2008年upwindの活動ページその2

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5月11日  木工作業

 

ホームセンター担当者(オレンジ作業着)は本職の大工さんのように職人的です。
今回のようなカットは「ホームセンターの仕事ではありません。」とぼやきながらも無理をきいて貰いました。

 

先週おしらせのとおり
今週末は朝から艇の木工整備にかかりっきりの予定の一日となりました。
キャビンの床板がビルジのために傷み(・・ビルジ抜きをさぼったのが原因ですが)
チーク材に似た合板をホームセンターで購入し
自分達で取り付け工事を行ないました。

傷んだ床材(4枚)をホームセンターに持ち込みました。
このホームセンター
そのサイズどおりのカットを
新しい合板にワンカット¥30という破格値で受けてくれます。
ややこしいアールや微妙な角度の直線カットも短時間で完了しました。

出来上がりをヨットハーバーに持ち帰り
現場あわせの微妙なカットをし
木ネジで取り付けて終了。
所要時間は実質2時間というところです。
ホームセンター「アグロガーデン」の木工サービスがなければ
5時間はかかる作業でした。
時間も短縮の上、カット料金はしめて¥490。

「えらいとくしたなぁ!!」の一言です。

時間が余ったので
バリアントのウインチを2ケ、オーバーホール。
新しいゼノアと回航用の燃料を満タン積み込んで
来週のKYC(今年初)に備えました。

気分は・・・いざっ!西宮へ!です。

5月19日 KYC(関西ヨットクラブ)ポイントレース

 

久しぶりのファーストフィニッシュ。最終レースの快挙。これから1週間はポジティブに暮らせます。

 

ヨットレースでコース(進路)を選択する方法はセーラーによってまちまちです。
レースの講習会なんかで教えてくれる「コース引き」は
ごく基本の教科書的な方法なのですが
優秀なセーラーは「コース引きセオリー」から発展、独自であみ出した
「勝てるコース引き」を実行し勝利します。

並み(?)のセーラーである私の「コース引き」
30年のレース経験があるにもかかわらず
いつも基本から逸脱せず独創性に欠けます。
良い言い方をすれば「保守的なコース引き」ですが
「鳴かず飛ばずのコース」で勝てずに終わってしまいます。

さてさて、
地元開催の「神戸まつりヨットレース」をすっぽかしてまで
挑んだ、KYC J/24ポイントレース。
6艇中6-5-1と第1、2レースは完敗。
最終レースで一矢報いて帰って来ました。
特に第1レースはコース引きが冴えず、よくわからないまま終わってしまいました。
(第2レースの敗因、第3レースの勝因は良く理解できたのですが・・・)

私の場合、ブローの動き、潮の影響、スタートラインの傾き・・・・
いろいろの情報を集め第1マークまでのコースを決めます。
最初の方針どおりの第1マークまで到達して、結果が悪ければ
第2マークは最初と逆コース(違うコース)をとります。
第2マークでまたまた結果が悪ければ(裏目に出れば)・・・いよいよ脳内はパニックになります。
自艇にそこそこスピードがある場合、問題はさらに深刻になります。
悩んでるうちにレースは終わってしまいます。

・・・・ヨットレースは「ひとの人生」によく似てます。
「過去を振り返りながら修正をくり返す」作業なのです。

ちょっと、哲学的かな?!

 

男性2人女性セーラー3人の軽量「クラリス」。フリーのスピードは抜群。
クロスホールドでなんとか重量級UPWINDが勝利しました。

6月1日  レーシング & ツーリング 淡路洲本

 

昨年同様のロートルメンバー(左から岡田オーナー、森下、小林、荒尾)で西日本選手権に挑みましたが・・・

 

小学生にもわかる流水算の問題

軽風域で時速3ノットのスピードで走れるヨットAと時速2ノットでしか走れないヨットB
同時に時速2ノットで逆に流れる潮のなかをスタートし
1マイル先の第一マークに向かおうとしています。
ヨットABは1時間後にはどの位置にいますか?
その後、このコースを2往復するヨットレースはどうなっていますか?

