手足のしびれ

手足がしびれる病気は多く、原因究明が必須。神経内科、整形外科を受診するのが一般的。(何科を受診して良いか分からないときはまずは神経内科、最近はしびれ外来を設置する病院も多い) 特に、症状が強まる、或いは長く続くときは受診が必要。ただ人間の身体は複雑で、現代の医学でははっきりした診断がつかない事も多く、治療効果もはっきりしないで長引く事も多い。時間の経過と共に症状が軽減或いは消失する事もあるのであせらず治療する事が肝心。

手や足に痛みやしびれか出て医療機関を受診する際には次の2つの質問をして現状を確認して貰う事が大事。このためにはCTやMRIを実施し、脊柱管の狭窄状態を評価する事が必要になる。
1.脊椎管は狭くないか(生まれつき脊柱管が広ければ神経症状が重症化することはあまりない)
2.症状は神経根障害か、脊髄障害か:神経根障害の多くは自然に治る、脊髄を圧迫している結果起きる脊髄障害で且つ、脊柱管が狭い場合は早めに手術を受けることが勧められる。

最終更新:2016.9.18

  • 筋肉の炎症からくるしびれ感:風呂に入った時などによく下肢を動かすこと。また、温湿布も良い。
  • 胸郭出口症候群
    電車のつり革につかまっていたり腕を持ち上げるとだるくなったり、腕の倦怠感、手にしびれやむくみや痛み、猛烈な肩こりが起こったりする。 20−30歳代の女性に多い。3分間の挙上負荷試験がこの病気の診断に有用。又、首の付け根のくぼみを押すと痛いとか、両手を直角に曲げて上げて10回手を開いたり閉じたりしていると痛みが出るようなら疑い濃厚。治療は肩の挙上運動、頸部の自動運動、肩甲部筋群の強化運動、ホットパックなど。これでも苦痛の強い場合には手術となる。
    岩手の北上済生会病院の阿部正隆院長が著名。手術は5%程度で、多くはコルセットなどの保存療法で直すと言われる。肩こりのある人は阿部先生の「胸郭出口拡大体操」をトライしてみるとよいかも。 @肩を上に上げ脇を締め、肘を直角に曲げて姿勢を作る、A握った手を合わせて10秒間軽く力を入れる、B握った手をもう一方の手で包み10秒間力を入れる、C手を逆にして一方の手を包むようにして10秒間力を入れる。これを一日一回行うと胸郭出口が広がり肩こりが軽減するとのこと。
  • 変形性頸椎症・頸椎症性神経根症・変形性脊椎症・頸椎症性脊髄症 ⇒ 本項の詳細はこちらを参照
    首や手の症状と病気の相関図はこちらを参照ください相関図
    骨や椎間板の変形によって、神経根が圧迫され痛みやしびれがでる病気。2011年7月皇后美智子様がこの疾患による痛みで公務を休まれたことでも知られる。頸椎は背骨の上の7つの骨を指す。
    変形した骨が神経の通り道を圧迫すると症状が出る。圧迫されると頸椎症性脊髄症(全身に痛みやマヒ等の症状が出るので手術をするケースも多い)、神経根が骨などに圧迫されると頸椎症性神経根症(手や指先腕や肩にに痛みやしびれがでる)と言われる。
    変形性頸椎症:頸椎が老化して骨棘などが出て形が変わり症状が出るもの。
    変形性脊椎症:背骨が老化して骨棘などが出て形が変わり症状が出るもの。
    患者の70%は50才以上の男性だが、30代で症状が現れることもある。
    頸椎症性脊髄症は両手がしびれる。首を後ろにそらすとしびれが強くなる。ひどくなると歩けなくなったり、最悪寝たきりになる。横浜南共済病院三原久範整形外科部長が著名。

    脊髄症は変形性頸椎症を基盤に脊髄に圧迫症状が出るもの、神経根症は頸神経根に圧迫症状が出るもの。
    脊椎の老化により、椎体が潰れたり、骨の縁にとげが出てきたりして、これが頸髄(頸部の脊髄のこと)や神経を圧迫して、上肢のしびれ感、痛み、手の細かい運動が困難、歩行障害などが出現する。

    頸椎症性神経根症ではうがいや目薬を注す等の首を後ろにそらす動作で両手のしびれ感が増幅されるのが特徴。

    X線でたいがい診断がつくが、MRIで診断が一層明確になる。更に、必要に応じて、CT、ミエログラフィー、筋電図などが行われる。

    治療は、安静、首の牽引、マッサージ、消炎鎮痛剤、ステロイド投与、ビタミン剤や筋弛緩剤の服薬、温熱療法、頸椎カラー装着(コルセット)、枕の調整(少し高めにする)、ツボ注射(うなじ付近の天柱に局所麻酔薬をブロック注射)などにより症状の緩和を目指す。多くはこの保存的治療で時間はかかっても症状がかなり軽快する。神経根症は各種の保存療法と経口ステロイドでも痛みが消えない場合にはペインクリニック科で神経根ブロック療法(麻酔注射)が行われる場合がある。しかし、症状が軽快しないで手足のしびれなどが強まったら手術が適応になる。神戸労災病院副院長鷲見正敏医師は自身も頸椎症性神経根症にかかり激痛を経験したが、「神戸枕」を開発し症状が緩和された由。神戸労災病院の例では、年間150例以上の頸椎手術が行われているが、神経根症では保存療法で回復し、手術適応になるのは年間1例あるかどうかと言われる。

