神戸元町WINDWARD「店主のOFF」情報 2006年10月から12月

 

12月23日  ヨットクラブクリスマスパーティー

 

 

今年新入会の「cross」の御夫妻です。すっかりメンバーに溶け込んでしまいました。

23日の夕方から急に悪寒、のどの痛み、発熱の三重苦の風邪に見舞われ
声が超ハスキーになってしまった(ほとんどしゃべれなくなった)私ですが、
年末のかき入れ時にちょっと無理をして、
楽しみにしていたヨットクラブのクリスマスパーティーに参加してきました。


「メリケンオリエンタルホテル」でのパーティーは昨年に続き2回目ですが、
私のお店からも近いこともあり、今回もおおいにクラブライフを楽しませてもらいました。
参加人数は昨年より若干減りましたが(80名)、
ウエスタンバンド「テキサスロード」の迫力ある演奏や、アルコール濃度ゲーム、
豪華景品のあたる福引き大会などいろいろとおもしろかったのです。
パーティーを盛り上げていただいたクラブ委員会の方たちに感謝します。

 

恒例の「昔の三人娘」2006年版です。

今回のパーティーで私の中での大ヒットは下の写真のお二人
ディンギーで活動する夫妻のジャズ演奏でした。
御主人の工藤さんは京都在住のプロのジャズピアニスト。
演奏はBill Evansの「Here's That Rainy Day」。
実はこの曲の大ファンなのです。
ちょうど、パティー前に私のお店のCDでこの曲を聞いていたばかりだったのでびっくり。
生の演奏はCDのBill Evansよりもさらに「感動もの」だったのです。

実は工藤夫妻、12月20日から新婚旅行で渡米が決まっていたらしいのですが
ある事情で先送りとなり「ニューヨーク」行きが神戸市「チューオーク」行きに変更になったそうです。
私にとってはこのピアノ演奏はたいへんラッキーだったのです。
工藤さん、来年も来て下さいね!!

 

 

 

12月17日  12月度須磨ポイントレース   

 

 

須磨在住のムッシュ山田(中央の青い帽子)が助っ人参加でした。

私の所属する「須磨ヨットクラブ」の今年度最後のレースに参加しました。
毎月第3日曜日に開催されるこのレース、クラブ艇が年間で10回ほどの熾烈なポイント争いをします。
今年は西宮でのJ/24クラスのレースが重複して同じ日に多く開催され、
わがupwindチームは西宮を優先しました。
その結果、まともに須磨に参加したのはこの日をいれて2回だけ。
15艇中11位という結果に終わりました。
それでも最終レースは得意の強風のなか、堂々の1位という満足できる成績でした。

 

優勝艇のお立ち台。橋本ファミリーとアネロン洋子でした。まん中には念願の優勝カップです。

年間優勝は家内アネロン洋子が所属する「ファンタジアン」チーム。
橋本オーナーを中心に奥さんの「ひとみさん」や次男「そう君」などファミリーがうまくまとまり
文字どおり抜群のチームワークでの勝利でした。
全国広しと言えども家族でクラブレースを制するチームはそうありません。
ほんとにおめでとうございます。


さてさて、ファンタジアンの勝因は軽風域のレースが今年は多かったことだと思います。
全日本出場で軽風が少し速くなったと自負するわがチームですが
2007年は軽風域で、ファンタジアンと決着をつけたいと思います。
1月から勝負ですぞ!!

 

 

 

 

 

12月10日  関西の湘南海岸・・・舞子、塩屋をツーリングです。

 

アジュール舞子・・・作られた砂浜です。陥没事故は記憶に新しいです。


神戸は「海や山のきれいな街」と形容されますが
とくに私の好きなビュースポットは「塩屋」から「舞子」にかけての海岸線です。
将来自分の「家」を建てるなら潮見台町か塩屋町のあたりでと希望した時期がありました。
海面から50m以上の高さで、200゜以上の海の眺望があり、浜には徒歩5分、サンセットを見ながら夕食を楽しめる・・・
という、欧米人のリゾート水準を知り
30才代後半はこの条件を満たす家を頻繁に家内と物色したものです。

その夢はかなわず、(今は街なかの中央区暮らしです。)
50才になった今でも、この辺りは私の憧れスポットなのです。

さて師走の風が吹く12月10日、
5年に一度の運転免許の書き換えに明石まで行ってきました。
愛車ヤマハマジェスティー250ccで阪神高速をぶっ飛ばして、午前中に更新を済ませ、
帰りは、大好きな海沿いの国道2号線を寄り道をしながらゆっくり帰ってきました。

まず、上の写真
明石海峡を一望できるアジュール舞子の浜で休憩しました。
人工的に作られた砂浜ですが、うまく景観に同化しています。

 

ショッピングモールの向こうにはヨットハーバーがあります。

 