答えは想像におまかせします。

昨日私は、ヨットBでレースに参加しました。
晴天のヨット日和のなか、自身の気分は戦闘モードになっていましたが
・・・昼前にはそうそうにレースを切り上げ、(リタイアしたのですが)
淡路島を代表するサントピアマリーナ前の高級リゾートホテルで
オーナーに昼食を御馳走になり
愛車ヤマハマジェスティーで
淡路島東海岸をゆったり神戸に帰って来ました。

異なる帆走能力の艇が同じ海面でレースをするとき
各々にハンディーが与えられます。
しかし、そのハンディーは完全ではなく
場合によっては大きくはずれてしまうことがあります。
昨日はヨットAに対し1時間あたり10分以上ものハンディーキャップを貰っていたにもかかわらず
逆潮をのりこえることができないわれわれヨットBは
ハンディー以上の大きな差を付けられ
タイムリミット内にゴールすらできず(DNFと記録されます。)
悲しくハーバーに帰って来ました。・・・・くやしぃ〜。

ちなみに、優勝したヨットAの艇長は私のJ/24の師匠。
言いたい放題(?)の森さん、中村さん、山田さん・・優勝おめでとうございます。
来年は・・・リベンジさせてもらいますぜ!!

というわけで、
ヨットレース西日本選手権は厳しい結果でしたが

往復の250ccスクーターによるロングツーリング
6月の淡路を吹き抜ける潮風はさわやかで
すご〜く気持ち良かったのです。

 

夕方辿り着いた「たこフェリー」岩屋港。淡路旅行を楽しむライダーが多く混み合い明石行きは1時間待ちでした。

6月15日  須磨で一番の「かじ取り」は?  須磨ヨットクラブ6月度ポイントレース

 

レースのあとで、上架待ちのファンタジアンチーム。

 

20年ものあいだヨットレース艇にヘルムスマン(かじ取り)として乗り続けると
(私だけがひそかに気付いていると思っているのですが)
「美しく操船するかじ取りの姿」をたまに発見することがあります。
もちろん私には100年かかっても会得できない天性的な姿なのですが。

波があろうが、風が強かろうが
いつもかわらない落ち着いた姿勢でコックピットに座り
艇が水上を滑る航跡はいっこうにぶれがない。
この「姿」を私は美しいと考え、レース中の一瞬に感じ取ることがあるのですが
この条件をみたすことができるレース艇(とヘルムスマン)には最近なかなか出会えないものです。

ワンデザインクラスなど高度な選手権レースでの上位ヘルムスマンは
たいていこれに近い美しい「姿」を持っています。
以前シアトルでみたブライアン・トーマスも最上の「姿」の持ち主と記憶しています。

さてさて、
それではわがヨットクラブでこの「姿」を持っているのは・・・・。
あくまで20年間の私見ですが
ルパンのU氏とハングオーバーのE氏。
残念ながら、このベテラン「おふたかた」しか須磨にはいないと私は思っています。
・・・・ちょっとホメすぎたかな??

昨日のレース、
E氏ドライブのハングオーバーにコテンパンにやっつけられました。
従来のしぶとい走りで昨日はダントツの月間優勝。
わがupwind、第1レースは一瞬トップにおどりでましたが
最終のレグで30度の右振れで撃沈。
第2レースは・・・・・zzzzzzz。

それにしても、ひさびさ登場のE氏
艇を走らせる姿にぶれがなかったのです。
ええもん見せてもらいました。

第2レース。無風に入り「ダンケツ」。笑わなしゃーない!!自分撮りでした。

7月7日 シアトルカップ打ち合わせ会、日曜日は木造艇キーホーで練習かな???