    手術を引き延ばして、タイミングを失すると例え手術しても神経障害は戻らないので注意が必要。大津市民病院脳神経外科手術部長の木原俊壱医師は年間400例の脊髄脊椎手術を執刀する専門医(1000人以上手術待ちの患者がいると言われる)。→切開範囲が3cm程度と狭いのが特徴。

    重症になれば、歩けない、階段で転ぶ、排尿・排便傷害が出る等が起きる。

    簡単な自己診断法(1):両手を前に突きだし、10秒間に出来るだけ回数多く「ぐっぱ」運動をする。25回以上は正常、24-20回は軽度異常、19回以下は重度の異常。

    頸椎症の自己診断法(2):誰かに真後ろに立って貰い、両肩が動かないように手を置いて貰う。この状態で後ろを振り向いて、後ろの人の顔が少しでも見えたら大丈夫。もし見えなかったら頸椎症予備軍の可能性があるので整形外科を受診。

    慈恵医大(脳神経外科谷 諭教授)、九段坂病院(中井修院長)、NTT東日本関東病院、東京女子医大病院(整形外科)、東京歯科大市川総合病院白石建教授、慶応病院整形外科千葉一裕部長などが著名。東京歯科大市川総合病院の白石教授が考案した選択的椎弓形成術は筋肉を剥がさないでより分け手術するもので筋肉を傷つけない頸椎の新手術法で傷跡も小さく回復が早い(1-2週間の入院)と言われる。日本赤十字医療センター脊椎整形外科の久野木順一部長はチタン製ケージを頸椎に挿入する新しい手術法を導入し、良い成績を上げている。傷口も目立たず、手術翌日から歩行も可能、入院期間は4〜7日で健康保険も利くと言う。

    頸椎症の治療に内視鏡手術を行う医師もいる。和歌山県立医大を受診。首は要の部位なので技術、習熟が必要。和歌山県立医大吉田宗人整形外科教授が著名。
    ※脊椎内視鏡下手術・技術認定医はこちらを参照
  • 頸椎椎間板ヘルニアの手術には、@手術用顕微鏡を用いた低侵襲手術・マイクロサージェリー、A内視鏡的後方アプローチ:2cmほど切開した首の後ろ側から直径13-22mmの内視鏡と3mmのドリルを入れてヘルニアを摘出する、B経皮的内視鏡下頸椎椎間板ヘルニア摘出術(PECD):首の斜め前から直径約4mmの内視鏡と2mm程度の鉗子を入れてヘルニアを摘出する方法などがある。特に、PECDは切開面が5mm程度と小さく翌日には退院出来るメリットがあるが、熟練した経験豊富な医師が執刀しないと重大事故になる懸念があり、且つ自費診療のため慎重に選択したい。
  • 腰椎椎間板ヘルニア(座骨神経痛)でも手足の痛みやしびれや腰痛が出る。身体を後ろに反らせたときにしびれが強まる場合はヘルニアや脊椎管狭窄症が疑われる。突きだした椎間板が神経を圧迫し炎症を起こすことで痛みやしびれが出る。腰椎椎間板ヘルニアは80%の人は保存療法で治る。従って、痛みが出たら、まずは安静、消炎鎮痛剤、コルセット、牽引、温熱、マッサージ、神経ブロック療法などを試みる。神経ブロック注射では、硬膜外ブロックや神経根ブロックが行われ、ステロイド剤やキシロカインなどの麻酔薬が注射される。これでヘルニアが引っ込んだり、炎症が治まり自然治癒する。1年経過しても治らないとか、排尿障害(尿が出ない)が出たり麻痺が進む等があれば緊急手術もある。MRIなどの検査を実施。腰部椎間板ヘルニアの手術には、ラブ法、PLDD法、PN法、MED法などがある。日帰りで出来るレーザー治療もある。→調布・西島脊椎クリニック(現在は保険適用外)
    腰椎椎間板ヘルニア:出沢明・帝京大学医学部附属溝口病院整形外科(教授)科長のPED手術経皮的内視鏡下椎間板摘出術)は8mmの内視鏡を使用し、通常は局所麻酔で患者と話しながらヘルニアを摘出していく。従来の手術は切開する部分が大きかったが、出沢先生(2014=62才)は2003年以来手術器具をメーカーと共同開発し、超低侵襲の手術を行い1泊2日で退院出来る。その後も改良を続け、2006年には椎間板に内視鏡を直接挿入して固定し、ヘルニア部分を鉗子でつまみ取るという手技を完成させた。⇒詳細はこちらを参照。出沢教授の最新情報(2014.3.26付け)はこちらにもあります

