2006年upwindの活動ページ その2

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4月16日  関西ヨットクラブポイントレース



西宮の帰りはKYC横山氏差し入れのビール片手にクルージング気分なのです

今年の関西(J/24クラス)がシーズンインしました。
関西ヨットクラブの主催で、毎年4月から11月まで年間6レースが開かれます。
老齢化が進むわがupwindチームですが、今年も懲りずに年間エントリーをしました。
レース海面が西宮沖ということで、須磨からは往復4時間もかかりますが
行帰りの艇上は、おっさんたちの社交場として、それはそれで楽しいのです。

J24だけのワンデザインクラスでの競い合いは、かなり厳しい局面もありますが
最終レースがおわった後の爽快感はなかなかのものなのです。

8艇中 5-3-3 トータル3位という結果でしたが
長い間悩んでいた艇速がなんとか標準レベルに達したことが収穫でした。
ハンドリングではサンデーセーラーの域は出ませんが
チューニングなどのハード面で工夫すれば
レベルの高いKYCもなんとか走れるものだと実感しました。

始まったばかりのシリーズですが、
秋の全日本選手権にむけて、少しずつでもレベルをあげたいと思います。


5月14日  神戸まつりヨットレース

5月の第3日曜日は神戸市主催の「神戸まつりヨットレース」が行われます。
俊足レース艇からファミリークルージング艇まで往時には100艇を超えることもあった、人気のレースなのです。
今年はなぜか(変則的に)第2日曜日に開催されたこともあり
わずか40艇と、さびしい開催となりました。
それでも前夜祭は多くのクルーの熱気で盛り上がり、大盛況だったようです。
冷たい雨にもかかわらず、いろいろなイベントや夜店の屋台を精力的にやりくりしていただいた
須磨ヨットクラブのボランティアスタッフのみなさまに感謝いたします。

さてレースですが、風に恵まれ(8m/s)
2時間内にレースクラス全艇フィニッシュしました。
わがupwind号は同型のJ/24の2艇をおさえ、大型艇につづいて8位でフィニッシュ。
レース距離や風速、レース時間から考え「優勝かも!!」
なんて甘い期待をしましたが、
修正の結果、5位でした。(悔しい!)
遠く琵琶湖から若手スナイパーの津田君(写真左黄色のカッパ)がトリマーとして参加してくれました。
どの艇よりも細かくスピントリムに集中してくれましたが、頑張ったわりには、いまいちの結果となりました。
今回に懲りずに、また乗っていただきたいと思います。

来週(5/21)はKYC。楽しく頑張ります。


5月28日  読むのが先か、観るのが先か?・・・ダ・ヴィンチ・コード

白ラブ「エリ−」ちゃんに門前払いされ、主人に助けを求める「マック」君。

今話題の「ダ・ヴィンチ・コード」。
文庫本が出た時に「映画がはじまる前に読んでしまおう」と意気込みましたが、
上中下の3巻読破はなかなか「読み始め」を思い切れません。
ぐずぐずしている内に映画が封切られ、
やむなく、この週末は「読書の鬼」と化したのです。
「映画を観る前に読む派」の主人としましては、週末の余暇時間を惜しんで
そして老眼にむち打って、土日で3巻を読み切りました。
ひさびさに興味深い作品でした。みなさんにおすすめです。

さてさて、上の写真ですが、
我が家の愛犬「マック」君。
主人の姉宅に住む箱入り娘の「エリ−」ちゃん(白ラブ)を表敬訪問しました。
若い女の子の家に嬉しそうに駆け上がったのですが、
「おじさんはあっちへ行って!!」とばかり
門前払いとあいなりました。みじめなマックの表情を見てやって下さい。

午後からは、いつものヨットハーバーへ。
先日のレースでゴリゴリといやな音を出していたウインチを修理しました。
[BALIENT]の年代ものですので、分解中に部品をなくすとたいへんなことになります。
パーツを写真のように慎重に外していくと、最後の爪のスプリングが下に落ちているのを発見しました。
金属粉をていねいに拭き取り、CRCで洗浄し
ブロンズ製の歯車にはグリスをたっぷりと塗り付けました。
ばらした工程と逆にしっかりと組み立てて作業を終わりました。

50歳になる私は、眼だけでなく脳の老化も進んでいます。
もちろんカンニング用のデジカメで分解場面をひとこまひとこま撮りながらの作業でした。

・・・・「細かい作業は往生しまっせ!!。」

 


 


細かい作業はアネロン洋子が担当しました。

6月18日 KYCポイントレース

 
レース終了後のワンショット。4レースも遊んだのでみんな疲れているのです。

18日は須磨、西宮(KYC)両方のヨットクラブでレースがありました。
この場合、わがチームは年間のエントリーフィーを払い込んでいるKYCに参加することにしています。
往復4時間の負担は大きいですが、Jセーラーとして得るものも多いのです。
レース結果は7艇中6-6-4-2と尻上がりに良くなりましたが、
軽風域の展開であった前半のようなレース運びはスピードも伸びず今後の課題となりました。