舞子から少し東に走ると、御存知「ポルト バザール」。
アウトレットモールとマリーナを共存させた複合施設です。
大好きなアウトドア用品と省スペース利用の浮桟橋を見学してさっさと(長くいるとついつい無駄使いしてしまいます)
塩屋へ向かいました。
塩屋町の西エリアはジェームス山と呼ばれる外人居住区があり
神戸で働く欧米人が昔から好んで住み着いた場所なのです。
敷地の広さ、車道のデザイン、植樹など日本のまちなみとは大きく違っています。
もちろん下の写真のように遠く紀淡海峡まで見渡せる絶景付きの住宅なのです。

午後の3時間ほどでしたが、
久しぶりの塩屋、舞子界隈を堪能しました。
私の価値観は30才から変わっていないことを確認しました。

 

水平線は普通自分の目の高さにあるものです。なぜかジェームス山からは水平線が高く目前に迫っています。

 

 

 

 

 

12月3日  「ノリオハウス」の見学です。

 


逆光での撮影。とにかく日当たりの良い健康的なハウスなのです。

 

現在の日本では「ログハウス」というと、
アウトドアでの宿泊設備と考えるのが一般的です。


ところが・・・須磨のヨット仲間の「ノリオ君」(私と名前が一緒なのですが)、
居住用にログハウスを建ててしまいました。それも大阪府下の町中にです。
外壁や構造材が全て可燃性の木材でできているこの種の建物は
一般住宅地で建てるには難しい消防法をクリアすることが条件です。
彼は不燃材に加工した木材を使うことで消防規制を解決しました。
今春から約6ヶ月、彼のお父さん(元ヨットクラブ会長)やヨットクラブメンバーをも巻き込み、
かなりの部分を自分たちで建ててしまいました。(もちろん本職の大工さんも参加しています。)

この日、建物の完成のお披露目パーティーと相成りました。
LDKに相当する一階部分も屋根裏部屋の二階部分も
私の知っている「ログハウス」とはかけはなれた
たいへんグレードの高い住宅が出来上がっていました。
住宅展示場のモデルハウスなんかは問題外のすばらしい出来栄だったのです。

加工済みとは言え生物の丸太木材を使っていますので
何年かは丸太が縮小します。
1ヶ月に一度は壁材に貫通するボルトを締める作業が
これからハウスオーナーのノリオ君の仕事になります。
この部分に関してはきれいごとだけではなく手間のかかる住宅でもあります。


この建物に隣接したお父さんの建物とは区別して
私はこのログハウスを「ノリオハウス」と勝手に呼ぶことにしました。(ムネオハウスとは違いますぞ。)
木が落ち着いた10年後くらいに「ノリオハウス」を再訪したいと思います。

 

11月26日 両親の金婚式です。

 


中央がアネロン洋子の両親です。左は孫たち3人、右にはアネロンの弟夫婦です。

 

結婚50年祝う金婚式。
なかなか実行困難なお祝い事です。
50年夫婦生活を続けること事態たいへんなことなのですが
両方共に健康であることや、祝ってくれる家族が近くにいることなど
現在のせち辛い世の中では実現しにくいことを乗り越えてのことだからです。

京都に住む両親ですが
今年めでたく結婚50年を迎えることになりました。
神戸のおいしい中華料理で祝うことになり、
旧居留地の「第一楼」でにぎやかな会食となりました。
「第一楼」は北京料理でもとくに海鮮を得意とするお店です。
海老、イカ、牡蠣、鯛などの新鮮な素材を使い、ほんとにすばらしい料理を堪能できました。
ここではいつもながら、あまりの美味しさについついドカ食いをしてしまう私です。


夫婦は「お互いが軽い空気のような存在でいることが長続きのコツやで」
なんてバツイチの私の友人がアドバイスしてくれますが
全日本選手権以降、運動不足の私はおいしものの食べ過ぎで体重増加が気になるところです。

「軽い空気」のように減量せんと、しまいに私も「ちっちき、ちー」・・・・ですわ?!

 

 


 

 

 

 

11月19日 強風の須磨ポイントレース

 


手前左の彼はこの日がヨット初日でした。こんな日にデビューなんて・・・・!!

 

 

最大風速10m/sのなか、11月度の須磨ポイントレースは中止となりました。
10m/sくらいで中止となると「いったいどれくらいの風域が須磨の上限なの?」と
他フリートからつっこまれそうですが、
運営艇や参加艇のこの日の状況をよくよく考えてのレース委員長の判断であったようです。

さてさて、全日本で疲れの残っているupwindチームですが、クルーの欠席が多く人数がそろいませんでした。
私と桂は「CROSS」に、ジェームス小林は「ハングオーバー」にお世話になりました。
気合いの入った「CROSS」は福富オーナー夫妻を中心に、強風の海面でメインをあげスタートを待ちましたが
12時前に前述とおり、本部船からN旗(中止旗)が揚げられ残念ながら中止となりました。

せっかく海面に出ましたので、少しですが強風のクロスホールドを練習して帰港しました。
この少しの練習の積みかさねが良い結果を招くのです。
これからの須磨の西風は絶好の練習風です。須磨フリートのみなさん!!
もっと練習しようぜ!!」