    腰椎椎間板ヘルニアの超低侵襲内視鏡手術「PED法」は高度な技術と経験が求められる事から日本整形外科学会では2014年度からPED法を行う医師の技術認定制度を設け、安全な手技の普及に乗り出した。2014/7現在14人の認定医がいる。今後認定医を増やす方針と言われる。
    医療機関 認定医 医療機関 認定医
    筑波大付属病院 坂根正孝 帝京大学・溝口病院 船戸貴宏
    船橋市立医療センター 染谷幸男 新百合ヶ丘総合病院 水野順一
    小見川総合病院 清水純人 向陽病院 西村泰彦
    水野記念病院 浦山茂樹 徳島大病院 西良浩一
    東京腰痛クリニック 三浦恭志 愛宕病院 佐藤正樹
    三軒茶屋第一病院 吉原潔 うちかど脳神経外科クリニック 内門久明
    帝京大学・溝口病院 出沢明 北九州市立医療センター 吉兼浩一 
    2014.7.31付け読売新聞より

    他に、福島県立医科大紺野愼一整形外科部長、東京医科大駒形正志助教授、九段坂病院中井修病院長、東京医科歯科大四宮謙一教授、埼玉医科大高橋啓介教授、獨協医科大越谷病院野原教授、日本医科大整形外科宮本雅史準教授が著名。神経ブロック療法は関東労災病院夏山元伸部長が著名。
    日本整形外科学会出版の椎間板ヘルニアQ&A 作成責任者:東京医科歯科大四宮謙一教授
    患者さんのための腰椎椎間板ヘルニアガイドブック 腰痛の詳細こちらを参照下さい。
    椎間板ヘルニアの日帰り手術・わずか10分間のPLDD 経皮的レーザー椎間板減圧術。銀座ファーストクリニック(中央区)の院長丸茂仁医師はこれまで16800件の椎間板ヘルニアの治療実績をもつこの病気の専門医。 髄核にレーザーを照射し蒸発させて減圧する手術の詳細はこちらを参照。
  • 脊椎分離症・脊椎すべり症
    背中側の突起が骨折して分離するのが脊椎分離症、それの伴い、脊椎の一部が固定されなくなりお腹側に滑り出してしまうのが脊椎すべり症。
  • 望クリニック院長住田憲是先生は、腰痛の場合、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、脊椎すべり症が3大原因と言われるが、腰痛の原因ではない事が多いため手術を勧めていない。腰痛の主原因は仙腸関節の機能障害にあると言う。丁寧な問診と診察の後、仙腸関節を動くように丁寧にマッサージするAKA-博田法で腰痛が劇的に治る人が増えている。まずAKA-博田法を2-3回やって痛みが変わらなければ手術をするのが良いと言う。既に国内で40人が技術習得しているとのこと。望クリニックのホームページはこちらを参照
  • 頸椎後縦靱帯骨化症
    脊椎の後方に縦方向に走向している靱帯(背骨がずれないように守っている組織)が骨の成分が老化により沈着して骨化し徐々に厚みを増してくると、脊柱管が狭くなり脊髄が圧迫されて手のしびれ等が出現する。次いで手指の細かい運動の障害、筋力低下、下肢のつっぱり感、歩行障害などの症状が出現する。X線撮影で診断出来るが、更に骨化の有無と程度はCT検査で明確に確認できる。ほんらいゆっくりした病気なので後縦靭帯骨化症といわれてもあわてることはない。結構多い病気だが、多くの人が症状を出さないまま経過する。靭帯の骨化があっても骨化の大きさや形と脊柱管の隙間の大きさなどの関係で症状の程度が異なる。局所症状だけで進行しないものも多いが、四肢麻痺が出てきたら進行するので放置せず治療が必要。脊椎管の広さは普通15mm〜17mm程度であり、狭い人では11-12mmもあり症状が出やすい。50才以上の肥満や糖尿病の男性に多い傾向がある。軽症なら保存療法。手術の場合は経験豊富な専門医による。後縦靱帯骨化症と言われたら定期的な経過観察が必要。手術は経験豊富な専門医による。東京女子医大八千代医療センター伊藤達雄医師(元東京女子医大整形外科教授)、九段坂病院中井修整形外科部長、東京医大病院が著名。
  • 腰部脊柱管狭窄症座骨神経痛:加齢などにより脊柱管が狭くなり神経を圧迫して座骨神経痛の症状が出る。60代で5人に1人、80代で3人に1人。総患者数は240万人を超える。足(主に大腿部後面、下腿の外側面、足先等神経に沿った部位)に痛みやしびれ、知覚異常や腰痛、脚に力が入らない、排尿・排便障害(頻尿、尿漏れ、尿が出ずらい、尿意が弱い)等の症状が出る。歩くとき症状が出るが座って休むと症状が軽快するという間歇性跛行が60%以上の人におきる。脱力感、運動障害もでる。X線、MRIで神経の圧迫状態を検査する。出来るだけ手術をしないで治すのが基本。薬物療法(神経の炎症を抑えたり、神経の血管を広げて血流を良くすることによりかなり症状が改善する)、運動療法・姿勢療法(前屈みの姿勢で歩くことや、水泳が良い)、低周波電気治療、牽引、温熱治療、コルセット、神経ブロック(局所麻酔剤を神経に注射する)などを行う。背中を反らせると痛みが増し、前屈みになると痛みが減るという特徴があることを利用して、杖をついて前屈みで歩く、ショッピングカートを押す、自転車を押す、自転車に乗って前屈みで走る等によりしびれを起こさない姿勢で運動すると徐々によくなる。間歇性跛行閉塞性動脈硬化症でも出現するので鑑別が必要。下肢動脈が触れるか、またはABIの測定により鑑別できる。