それにしても、1日4レースは肉体的につらいものがあります。
疲れのピークとなった4レース目はスタート時からコースを考える余裕もなく
成りゆきのレース展開となってしまいました。
J/24のヘルムスは野球でたとえるならピッチャーのようなもので
連投はダメージが残るのです。
日頃から体を鍛えていないとレース翌日も疲れが残ってしまいます。
ヨットは競技自体で体が強くなっていく種類のスポーツではないのです。

というわけで、私は真剣にJ/24の若いヘルムスマンを探しております。
お心当たりの方はおしらせ下さい。どうぞよろしゅう。


7月2日 イタリアのJ/24がやってきた


長年シングルハンダ−の福富オーナー。クルーを募集中です。

全盛時の保管隻数は10艇を超えた須磨のJ/24フリートですが
ここ数年減少が続き、現在は4艇のみで寂しく活動中です。
ところが、6月末に久々に新しいJ/24がやって来ました。
私たちにとってはたいへん喜ばしい出来事なのです。
なんせ4艇と5艇ではフリートレースのおもしろさが断然違うのですから。
低迷を続けた須磨フリートもついに今の日本経済と同じく減少傾向から増加傾向に好転したわけです。

新艇の名は[CROSS]。
芦屋のレーザーフリートのベテラン福富氏がそのオーナーです。
下の写真のとおり切れ味のあるボトムエッジを持つ[CROSS]号は
最近ワールドで好成績をおさめるイタリア製ボートで、
実際に過去全日本選手権にも優勝したことのある艇なのです。
艇良し、乗り手良しの[CROSS]号は須磨の古狸セーラーたちの驚異になることは確実です。
「福富オーナー様、どうぞお手柔らかに!!」

  

  



7月9日  須磨ホワイトセールレガッタ


藤沢オーナーの柔らかい舵引きでするするっとトップに躍り出たワンピース。後ろは「イマジン」

クルージング艇だけを対象にしたレースが今年度からスタートしました。
今までは運営の手間からレース艇と同時スタートの形式をとっていましたが
今回からは純粋にクルージング艇のためだけのレース開催となりました。
クルージング艇はレーサー艇に比べクルー不足が目立ちます。
それを解消するために私たちレーサーが助っ人クルーとしてお手伝いすることになりました。
それゆえ、レーサー艇は参加不可となったわけです。

朝から梅雨空で九州南部に台風接近の情報もあり、
参加艇はわずか4艇。
私はワンピース(藤沢オーナー、エスプリジュバン30ft)のトリマーとして参加しました。
レースはスタートからほぼ無風の状態が続き
昼にはN旗が揚がり、ノーレースとなりました。
新艇でジェネカーを駆使(?)するイマジンを途中から抜き去り
トップを死守していましたので残念な結果となりました。

持ち越しとなった優勝トロフィーをゲットするため
次回もがんばるのだ。(藤沢オーナー!よろしくお願いします!!)

7月16日  海の記念日ヨットレース

出艇前の準備のひととき。3年ぶりのヘルムスに緊張(?)ぎみの村田艇長(左) 

海の記念日に行われる「須磨YCファミリーレース」は
女性クルー、子供クルーが参加するとハンディが緩くなるレースなのです。
楽しいレースのイメージを家庭内でも定着させ、
ひいては競技人口を増加させるのが狙いなのです。

参加はクルージング艇もあわせて14艇。
むさ苦しい男ばかりのわがupwindチ−ムは南西風のなか健闘し
総合2位の好成績をおさめました。

勝因は私が乗らなかったから・・・かな??。

この日は、朝から所用が重なり忙しかったのです。
須磨にクルー激励の後、大阪の息子の高校で保護者会にのぞみ
ラグビー専門トレーナーからウエイトアップと筋力アップ講議を受け
その後西宮で愛車のカーナビの修理。
夕方、三宮に帰ってきてから磯上グランドのKRAC(神戸レガッタ&アスレチッククラブ)を訪問
ついでに今話題の「いそがみ」界隈のタウンウォチング。
そしてイタリアンカフェであきんど偵察。
お店に帰ってきて、空調とウォシュレットの取り付け工事・・・。私としましては、もっとゆっくりスマートに休日を過ごしたいのです。はいっ!!。まさに「貧乏ひまなし」の日曜日でした。
よく考えると、こういう日はこのサイトのテーマ「店主のOFF」にはそぐわないのです。
昼から「店主のON」にスイッチが切り替わっている自分に早く気付くべきでした。

私としましては、もっとゆっくりスマートに休日を過ごしたいのです。はいっ!!。



須磨沖を疾走中のupwind。ミナミの安井氏の撮影です。

 

