血液をサラサラにしよう!!

昨今、高齢者に限らず、若年者にもコレステロール、中性脂肪や血糖値が高い不健康な血液の人が増えており、血液をさらさらにすることの重要性が盛んに論議されています。 脂質異常症でコレステロールや中性脂肪が増えたり、赤血球等の固形成分に異常(@赤血球が増える、A血栓が出来る、B白血球の粘着度が増す、C赤血球や白血球がうまく血管内を通り抜けられなくなる)が起きると血液がどろどろになり血管内をスムースに流れなくなる。どろどろ血は血管を詰まらせ死に至ることもあるから注意が必要。心筋梗塞、脳梗塞等の血栓症はがん以上に多く人類最大の敵とも考えることが出来る。血液をさらさらにして如何に血栓を出来ないようにするかが、長生きの秘訣となる。

どろどろ血の害

  • 動脈硬化や高血圧などを促進する。ドロドロ血は血液が流れにくいので、血管内を全身に流すためにそれだけ血圧が高くなる。動脈硬化の壁面のプラークが破綻して血栓となる⇒心筋梗塞、脳梗塞、脳出血等が起きやすくなる。
  • 血液がどろどろになると、血流が悪くなり、酸素不足や栄養不足が起きる。この結果、体がだるい、疲れが取れない、手足が冷える、頭痛、めまい感等の症状が出る

    ドロドロ血液とは:血液中の脂質のコレステロールや中性脂肪のどちらか一方、もしくはその両方が増え過ぎた状態で、下記一つでも該当すればドロドロ血(不健康な血液)と言える

    1. 赤血球が変形能が低下してしなやかでなくなる
    2. 白血球の粘着度が亢進している
    3. 血小板凝集能が亢進して血小板が固まりやすくなる。(血小板凝集能が一旦亢進すると、この性質は益々強まり血小板同士がくっつきやすくなる)

サラサラ血の検査

@血液検査:

血液検査で、@総コレステロール値が高い(220以上)、ALDLコレステロール値が高い(150以上)、B血糖値が高い(125以上)、C中性脂肪が高い(150以上)場合やDヘモグロビン(血色素)が高い(17以上)場合も血液がどろっとして血栓が出来やすくなる傾向があるので正常値に近づくような努力が必要。

A血液サラサラ検査「マイクロチャンネル法(MC−FAN)」

採血した血液を毛細血管のモデル、テレビと顕微鏡がセットになった装置に入れ、血液を血管モデルを通すと、自分でも血液が毛細管内を通過する状態を確認できる。健康保険がまだきかないから自費診療。この検査はどこでも行っている訳ではなくまだまだ実施医療機関が少なく研究段階にある。検査機器内の反応と生体の中では違うこと、又、ストレスがかかっただけでも流れは変化するので、1回だけの検査だけでは実態は分からない。結果を過大評価しないようにしたい。

B血小板凝集能検査

頸動脈エコーなどの検査で脳梗塞のリスクファクターが多いと言われた人は定期的に血液の固まりやすさを調べておくのがよい。採血するだけの簡単な検査ではあるが、採血後直ちに検査することが必要であり、どの医療機関でも検査できるものではないので、検査を受けたい場合は、予め病院に検査できるか、問いあわせたがよい。検査料金は健康保険適用で30%負担者で\1,000程度。血小板の能力が異常に強すぎることは、高血圧・脂質異常症・糖尿病などと同程度に重要な危険因子と言われる。血小板凝集能が亢進していたら、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓性の病気や頭痛・めまい・痴呆がおきる可能性が高まるので、時々凝集能を検査しながら正常なレベルになるまで治療を行うことが肝要。正常レベルに保つことでこれらの病気が治ると言われる。しばしば頭痛やめまいが起きる人は一度検査を受けることを薦める。血小板凝集能を正常化することで頭痛やめまいが治る事が多い。治療にはアスピリン、バイアスピリンやパナルジンなどが使われるが色々な副作用もあるから専門の医師の慎重な投与が望まれる。血小板凝集能が亢進しているからといって、直ちに抗血小板薬を服用したが良いとのコンセンサスは得られていないのが現状。

血栓が起こす怖い病気


脳梗塞
  • 脂質異常症、糖尿病、高血圧、喫煙者、酒の好きな人はハイリスク
  • たばこ、飲酒、ヘマトクリット値の上昇、急激な血圧変動も発症の引き金になる。
心筋梗塞  
肺梗塞 血栓が肺の動脈に詰まる。
エコノミークラス症候群
(深部静脈血栓症)
 

