厳しくなる違法駐車対策

最終更新:2006.6.12

2006年6月から駐車違反の取り締まり方法が大きく変わる。短時間の違法駐車も駐車違反として厳しく取り締まりの対象になる。民間委託の駐車監視員だけでなく、交通巡視員や警察官も違法駐車の黄色のステッカーを貼る。反則金の対象は違反した運転者だけでなく、車の持ち主にも及ぶ。違反金を払わない場合車検も受けられなくなる。

■厳しくなる違法駐車対策

2006年6月1日から施行。

    内容 これまで 2006.6.1以降
    取り締まり方法 タイヤにチョークで印を付けて10-30分程度駐車していたことを確認後取り締まる
    駐車監視員、交通巡視員や警察官が放置車両(人が一人も乗っていない車)を見つけ次第、写真撮影、違反車両ナンバー入力の上、5分程度で違反のステッカーを貼付。但し、ステッカーを貼り付ける前に運転者が現れた場合は、原則として、警告にとどめられる。
    ※放置車両とは、「違法駐車のうちで、運転者が車を離れて直ちに運転できない状態にあるもの」を言う。今後はほんの数分の放置駐車でも取締りの対象となる。尚、駐車違反の取り締まりは休日、夜間も行われる。また、自動車だけでなく、原付バイクも取締りの対象となる。
    反則金 普通車の場合で\15,000〜\18,000と2-3点の反則切符。

    普通車の場合で\10,000〜\18,000と2-3点の反則切符。運転者が警察に出頭しない場合は、所有者に違反金納付命令書が送付される。
    反則金:
    @駐停車禁止場所等に駐車しているもの:普通車なら\18,000
    A駐車禁止場所等に駐車しているもの:普通車なら \15,000
    B時間制限駐車区間の場合は\10,000

    反則金の対象 違反した運転者に請求される
    運転者が払わない場合、違反車両の所有者から放置違反金を取る
    反則金の滞納 自分は車を貸しただけと嘘をついて取り締まりを逃れるケースがあり、運転者が特定できなければ滞納の罰則はない
    所有者が違反金を納付しなければ、車検を受けられなくなったり預金口座や財産の差し押さえも。
    その他  
    常習違反には、車両の使用制限

■民間の監視員活用
  • 民間委託の駐車監視員は2006/6時点、全国で270警察署、約1600人。
  • 重点取り締まり地域の繁華街や幹線道路で監視を開始する。2人以上が一組で活動する。運転者不在の放置車両を確認したら、デジタルカメラでナンバーや違反状況を撮影後、携帯端末に入力し、ステッカー(確認標章)を貼る。
  • 重点取締り地域の公表:地域住民の意見や要望を踏まえて、駐車監視員が重点的に活動する場所や時間帯を定めた「駐車監視員活動ガイドライン」が、警察署の掲示板やホームページ等で公表されることになっている。
  • 民間監視員は反則金は徴収しないので、騙されて現場で監視員に支払わないように。
  • 2日間の講習を受けて、試験に合格すれば、資格が取得できる。2006/6時点74業者、1600人。
  • みなし公務員」で、駐車監視員の仕事を妨害すれば公務執行妨害罪に問われる。運転者が違反を逃れるためにわいろを渡して、駐車監視員がお目こぼしをしたら、運転者は贈賄罪、監視員は収賄罪になる。業務上知りえた個人情報を漏洩した場合、秘密漏洩罪に問われる。
  • 重点地域以外の場所での警察官による取り締まり方法も「チョーク廃止、放置車両即違反」の新ルールに変わる。
■問題点・懸念されること
  • ステッカーを貼られた場合、出頭して運転者として反則金を払い、犯則切符を切られるか、出頭しないで、所有者として放置違反金を払うか(所有者は反則キップはきられない)は選択できる事になっている。
  • 3回までの違反であれば、出頭しないで放置違反金を払う方が、違反点数を引かれない分得と考え、運転者や所有者が減点を避けるため違反金納付を選択すれば減点制度の意味が薄れる懸念。(違反点数がたまって「免停」になるのとは違って、所有者は運転禁止中も他の車は運転できる。違反金さえ払えば良いという意識が生まれないか?→警察では違反を繰り返す常習悪質運転者は起訴して責任を追及する構え)
  • 重点取り締まり地域の違法駐車は減るかも知れないが、周辺道路に車が逃げる現象が起きるのではないか?駐車場を増やす事が肝要。
  • 駐車監視員による個人情報の漏洩や悪用門題は起きないか?
  • 警察官の天下り先の確保、官民癒着、大手警備会社の業務拡大、偏重した取り締まりなどの問題発生の懸念。
  • 駐車監視員のノルマ達成のため、危険でも迷惑でもない駐車までも違法駐車とするような事がおきないか?
  • 駐車監視員の勤務する会社が経営する駐車場を優先的に案内するなどの誘導作用が起きないか? 駐車場の使用勧誘のために駐車監視業務に進出するような事がおきないか。
  • 特定者に取り締まり場所を事前に漏洩するなどの便宜供与は起きないか?
  • 公営の駐車場を増や必要がある。特に、タクシー運転手のトイレ・食事・仮眠などのためのタクシープールの設置が必要。
  • 民間の宅配業者の配達の間のごく短時間の駐車でも違反で、郵便局の郵便配達やゆうパック等の配達は違反でないというのは明らかな不公平ではないか?。道路を利用する側からすれば郵便局も民間の宅配業者も何ら変わらない。
■対 策
  • 駐車場不足がそもそも違法駐車問題の根源。各地域の実情にあった駐車対策を実施しなければ根本的解決にはならない。すぐに出来ることは「時間貸駐車場」を活用すること。パソコンや携帯電話で空きのある駐車場を調べるサービスもあるので利用すると良い。例:パーク24・時間貸駐車場情報
  • どこも駐車禁止ではなく、“20分以内駐車可”とか“10分以内駐車可”などの規制緩和した道路を設定する。
  • 運転中のトイレ、食事、仮眠には駐車場のあるコンビニ、レストラン等を利用する。
  • 引越、自宅での葬儀、訪問介護や訪問入浴、看護などのケースでは予め警察署に届けて「駐車許可証」を入手する方法がある。
  • “貨物配達中に限り駐車を認める”というような道路もあるので予め調べて活用する。
■関連ホームページ
このページは私が色々な人から伺ったことや種々の参考資料(書籍・文献・新聞・テレビ報道など)により知った事を整理したものです。道路交通法のすべてを網羅したものではありません。参考にされるのは構いませんが最終的な確認と判断は個人の責任で行ってください。記述は正確を期していますが、間違いにお気づきの場合は、「趣味のアルバム」topよりメールをお寄せ下さい。

更新履歴:2006.5.26/2006.6.12

 

 

 

 

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