04年ルール改正項目
●参加費の定額制
(内容)参加費をプレー回数にかかわらず3000円とします。
(理由)プレー回数の多い選手が必ずしも上位に行く傾向はなく、不公平との声がありました。
●賞金配分の変更
(内容)賞金配分選手(シード選手)はこれまで上位4選手でしたが、上位3選手とします。
(理由)参加費の定額制によりプールされる参加費が減ることから、賞金王の総獲りとすべしとの声もありましたが、激変緩和のためにとりあえずは3位までとします。
●レスキューカードの使用条件変更
(内容)使用条件を新たに2つ加えます。
@ パー71以下のコースでは使用不可
A達成コースでは翌年は使用不可
(理由)近年の賞金上位者はほとんどレスキュー成功者であることから、ハードルを高くすべきであるとの意見があり、妥当と考えました。ただ、他の選手から獲らずに独立した賞金として設定すべしとの意見については、レスキューカードの醍醐味が失われかねないので採用しませんでした。
●各種カードの自動付与制の導入
(内容)以下のカードにつき、11月末までに不使用の場合には、以下の試合で使用したものとして賞金を計算します。
@レスキューカード:11月末までの最終試合
(2枚不使用のときは、最初の1枚のみ使用したものとします。)
Aダルマカード:11月末までの最終試合
Bワイルドカード:11月末までの最終試合
(その試合がメジャー大会であったときは、その前の試合に繰上げます。)
(理由)PGAルールが複雑化し、ルールをよく知らない選手には不利であるとの意見があしました。たしかにそうした傾向があるため改善措置を定めした。
●自己ベスト賞金の連年達成増額
(内容)2年連続は2倍、3年連続は3倍、4年連続は4倍とします。
(理由)自己ベスト更新の価値を高めるべきとの意見に従いました。
●平均ベスト賞金の連年達成増額
(内容)2年連続は1.5倍、3年連続は2倍、4年連続は2.5倍とします。
(理由)平均ベスト更新の価値を高めるべきとの意見に従いました。ただ、2年連続2倍、3年連続は3倍、4年連続は4倍というのはもともと高額の賞金であるため、倍率を縮小しました。
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以下は意見としてはありましたが採用しなかった項目です。
●バーディ賞金の引下げ
(理由)バーディの価値を巡って意見が分かれており、現行(200万円)でもパット賞金300万円よりも低く、バランス的に問題はないと考えました。
●2シーズン制・プレーオフ制導入
(理由)たしかに面白いアイデアではありますが、現行ルールが浸透しきっていない現状では混乱を招くと考えました。