2006年upwindの活動ページ その1

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1月15日  須磨ヨットクラブの救命艇

念願の救命艇が進水しました。
ヨットクラブが発足して28年になりますが、
いままで人命救助専用のボートは須磨には存在しませんでした。
本来、海の遊びには危険がつきまとうものです。
そのため、ハーバーの管理者である「神戸市」に救助艇の配備を毎年お願いしていたわけですが、
いっこうに配備する気配がなく、
やむなく利用者である「須磨ヨットクラブ」が限られた予算のなかから購入を決議しました。

写真はめでたく進水の日を迎えた、
救命艇「IRIS」の神事の模様です。

「IRIS」は東欧スロベニア製のラバーボートです。
驚くほど静かな4ストロークのYAMAHA船外機を搭載し、
最大スピード30kntで、これからのクラブメンバーの安全を守ってくれることになります。

さっそく、この日1月度のポイントレースから大活躍がはじまりました。
みなさん!!ゴムボートですので、取扱いにはくれぐれも御注意を!!

 

2月12日 船台の修理

そろそろ、upwindもシーズン入りです。
来週のポイントレースを前に、船台のメンテナンスを行いました。
店主が左手に握っている白い縦棒は、船を上架する時の船台の目安となるガイドバーです。
ホームセンターで樹脂を巻き付けた金棒(2.4m)を4本購入し
さっそく組立と取付を完了しました。
ついでに、あかさびの目立つ船台鉄部も黒色のペンキを塗ってしまいました。
新人コバヤシとアネロン洋子と私の3人で4時間ほどの作業でした。(最近はこの3人での作業が多いのです。)

作業が終わると、「福田屋」でいつもの「すじモダン」コースとなります。
マーマレードチーム6人(J/35)が先客でした。
ボースン山田氏(右から3人目)は東京単身赴任中ですが、出張を利用しての帰神です。
今年のマーマレードの目標は、「きちんと出艇、着艇ができること」・・・。
山田氏を鬼コーチに昼から入出港の猛練習を始めると話していました。

話は変わりますが、
昨日、待ちに待った「須磨ヨットハーバー指定管理者」の発表がありました。
従来の「神戸港振興協会」に決まりました。残念な結果です。
わがヨットクラブもこの半年、全力で管理者になるための申請書に取り組みましたが
神戸市への上納金(納付金)の差で、落札できませんでした。
振興協会とわがクラブの金額差は推定約1000万円。
家賃を1000万円も多く払ってくれる店子(振興協会)に、大家(神戸市)は笑顔で答えたようです。
よくよく考えると、店子が大判振る舞いするその家賃の上乗せ分1000万円は、
私達利用者の支払う保管料から出ているものです。
利用者は施設やサービスに応じた料金を払うのが原則です。
施設の老朽化、サービスの悪さなどの現状を考えると、
利用者側の過負担となっていることは否定できません。
1000万円のサービスの低下がやってくるのは、間違いありません。

そもそも、公的なヨットハーバーは
「市民の海洋スポーツの普及促進のための施設」という本来の目的があります。
そのため(海洋スポーツの発展のため)には、各地方自治体は税金を投入します。
税金を投入するのではなく逆に、
海洋スポーツを志す利用者から「金をふんだくる」姿勢をあたりまえと考える神戸市に
利用者は反発すると考えます。
主人も、この問題を考えれば考えるほど
腹立たしくなってきます。

これからの4年間「真剣に戦う」しかありませんね(怒)!!・・・・。

 

2月19日 クラブポイントレース

2月のレース・・・いやぁ〜、寒かったですね。
おまけにレース成績も寒かったですね。
この日はいろいろな艇が集まるクラブレースでしたが、
艇の性質上J/24の3艇での競い合いを意識してしまいます。
結果はJ/24で3位・・・ケツでした。

ハングオーバー永信氏(写真右)が助っ人ヘルムスで参加してくれました。
1上を3番(J24のなかで)で廻り、即ジャイブの岸よりコースが当たり、1下はトップ。
ヨッシャー!!と思ったのもつかの間、2上の中盤でまたしても2艇にやられてしまいました。
特にメイテイに対し、下受けタック後、
相手をホープレスに落とし込むどころか、余裕の上突破を図られてしまいました。

帰港後、敗因をよくよく考えますに
第1に、体重差。(upwind約370kg、meitei約210kg、fantasian約240kg)
メイテイとは150kgも差がありました。艇体重量1300kgの1割以上の全体重量差は大きな要因です。
タック後の滑り出しが全く違います。

