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12月20日    須磨ヨットクラブ忘年会

 

総勢80名の大宴会でした。アネロン洋子がお世話になるファンタジアンチームと合同で鍋をつつきました。

 

私が須磨ヨットクラブに入会して、はや22年。
(おもにヨット競技を楽しんでいるわけですが、)
毎月第3日曜日に行なわれるポイントレースには
ほとんど欠かさず参加しています。
強風や悪天候で中止になったことを考えても
年に10回平均、200回以上もレースに参加してきたことになります。
22年のクラブ競技活動で年間優勝を果たしたのは1999年の1回のみ。
なかなか「須磨で優勝」するのは難しいものなのです。

さてさて、2009年度ですが
11月レース終了時点でわがチームは1点差の2位。(首位は同型艇ハングオーバー)
今月の最終レースの結果では逆転年間優勝の可能性もあり
朝から(強風のなか)気合い充分で臨みました。
・・・・が、11時になっても強風がおさまらず
12月のレースはノーレースとなってしまいました。

ということで、
10年ぶりの優勝はかなわず
今年も過去何度となく経験した「2位」(準優勝)という結果に終わりました。

写真はポイントレースの表彰式を兼ねた楽しい忘年会の模様です。
ハーバー近くの「国民宿舎 シーパル須磨」の大阪湾を見渡す展望風呂で入浴後
クラブのメンバーと鍋をつつきながら
1年を振り返ります。

毎度のことですが

・・・・・「来年こそはやりまっせ!!」

 

11月22日 KYCポイントレース最終戦

 

2レースとも不発に終わり元気なく須磨に帰ります。みんな下をむいてますねぇ。実はとっても寒かったのです。

 

いきなり冬がやって来ました。

11月後半のアウトドアは寒暖がシビアです。
アクティブな場面(レース中など)では汗がでるほど暑いのですが
じっとしている場面では(回航中など)
とんでもなく寒くなります。

寒さにはめっぽう自信のある私ですが(・・単に寒さに鈍感なだけですが)
西宮から須磨への帰りの2時間
冷たい雨も降り、
震え上がるほど寒さを感じました。

へリーハンセンのアンダー(リーファ)、パタゴニアのフリース(シンチラ)、ノースのアウタージャケット
今まではこの3枚で真冬でもOK!なのですが
須磨に帰りついた時には手足がぶるぶる・・・
年齢を感じてしまいますねぇ。

さてさて、
今週末のKYCポイントレース
今年度最終戦ということで気合いを入れて挑みましたが
5艇中 4位-4位と撃沈しました。
第1レースは時刻に50秒ほど間に合わず遅刻スタート
かろうじて1艇抜いて4位。
第2レースはスタート直前に30°下振れが入り
上3番位置のため下2艇に先行され
最後まで挽回できませんでした。
3位で廻った最終レグで振れタックが冴えず
1艇抜かれ4位、という結果でした。
この日の4位で、
年間順位も4位/11艇中となりました。

キールを修正してはじめてのレース
上り角度の新しい感覚をつかみたかったのですが
微風で振れまわるコンディションでは
私自信「良くわからなかった」というところです。

来週末で11月も最終。
早くも師走です。

 

2009年10月18日  ポイントレースコミッティー

 

ハーバーから眺める「海峡に沈む夕日」。10月中旬からが見ごろです。

 

 

今週末は年に1回のコミッティー(ヨットレースの海上運営)当番でした。
わがヨットクラブは貧乏ですので
月例レースの運営は費用がかからないようクラブメンバーが交替で行ないます。

ポイントレースでは年間をとおしてのレース成績を集計し優勝を決めます。
今月のような当番月は、わが艇はレース参加できないのですが
レース運営のご褒美になんと3位(3点)の成績がもらえます。
この「3点」の成績
good pointかbad pointかはそれぞれの艇によって受け取りかたが違います。
優勝を狙うチームは「3位」なんて欲しくないと思うし
下位に低迷しているチームはうれしいボーナスポイントのように思います。

さてさて、
晴天に恵まれた海上運営、
風と波にも恵まれ(?)
私がかつて経験したことのないような
困難な出来事が続発しました。

まず、
運営箱にあるべき風見用のコンパスが紛失していたこと
次に、
海上運営艇の連絡手段である無線機が機械トラブルで不通であったこと、
極め付けは、
クラブ運営艇「シアトル」のドライブ(推進部分)がチルトダウンできなかったこと
そして最後に、
なんとか修羅場をくぐり抜けて2レース目中盤まで辿り着いたとき
須磨沖で演習中の海上保安庁に
「14時をもって海上ブイを撤去せよ」という要請が入ったこと。

・・・他にも(走錨とか)いろいろありましたが
スタートラインを20°も下有利に設定したこと以外は
とにかく無事に2レースを終了させることができました。

どのように困難を切り抜けたかは想像におまかせしますが
「ふっーう」とため息が出るほどしんどい一日でした。

ぬかりない「レース運営」、
レースを楽しむメンバー全員で取り組むべき課題です。
しっかりしたレース運営が
ヨット競技人口減少に歯止めをかける最低条件だと私は考えるからです。

で、
コミッティー当番の「3点」
強風で有利な大型艇が上位を占めた今回のレースに限って言えば
小型のわが艇にとっては
うれしい「ボーナス」でしたねぇ。

 