血液をサラサラにして血栓を防止するには

人は、一般的に、@長時間水分をとらない場合、A入浴後、B睡眠中に血液がドロドロになる傾向がある。血液をさらさらにするには、

  • 中性脂肪、コレステロールを減らす。特に、中性脂肪が増えるとどろどろした血になる。肥満の解消、特に、内臓脂肪を減らす事が重要。間食をしない。夕食後寝るまでの間は水分以外、何も食べない。
  • 糖尿病、高血圧を改善する。糖尿病の治療⇒バランス良い食事、腹八分、歩く等(放置すれば神経・目・腎臓に障害)
  • 水分の補給。水分を摂ると血液はサラサラになるが、汗をかいたり、ビールを多量に飲むと利尿作用で尿としてでて血液がどろどろになる。運動・発熱後の脱水防止、急激、激しい運動は禁物 ⇒特に、運動中及び運動前後、入浴前後、就寝前に程度の水分を補給する。中性脂肪の多い人は、普段から水を多めに飲むと中性脂肪が減るメリットがある。朝スポーツドリンクを飲むと良い。寝る一時間前に水を飲む(寝る直前は良くない) ジュースは糖分が多く、ビールなどのアルコールやコーヒー、紅茶は利尿作用が強いのでミネラルウオーターやスポーツドリンクが良い。食事で摂る水分は別として、1日1.5リットルの水を飲むようにしたい。
  • ウーロン茶に含まれるウーロン茶ポリフェノールが食事の中の油を吸着して体外に出す作用があるので血糖値や中性脂肪が下がる効果がある。
  • ストレスを避ける
  • 偏食や不規則な生活をやめる
  • 血液をサラサラにする食品を努めて食べる。
    1. 肉を減らしを多めに摂取、
    2. 海藻・キノコ・緑黄色野菜(ブロッコリー、パプリカ、トマト等)・ネギ類・ニンニクを努めて摂る。
    3. 鶏卵・魚介類・レバーなどを控える、
    4. お菓子や果物等の甘いものを減らす、
    5. を飲む、
    6. チョコレート(1日50G程度まで。 カカオ含有量70%以上のビターチョコレートがよい)
    7. 赤ワインをグラス1〜2杯
    8. 黒豆(黒大豆)、納豆、豆腐 ナットウキナーゼの血栓溶解効果は薬並み。
    9. 黒酢
    10. ヨーグルト
    11. リンゴ、グァバ
  • 納豆に多く含まれるポリアミンは血管の老化・炎症を防ぎ、血栓を溶かし血液をサラサラにする効果が高い。ポリアミンは乳酸菌で増加するのでヨーグルトなどと一緒に摂取すると一層効果が高まる。納豆とヨーグルトを毎日食べるとポリアミンの血中濃度が上がり、血管が若返り、動脈硬化を予防する。納豆は賞味期限ぎりぎりの物を、ヨーグルトは購入後すぐに食べるのが良い。たまに食べるのではなく毎日食べるのが良い。
  • 食べ過ぎない⇒体重を管理 
  • 酒を飲み過ぎない。飲酒すると利尿作用で脱水が起きるので注意
  • コンビニ食やファーストフードの食事は出来るだけ少なくする(1日1回以下に。食べるときは野菜ジュースやトマトジュースなどを補う)
  • 運動をする。但し、過激な運動はむしろ害。1日9,000歩、散歩をして血流を良くする。家では掃除、ふとん上げなどの家事などを積極的にして身体を動かす。
  • 果物を食べ過ぎない。但し、最近の研究で1日2個リンゴを食べる程度ならむしろ中性脂肪を減らす効果があるとの実験結果が出ている。(農業技術研究機構果実研究所(つくば市)
  • トンカツやかき揚げなどの揚げ物は減らす。
  • 紫外線に当たりすぎない
  • 禁煙する
  • 乳製品と昆布は心臓を丈夫にする
  • 熱い風呂、長風呂は避ける(42度以上に20分入れば血液はねばねばとなる。42度ならせいぜい5分程度にする。38-40度に短時間が良い。温泉も高温・長時間は危険)
  • 長時間同じ姿勢をしない。長時間の座位や臥床、感染、静脈瘤、肥満などにより静脈に血栓が出来る
  • 朝寝坊をする。睡眠は6時間以上寝る。睡眠不足は血液をドロドロにする。
  • 午前中は手を抜く。散歩や運動は起床後3時間後にする。不整脈のある人は、10:00-11:00amは不整脈が起こりやすく血栓が出来やすいので特に注意。
  • 1週間に1度は2分の早歩き。夕方20分の散歩
  • 30分の昼寝は心臓の力を高める。
  • 寝る前に深呼吸を5回
  • 外傷で血管に損が付くと血栓が出来やすい
  • 風邪を引くと血栓が出来やすくなる(体内に炎症が起きると血小板が活性化さて血液凝固が促進される)
  • 自転車などは非常に良い