    慶應大学戸山芳昭整形外科教授・国際医療福祉大学附属三田病院福井康之副院長兼整形外科部長(2006.1.4みのもんたさんの手術で話題になった)、(独協医科大学整形外科)野原裕病院長、九段坂病院整形外科・中井修病院長、帝京大学溝口病院出沢明教授、伊藤達雄東京女子医科大学八千代医療センター(整形外科)、杏林大学脊椎脊髄外科センター市村正一教授(2012=57)、川崎幸病院柳沢勇一郎整形外科副部長、名古屋第二赤十字病院(佐藤公治部長は低侵襲手術のパイオニア)、関西医科大学付属滝井病院(齋藤貴徳教授)等が著名。杏林大学医学部は高齢者も安心して手術を受けられる態勢を整えているという。2011年腰部脊椎管狭窄症手術実績は101例。他に、腰椎椎間板ヘルニア60件、頸椎疾患55件等。
    日本脊椎脊髄病学会のホームページはこちら
    腰部脊椎管狭窄症については、こちらの頁も参考にして下さい。
    座骨神経:腰椎から始まり臀部から太ももの後ろ側を通って、膝からつま先まで下肢全体に分布する人体最長の末梢神経。座骨神経痛はこの神経の分布に沿ってお尻から下肢全体に亘って広範、又は局所的に激痛、だるさ、しびれなどの症状が出現する。座骨神経痛の原因は座骨神経そのものに起因するものもあるが、大部分は、@腰椎椎間板ヘルニア、A腰部脊椎管狭窄症、B脊椎分離症・脊椎すべり症などで起きる。
    治療は、安静・薬物療法・骨盤牽引療法・温熱療法・神経ブロック療法(硬膜外ブロックや神経根ブロック)・手術等が行われる。標準的な治療スケジュールの第一段階は保存療法で、まず1カ月程度は内服薬(血流の改善)、コルセットによる固定や生活指導をきっちり行う。これで軽快しなければ、第二段階として、プロスタグランジン製剤の点滴や神経根ブロック療法等を行い、それでも無効なら第三段階として手術が考慮される。低侵襲手術のMIStが普及してきた。これは、狭窄部分の脊椎の背中側を数センチ切開して直径26MMの内視鏡を挿入して直接狭窄部分を見ながらその原因を除去していく方法で、高齢者にも適用されている。
    予防には、無理な姿勢をしないこと・冷やさない事・適度な運動で筋力を付けること・骨粗鬆症を予防する等。
    腰部脊柱管狭窄症治療成績TOP 10(2014.12.14付けサンデー毎日より)
    @高岡整志会病院
    A国際医療福祉大学三田病院
    B東北中央病院
    C名古屋第二赤十字病院(佐藤公治部長)
    D慶友整形外科病院
    E関西医科大学付属滝井病院(齋藤貴徳教授)
    F国立病院機構岡山医療センター
    G名城病院
    H岩井整形外科内科病院
    I日本赤十字社医療センター
  • 糖尿病による末梢神経障害...しびれ、鈍感、ふくらはぎをつかむと痛む。“手袋靴下型”といわれ、手袋や靴下をはく場所が左右対称にしびれる。特徴は、左右対称に出る。靴下、手袋的に出る。左右差がほとんど無い。手や足の先端にまず起き進行する。
     糖尿病にかかり7-10年で50%に出る。血糖値を改善すれば数ヶ月で消失する。
     寝る前の温浴、軽いマッサージ、足踏み等が良い。
     糖尿病による神経障害のホームページ(http://www.dm-net.co.jp/seminar/sinkei/sinkei.htm)が詳しい。
  • しびれはビタミン不足でも起こる。ビタミンB12(メチコバール等)が末梢神経障害に効く。
  • 高血圧
  • 腎臓病
  • 閉塞性動脈硬化症 (冷感としびれに注意) 50才以上の男性に多い(男性9:女性1) 患者数約50万人。
    下肢と腹部動脈が動脈硬化により狭くなったり詰まったりして血液循環が悪くなるもの。長く歩くと脹ら脛が痛くなり、休むと改善する「間歇性跛行」が起きる。また足先がしびれたり、冷たく感じる事もある。進行すれば安静時も痛くなり、足が化膿して壊疽に陥る事もある。300M以内で足が痛くなるようなら出来るだけ早い時期に受診が必要。MRIやCTで血管を調べる。間歇性跛行の程度が軽い初期は積極的な散歩、血管拡張剤等の処方や禁煙、減塩、肥満抑制、ストレス解消、血圧を下げる等の生活改善。糖尿病や高血圧が基礎疾患にある場合はそれらの病気をきっちり直すことにより症状も軽快する。進行すれば、狭い血管を風船で膨らます方法や、人工血管などでバイパスを造る手術等。最近では、血管を患部に作る遺伝子治療や患者の体から骨髄細胞を取りだしこの中から幹細胞を培養して体に戻して血管を再生させる血管新生療法や、岐阜大(大学院再生医科学循環器内科)では白血病等の治療に使われる骨髄幹細胞を増やす顆粒球コロニー刺激因子G−CSFを腹部に注射して足の毛細血管を再生させる方法が効果を上げ、この方法は副作用もなく注目を集めている。いずれにせよ心臓血管の専門医受診。済生会福岡総合病院岡留健一郎病院長が著名。遺伝子治療の治験:帝京大学血管外科宮澤 幸久教授でも行われている。(平成16年3月23日院内の治験審査委員会で承認)