レース後、2010年のレース委員会の会合が開かれました。来年2月6、7日はJ/24ミッドウインターの須磨開催も決まりました。

 

 

 

 

 

 

2009年9月20日~23日 J/24級全日本選手権 

 

強風の2日目を終えて。平均年齢50才のわがチームはBCAA(疲労回復サプリメント)を補充しながら戦いました。

 

シルバーウィークの4日間
西宮で開催された「J/24級全日本選手権」を楽しんで来ました。
私にとって、
4日間も職場をはなれて「ヨット三昧」となれるのは
年に一度のこの期間だけなのです。
日頃の仕事のストレスも
どこかに吹っ飛んでしまうくらい
楽しい4日間でした。

ここ数年の傾向ですが、
年に一度の、この選手権のために
わざわざヨットをトラックに載せて(高額の運賃を払って)
遠征してくるチームが減って来ています。
参加が50艇を超えた年もありましたが
最近は20〜30艇で推移しています。
今大会も26艇と少数でしたが
精鋭がそろい
レベルの高いチームが世界選手権出場を狙ってエントリーしてきました。

で、
わがチームですが
最終15位(26艇中)という結果となりました。

毎年のことですが
国内は、世界でも通用するチームが5チーム
国内各地で常勝チームが10チーム
そして残りはそれ以下のレース好きチームと分類されます。

われわれみたいなサンデーセーラーチームが15位以上に這い上がるには
高い高い壁が存在するのです。

ということで、
15位だった今年のわがチーム
・・・・「日本のサンデーセーラーの頂点に立てた!!」
ということにしておきましょう。

来年11月の名古屋での全日本
・・・・壁を超えたいですねぇ。

3日目からは一転、微風シリーズ。メンバーも元気な若手(左2、3人目)と交代したのですが・・・。

2日目のウエルカムパーティー、KYC2Fにて(撮影 cross福富氏)

 

 

 

2009年9月13日 全日本選手権 計測 

 

  

問題のキール箇所。計測員の横田さん(右2人目)と再々計測。内山造船さん(右1人目)は納得してませんねぇ。

 

9月12日土曜日からJ/24クラス全日本選手権の計測が始まりました。
出場艇を限りなくイコールにするための関門です。

土曜日、(私は仕事のため参加できなかったのですが)
チームのみんなで朝から西宮に艇を回航。
(計測に必要な船台は小型トラックを借りて運搬しました。)
午後から本格的な計測がスタートしました。
毎年の事ですが
わがupwindはいろいろと問題が発生
特にキールの厚さの問題が翌日の宿題となりました。

日曜日、9時より計測再スタート。
艇体重量計測は1273kgで3kgオーバーで無事通過(昨年は10kgオーバー)。
シアーライン(マストの長さ)計測は3mmマストが短いことでNG。
他はすべてクリアしました。
結局
1.キールを一部0.3mm厚くすること、
2.マストを5mm長くすることが
計測委員会から要望されました。

1.は内山造船さんに、即日工事依頼。エポキシ塗料を2度塗りで解決。
2.は手慣れたもので自力工事で15分ほどで解決しました。

毎年の計測、
昨年から全然さわっていない艇体箇所(キール、マスト)が
成長あるいは衰弱(?)しているのか、
不思議と数字が変化しています。

わが艇だけでなく
僚艇ハングオーバーも今年は
ブームが伸びたり、艇体が痩せていたり

う〜むっ、
まさに、船は生き物です。
upwindさま!!
今年は機嫌良く走って下さ〜い。

 

 

2009年9月6日  全日本選手権準備

 

 

朝から夕方まで、汗だくになって準備作業を終えました。

 

私にとって年の一大行事である「J/24全日本選手権」、
今年は地元西宮沖で開催されます。
選手権は9月12日の艇計測から始まるのですが
競技自体は20日から23日の4日間で計11レースを予定しています。
今週末は、その計測準備におわれました。

わがチームは月3回のペースでレース活動を続けています。
そのペースで艇の整備もしっかりやっているはずなのですが
「全日本選手権」という大舞台の前には
艇の細部に渡ってつっこんだ点検修理が必要なのです。

真夏の暑さの中
アネロン洋子を含む4人のメンバーは
朝から分担して準備にとりかかりました。
艇内のふき掃除、工具箱の整理、レース用セールや安全備品の積込み、マストたて機の整備・・・等々
着実に作業はすすんだのですが
一番のヒットは
ラダー(舵板)の重い原因(ルールより3kg以上重かった)が解明できたこと。
なんと3000cc以上の海水がボルト穴からラダー内部に浸入していたのです。
偶然、舵板を反転して水が溢れだしたことで発見したわけですが
さっそく防水処理を業者に依頼しました。

最船尾にある舵板が他艇に比べ3kgも重いと
帆走中に余分なピッチング(縦揺れ)が発生し
艇速が落ちる原因となるのです。

暑い中、細かい作業をしたおかげで発見できた事柄
幸先の良いスタート・・・と私は確信してます。

 

ラダーの含水。発見者は山田ヘルムス。担いだときにピチャピチャ音が聞こえました。逆さにして水抜きです。

 

2009年8月30日  KYCポイントレース & アメリカン観戦

 

新西宮ヨットハーバーへ到着の「ASUKA」。左から石野オーナー、前川氏、永信氏でした。

 

