「きみが戻ってきてくれて本当によかった」
プレイヤー=私は、再びアトラスと会うことになりました。アトラスは本の執筆に捕われていて、彼の妻キャサリンを助けにいくことができないため、代わりに私がキャサリンを見つけに行くことになります。
キャサリンはリヴン時代にいるらしい。そしてアトラスの父であり、リヴン時代を崩壊を引き起こした張本人ゲーンによって捕われているようです。
リヴン=第5時代はアトラスの父親であるゲーンがつくった世界です。アトラスやゲーンはドニの一族といって、いくつもの並行して存在する世界を行き来する接続書とその世界そのものを作り出す(支配する)術をもっています。ゲーンはドニ文明の復興を試みるためにリヴンを作り出しましたが、執筆に矛盾が存在したためにリヴンの世界は崩壊しはじめています。
リヴンはもともとゲーンが作り出した世界であり、ゲーンは彼らの支配者でした。しかしゲーンとアトラス・キャサリンとの闘いが伝説化して、敗者であるゲーンは支配者の地位を失いつつあります。リヴンに戻ってきたキャサリンはモエティというゲーンに対抗するグループとともにありましたが、ゲーン支配下のものたちに捕われ、リヴンのどこかに幽閉されています。現在リヴンでは、ゲーン支配下のグループと、モエティとの2派が存在するようです。
リヴンはもとはひとつの島だったのですが、崩壊とともに5つの島に分かれてしまいました。ゲーンはあらゆる技術を駆使してこの5つの島を結ぶルートを作っているので、島を行き来することは可能です。しかしリヴンは崩壊に向かって変動を繰り返しています。
リヴン人はリヴン語で何かを離しかけてくることもありますが、プレイヤー=私にはわかりません。彼らはこの世界が崩壊しはじめていることを理解しているのでしょうか?残念ながらそれを確かめることもできません。しばしば彼らの姿を見かけることがありますが、彼らはすすんで私とコンタクトを取ることはないでしょう。またこの時代(世界)のどこかにゲーンがいるはずです。リヴン人がコンタクトしてくれないのはゲーンが見張っているせいなのかもしれません。
ドニ人ははるか昔栄えていた創造者たちの文明です。特殊なインク、紙をつかって世界を創造するといわれています。ひとつの時代を作るごとに2冊の本ができます。ひとつは世界そのものを記述した本、そしてもうひとつはその世界へ接続するための本です。
リヴンの中にはゲーンが残したドニの技術がたくさんあります。古くて新しいというか、すごく機能的であってどこか懐かしい感じがします。それらを動かしたりするには、まずは電力(動力)を確保しなければなりません。いたるところにあるスイッチやコックを動かして試してみましょう。
はじめにたどり着く島内にはゲーンがリヴンを創造した様子やアトラスとの闘いについての絵が飾られています。ゲーンがリヴン人にドニについて学ばせようとしていた様子や、どのようにして彼らの支配者として降臨していたのかなど想像しながら歩くのも楽しいですね。