    下肢閉塞性動脈硬化症
    整形外科ではなく(心臓)血管外科の範疇。動脈硬化で動脈が細くなる。加齢、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症や歯周病で起きる。症状の進行:@冷え・しびれ⇒A間歇性跛行(歩くとふくらはぎが痛くなるが、休むと痛みは取れる)⇒B安静時や夜間に足の痛みを感じるようになる⇒C足先の潰瘍や壊死を起こす間歇性跛行は初期段階は約10分、1km程度で足が疲れるが、進行すると約3分、100mで足が痛くなり歩けなくなる。下肢動脈硬化症の怖いところは、心臓冠動脈や首の動脈硬化が70-80%の人で見られ、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞の可能性がかなり高くなること。下肢に動脈硬化がある人の10年後の生存率は中等度の人で65%、重度の人では30%と言われており、癌より死亡率が高いから徹底した治療が必要。

    検査は:@触診で脈拍が触れないところがないかを探る、A挙上試験と下垂試験(挙上試験:仰向けに寝て両足を上げて屈伸運動をして左右の足の裏の色調を調べるもの。下垂試験:椅子に腰掛けて両足を下げて足が赤みを帯びてくる時間を左右で調べる)、B足の血圧と脈を調べる検査(ドプラー聴診器やPWV)、C筋肉への酸素供給量を調べる、D血管エコー検査、E血管造影検査を行う。 (虎ノ門とうまクリニック下肢閉塞性動脈硬化症外来などがある)

    治療は、軽症の人は、禁煙、生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧・肥満)の改善、抗血栓剤(血液をサラサラにする抗血小板薬の服用)、血管拡張剤や運動(積極的な歩行や自転車こぎ)療法。特に歩くことで別のバイパス血管が太くなり代替するようになる。

    炭酸ガス療法
    名古屋共立病院では閉塞性動脈硬化症(400万人患者がいる)の治療に炭酸ガスを用いて80%の効果。手術を免れた患者もいる。方法は投薬の他に、1回15分間、1日2回の足湯で、浸かった部分の血行が良くなり治ってきたと言う。

    これでも効果が薄ければ手術や再生医療による。
    @カテーテルを挿入しバルーンで膨らましてステント器具を挿入(局所麻酔で手術時間も30分程度と患者の負担が軽いので最近の主流。小倉記念病院循環器科の横井医師は年間200例実施)、千葉西総合病院の三角和雄院長はレーザー血管形成術を行う。(2006年現在、日本に3台しかない国内では最高出力のだせる機械で、カテーテルの先からレーザー光線をだして、固い石灰化した部分を溶かしていく。カテーテルの直径が最小0.9MMと非常に細いため足首より先まで治療できるので、従来なら切断された事例でも切断されることがなくなったのは画期的。レーザー治療の後バルーンで広げ、ステントを入れる)
    Aバイパス手術や人工血管。(神奈川県立循環器呼吸器病センター心臓血管外科部長梶原博一氏(50)や旭川医科大副学長・血管外科笹嶋教授(65)が著名) 重症は高気圧酸素療法など。人工血管は保険が適用される。笹嶋教授の血管バイパス手術はこちらを参照。
    最近では、
    B血管再生医療も効果をあげてきている。手術や足を切断する前にトライすべき。(京都大学病院丸井晃准教授はFGF-2を注射して血管を再生する臨床治療を実施中。千葉大学病院循環器内科教授・副院長小室一成(48才)先生が著名)