 

元町、焼き鳥「鳥の巣」では、ヨットクラブの未来について真剣に話し合ったのです。

来る、9月14、15日
恒例のシアトルカップ開催のための
打ち合わせ会が金曜日WINDWARDでありました。

写真はその後
近くの焼き鳥屋さんでの
2次会の模様です。

シアトルカップ情報は
またの機会におしらせしますが
今年も海上運営は須磨のJ/24チームが担当します。
レース委員長は運営上手な?私に決まったことを報告しておきます。
今回も事故のない円滑なレース運営を志しますので、
みなさんのあたたかい応援を期待しています。

 

 カッターリグの前帆をJ/24のレギュラージブで代用。誂えたようにサイズがぴったりでした。御機嫌のますおオーナー(右)。

 

6日は朝から整備。
ライフラインの張り替え、新ジブシートとスピンシートの長さ調整を午前中に
須磨名物「福田屋」ですじモダンの昼食後
#600でキールと船底の磨きを完了させました。

その後、
わがupwindの旧レギュラージブセールで帆走する
キーホー号に乗り込み
須磨沖のセーリングをオーナーの「ますお」さんたちと楽しみました。
秋のサントピア「ウッドンカップレース」の練習??を兼ねました。

中年おっさんたちの
またまた、しあわせな日曜日でした。

 

昼から「すじモダン」とキリンビール。幸せいっぱいの二人です。   

7月13日 ディンギーレース 

南西のシーブリーズに恵まれ、3レースを実施しました。各艇の実力差がありましたが楽しいレース展開でした。

 

梅雨明けのような夏空のもと
7月の須磨ヨットクラブのディンギーレースを手伝ってきました。
ほんとうは選手として出場したかったのですが
いっしょに乗ってくれる(?)クルーがなく
本部船シアトルの係として3レースの運営と観戦を楽しんで来ました。

晴天、風向風速も安定し
参加艇(レーザー、シーホッパー、シカーラ等々)のクルーのみなさんも
年に1回あるかないかのグッドコンディションを
存分に楽しめたと思います。

「神戸市所有のディンギーを希望者に無料貸し出しします。」というヨットクラブの企画
発足して今年で3年になりますが
年々参加が増えています。
今回のレースでは初心者に近いレーサーも参加し
合計17艇という最近では最多の出場艇数となりました。
お弁当付きのアフターパーティーもある心温まるレースは
各艇のクルーからレース後の勝因や敗因を分かりやすくコメントしていただき
和やかなうちに終了しました。

ヨット初心者がレースフリートに混じること事態
最近の私のヨットライフには「まれ」な出来事です。
初心者を「大事にせなあかん!」という須磨ディンギーの皆さんの気持ちが
アフターパーティーの雰囲気によく出ていたと感じました。

先細りのヨット人口。
やはり、日本ヨット界の救世主は「無料ディンギー貸し出し」ですね。

 

 

本部船は写真の4人で担当。左から石田、山口、皆川、私でした。

7月20日 海の記念日ヨットレース

 

後ろの青いスピンはハングオーバー。わが艇が勝利したレース後。余裕の記念撮影でした。

 

全国的に梅雨が明けました。
「海の記念日」にふさわしい絶妙のタイミングです。
これからしばらくは暑い日が続きますが、
梅雨の湿気からは解放されます。
日本の「夏」を楽しみましょう。

さてさて昨日は、
暑いなか、恒例の「海の記念日ヨットレース」に参加しました。
クルージングクラスの艇も参加できるお祭りレースですが、
まじめひとすじのわれわれ「おっさんチーム」は
潮をよみ、風の振れをよみ、バーバーホーラまで取り付け
真剣にレースに取り組みました。
J/24クラスでは1位、全体のレーサークラスでは3位という結果でした。
女性や子供をのせるとボーナスハンディーをもらえたのですが
おっさんのみということで、わが艇は「ノーボーナス」。
それでも、この成績を勝ち取ったのですから「賞賛に値する」ものです。

レースが早く終わり、風も南西で安定。
ハーバーに帰るのももったいないので
僚艇ハングオーバーと走りあわせ。
ちょっとブローがはいると、
わが艇が少し上り角度が良いことを発見しました。
マストを替えた効果ですかねぇ。
ハングオーバーのみなさん、ありがとうございました。
 

   

