アート・ギャラリー
ウノ・カマキリさん
小さな駅での漫画展
名鉄名古屋駅本線「知立駅」から東へ約500メートルの名鉄三河線「三河知立駅」。知立出身の漫画家ウノ・カマキリ(本名=宇野文雄)さんが「人に夢を与える駅」の思しを込めて作品の展示を始めて三年目を迎える。
展示のきっかけは、カマキリさんが小学校の同窓会に出席するため、知立駅を訪れたことだった。子どものころの賑わいはなく、うそのようにさびれた無人駅になっていた。「出会いや別れなど、人生の節目、節目で登場する駅が<無人>では味気無い。
自分の作品がきっかけで<夢人>になるよう、利用する人の気持ちを和ませたい」という思いを込めて、夢人駅漫画展と名付けられた。
今年4月には教育委員会の後押しで、カマキリさんの仲間の漫画家から寄せられた作品展やシンポジウムが行われた。カマキリさんの作品は今も、無人駅を飾っている。