「須磨ヨットハーバー」の防波工事が佳境に入っています。
開港以来33年間、
(日本3大悪ハーバーと呼ばれる原因となる)
係留保管艇を揺さぶり続けた波は
ハーバー南開口部を狭める工事によって
そのエネルギーが半減されました。

私の昨日の観察では
周期の短い波が残っていますが
うねりによる艇の揺れは大幅におさまり
静穏な、ごく普通のヨットハーバーに近づきつつあると感じています。
あとは・・・秋の台風を無事やり過ごしてくれればと願うばかりです。

工事の話のついでに、
2008年にヨットハーバーの工事が始まってから
神戸市は新規の利用者申し込みを(2年間限定で)シャットアウトしています。
工事後の利用料金が一部20%も上がることで
今春須磨から他のハーバーへ出ていった利用者も多いのですが
入ってくる利用者が皆無となると
ハーバー利用者(私たちにとっては海の仲間ですが、ハーバーにとってはお客さま)は減る一方なのです。
このシャットアウト
民間企業ではありえない経営感覚です。
須磨ヨットハーバーは公営といえども、
神戸市の税金を1円も投入しない優良経営体質のハーバー(年間約7000万円の黒字)と呼ばれています。
利用者が少しくらい減ったとしても経営的にはさほど影響は出ません。
むしろ利用者が増えると仕事量が増える。
利用者減のほうが日常の業務がより楽になる・・・という発想が見え隠れします。

もうひとつ、
上写真は
昨日須磨から新西宮に艇の引っ越しを終えた「ASUKA」(石野オーナー)です。
石野氏は須磨の艇を今春購入されたのですが
2010年までの新規募集停止の理由で
やむを得なく西宮に転籍されました。
石野氏は芦屋市在住です。
神戸市みなと総局経営課によりますと
神戸市の住民以外はハーバー利用料金が20%上乗せ(加算)されます。
神戸市に市税を払っていないというのが加算理由ですが・・・・理解できませんねぇ。
須磨ヨットハーバーは指定管理の報告書によりますと
1円も神戸市のお金(税金)を使わずに(利用者の払う料金だけで)33年間運営できている優良施設です。
他市町村からの利用者もウエルカム、・・・の方が時代にあっていると私は考えるのですが。

さてさて、今週末
全日本選手権にむけて西宮へチューニングレースに出かけましたが
シフティーな北風に翻弄され
レース結果はチューニングどころか惨澹たるものでした。
「コース選択での迷い」・・・完敗でした。

レース後、
須磨への回航をメンバーにお願いし(私だけ西宮で下船し)
家内の車で京都、西京極競技場へ。
18時キックオフの昨年日本一の「立命館パンサーズ」との試合観戦に行ってきました。
この試合、息子はオフェンスラインとして後半出場。
結果は3対46で負け。
息子も完敗でした。

親子で完敗をバネに今週もガンバリマ〜ス。 

 

同志社は青のジャージ。6人のオフェンスライン手前2人目が息子の慎太郎です。

 

2009年8月23日 喫茶店主冥利に尽きるお話、須磨ヨットクラブ8月度ポイントレース

 

レース終了後の自分撮影。結果が良くないと・・・憮然としてますねぇ。

 

今年の私のお盆休みは8月15日と16日のみ。
たったの2日間、(ヨット以外の)楽しい予定をたてていたのですが
14日夕方あたりから体調を崩し
15日朝から発熱、
たのしみの連休はあえなく家でダウンとなりました。

回復した17日からのウィークディは
お盆休み中の遠来のお客さまが多かったのです。
とくに印象に残ったお客さまは二人。

ひとりは私が以前勤めていたヤマハ発動機の同僚。
現在は電動アシスト自転車「パス」の国内販売を担当していますが
世界中でオートバイが売れなくなっていること、(なんとヤマハの売上げの90%は海外です。)
自転車「パス」の国内販売台数がスクーターのそれを抜いたこと
そして、ついにヤマハ社内でのヨットビルダーという姿勢が消滅したこと
・・・などを教えてくれました。

もうひとりは
小学校からの友人ですが
先日、台風10号による水害の兵庫県佐用町に夫婦で救援ボランティアに行った話。
災害の場は報道以上に悲惨であったこと、
神戸からのボランティアが多かったこと、
ボランティアの受け入れ体制が優れていたこと、
(地元の方と区別のため受け入れセンターに到着するや胸に本人名を記載したグリーンのガムテープを貼付けるらしい)
個人の救援レベルの高さを他府県の救援経験者が絶賛していたこと、
・・・・などを伝えてくれました。

どちらの話も現場の生の声。
マスコミ発表よりもさらにつっこんだ話でした。
病み上がり(?)の私には
来店してお金をいただいてコーヒーまで飲んでいただき
貴重な情報を話していただくという、
まさに喫茶店経営者冥利に尽きると感じました。
肉体労働者の役得ですかねぇ?

