・美味です。

 

 

 

3月1日 Cayho(キーホー)に曳(ひ)かれて須磨整備・・・

 

キーホー「ますおオーナー」は、舵の効かない我が艇を2本の曳航索でコントロール。感謝!感謝!です。

 

・・「牛に引かれて善光寺」じゃないですが

日頃の愛艇の整備点検不足が
週末の慣れない強風海上練習で如実に現れました。
ラダー(舵板)と艇体をつないでいるステンレス金具(下写真)が
見事にもぎ取れて、
ラダーが効かなくなり
須磨沖を漂流する事態になってしまいました。

たまたま近くで帆走を楽しまれていた
木造美艇「キーホー」のオーナー「ますお」さんに携帯SOS電話
ゆっくり微速で曳航され
無事母港へ戻り、
夕方までじっくり整備作業をすることが出来
事なきを得ました。
まさに表題のとおり
「キーホーに曳かれて須磨整備」だったのです。

わが艇も船齢は20年
大丈夫と思っている箇所も
油断は禁物。
今回のような事態が全日本選手権でおこると
1年間の努力が水の泡となってしまいます。
日常的に整備点検することが必要だと思い知らされた出来事でした。

朝からの単独練習でショートコースを5本
その後、クロスチームとブローのなかのソーセージコースを5本
そして山田艇長から私にヘルムを代わった直後の出来事

久しぶりのヘルムマン・・・ちょっとラダーを酷使しすぎたかな??

 

ちぎれた分厚いラダー金具。ステンレスと言えどもたまには点検が必要です。

 

 

2月22日 ポートアイランド IKEA

 

商品名はスウェーデン語。¥149とか¥249の価格設定が多いのです。

 

海の予定のない週末
IKEAポートアイランド店へ。
私としては今回2度目のリピーターですが
以前同様、店内は若い家族連れで盛況でした。

「安価」でありながら「上質なデザイン」というコンセプトの北欧家具屋
今回は時間をかけじっくりと見させてもらいました。

家具だけではなく、
雑貨、食器、電化製品、食料品・・etc
簡単なスウェーデン料理のレストラン&カフェまで
基本路線にブレのない店鋪を実感しました。

ポートライナーの車両をIKEAロゴに塗り替えたり
駅名を「IKEA前」に命名したりと
かなり細かく考え抜かれた商売
わたしにはとても勉強になりました。

じっくり見させていただき、
勉強もさせていただいた割には買物額は・・・2千円ちょっと。
・・・最近の私のふところはシブイので〜す。

さてさて、
来週は須磨でメンテナンスと練習。
CROSSチームといっしょに頑張ります。

 

2月15日 「風」か「潮」か? 須磨ポイントレース

 

100kg超級巨漢新人(左3人目)が仲間入り。合計体重470kgで300kgのファンタジアンと勝負します。
この重量、いわば星一徹の「大リーグ養成ギプス」のようなもの。400kgになったときは飛んで行きます??

 

今週末は濃密なヨットレースを須磨で楽しみました。
前日の土曜日まで吹き荒れた「春一番」ですが
日曜日朝にはそよそよの東風。
昼前には南西から西の3~5m/sの冬の軽風が吹きはじめました。

明石の潮流もmax3.5knt。
海峡から吹き出す弱い西「風」と
東から西に流れる「潮」
どちらにコース選択の重点を置くかという
タクティシャンには悩ましいレースとなりました。

最初の選択は「風」
第1上マークまでの上りレグは濃いブローの吹く右海面を選択。
ところがコース中盤で左海面のフリートに先行され
明らかに沖の「潮」の影響力が大きいことが判明

答がわかったその後は、
上りは沖、下り(フリーレグ)は岸のセオリーを守りきり
第1レース 2位、第2レース 4位 
修正総合1位という、結果としては喜ばしいものとなりました。

・・・ただし
「風」「潮」の自然現象
そう簡単ではありませんでした。
2レース中計5回の上りコースがあったのですが
最終の1本のみ岸コースが断然良かったのです。
最初とは逆に「潮」が時間とともに弱くなり
「風」の影響力が強くなったわけですが
それに気付いた時はもう遅く、
下マークまで大きくリードしていた
「メイテイ」「ハングオーバー」にはるか先行されてゴールを切られてしまいました。
すぐうしろの「ファンタジアン」をカバーするため
同じコースの「沖」をとったのも間違いではありませんでしたが
答えを信じ油断してしまったということです。
ない知恵をいっぱい絞ったレース展開でしたが
ほんとにヨットレースは難解なものです。