血液をサラサラにする食品

  • 血液をサラサラにする食品をバランスよく食べることが重要。特定の食品に偏らない。
  • 血液をさらさらにする魚は出来れば毎日一食(特に青魚が良い)
    まぐろ、はまち、さば、ぶり、いわし、さんま、さけ等
    青魚は抗酸化食品の緑黄色野菜と一緒に摂ることで効果が期待できる(EPA、DHA
    鮭は血液さらさら効果の他、アスタキサンチンが多く含まれ抗酸化力が強く、美肌効果がある。
    2005年の調査では魚をよく食べる人は、あまり食べない人に比べて心筋梗塞の発症リスクが35-45%に減る事が分かっている。
  • 赤ワイン 適量は100-200cc/日
  • チョコレートは血液をサラサラにして血液循環を促す効能がある。
  • 梅干しは血液をさらさらにして血圧を下げる。特に、梅干しを焼けばさらさら効果が一層高まる。
  • 血栓をふせぐ効果の高い「納豆」は夜食べるとより効果的キムチ納豆は特によい。
    ねばねばには「血栓」を溶かす酵素が含まれている。→ナットウキナーゼ
    理想的には一日100G(2-3箱)を夕食に食べると血栓の起こりやすい夜間に効果が続くので、早朝に起こりやすいと言われる心筋梗塞・脳梗塞の予防に良い
    ※注意:ワーファリン等の抗凝固剤を服用している人は納豆に含まれるビタミンK2が薬の効果を弱めるので食べない方がよい。ほうれん草も同じ。
  • ソバ、納豆、大豆、小豆、みそ、きな粉、玄米、みかん、グレープフルーツ、かぼちゃ、イカ、ウニ
  • 昆布、わかめ、ひじき、黒ごま、黒豆、椎茸、ブルーベリー、プルーン。 黒豆は血液サラサラ効果が高く、高血圧や脳梗塞を予防し、体脂肪を減らしダイエット効果がある。黒豆の煮汁にはシアニジンが多く含まれ特に良い。
  • 血液をサラサラにする効果の高い野菜:ほうれんそう、にら、にんにく、春菊、パセリ、トマトタマネギ、セロリ、アスパラガス、切り干し大根、豆腐、おから、れんこん、ごぼう、モロヘイヤ、枝豆、キウイフルーツ、春菊等。
    にんにくは細かく刻んで油と一緒に加熱して食べると特に血液サラサラ効果が高い。(血栓防止になる) 但し、食べ過ぎると胃を刺激して胃潰瘍などになる恐れがある。(※ニンニクには、免疫力を高めたり、疲労回復、血液サラサラ、殺菌効果があるが、特に、ビタミンB1を多く含む食品と一緒に食べるとB1が体内に吸収されやすくなり、疲労回復効果が高まる) 
    セロリは血栓予防には葉の方が茎より良い。
    タケノコは血管をしなやかにする。
  • ニンニクは血小板を固まりにくくして血栓が出来にくくする作用が強い。すり下ろして週2〜3日食べると良い。
  • 夕食にはしらすが血栓防止、もずくが血栓溶解に良い
  • めかぶ:塩分やコレステロールを除去し、高血圧や動脈硬化の予防(アルギン酸)、血栓を溶かす(フコイダン)働きがある。血栓を溶かすには毎日少量で良いが、脂質異常症の人は出来れば一日100gのめかぶを食べたい。
  • リンゴ(1日1.5-2個)
  • ラッキョウ(1日3-4個)ラッキョウには癌抑制効果もある。
  • 沖縄特産のシークァーサー
  • たこは血管についたコレステロールをはがす
  • 黒酢:黒酢(醸造酢)15〜30ml/日を5倍に薄めて、食後に飲む(空腹時はダメ)と良い。黒酢の選び方:JASマークがある、玄米及び精米と大麦以外を使っていないもの、発酵・熟成期間が1年以上あるものを選ぶこと) 黒酢には、@血液をサラサラにし、A中性脂肪を燃やし、B血糖値を下げる効果があるとされる。黒酢は一般の酢(醸造期間が4ヶ月程度)に比べてアミノ酸が8倍多く含まれており、コクがあって酸味が少なく飲みやすい。