さてさて
今週末のクラブレース。
10艇中2位6位で修正3位という結果でした。
2レースとも古豪ハングオーバーにしてやられました。
とくに第1レースは最終2下マークまでリードしながら
風の右20°のシフトに気付くのが遅かったことが敗因。
私はフリーレグでの風向変化に鈍感なんですねぇ。
とにかく反省点の多いレースでした。

来週はKYCポイントレース。
全日本選手権前の最終チューニングとなります。
今年のヨット活動もいよいよ大詰めです。

 

 

   

 

2009年8月2日  6回目練習、「どーぐしょうぶ」の鉛カット

 

「午前中、無風で練習にならず。」というシーンの写真です。(写真提供、cross福富氏)

 

今週末は今年6度目(最終)の練習日。
朝から東よりの微風(もしくは無風)。
昼から西にシフトし
夕凪まで、上下(かみしも)のソーセージコースを7勝負
練習熱心なcrossチームに挑みました。

わがチームの年初の目標であった
「9月の全日本選手権までに練習日を6回」は、
この日でなんとか達成できました。

単独練習ではなく
練習効果のある「2ボートワーク」が毎回実施できたのも
crossチームの協力があったからこそと思います。
福富オーナー夫妻、そしてクルーのみなさまに感謝!感謝!です。
ありがとうございました。・・・・全日本選手権ではどうぞお手柔らかに!!
 

 

 

高さ100mm幅100mm長さ400mmの鉛インゴットを無事思いどおりカットでき笑顔の村田トリマーでした。

 

練習後、
春に新調したラダーの重量の変化にともない
艇体重量の最終調整を行ないました。
全日本選手権前に実施される重量計測は厳しく
艇全体の重さは(乾燥重量で)1270kg以上という規定があります。
前回の選手権ではわがupwindは1280kg。
当然、出場艇はかぎりなく1270kgを狙ってくるのですが
その調整もかねて
修正のおもりとなっている鉛のリカットを行ないました。

鉛の塊は素人ではなかなかカットできません。
普通ののこぎりでは(文字どおり)全く刃がたたないのです。

前日に金属加工専門職の
シーミュー(ヤマハ31F)オーナーの中島氏にアドバイスをいただき
強力金属カッター(日立製)を貸していただき
めでたく鉛インゴットをカットできました。
(中島氏には以前ラダー金具の修理も助けていただきました。)
ありがとうございました。

・・・と言うことで
世の中、困った時は「どーぐしょうぶ」なのです。
肝に命じます。

 

 

2009年7月19日 神戸まつりヨットレース

 

優勝のお立ち台。岡田オーナーのコメントに感激の「元J/24セーラー池田氏(右)」でした。

 

第39回を迎えた「神戸まつりヨットレース」。
本来ならば、毎年5月の第3日曜日の開催ですが
今年は例の「新型インフルエンザ」の影響で
「神戸まつり」本体が延期になり、
それにともないヨットレースも7月19日の開催となりました。

参加艇数は39艇。
100艇を超えた最盛期を考えると
寂しい限りですが、
最近の須磨ヨットクラブのレース事情(10艇参加くらい)からすると
予想を超えるにぎやかなレース開催となりました。
運営サイドのクラブレース委員会や神戸港振興協会のみなさんに感謝です。

西の風6〜7m/sのグッドコンディションのなか
レーティング(ハンディキャップ)の低いクラスよりスタート。
須磨ー塩屋ー南沖のブイー須磨、を廻る6マイル三角形コース。
神戸大学の「クライナーベルグ(X-442)」や
新西宮の「カリーニョ(COREL45 己斐オーナー)」の大型艇は
50分足らずでのフィニッシュとなりました。

優勝は「イマジン(DUFOR-34 岡田オーナー)」.
得意の強風域で実力を発揮しました。

リミットマーク側よりグッドスピードで飛び出したわがUPWIND
ミスなくフィニッシュ。(・・単にクルーアクションが少なかったからですが)
表彰式では好成績を期待しましたが
修正結果はクラス7位(14艇中)と振るいませんでした。

・・・それでも、
同型艇J/24の3艇のなかではトップ。
今週は気分良く仕事に励めます。

後片付けも終了。トミーズのパンとお茶で反省会中のUPWINDメンバーでした。

 

 

2009年7月12日 KYCポイントレース

 

2本の紺色の帯は「ベルトプロテクター」と呼びます。ノース社製で2本¥36000くらいです。

 

陸上にあるヨットを海に浮かべる方法は
長い下り坂(・・斜路と言います)を船台にのせてゆっくり海に浸ける方法と
艇体のみをベルトで吊りあげ海上まで移動させ海に浸ける方法があります。

斜路式は
上下架に時間がかかる(アランドロンの映画「太陽がいっぱい」のように)
その維持(レール、巻き上げワイヤなど)に費用がかかる
船台も海に浸かることになるので、利用者の船台維持費用がかかる
・・・等々、欠点だらけの方式でした。

利用者の強い要望で
昨年から始まった須磨ヨットハーバー大規模改修工事に
ベルト式上下架装置の設置が盛り込まれました。

30年間、耐えに耐えた利用者(・・私たちのことですが)は
今年4月から念願のベルト式が使えるようになりました。

で、使ってみると
また問題が発生しました。
利用するひとつ前のヨットの船底が汚ない場合
その汚れがベルトに付着し
次の利用者のボトム(船底)を汚す(あるいは傷つける)事態がおこりました。
この事態はわれわれ競技艇の所有者には大問題なのです。
ヨットのスピードは「船底命」だからです。

その解決策が上写真の紺ベルト。
須磨のJ/24仲間でノースセール社に注文し出来上がったものです。
名付けて「ベルトプロテクター」。
装着は少しばかり手間ですが
抜群の効力を発揮してくれるものと期待します。