第2に、マストベンド量の違い。
メイテイとファンタジアンのスプレッダ−振り角は非調整タイプ。
upwindの振り角に比べ、ずいぶん浅くなったままです。
その分、マストがまっすぐでメインが深く軽風域ではパワフルでした。
upwindのメインも3年目。
セールの劣化を考えると、チューニングマニュアルよりもベンドを減らすべきです。

以上の2点が敗因だと考えます。
途中、三船氏トリムの「出雲」の沖だしに連られて、
沖海面のバッドコースを引いたりしましたが、
永信氏の冷静でていねいなドライブを考えますと
コース引きのソフト要因よりも、スピードビルドのハード面の要因が大きかったと考えます。

ハード面は現状の数字を再確認し、再現性をつぶさないように
いろいろトライすべきと考えます。

今シーズンもがんばるぞ!!

 

2月25日 遅い新年会やなぁ〜。 三宮と福原

2月も終わろうとする25日、
ヨットチームupwindの新年会に参加しました。
三宮「好富」でふぐを平らげたあとのみんなの満腹写真です。
所用で欠席のハナテン以外の全メンバーが久々に集まりました。
群馬県高崎市に単身赴任中の「黒キャップ」(左3人目)の予定にあわせ
この日の飲み会となりました。
upwindチームが出来て17年。
年に1回はこうしてみんなが集まりますが
17年のあいだに、メンバーを取り巻く環境が大きく変化してしまいました。
せっかくセーリングをとおして集まった仲間です。
これからも(黒キャップ曰く)「牛のよだれのごとく」なが〜く、なが〜く
チームを続けていきたいものです。

ブルース主人「ますおさん」の友人4人も加わってにぎやかな二次会となりました。

さてさて、「ふぐ料理」の後は
三宮からタクシーをとばして福原へ。
美艇フランシス26「キーホ−」オーナー経営のBar「ブルース」へ。
ところが大繁盛のため満席で、店鋪3Fのオーナー宅リビングルームでの宴会となりました。
(中央赤い服の)オーナー「ますおさん」邸は
マンションデザイナーで有名な瀬戸本淳氏の設計。
二次会はさながら有名人「お宅訪問」となってしまいました。
「やりっぱなし風」外観ももちろん
1F、2Fの店鋪から3、4、5Fの居住空間まですばらしいデザインでした。
とくに5階の屋上庭園から眺める、色町「福原」の景色が印象的でした。

3月19日 爆弾低気圧

海上ではうさぎが飛び交う状況のなか、エンジントラブルのmeitei(秋田艇長

3月度のヨットクラブポイントレース、
私たちは年1回のコミッティー当番でした。

この日の日本列島は上の写真のように
爆弾低気圧に襲われ、レースどころではなかったのです。
北風のため、波は小さかったのですが、
風速は30kntを超えていました。

それでも、義務感の強い(?)upwindチームは運営艇シアトルと救助艇アイリスを駆使し
10時40分にはスタートラインまで打って
レース艇の到着を待っていましたが
全艇ラインまでたどり着くのがやっとで、レース中止の要求が相次ぎ
やむなくノーレースにしました。

午後から、風のおさまるのを待ちましたが、
周期的な強弱を繰り返しながら、ますます吹き上がり、
結局3月度のポイントレースは成立しませんでした。

少し風がおさまった海面を走る「IRIS」号 強風で本部船旗やY旗を掲げているポールも折れてしまいました。

クラブメンバーに新艇を紹介する岡田オーナー(中央、紫のウインドブレーカー)

海上では修羅場でしたが
ハーバー内ではこの日、新艇が進水しました。
「デュフォー34」。(岡田オーナー)
フランスから輸入したての、ぴかぴかのクルージング艇です。
岡田オーナーの「サムシング」は須磨開港当時から6代続いて来た名門艇です。
今回の進水で共同オーナーから単独オーナーになったのを契機に、
「イマジン」という艇名になりました。
[something]も[imagine]も岡田オーナーの大好きなビートルズ(ジョンレノン)の曲なのです。

4月9日 2006年舵杯

桜満開の日曜日、第31回舵杯ヨットレースに出場しました。
昨年同様、須磨の僚艇「カウベル」で楽しませて頂きました。
写真はフィニッシュ後のくつろぎのワンショットです。
このカウベルでの舵杯参加は3度目。
過去、準優勝、準優勝と2位が2回続きましたが
今回こそ優勝を!!の強い思いでのぞみました。
結果はクラス34艇中22位でした。くそ〜っ・・・!!
スタート時の無風と弱い潮を読めなかったのが敗因です。

でもまぁ、暖かい春の一日を仲間と楽しめたのですから
すごく幸せなのです。はい!!。

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