7月23日  繕(つくろ)い物

天気予報は今日も一日「雨」。
その雨が降り出す前に、気になる修理をひとつやっつけにハーバーへ行きました。
一週間で船底にはバケツ5杯のビルジが溜まり、
高温多湿のキャビン内はカビが生えています。
ビルジ抜きと換気を終え、
ライフラインのハイクアウト用クッションを固定する作業を行いました。

このクッション、
両サイドが破れて前後に動き、
とっさの時に頼りにならないどころか、危険きわまりない存在だったのです。
細めのケブラ−ラニヤードとろう引き糸を駆使して
なんとかライフライン上に固定することができました。

本来的にはヒール時に楽にハイクアウトができるための代物なのですが、
(ヘルムスの私にはレース中関係のない箇所なのですが)
一生懸命ハイクアウトしてくれるクルーのために、
かなり頑丈に修繕を施しました。

みんな!!
全日本のロングレグのハイクアウト・・たのんまっせ!!



7月30日  J24[CROSS]で練習です。

やっと梅雨があけました。
この日は我が艇のマストステップとマストホールの整備をする予定でしたが、
メンバーの集まりが悪く、私とハナテンは急遽新艇[CROSS]の練習に参加させて頂きました。
練習は福富オーナーを中心に
タック、ジャイブとスピン展開の基本動作のくり返しを行いました。

[CROSS]チームは新しく、メンバーがまだまだ固定できません。
ポジションを決めて精度の高いアクションを各クルーが確認するところまではいっていませんが
オーナーが現在のポジティブな気持ちを持続させることで、
このチームはいいチームになると確信します。

今日の反復練習で私には18年前のupwindチーム結成時の記憶が蘇りました。
昔は[CROSS]のようによく練習したものです。
それに引き換え、今は練習無しのぶっつけ本番ばかり・・・。

みんな、練習しようぜ!!


8月27日 山田氏とKYCポイント


炎天下の3レースを終え、帰路に。六甲アイランドの橋が見えます。
この後、船外機が落水する恐ろしい事態に!!



11月に迫った全日本のために強力なセーラーがわがチームに加勢してくれることになりました。
写真左2人目、山田氏です。
高校、大学と華々しい経歴のあるセーラーですが、
何ぶん、J/24は未経験。
この日は山田氏のヘルムス初練習のためのレース参加となりました。

「今日は全レース『けべ』ですよ。」というレース前の彼の控えめな言葉でしたが
最終3レース目には、中位フリートを引き離し堂々の4位まで上がって来ました。
もう2レースほどやれば上位にくらいつく位置まで上がりそうな勢いでした。

同じヘルムスというポジションでも山田氏と私が決定的に違うのは、
「相対的なスピード感覚」とでも言いましょうか
ある風域で自艇が今速いのか、遅いのかを瞬時に感じ取る感性が
彼の方が格段に優れていることなのです。
この「相対的なスピード感覚」が実はヨット競技者には必要で
天性の才能が大きく影響すると私は思っています。

てなわけで、今年のupwindの全日本は
トリマーがどこまで山田氏についていけるかにかかっていると
(無責任な)私は考えるのです。

・・・みなさん、11月はグッドジョブでいきましょう!!

****『けべ』は関東のセーラーがよく使う言葉で、関西では『けつ』と言います。
   最下位の意味です。

9月3日  金属疲労と店主の疲労


左手に持っているのが金属疲労ではがれたブラケットのエンジン側

前回(8/27)の写真でおしらせしましたが
西宮でのレースが終了しエンジンで須磨まで回航中
突如船外機が艇から脱落しました。
幸い、細いシートで艇とエンジンをくくり付けていましたので
船外機の水没は免れました。

原因は写真のとおりエンジンブラケットの金属疲労。
7年前にアリスレーシング製のブラケットを取り付けて以来
一度も溶接部の確認しなかったことが悔やまれます。
ブラケットとエンジンぺラの交換、削り取られたラダ−のパテうめ等々
ダメージは大きいのです。
来月のKYCウィークに出場予定ですので
早く修理を終わらせるため
日曜日は部品の手配に費やしました。


ほんま指定管理者には「おうじょしまっせ!!」

修理の段取りが終わると、須磨ヨットクラブの定例会議です。
議事内容の大半は、4月からスタートの指定管理者へ対する不満のパレードになりました。
やっぱり、春にそうなるであろうと予想されていた悪い事態が4ヶ月たった今、多発しています。
さらに今のハ−バー管理者と運営業者の関係がぎくしゃくし、
私たち利用者までがいやな思いをする段階になってきました。

「僕たちはお金を払っている客なんだけどなぁ・・・。」と
管理者に不満をぶつける場面が会議中に何度も見かけられました。

せっかくの日曜日、こういう会議の出席は
私の脳が金属疲労を起こしますヨ・・。


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