      デッキ上                   キャビン内からマストホールを見上げて撮影

帰港して片付け後
マストホール周辺の整備の打ち合わせ。
新調したくさびがセーリング中に浮かび上がることを発見し
くさびをどう固定するか相談しました。
上の写真はCROSSのマスト付近をデッキ上から(左)とキャビン内から(右)撮ったもの。
CROSS・・・旧「月光」(イタリア製J/24)のマストまわりの造作を見せてもらいました。
まずマスト断面型をくり抜いた樹脂板(10mm厚くらい)で中ふたをし位置を固定
デッキ上にJmaxにあわせた外ぶたを4本のボルトでさらに固定してあります。
中ぶたに厚みがあるので、ある程度余裕のあるマスト穴を明け
上ぶたで2925mmにあわせて再固定するという方法です。
アメリカ製Jボートとは発想が違います。
整備好きのジェームス小林に
今秋の全日本までにいっしょに工作しましょう!!とお願いされてしまいました。

・・・・私は不器用なんだけどなぁ!!

7月27日 田尻クルーズ

 

年に1度はお世話になるダイアナ6世。岩本オーナーの気づかいが艤装の至る所で発見できます。

 

7月も下旬。
いよいよ日本の暑さが本格化してきました。

こんな時にデイクルーズ???
クルージング委員会の企画を疑問視する声もありましたが
セーリング大好きな私たちは
そんな暑さは気にせず
早朝からダイアナ6世(岩本オーナー)に乗せて頂きました。

灼熱の大阪湾!!
と、無風を覚悟しながら須磨を出発しましたが
5〜6msの南西風を受けながら
3時間そこそこで大阪湾対岸の田尻漁港に到着しました。
田尻漁協が運営するBBQサイトで昼食後(あなごのてんぷらがうまい!!)
「青木ヨット」のテラスでくつろぎ
そうそうに帰路につきました。
帰りはさらに南西が吹きあがり(6~8ms)
うねりのある白波のなか
ローリングをくり返すセーリングで
4時半には帰港しました。

この時期にはめずらしい
強風下のクルージング。
行程のほとんどがセーリングの満足できる夏の一日でした。

岩本オーナー、澤ボースンありがとうございました。

 

左から 岩本オーナー、アネロン洋子、澤ボースンでした。

 

総勢14名で記念撮影。参加はダイアナ、ノープロブレム、フリースピリット、ミナミの4艇。

8月10日 父子でディンギーレースを楽しむ

 

「洋食のあさひ」オーナーがステーキディナーを御馳走してくれることに。
ますおさんと恐ろしい「かけ」をしたばかりに・・・・・・・。

 

灼熱の須磨沖
暑さに負けずディンギーレースを楽しんできました。
大学からのヨット仲間「ムラタ君」と久々にペアを組み(30年ぶりかな?)
月間優勝を狙いましたが
いまいち成績は奮いませんでした。
ほとんど無風状態でのレース
セイリングというよりカレント(潮流)の読みと暑さとの戦いでした。
「3m/s以下の風、30度以上の風向シフトの場合はノーレース」
というレース実施マニュアルなんておかまいなしの
なんでもありのレースでしたが(コミッティーさん、すいません!)
負けは負け、くやしー・・結果だったのです。

上の写真、
レースにはじめて父子で参戦の「ますおファミリー」の
祝勝会ディナーの模様です。
私たち夫婦も招待されたのですが
なんとも鼻息の荒い父の表情をじっくり御覧下さい!!

 

ケンタロー君は「おじゅけん」をひかえ猛勉強中。少ない「夏休みの一日」。おつかれでした。

 

この日のレース、
もう一組の父子初参加がありました。
「いちもくさん」(マム30)己斐オーナーと御子息の「ケンタロー君」。
第1レースの上マークをトップ回航する活躍を見せてくれました。
成績は「いちもくさん」のようには奮いませんでしたが
次回からは、Newディンギーの自艇参加の可能性もあるかも知れません。
デッキ上では鬼に豹変する己斐オーナーですが
お父さんの怒声を軽く聞き流す「ケンタロー君」のうらわざ
私には学ぶべきものが多かったのです・・・・・???