さてさて、
「真夏の暑さ」の中
全日本のための調整(?)レースに西宮へ行って来ました。
(西宮の最終レースは8月30日のあと1回のみ)

3レースを行ない6艇中、6-2-2。
1レース目はブローの強い左海面につっこんだあと25°の右振れで撃沈・・6位。
2レース目は1上トップで回航後、
1下で「クラリス」の華麗なる「マンポール(ウーマンポール??)」に見とれて・・2位。
3レース目は2下まで3位。最後左に伸ばしてスピードで「CHOVE CHOVA」を圧倒(?)し・・僅差の2位。
という結果でした。
クラリスはさすがの1-1-1。
われわれのクルーワークとはラベルがちがいますねぇ。

来週19日は「神戸まつりヨットレース」
お祭り気分で楽しんで来ま〜す。

 

 

西宮からの回航が終わり「お疲れモード」の5人です。強風の3レースはまさに「老体にむち打つ」ヘルムスの私でした。

  

 

 

 

 

2009年7月6日  須磨沖練習 5回目

 

練習が終わり、マークブイのアンカーロープをさばくバウマン「ハナテン」(右)。TP52のわざを伝授してくれます。

 

梅雨空の週末、
2ヶ月後に迫った「全日本選手権」に備え
今年5回目のcrossチームとの合同練習を行ないました。

「毎月2回のレース以外に濃密な練習日を別の日に1回、計6回設ける」という
年初の計画、・・・とりあえず順調にこなされています。

練習熱心なcrossチームは
この日はベテランJセーラー永信氏、坂本氏をコーチに招聘
クルーワーク、ボートスピードともに順調に仕上がっているようです。

わがupwindですが、
練習の度に、いろいろな課題が現れ
まさにトライ&エラーを繰り返しながら
少しずつですがスピードアップしている段階だと感じています。

梅雨の合間の晴れ空、
午前10時くらいから吹きはじめた心地よい南西風(3m/s~6m/s)は
・・・・瀬戸内では「まぜ」と呼びますが
夕方まで吹き続け
すばらしい練習時間を持つことができました。

「幸せなヨットライフ」はこんなところにあるんでしょうねぇ。

来週はKYCポイントレース。
雨降りの西宮回航だけはご勘弁を!!

 

後片付け中のcrossメンバーと(cross福富氏撮影)。御子息ケンタロウ君(左2番目)は須磨期待の星です。

 

 

2009年6月14日 KYCポイントレース 西宮沖

 

いつものメンバーで、いつもの写真です。レース後、芦屋沖にて

 

日本国内をゆっくりとクルージングに出かけるには
梅雨、夏の高温、台風などの気候を考えると
5月上旬頃から6月中旬にかけて(今ぐらい)がベストです。

私のまわりのヨットマン
昨年あたりからロング派が多く見受けられるようになりました。
私の知る限り
シルフィードのオーナーは35ftカタマラン艇を購入して沖縄へ南下中(現在鹿児島あたり)
ブルームスティクのオーナーは関門海峡を抜け日本海を北上中(現在舞鶴あたり)
ダイアナのオーナーは西九州五島列島のんびりクルーズを1ヶ月かけて完結。
フリースピリッツのオーナー、マナサのオーナーもシングルハンドで三重県五ケ所湾から無事帰ってこられました。

こういったロングを楽しむヨッティーは
年齢以上の体力とたっぷり時間のある世代(年金安定受給世代・・と呼んでいます)が多く
金も暇もないサムタイムサンデーセーラーの私には
ほんとにほんとに「うらやましいかぎり」なのです。

というわけで、
「年金不安定世代」の私は
その日に物事の決着がつくデイレースに今のところ「喜び」を感じています。

6月のKYCポイントレース
3レースの結果は8艇中 5-8-2
2レース目のスピンハリヤードトラブルを除き
ポジティブな1日を「完結」して帰って来ました。
特に3レース目は右コースがあたり
2上まで「世界のシエスタ」をおさえ堂々(?)のトップをキープ
久々のヘルムスでしたが
いろいろ新しい発見を得て帰って来ました。

35年続けても
次々新しい発見があるヨット
・・・・やめられませんねぇ。

 

神戸港内を回航中、1突に接岸中の海王丸、日本丸、銀河丸を発見。メリケンパーク沖にて

 

 

 

2009年6月7日 練習&BBQ

 

僚艇「cross」には往年のJセーラー池田氏が乗り込み、厳しい海上バトルが繰り広げられました。須磨沖にて

 

平均年齢が45才のわがヨットチームの私なりの最終目標は
・・・「全日本選手権を楽しむ」こと。
(決して「全日本選手権で勝つ(優勝する)」ことではありません。念のため)

「楽しむ」ためにはそれなりの努力が必要です。
最新の参加艇レベルにハード面を整えることや、
速く走るための新しい情報を手に入れることなど
日々(頭の中では)心掛けているのですが、
やはり最大の努力は海上練習(フィジカル)の回数を増やすことと考えます。