 

  

 

 

 

 

11月12日 いねむり慎太郎情報  高校ラグビー大阪決勝戦

 

  

息子の所属する高校ラグビー部は先週(11/5)惜しくも準決勝戦で敗退してしまいました。
強豪ひしめく大阪府で決勝まで勝ち進むことは
いかに困難でしんどいことであるか
3年間の猛練習をとおして彼自身、身をもって体験してくれたようです。
ゲーム終了後泣き崩れる息子達を見て
私も少し目頭が熱くなりました。(私自身のヨットレース結果が悪くてもそうはならないのですが・・。)

この敗退で息子の高校ラグビー生活は引退となりました。
12月に恒例の早稲田学院高校と定期戦がありますが
勝つための厳しいクラブ活動は「ひと区切り」というところです。


さて、11月12日は「ひと区切り」ついた息子と
近鉄花園ラグビー場に決勝戦を見に行ってきました。
これから年末年始の全国大会を戦い抜くチームを決めるゲームだけあって
非常にタイトで白熱したものでした。


寒冷前線の通過でラグビー場には最大10m/sの強風が吹き荒れました。
後半この風を利用した大阪桐蔭高校が常勝「啓光学園」を破ったゲームが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月3,4,5日 J/24クラス全日本選手権

  
 和歌山マリーナシティー、ロイヤルパインにてウェルカムパーティー・・・6名の仲間です。

 

夏を思わせる陽気のなか、和歌山の全日本選手権に出場して来ました。
私自信は14回目の出場となります。
50才にもなって、日本のトップアスリートと競うことができるスポーツはそうありません。
ヨット競技ならではのすばらしい特性であると思います。

さてレースですが
今年は強力助っ人として山田氏(写真左)が参戦してくれましたが
健闘むなしく、20位(28艇中)という結果となりました。
優勝は地元の「シエスタ」。
以下「セレッソ」「マンタ」「リップル」「右近」と有名艇が続きます。
5レースはすべて風速5ノット以下で終始し
強風を得意(?)とするわがUPWINDには
少し物足りなかった全日本でした。

来年は相模湾。
「今年以上」を目標にがんばります!!

 


2日目は朝から陸上待機となりました。デッキ上でJセーラー達の会話が弾みます

 

 

10月29日 全日本選手権の計測

  
 和歌山マリーナシティーの夕暮れです。ほとんどのJ/24が準備を終えています。リコールナンバー9が愛艇UPWINDです。

 

来週からのJ/24クラス全日本選手権に出場準備のため
秋の一日を和歌山マリーナで過ごしました。
参加全艇をイコールの状態にするための計測日でした。

わがUPWIND号は昨年に続いての参加なので、(昨年の計測証明をもっているので)
従来よりもごくごく簡単な計測でした。
・・・主には、今年新調したセールのみの計測で終わりました。

あまりに簡単に計測が終了してしまったので、
さっさと練習に出艇するチームも多くありました。

以前の計測委員会は「バテンが2mm長いです!!」とか「ラダーが3mm短いです!!」なんて
計測が細かく厳しいのがとりえだったのですが
今年の計測はたいへん甘く、
最近のJ/24クラス協会の権威も下降ぎみのようです。

マストをきちっと立てて、細かい補修を終えるころには最終の17時になり
最後にかけこみで4人の体重を計り、和歌山の一日は終わりました。
この日の4人の合計体重は326kg・・・。5人で計算すると???
規定の400kgを軽くオーバーしそうです。
レース委員会さま!!体重計測もあま〜くしてくださいよ。

 

 

10月15日 秋のKYCウィーク

 

 

2日目の朝。出港前マストチューニングに集中する「みのさんた」

全日本選手権前のチューニングレースとなる
秋のKYC(関西ヨットクラブ)ウィークに出場しました。
参加艇は12艇。
全盛時に比べると艇数は減少していますが、
シエスタ、セレッソ、スレッドなどのワールド上位艇が顔を並べる
ハイレベルなシリーズレースとなりました。

第一日目(14日)は北東の微風のため1レースのみの消化、
スタートで出遅れましたが、フリーレグで沖だしコースが幸いして、5位。

第ニ日目(15日)は朝から5m/s~8m/sの風に恵まれ
4レースを消化し 8位 4位 3位 1位と尻上がりに順位をあげました。
特に最終レースは何年ぶりかのKYCでのトップフィニッシュでした。

結果クラリスと同点の5位。
艇の走りとしては充分満足できる結果でした。
また私自身もupwindの仲間と集中した中身の濃い時間を共有することができ
今回はたいへん満足できる内容でした。

昨年の全日本選手権の悔しい思いをバネに
いろいろな面でみんなで準備をすすめてきた結果が少し見えて来たように思います。
ヨットレースは準備で80%が決まると言われますが
まさにそのとおりの結果となったように思います。

この気持ちを切らさず11月の全日本まで頑張りましょう。

 

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