    冷感やしびれの段階で治療して進行を止める事が大事。→初期の段階での対処法:@足は靴下を履くなど保護に努める。(素足では小さな傷も悪化することがあるので厳禁)、A食事など生活の改善、B歩行、C薬。特にお勧めは散歩。毎日最低20分以上(出来れば1時間)歩くことで血液循環が良くなる、Dたばこは厳禁。
    ☆温熱療法:
    鹿児島大学の鄭忠和教授のグループでは60度の遠赤外線乾式サウナで温める方法で血流を改善し血管の再生を促進させる方法で痛みの軽減に効果を上げていると言う。
    ※血管移植手術:
    自分の静脈を動脈に移植してバイパスを造る。心筋シンチグラフィーやMRAで、事前に心臓や脳の血管の動脈硬化の程度も調べる。手術時間は約5時間。手術後は約10年は血行が保たれる。但し、患者の負担が大きいため、可能な限りカテーテル治療が第一選択肢。
    脊椎管狭窄症
    でも同様の神経性間歇性跛行が出るが、腰の病気の場合は自転車を押すなどの前屈みの姿勢で歩くと症状が出ないが、血管の病気の場合は自転車に乗ったり、自転車を押してもしびれる等の微妙な違いもある。(身体を後ろに反らすと症状が強く出る)
    下肢の動脈硬化の検査
    @PWV装置
    (血管内を血液が流れる振動の速度を測定)を行う。動脈硬化が進むほど、振動の速度が速くなる。
    腕から足首までの脈波の伝播速度を算出することで動脈硬化の程度を知る事が出来る。この検査は腕の血圧を測るのに、同時に足首の血圧を測るだけの痛くも痒くもない簡単な検査で且つ、費用も安いので動脈硬化が心配な人は是非血圧脈波検査を受けたが良い。また、下肢の動脈の狭窄を苦痛なく簡単に測る検査にABI検査がある。

    AABI検査:腕と足首の血圧を同時に測る。正常なら上肢より下肢の血圧が高い。足首最高血圧/上腕最高血圧=ABI値を算出し、これが0.9以下の場合、下肢閉塞性動脈硬化症と診断される。0.7以下になると種々の症状が出てくる。家庭用の血圧計で測ることも可能だが、足の血圧(カフをくるぶしの上に巻いて測る)を正確に測るのが少し難しいのであくまでも目安にして、病院で測って貰う事を薦める。ABI<0.9の場合足の動脈が細くなったり詰まっている疑いが出てくる。正常値は0.9-1.3。1.3以上も異常。(足の血管の石灰化など血管の硬化が疑われる) 最近の研究によれば、ABIが0.3〜0.9の場合の10年生存率は40%、0.3を切る人の10年生存率は30%程度とがんの生存率より低いという。歩行がままならないので基礎体力が落ち、又動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞で死亡する事が多いと言われる。

    重症下肢虚血の治療: 横浜南共済病院の心臓血管外科部長孟真氏は、動脈硬化が進み血流が少ない重症化し虚血に対して、狭い部分を迂回して新しい血流を作るバイパス手術を行っている。