「海上練習をする」という行為も
月に2回あるレース日を除く日曜日ともなると
なかなか中年サンデーセーラーのメンバーには厳しいものがあります。

そんな条件下、今週末は
今シーズン4回目の「練習日」を実行しました。
「全日本選手権までに最低6回の練習を行なう」
という年初の目標に近づきつつあります。

クルー個々に目標を掲げた「練習」
今回はトリマーとバウマンに大きな成果がみられたと感じています。
成果の内容は・・・・秘密で〜す。

厳しい(?)練習のあとは
メンバーの家族もいっしょになって
BBQを楽しみました。
幼い子供さんと一緒の宴会は
私にとっては久しぶり。「息子と遊んだ遠い昔」を思い出しました。

それにしても6月のBBQ、
暑くもなく、寒くもなく
最高のコンディションでしたねぇ。

来週は前回荒天で参加できなかった
KYC(関西ヨットクラブ)のポイントレース出場を予定。
早朝から気合いを入れて頑張って来ます。

 

アネロン洋子の多彩な料理と本場韓国の牛肉が繰り出されたBBQ大会。私の焼いた特大プリンでフィニッシュでした。須磨北ハーバーにて。

 

 

2009年5月24日 ナディア号にて

 

電蝕にナーバスなオーナーの守さん。お気に入りの灯油ランプ(オランダ製)で明かりをとります。船内はビーパルの世界です。

 

今回のインフルエンザ騒動は
・・・まさに風評被害であると考えます。

先週一週間の神戸の中心街への流入人口は
14年前の大地震のときに匹敵するくらい落ち込みようです。

発症数が神戸、大阪で100人を超えているのに
日本の人口の40%を占める東京圏がわずか数人しか感染していないなんて
常識的にはちょっと考えられません。
考えられるのは「神戸のお医者さまは正直もの。」・・という説です。
弱毒性、2〜3日の安静で回復する(ウイルスが消えていく)今回のインフルエンザ、
関東圏のお医者さまは発熱患者には即刻自宅療養をすすめ
大騒ぎを回避したのではと、疑ってしまうのは私だけでしょうか??

発症地として
マスコミに大きく報じられた神戸が
貧乏くじをひいた・・・ような気がします。
マスコミの力はウイルスの毒よりもはるかに大きかったようです。

さてさて、
以上のような理由で、息子のアメリカンの試合(京都の大学はすべて休校)もキャンセルとなり
予定の無くなった私は
空白の休日をヨットハーバーで過ごしました。

先週やり残しの整備のあと
以前から気になっていた鉄製自作ヨット「ナディア号」(守オーナー)をじっくり見せてもらいました。
船体が鉄ということで
今まで出会った木造ヨットやFRP製ヨットとは違った雰囲気を醸し出しています。
もちろん内装にはふんだんに木を使っているのですが
自作ということもあり経済的な杉材、ラワン材、栗材などを多用し
鉄との調和がなかなかgoodな感じです。
ヨットといえば高価な「チーク材」という私のイメージは壊れてしまいました。
バルクヘッドなどの構造材も皆無の強い鉄の船体は
電蝕さえなければ
メンテナンスも苦にならないと言うことでした。

船内でのヨット談義で楽しい時間を過ごしました。

それにしても須磨「北ハーバー」
静穏で抜群の泊地ですねぇ。

 

 

この日のオーナーは、バウハッチの作り直し作業中でした。7.3mの艇長ですがかなりのボリュームがあります。

 

 

2009年5月18日  新型インフルエンザと強風波浪

 

壊れている箇所を修復するのが「整備」ですが、容姿を美しくするのも「整備」。どちらも大事ですね。

 

神戸市内の男子学生から発症した新型インフルエンザ
市内のいろいろなイベントに影響が出ています。
従来の学級単位の閉鎖どころか市内全体の1週間の学校閉鎖
弱毒性ウイルスにしては騒ぎすぎ・・・と私は思うのですが??

5月17日には
恒例の「神戸まつり」、行事の大部分が中止となりました。
当然、須磨沖で実施予定の「神戸まつりヨットレース」も中止。
(・・・もともと、わが艇はエントリーしていなかったのですが)
年1回のこのレースのために参加準備をされていたクルーのみなさんや
須磨ヨットクラブの運営スタッフのみなさん
その他関係各位のみなさん・・・ほんとに残念でした。
そして、ほんとにお疲れさまでした。

さてさて、わがupwindですが
地元開催の「神戸まつりヨットレース」をパスしてまで出場を希望した
西宮沖での「KYCポイントレース」
あまりの強風(須磨沖で南17m/s)のため回航がままならず
これもまた中止となりました。(KYC事務局から安全のため回航参加を拒否されました。)

ということで、
早朝から手持ち無沙汰の元気印の5人衆
いつもの整備作業におわれました。
次から次から整備箇所が出てくるupwind
かなり細かい作業まで行なうことができました。
昼過ぎに降り出した雨で整備は終了。

わたし的には
3時には「わが家でのんびり」の
休養の一日となりました。

来週は、朝から「法要」
午後は息子のアメリカンフットボールの観戦です。

 

 

2009年5月10日 不馴れなディンギーレース

 

中腰の姿勢が筋肉痛を招く。楽しくヨットに乗っているようですが、レース後のストレッチは欠かせません。

 

今週末は須磨で楽しいディンギーレース。
神戸市貸し出しのヤマハシカーラを借りて参加しました。
(同乗はupwindのジェームス小林)