先日も書きましたが
「ヨットレース」は人生そのもの。
・・・・・正解が分からないまま一生が終わりそうですね。

 

 

2月1日  西宮ガーデンズ&スマキング新年会 

 

4F飲食フロア。どの店もウエイティング。わたしは長時間並んで入店するには抵抗があります。

 

今週末は話題の「阪急西宮ガーデンズ」に行ってきました。

小さいころから「ブレ−ブス」ファンの私にとっては
なつかしい阪急西宮北口。
駅2F改札からそのままデッキで「西宮ガーデンズ」入り口に直行です。

グランドオープンから2ヶ月が過ぎましたが
どの売り場も、ひとひとひとの波。
まだまだ、開店景気が続いているようです。
お昼時には4F飲食店フロアはどのお店もウエイティング状態。
しばらくは、三宮や梅田のお客さまを独占します。

ここ「阪急西宮ガーデンズ」に限らず
最近できたショッピング街は
すべてのお店に「すき」がありません。(・・どの店も多額の資金をかけているのですから当然ですが)
全国に展開中のアウトレットモールによく似ています。
元町育ちの私には、買い物途中で
「ホットできる空間・・・まちのすき」を欲してしまいますが
綿密に計画され創られた(と思われる)新しいまちには
案外、「すき」は存在しません。

「すきのないまち」に違和感を感じ
見学もそこそこに、1時間ほどで引き上げてきました。

・・・疲れました!!

もうひとつ違和感を感じたのが下の写真。
駅の2Fから直接つながるデッキ。
このみち(デッキ)は、既存の西宮北口周辺のまちなみをスルーしてしまいます。

例えて言えば
神戸港中突堤地区にJR西日本が巨大ショッピングモールを建設し
元町商店街の頭上を突き抜ける大きな歩道を
JR元町駅ホームから直接伸ばすようなものなのです。

新しいまちの売り上げアップのために
長年かけて形成されてきた「固有のまち」を排除し無視する鉄道会社
・・・おかしいですねぇ???

以前の西宮球場周辺のまちなみはなくなってしまいました。デッキは動く歩道となっています。

夕方は、新年会。
3年目に入った「スマキング」
総勢24名、三宮の居酒屋で宴会です。
第2回の栄えある勝者はベテラン「ハングオーバー」チーム。
わがチームは昨年は惜しくも2位。
敗因は「出だしからの気合い負け!」
今年はリベンジします。

 

旧ハンサムチームオーナー池田氏からハングオーバーチームへ優勝J/24ハーフモデルが授与されました。

 

 

1月25日 大倉山図書館

30年ぶりの図書館。以前のファサードのほうが風格がありましたね。

今週末は久しぶりに大倉山中央図書館へ行ってきました。
大学生のとき以来ですので30年ぶりです。
試験中の息子がめずらしく「図書館で勉強する!」
と言うので、一緒に出かけました。

最近のわたしの生活、
パソコン画面から手軽に情報を得ることが日常的となり
本や新聞から情報を得ることは少なくなっています。
もともと読書は好きな方ですが
こう毎日仕事におわれると
なかなか、じっくり本を楽しむ時間がとれません。

予定のない日曜日、
自習室へ消えて行った息子をしり目に
図書室でゆっくり読書と決めました。
寒い日の休日とあって閲覧室は満席状態。
なんとか席をみつけ
じっくりと本と向き合いました。
谷沢永一著「官僚、もうええかげんにせい!」
お昼から5時間かけて読みました。
今話題の「天下り」「わたり」につながるテーマ

・・・おもしろかったですね。

昼食は神戸の中華そば「もっこす」本店。これでもかというくらいチャーシュー攻めにあいます。

夕方、帰宅してからもパソコンを立ち上げずに読書!
頭の中が読書を欲しているようで
読みはじめていた小林多喜二著「蟹工船」を読み終えました。

どちらも「旬」のこの2册
じっくり今の世の中を考えさせられます。

さあ、明日からは日常にもどって肉体労働者。
喫茶店の運営に精出しま〜す。

 

 

1月17日  南京町にて

 

新年会のあと南京町のバーで。同業の珈琲店主はたくん(小学校からの友人)とこれからの「元町」を語り合います。

 