    足の動脈硬化、末梢動脈疾患にダークチョコを食べると効果があると科学誌「the Journal of the American Heart Association」に発表された。(2014.7.2) ポリフェノールとカカオ含有量の高いダークチョコレートが効果があり、ミルクチョコレートでは効果は確認されていない。今後の研究が注目される。
  • 閉塞性血栓血管炎(TAQ)、ビュルガー病、バージャー病:
    20歳〜40歳の男性に多い。患者は8000人程度と言われる。症状は上記の閉塞性動脈硬化症 に似ている。手足の動脈が閉塞すると、虚血症状として手足の冷感やしびれ感、蒼白化、間欠性跛行、安静時疼痛、関節炎、静脈に沿って発赤や痛み、潰瘍・壊死などの症状が出現する。患者の殆どは喫煙者。治療は、禁煙、血管拡張薬、運動療法が主体。下腿部動脈が侵される事が多いためバイパス手術が困難なこともある。最悪の場合下肢切断もある。先端医療センター病院(神戸市、川本 篤彦再生治療ユニット長、血管再生科部長)では骨髄の細胞で閉塞した動脈のバイパスとなる血管を作る再生治療の臨床研究を始めており成果が期待されている。これは、血液中に含まれる骨髄由来の細胞を集めて精製し、足に注射して新しい血管を作るというもの。
  • レイノー病
  • 特発性脱そ
  • 進行性筋ジストロフィー...遺伝性 CK上昇。
  • 多発性神経炎...手足の痛みやしびれ、知覚麻痺。手足の脱力。糖尿病等も誘因。ビタミン不足の他、原因不明もある。多くは両足のしびれで始まる。 両足底の同時のしびれで始まる。だんだん膝の方にあがってくる。 腱反射がなくなる。
    急性では両手両足に力が入らなくて立ち上がれない。特に手がじんじんとしびれた感じがする。ステロイド療法と向神経ビタミン静注療法等で回復する。  1〜2週間前に感冒様症状と下痢があれば必ず告げる。CRP上昇し、リンパ球も増加、筋電図検査の所見等から診断。ギランバレー症候群もこの病気の一つ。
  • ギラン・バレー症候群(多発神経炎の一種)
    人口10万人あたり年間約1〜2人がかる。急速に運動神経が侵されて手足、体躯の筋力が低下する。多くは足から上に左右対称に急速に進行する。手足の運動麻痺、しびれや痛み、呼吸困難なども出る。免疫異常が原因。風邪や下痢などのあと1〜2週間して起きる人が半数ある。ウイルスが原因と言われる。診断は筋電図と脊髄液の検査。発症後2週間以内に血漿交換法又は免疫グロブリン大量療法を行うと回復が早い。症状は遅くとも1ヶ月以内にピークとなり、その後1年以内に多くの人は回復するが、20%の人には障害が残る。5%前後の人は死亡する。似た病気で眼筋麻痺、運動失調、腱反射の消失などを呈するものにフィッシャー症候群がある。
  • ガンの遠隔作用
  • 多発性筋炎....自己免疫性機序やウイルス感染症などによる筋肉の炎症、膠原病、ガンに伴って起こると言われているが解明されていない。男性より女性は2倍多い。5ー14歳の小児と35ー64歳の成人にピークがある。数カ月以内に手足の筋肉が犯され、力が入らなくなる。CRP上昇。必ず良くなり、死亡はない。筋力低下、脱力が特徴で首、肩、上腕、大腿の筋肉が特に侵されやすく、そのため高い所の物をとるのが困難となったり、しゅがんだり、立ち上がったりするのがきつくなります。筋肉の力が低下したり、筋肉痛をおこす疾患で、同時に皮膚症状を伴うと皮膚筋炎と呼ばれる。
  • 皮膚筋炎...首、肩、股などの皮膚に紅斑が出来る。
  • 重症筋無力症...治療法確立し社会復帰率高い。まず瞼の下垂が現れる。手足が疲れやすい。
  • 腓返り.....筋肉の疲労、水分不足、静脈の鬱血等で起こる。糖尿病、筋ジストロフィー等で起こる。
  • 神経性進行性筋萎縮症...遺伝性。足の筋萎縮が特徴。生命の危険はない。   
  • 筋萎縮性側索硬化症...一側性の上肢又は下肢の筋力低下が初発。発病は緩徐。経過は進行性の最難病。血液、尿は異常ない。筋電図が確実。筋生検は無意味。通常、手指の使いにくさや肘から先の筋肉のやせで始まる。話しにくい、食べ物がのみ込みにくいという症状で始まることもある。男女比は約2:1。この病気に最もかかりやすい年齢層は60−70歳台。感覚や知能は侵されず、失禁もしない。
  • 脊髄性進行性筋萎縮症  多くの場合、筋萎縮と筋力低下、筋線維束性収縮(筋が自然にピクピクする)が両方の上肢遠位に始まり、次第に全身に拡がり、運動機能が低下してくる。四肢の近位とくに肩甲帯の筋萎縮で初発する場合もある。この病気は経過が長く、末期になっても構音障害・嚥下障害や呼吸障害が目だたない傾向がある。
  • 多発性硬化症 手足がしびれたり、手の力が抜けたり、視力が低下する、ふらふらする、疲れるような症状を数ヶ月毎に繰り返す神経難病。国内の患者数は約1万人。診断は神経内科専門医による、症状や経過の分析とMRIによる病変部の確認。60%の患者にインターフェロンが効く。ステロイドも有効。2000年に発売されたインターフェロンベータ(2種類)は、進行を抑える効果が高いが、患者の1/4を占める視神経脊髄型の一部の患者で注射後、手足の麻痺や視力障害、歩行不能などの副作用が急激に出るとの報告があり、慎重投与と原因究明の研究が続けられている。視神経脊髄型でも半数の患者ではインターフェロンβが効果を上げている。国立精神・神経センター武蔵病院、東京女子医大病院等で良績。しつこい手のしびれには、順天堂大学(麻酔科学・ペインクリニック講座宮崎東洋教授)や近畿大学病院(森本講師)などでは脊髄電気刺激療法等が行われ良績。
  • 手根管症候群(CTS)  親指、人差し指、中指、薬指の半分がしびれる特徴がある。手首の骨と靭帯に囲まれた手根管というトンネルの中を通る神経が慢性的に圧迫されることで、しびれや痛み、運動障害をおこす病気。家事などによる手の使い過ぎや、妊娠によるむくみが原因で、手が小さい中年以降の女性に多くみられます。ものを取り落とすことが多くなる。ものがつかめなくなる。親指、人差し指、中指と薬指の内半分がしびれる。薬指の外半分と小指はしびれない特徴がある。