気温、湿度、海面、風速等・・・
すべてがレース向きのグッドコンディション。
不馴れなチャーター艇ということで
かなり念入りに艤装準備(・・特にセールが古いのでマストの立て方とリグテンションにこだわり)
その上、レース海面までにタック、ジャイブ、乗艇位置などの二人のアクションを確認
スタート前もラインの見通し、傾き、潮、左右ブローの強弱をじっくり考え
おちついたレース運びに徹しました(・・頭の中だけですが)。

昼過ぎまでに3レースを消化。
結果はシカーラ7艇中、1位-2位-3位。

と言いたいところですが、
残念ながら第1レースはリコール(フライング)。
第2レースはマークタッチ、第3レースも上マークでポートスターボのケース。
360度、720度の罰則履行で順位を落としてしまいました。
(シカーラキング結果 DSQ-2位-3位だと思います。)

コース的には第1レース後半(2上)までは右海面のプレッシャーが強く、
その後はすべて左海面の選択。
頭のなかではよく理解できた落ち着いたレース運びでしたが
年1回だけの出場では軽快なディンギーに体がついていけませんでした。

・・・敗因は、J/24に乗り過ぎていること??
ハンドリングの感覚が鈍感なキールボートに慣れてしまっていることだと反省しています。

まぁ、結果はともかく
初夏を思わせるようなすばらしい須磨の海でレースを楽しめたのですから
私としましては、大満足だったのです。

さてさて、来週は、
年1回の「神戸まつりヨットレース」。
文字どおり、わがクラブ主催の楽しいおまつりイベントなのですが、
硬派のわがupwindチーム
秋の全日本にむけ、西宮(KYCポイント)に武者修行に行ってきま〜す。

 

 

毎度のマークボートはセントエルモの山本オーナー。運営手伝いのあやしい覆面は「アネロン洋子」でした。

 

 

2009年4月26日 強風のため練習中止

 

4月26日は
クロスチームと全日本にむけた合同練習日(を予定していましたが)
朝から50ノットを超す強風が吹き荒れ
艇の下架もままならない悪天候のため
そうそうに中止となりました。

練習がなくなると
すぐに整備。
船台のさび落とし、ボトムの#1000仕上げ、キャビン内の軽量化・・・
5人のメンバーで夕方まで黙々と作業しました。
キャビン内の細かいところまで「とっぱらう」作業、
・・・なんと2.3kgも軽くなりました。

わたしが仕事中のGW、
他のメンバーは船台の補強とペンキ塗り作業を予定しています。
・・・ほんと、ごくろうさまです。頭が下がります。

 

作業を終えて記念撮影。ダイエット中(?)の武井君(左)は自転車で30分かけて家族の待つ家へ帰ります。

  

 

 

2009年4月19日 KYCポイント

 

 

レース後、回航中のワンショット。今回も6人乗りの470kgで参加です。

 

今週末からKYC(関西ヨットクラブ)のポイントレースが始まりました。
今年度も11月まで年間6回の予定が組まれています。
今秋は西宮海面で全日本が行なわれることもあり
地元開催の利を生かすためにも
可能な限り参加するつもりです。

この日の出場はたったの5艇。
久しぶりにupwindの宿敵「ジャグラー」(山崎艇長)の参加があり
全盛期の関西フリート(参加艇が20を超えていた)を思い出しました。
J/24クラス衰退という時代の流れを感じますが
参加艇が少なくなっても、
自身が「楽しい」と感じる間は
レース参加の姿勢は続けたいと思います。

さてさて、レースですが
3レースを戦って4-3-4という不甲斐無い結果でした。
午前中の軽風域では470kgのクルー体重が効いて
満足いくボートスピードが得られませんでした。
2レース目は少し吹きあがり
チューニングをほんの少し変更したこともあり
フィニッシュ直前までトップ。
私の判断ミスが響いて3位まで落ちましたが
まずまず納得のいくスピードを得られました。
3レース目も2下マーク直前まで2位をキープしていましたが
最後はコースギャンブルもあって4位までずり落ちてしまいました。

「ほんの少しの修正でスピードが蘇る」
・・・「少し」という「さじ加減」が
簡単に再現できるようになってきたことがちょっとした収穫でした。
このクラスを始めて21年。
まだまだ発見があります。

来週は須磨で練習。
クロスチームと年6回の合同練習(2回目)です。
いい風を望みます。

 

今月より念願のベルト式の上下架がスタートしました。艇も船台も負担が軽くなります。
同時にハーバー揚降サービスもスタートしました。大型艇¥5000 小型艇¥4000です。上架艇には朗報です。

  

 

2009年3月15日 須磨ポイントレース

 

今回もクルー体重合計は470kg。特にフォワードが重いのです。

 

今週末は3月のクラブポイントレース。
いつものメンバーでレースを楽しみました。

朝から調子良く吹き続けた西風(5m/s~7m/s)は
お昼頃から南の軽風に急変しました。
風向にして30度から40度の左振れ。
不利なサイドからのスタートで大きく出遅れた第2レース
フィニッシュまで最初のロスは取り戻せませんでした。
10艇中の3位、5位で総合4位という結果でした。

タクティクス担当の私としましては
昼からも明石海峡からの吹き込み(西風)が続くと確信し
南へ振れることなどを予想だにしなかったことが悔やまれます。

・・・とは言え、
先々週に難解に壊れたラダー金具を
レース前日までに見事に修復していただいた
シーミュー(ヤマハ31F)中島オーナーと内山さんに
感謝!感謝!です。
おかげさまで2レースも楽しめたのですから。