わたしの所属する神戸元町商店街
5つの商店街振興組合が連合しています。
毎月第一火曜日は個々の商店街の役員が集まり街の諸問題を協議します。
特に1月度は役員会のあと、夕刻から新年会が催されます。
神戸を代表する北京料理店「第一楼」がこの何年間か会場となっています。

この宴会
新年挨拶、新役員の紹介、新年度にあたっての商店街の意志統一が主な目的ですが
東西1.2km、350店鋪の長いアーケードのなかで、
日頃話すことのない店主同士の情報交換の場でもあります。

話題はもっぱら最近の不景気ばなし。
暗い話題に追い討ちをかけたのが、
昨年末に実施された商業コンサルタントによる「元町診断」
その報告によると
元町350店鋪のうち震災後14年間に新規開業が120店鋪。
その120店鋪の多くは「前向きの商売」。
残りの「老舗店」の多くは「守りモード」に入ってる「後ろ向きの商売」。
この老舗店が街を弱体化させている・・とのことでした。

「老舗」が原因と言われても・・・。
創業100年以上の風格ある「老舗」が25軒もあることが「元町」の特色
むしろ、その「老舗」が街の品格を維持してきたように私は思うのですが。
新店舗の120店には大手チェーン店、ファーストフード店、ドラッグストアなどなど
街固有の文化を発信できない店鋪が多くあります。

このコンサル発言、
わたし的には大いに異論のあるところですが
こんなことに腹をたてるわたしの商売も
そろそろ「守りモード」。
WINDWARDも今年で開業27年、
攻撃的商売を展回するにはエネルギーがいりますねぇ。

  

 

 

1月11日  須磨ヨットクラブ新年祈願パーティー

 

 

五島列島クルージングの話で盛り上がるグループです。

 

今週末、ホームクラブで新年会です。

「今年はメンバー1人につき若い人を1人、必ずハーバーに連れてきて下さい!」
という西畑会長の「年頭の厳命」で始まった2009年度新年祈願祭
なるほど、
まわりを見渡すと参加メンバーの高齢化がすすんでいます。

ヨットを楽しむ若い人が全国的に少なくなっていることが主な原因ですが
わがクラブは高齢化だけではなく、
メンバー数そのものが減少傾向にあります。
このままだと
同好のメンバーでレースやクルージングなどのイベントを実行できない
「限界ヨットクラブ」になってしまいそうです。

宴会のあとのクラブ運営会議
毎年7月に開催する「ディンギーヨットスクール」を発展させ
今年はクルージング委員会と合同開催で「クルーザースクール」を検討中です。
この「クルーザースクール」
やり方によっては「団塊の世代」などの参加で会員数増大につながるかもしれません
高齢化は解消されませんが
わたし的には、おおいに期待しています。

ところで
宴会での話題はもっぱら「病気」「年金」「孫自慢」。
・・・ヨットの話はその次くらいですかね?

 

 

宴会には珍しい「赤ん坊」(クドウJr)。こわごわ抱きの小原さんでした。

 

大改修中の須磨ヨットハーバー。上架用クレーンの基礎工事(写真右)が進んでいます。

  

 

1月1日 初日の出

 

まん中のビルの上にうっすらオレンジ色の「ご来光」が・・・。金星台から「美しい神戸」をのぞむ。


わがWINDWARDは正月2日から営業。
つまり、私のOFFは12月31日と1月1日のみ。
年末31日は家内の実家(京都)で過ごし、
1日は家の中でごろごろ寝正月が最近のパターンです。

正月なんて関係のない「愛犬マック」との「初日の出」散歩はサボれません。
今年は家を出るのが少し遅くなり、
近場の「金星台」でご来光を待ちました。

写真のように、水平線から上は雲におおわれ
「日の出」を根気強く待ったのですが
時間より20分過ぎても見れなかったのです。(・・いつのまにか日の出は終わっていました。)
唯一、ビルの上にオレンジ色に輝くうすい雲の部分があり
それを「ご来光」とみとめ
満足して(?)帰ってきました。

一年の「始まり」はあっけないものです。
最近は「物忘れ」や「見間違い」そして深刻な「老眼」に陥っている私の体です。
ちょっと「よそ見」をしたり「ぼんやり」すると物事(の本質)を見落としてしまいます。

・・・今年は今まで以上にしっかり「目を開けて」生きて行くことが目標です。

みなさん、「ぼんやり」の私ですが、どうぞ今年もよろしく!!