それにしても
親子、夫婦で楽しめるヨット競技
いつまでも大事にしたい「マイ ホビー」です。

 

ますおJr(左)は大学時代は関西水域でブイブイいわす470セーラーでした。現在は髪を短くして社会人1年生です。

8月31日 KYCポイントレース

 

午後6時、須磨ヨットハーバーの門限に滑り込みセーフでした。子供のように一日中遊んだ「おっさん5人」です。

 

8月最後の日曜日。
まだまだ夏の暑さが続きます。
45才、47才、48才、51才、52才の中年おっさん5人の心も
今夏に負けないくらい熱く燃焼中です。

早朝、須磨をドッグアウト。
西宮沖で灼熱の3レースを戦い
夕日が沈むころ、へとへとになって帰還しました。

3レースの成績は6艇中 1-2-2
先月まで悩んでいた微風の走りも
マストステップの調整でようやく滑り出しました。
先月までのボートスピードの原因は
マストホールのくさびの固定に気を取られ
足下のステップに注意を払わなかった・・・ということにしておきます。

ヨット競技は「失敗しては修正する」のくり返し。
なにやら人生そのものです。
この「トライ&エラー」
競技を続ける限り永遠に続く作業です。

今秋も失敗と修正を繰り返しながら
11月の博多全日本選手権に出場します。

 

中野クラリスを抑え、微風のなか喜びのトップフィニッシュ。KYCの1番はなかなかとれません。

9月13、14、15日 夏の終わりの芸妓遊び  シアトルカップ2008運営 

 

18才の舞妓はんとツーショット。彼女、美しいでしょぉ!!・・残念ながら撮影は後輩のアネロン洋子でした。

 

朝夕が秋らしくなって来ました。
13日(土)は夕方から京都五条木屋町の「鶴清」。
私が在籍した「同志社マリンヨットクラブ」のOB総会に出席してきました。
卒業以来30年ぶりのメンバーにも会うことができ
お互い再会を喜びました。
・・・で、もっと私が喜んだのは上の写真。
ほんまもんの「舞妓はん」にお酌をしてもらったこと。
下戸の私ですが、
この時はさすがにちょこで飲む日本酒がおいしかったなぁ・・・。

 

今回の本部船のメンバーです。 本部船には格調高い「グランドバンクス42」を使わせていただきました。
快適なレース運営でした。浅井オーナーありがとうございました。

 

明けて14日は須磨沖。
シアトルカップのレース委員長として海上労働をしてきました。
海上に浮かべた2つのブイ(2000mくらいの間隔距離)を2往復半するレースを3本。
そして15日は
須磨ー塩屋ー須磨沖定置網の大阪湾大三角形を変則的に廻るロングレースを1本運営しました。
参加艇も多く、地元須磨以外にも西宮、姫路、徳島、高松から合計27艇。
大きさとデザインの違うヨットが競うのですから
運営もそれなりに難しかったのです。

今回の海上運営で特に気をつけたのは
タイムリミットにかかってゴールできない艇をなくすこと。

同一艇種(ワンデザイン)での競争では
タイムリミットでゴールできず成績がつかない場合は
「ウデガワルイ」(実力がない)から仕方ないのですが
ハンディの違う艇(レーティングの違う艇と言います)がレースをする場合
速いヨットがゴールラインを切り、
遅いヨットがゴールできない場合があります。
それはボート自体の物理的性能の違いでおこった結果が多く
競技者の「ウデ」(実力)が原因となることは稀なのです。
レースは本来セーリングの「ウデ」を競うものです。
であるなら、速い艇遅い艇、
両者ともにゴールしてからハンディを乗ずるのが正論であると私は考えるのです。

そのために、今回は
レース委員会の力で「全艇フィニッシュさせる」意識を強く持ちました。
出場艇数の半分がゴールできないレースなどは論外!!
それは「レース委員会のちから不足」。
参加全艇がゴールできるよう
潮を読み、風向を読み、風速を読み
コースの長さを決めれるレース委員会の力量が必要なのです。
もし参加艇上位の数艇のみゴールしそうな場合は
さっさとN旗(レース中止)を掲げる勇気もレース委員会には必要なのです。