レースが終わって記念撮影。いつも同じシーンですいません。

 

3月1日 Cayho(キーホー)に曳(ひ)かれて須磨整備・・・

 

キーホー「ますおオーナー」は、舵の効かない我が艇を2本の曳航索でコントロール。感謝!感謝!です。

 

・・「牛に引かれて善光寺」じゃないですが

日頃の愛艇の整備点検不足が
週末の慣れない強風海上練習で如実に現れました。
ラダー(舵板)と艇体をつないでいるステンレス金具(下写真)が
見事にもぎ取れて、
ラダーが効かなくなり
須磨沖を漂流する事態になってしまいました。

たまたま近くで帆走を楽しまれていた
木造美艇「キーホー」のオーナー「ますお」さんに携帯SOS電話
ゆっくり微速で曳航され
無事母港へ戻り、
夕方までじっくり整備作業をすることが出来
事なきを得ました。
まさに表題のとおり
「キーホーに曳かれて須磨整備」だったのです。

わが艇も船齢は20年
大丈夫と思っている箇所も
油断は禁物。
今回のような事態が全日本選手権でおこると
1年間の努力が水の泡となってしまいます。
日常的に整備点検することが必要だと思い知らされた出来事でした。

朝からの単独練習でショートコースを5本
その後、クロスチームとブローのなかのソーセージコースを5本
そして山田艇長から私にヘルムを代わった直後の出来事

久しぶりのヘルムマン・・・ちょっとラダーを酷使しすぎたかな??

 

ちぎれた分厚いラダー金具。ステンレスと言えどもたまには点検が必要です。

 

 

2月15日 「風」か「潮」か? 須磨ポイントレース

 

100kg超級巨漢新人(左3人目)が仲間入り。合計体重470kgで300kgのファンタジアンと勝負します。
この重量、いわば星一徹の「大リーグ養成ギプス」のようなもの。400kgになったときは飛んで行きます??

 

今週末は濃密なヨットレースを須磨で楽しみました。
前日の土曜日まで吹き荒れた「春一番」ですが
日曜日朝にはそよそよの東風。
昼前には南西から西の3~5m/sの冬の軽風が吹きはじめました。

明石の潮流もmax3.5knt。
海峡から吹き出す弱い西「風」と
東から西に流れる「潮」
どちらにコース選択の重点を置くかという
タクティシャンには悩ましいレースとなりました。

最初の選択は「風」
第1上マークまでの上りレグは濃いブローの吹く右海面を選択。
ところがコース中盤で左海面のフリートに先行され
明らかに沖の「潮」の影響力が大きいことが判明

答がわかったその後は、
上りは沖、下り(フリーレグ)は岸のセオリーを守りきり
第1レース 2位、第2レース 4位 
修正総合1位という、結果としては喜ばしいものとなりました。

・・・ただし
「風」「潮」の自然現象
そう簡単ではありませんでした。
2レース中計5回の上りコースがあったのですが
最終の1本のみ岸コースが断然良かったのです。
最初とは逆に「潮」が時間とともに弱くなり
「風」の影響力が強くなったわけですが
それに気付いた時はもう遅く、
下マークまで大きくリードしていた
「メイテイ」「ハングオーバー」にはるか先行されてゴールを切られてしまいました。
すぐうしろの「ファンタジアン」をカバーするため
同じコースの「沖」をとったのも間違いではありませんでしたが
答えを信じ油断してしまったということです。
ない知恵をいっぱい絞ったレース展開でしたが
ほんとにヨットレースは難解なものです。

先日も書きましたが
「ヨットレース」は人生そのもの。
・・・・・正解が分からないまま一生が終わりそうですね。

 

 

1月11日  須磨ヨットクラブ新年祈願パーティー

 

 

五島列島クルージングの話で盛り上がるグループです。

 

今週末、ホームクラブで新年会です。

「今年はメンバー1人につき若い人を1人、必ずハーバーに連れてきて下さい!」
という西畑会長の「年頭の厳命」で始まった2009年度新年祈願祭
なるほど、
まわりを見渡すと参加メンバーの高齢化がすすんでいます。

ヨットを楽しむ若い人が全国的に少なくなっていることが主な原因ですが
わがクラブは高齢化だけではなく、
メンバー数そのものが減少傾向にあります。
このままだと
同好のメンバーでレースやクルージングなどのイベントを実行できない
「限界ヨットクラブ」になってしまいそうです。

宴会のあとのクラブ運営会議
毎年7月に開催する「ディンギーヨットスクール」を発展させ
今年はクルージング委員会と合同開催で「クルーザースクール」を検討中です。
この「クルーザースクール」
やり方によっては「団塊の世代」などの参加で会員数増大につながるかもしれません
高齢化は解消されませんが
わたし的には、おおいに期待しています。

ところで
宴会での話題はもっぱら「病気」「年金」「孫自慢」。
・・・ヨットの話はその次くらいですかね?

 

 

宴会には珍しい「赤ん坊」(クドウJr)。こわごわ抱きの小原さんでした。

 

大改修中の須磨ヨットハーバー。上架用クレーンの基礎工事(写真右)が進んでいます。

 

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