    手の甲同士を合わせて20秒間すると指にしびれを感じるようなら手根管症候群の恐れ。40代以上の女性に多い。神経伝導検査で分かる。放置するとペットボトルが閉められない等の症状が出る。神経の炎症を抑える注射や夜間に補助装具(スプリント)で手首を曲げないように安静にして回復を待つ。進行して筋肉が落ちてくれば手術となるが、内視鏡手術で侵襲を少なくする方法が試みられている。費用は保険で\22,000程度。(駿河台日大病院整形外科長岡準教授、日本赤十字社医療センター骨関節外科本村朋英医師)
    発熱成分、リドカイン、テトラカインを組み合わせた局所貼付剤(HLTパッチ)がCTSの疼痛緩和に有用であるとの報告がある。
  • 足根管症候群:かかと以外の足の裏や足の指先がしびれるもの。最近患者が増えている。診断出来る医師が未だ少ない。正しい診断が付けば、治療は足根管を広げる手術などがある。この病気の専門医:神奈川県立足柄上病院 脳神経外科部長 しびれ外来 野地雅人先生。自己診断:足の内側のくるぶしとかかとの間を押して症状が出れば、この病気の可能性が強まるので専門医に相談。
  • 手口感覚症候群 手と唇が同時にしびれる病気。脳梗塞の疑いがあるので急いで脳神経外科を受診。
  • 尺骨神経の異常: 薬指の半分と小指がしびれる場合、尺骨神経の異常が考えられる。
  • 黄色靭帯骨化症: 脊髄の裏側にある黄色靭帯という部分が厚くなり、骨のように固まってしまう病気です。脊髄を通る神経を圧迫し、悪化すると足に力が入らず歩行が困難になり、しびれます。
  • パーキンソン病  徐々に発症する慢性進行性疾患。症状は一側上肢又は下肢から始まり次第に全身に及ぶ。最初の症状は、手がふるえるか、足がでにくくなるか、手先の細かい動作がぎこちなくなる。最初は一方の手か足にでて、だんだん反対側にも広がってゆく。中等症になると、姿勢が前かがみととなり、歩行は小刻みとなる。薬が旨く効くと、かなり長い間よい状態を保ち、就労や社会生活も可能。生命予後に対しては、ほぼ天寿を全うできる病気です。
  • 線維筋痛症
    全身(首・肩・手・下肢・臀部・腰等)のいたるところが痛くなったりしびれたりする慢性疾患。血液検査でも格別異常値は出ない。X線、CT、MRIでも異常所見は見つからない。 触診で18カ所の圧痛点のうち11カ所以上に圧痛を認める場合に、線維筋痛症と診断する。患者は200万人。50才以上の女性に圧倒的に多い。予後は良好で生命にかかわる病気ではない。数カ月〜1、2年で症状が改善する人が多い。2009年春に「線維筋痛症の診療マニュアル」が出来る予定。参考になるホームページはこちらを参照、線維筋痛症を診察する専門病院のリストはこちらを参照下さい。
  • 骨膜炎、骨髄炎
  • 狭心症・心筋梗塞:左の肩から上腕部にかけて、重いしびれがある。運動中に症状は強まり休むと軽快する。左肩に多い。
  • 脳梗塞:片側の手のひらと、同じ側の口の端が同時にしびれる。数分程度、片側の手足がしびれ、すぐに戻るような場合は、TIA(一過性脳虚血発作)の可能性が高いのですぐに脳神経外科又は神経内科を受診。MRI/MRAで検査。脳梗塞の詳細はこちらを参照下さい。
    自宅でカンタン!にしびれの原因が脳にあるのかどうか見分ける方法:
      野地雅人医師(神奈川県立足柄上病院)が勧める方法(2013.2.25放送主治医が見つかる診療所から)
    1.バレーサインによるチエック(立っても座ってもチェック可能)
    (1)両腕を前に伸ばし、肩の高さまで上げる
    (2)手のひらを上に向けた状態で目をつぶる
    (3)10秒間、水平を保てればOK
    ※手が自然と回ってしまったり、手が自然と落ちてしまうと、脳の病気の可能性あり
    その場合は、すぐに脳神経外科または神経内科へ
    2.つぎ足歩行によるチェック
    ⇒つま先とかかとをつけながら一直線に歩く
    脳に問題がある場合 ⇒ 平衡感覚が狂い、バランスを崩してしまう可能性がある
    ※大きくふらつかずに歩ければOK
    体がふらついて、まっすぐに歩けない場合、脳の病気の可能性あり
    その場合は、すぐに脳神経外科または神経内科へ
  • 脳腫瘍:片側の指先のしびれが、ゆっくりとひじから上に移動してくる場合。
  • 肺がん:二の腕が痛むことが初期症状のことがあるので違和感を感じたら受診する事。肺の上部にがんが出来ると首からの神経を圧迫して症状が出る。
  • 腰痛と下肢のしびれがある場合、稀に転移性脊椎腫瘍化膿性脊椎炎の事もあるので留意すること。
  • 高齢者ではとくにこれといった原因がなくても、神経の生理的な加齢変化によってしびれが生じる可能性がある。
    →今後高齢化社会になるにつれしびれを訴える人が更に増えると予想される。しびれだけなら手術しても治る可能性は少ないので歩行障害や手足の運動麻痺が無ければ手術は慎重で良い。
  • 手がしびれる場合、親指・人差し指・中指・薬指の中指側がしびれる場合は手に問題があること、小指と薬指の小指側がしびれる場合は首に問題があることが多い。
  • 足の冷えを起こす病気には甲状腺機能低下症、膠原病、脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症等がある。
  • 手足のしびれの予防と治療関連グッズと図書

この頁は、書籍・文献・新聞・テレビ報道などより得た情報や先生方から直接お聞きしたことを参考までに整理したもので、手足のしびれについての全てを記述したものではありません。医学の進歩は日進月歩であり、新しい治療法が見つかることも、また、対処法が変わることもしばしばあります。情報を参考にされることは構いませんが、対処法は個人の症状や体質などにより違ってきますから、一切個人の責任と判断で行ってください。情報の利用の結果、万一、利用者に不都合、不利益が起きても一切の責任は負えないことをご了承下さい。

更新履歴:2001.8.14/2003.9.24/2004.6.25/2005.8.25/2006.12.22/2007.4.3/2008.10.5/2009.9.11/2012.6.18/2013.3.3/2014.12.5/2016.9.18

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