なぜなら、ハンディキャップレースにおいては
そんな不公平な結果(数艇しかゴールできないという事態)がおこるのは
きわめてへたくそなレース運営が原因だからです。

てなわけで、
こだわってのぞんだ「2008シアトルカップレース」
実力派揃いの運営部隊のみなさまのおかげで
事故もなく全艇がゴールできる結果に終わりました。
ありがとうございました。
この場を借りまして、お礼申し上げます。

 

グランドバンクス42のドライバー田中氏。私と同じく「ぼんち揚げ」の大ファン。
現在マリンディーラー「コーラウ パシフィック」を主宰。

 

J/24crossチームのオーナー福富夫妻がフィニッシュホーンを担当しました。おしどり度100点で〜す。

9月28日  シアトルカップ反省会

 

運営メンバーにはJ/24クラスの奥様連が欠かせません。彼女達は「須磨J/24シスターズ」と呼ばれています。
右2人目より・・ひとみさん、アネロン洋子、けいこさん、そして内田茂子さんでした。

 

海上運営の責任者(レース委員長と言います)として
先々週に実施した「シアトルカップヨットレース」
おかげさまで事故もなく無事に終了しました。
今週末は運営スタッフ20名が集まる反省会に出席してきました。

平日は仕事におわれ日曜日にしかヨットに乗れない人たちを
「サンデーセーラー」と呼びます。(もちろん私もそうです。)
たいていの「サンデーセーラー」はのんびりと週一のヨットを楽しんでいれば満足なのですが
なかにはもっとシビアにヨット競技を楽しみたいとうセーラーもいます。
そんな人たちを対象に始まったのが、このシアトルカップヨットレースなのです。

「サンデーセーラーのためのちょっとシビアなヨットレース」をサブタイトルに
わがヨットクラブの中だけで行なわれていたこのレースも
レース委員会メンバーの長年の努力で今年18回目を迎えました。
今では「西日本ミドルボート選手権」を兼ね、
西日本各地より遠来艇も数多く参加する
関西有数のレベルの高いレースに育っています。

「小さく生んで、大きく育てる」を地で行くこのクラブレース
今後もさらに大きく育って欲しいと願っています。

で、今回の反省会
「完璧なレース運営だった」とスタッフの多くは思っているせいか(実は私もそう思っているのですが)
反省点はなしということで「ただのよっぱらいの会」で終わってしまいました。
洋食「ファイブ」のタンシチュー・・・おいしかったなぁ!!

 

酔っ払いのおじさまたち(?)。みなさんレース中は厳しくリコール艇をよんだり、
レース旗の指示を出したり八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍だったのです。

      

 

10月26日 淡路島ウッドンヨットレース

 

準優勝の木製盾を手に記念写真。右から白石さん、ますおオーナー、私でした。

 

今週は第5回となる「木造ヨットの集い」Wooden Yacht Raceに参加してきました。
会場は淡路島洲本沖。
関西の木造ヨットをメインに、
海南や淡輪、小豆島から総勢22艇が美しさとスピードを競いました。
「競争にこだわらないレース」をとおして木造艇仲間を増やしていく
・・というのがこのレースの趣旨なのですが
いつも本気モードでレースにのぞむ私としましては
いささか勝手の違った参戦となりました。

さてさて、レース結果ですが
われらが「キーホー」はめでたくクラスB準優勝。
2日目が無風でノーレースということで
山口ますおオーナーの御子息「拓也くん」の実力で(初日のヘルムスマンです。)
第一日目のレースのみで勝負がつきました。
・・・つまり2日目の強力(?)助っ人のマルコ・アンドレオニと私は
「ようなし」だったのです。はいっ。

「ようなし」とは言え、準優勝が決まったのはうれしいことです。
1年間にわたり愛艇「キーホー」を
このレースに出るため改造を続けた「ますおオーナー」に拍手です。

 

淡路サントピアマリーナ外港一文字桟橋に舫われた22隻のウッドンボート。まるでフローティングショーのようです。

 

私のお気に入り。西宮「はやまる」武市氏設計の34ft.ロングキールを改造してあります。
シアーラインが美しい!!

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