頸動脈のエコー検査

いくら血液をさらさらにしても、血液が流れる血管の動脈硬化が進行して内径が狭くなったり、プラークが付いていれば血液が流れにくくなったり、血栓が飛ぶことも起きる。自分の血管がどのようになっているかは、頸動脈のエコー検査でかなりの程度まで分かる。簡単な検査なので年1回は検査して血管の状態を把握しておきたい。

頸動脈の超音波検査:首の血管をエコーで調べるものでまったく苦痛や副作用を伴わない簡便な検査だが有益な情報が得られる。血管の狭窄や閉塞を見つけたり、血液の流れる速度で動脈硬化の進行度を知ることが出来る。又、血管内のプラーク(Plaque 血管のコブ=粥腫)の危険度を推測出来る。内膜中膜肥厚度が1.1MM以内、粥状硬化巣がないことが望ましい。頸動脈の状態を測定して脳や心臓の動脈硬化の進行度を類推する。
IMT(頸動脈内膜中膜複合体肥厚度)をエコーで測定する。1MMを超えると動脈硬化疾患の危険度が増えると言われる。糖尿病のコントロールの状態を把握するためにもIMTを測定すると参考になる。健常者では70才でも100才でも1.1を超えないと言われる。糖尿病を放置している人では40-50才代でも1.1MMを超えている。IMTの検査料は健康保険20%負担で800円程度。
食後強い眠気のある人、時間が飛ぶような強い眠気を感じている人や食後一時間後に食前と比べて20くらい血圧が下がる人は循環器内科を受診し、頸動脈エコーや血液検査などで調べて貰うのが良い。→結果次第で、1.抗血小板療法、2.プラークを手術で取り除いたり適切な治療を行うのが良い。

子供の成人病は親の責任

    • 持田製薬(監修:東海大学名誉教授五島雄一郎氏)の「動脈硬化」のパンフレットに注意すべき記述があるのでご紹介したい。
      現代の子供達の食生活は、“オカアサンヤスメ、ハハキトク”というのです。このような食生活では動物性脂肪がこってりと含まれ動脈硬化になりやすいと言うのです。子供達の将来のために親は食事に気を配る責任があると思います。
    • ムレツ、レーライス、イスクリーム、サンドイッチ、キソバ、パゲッティ、玉焼き、ンバーグ、ムサンド、ョーザ、ースト、リームスープ
    • カレーライスに関する統計によれば、日本人全体でカレーライスを一年間で80億食、一人当たりにして年60回も食べている計算になるそうです。ただ、最近の研究ではカレーライスの良い点が報告されています。つまり、カレーライスは食欲増進による夏ばて防止、スパイス(赤とうがらし、ニンニク)などの働きでダイエット効果、冷え性改善、脳機能改善等々に良いと言うことです。なんでも程ほどに食べるというのが良いようです。
    • あるある大事典(第115回ポリフェノール)にポリフェノールを多く含む食品、含まない食品が詳しく解説されています。大変参考になります。

旦那を早死にさせる10箇条

    アメリカの栄養学者が考えたものだが、なかなか示唆に富んでいる。

    1. 夫にたくさん食べさせぶくぶく太らせる
    2. 夫に酒を勧め、更におやつには甘い物を与える
    3. 夫を運動させずに、じっと座らせておく
    4. 夫のため、脂っこいおかずを作って食卓に並べる
    5. 夫を塩辛い料理に慣れさせる
    6. 砂糖の入ったコーヒーを何杯も飲ませる
    7. たばこを大目に見て注意しない
    8. 夫が午前サマで帰ってきても決して怒らない
    9. ストレスを解消させるような余暇は取らない
    10. 不平不満をぶつけて、イライラさせる

参考情報

 さらさら血液関連図書

この頁は書籍・文献・新聞・雑誌・テレビ報道などより得た情報や先生方から直接お聞きしたことを整理したものです。医学の進歩は日進月歩であり、新しい治療法が見つかることも、また、従来の治療法が否定されることもしばしばあります。本欄を常に最新の情報に更新することには個人のHPでは限界がありますので記載内容の最新性、確実性が常に保証されるものではありません。また、対処法は個人の症状や体質などにより違ってきますから、この情報による効果や影響に関しては個人の責任と判断で行ってください。情報の利用の結果、万一、利用者に不都合、不利益が起きても一切の責任は負えないことをご了承下さい。記述は正確を期していますが、間違いにお気づきの場合は、「okiちゃんの趣味のアルバム」Top Pageよりメールをお寄せ下さい。

 

更新履歴:2006.4.22/2014.1.12

 

>

 

okiちゃんの趣味のアルバム > 健康生活 > Top of Page


BACK