家のカビ対策

家の中でカビが一番多いところは窓、結露は拭き取ること
浴室は換気を良くし、45度の湯のシャワーで浴室内を洗い流す

カビとは?

  • カビは地球上に4〜6万種類が存在している。家庭内で見られるカビは、約10〜20種類で、コウジカビ(畳・押入)、青カビ(押入の壁)、クロカワカビ(浴室・押入など)、ススカビ(畳・押入)など。カビは温度20〜30度、湿度65%以上で発生。特に、25度以上、湿度80%以上ではカビが繁殖しやすい。梅雨時は、カビの成長に一番適した環境となり、冬の5〜6倍に増える。カビの胞子が空気中を浮遊しているので、吸い込んでしまう事になる。
  • トリコスポロンというカビは3/1000ミリ。胞子を飛ばす。
  • カビの多いところ:特に多いのは、窓(結露)、洗面所、洗濯機のそば、脱衣所、風呂場の入り口、台所の流しの下、押入、エアコンのある部屋の空気中にも飛び交っているなど。加湿器の使いすぎはカビの元になる。→加湿器が要らない場合もある。
    1. 湿気が多く、掃除が行き届かないところ。部屋の隅とか、家具の裏側、カーテンなど空気がよどみ、比較的低温になり湿りやすいとこ ろに発生しやすい。つまり目に付きにくいところが危ない。カビを放置すると胞子となって空気中を飛散する。
    2. カビは水分とホコリが好物で増殖する。結露のある窓ガラスは家中で一番カビの多いところ。こまめに拭き取ることが大事。カーテンも定期的に洗いたい。
    3. 具体的には、浴室、冷蔵庫の下の蒸発皿、台所の排水口の奥の配水管
  • カビのニオイの原因となるのはカビが繁殖する際に出されるフン等。

カビが増える条件

カビは次の3条件が揃うと増える: 梅雨時は冬の5〜6倍も増え、空気中を沢山のカビの胞子が浮遊する。 最も効果的な対策は「換気」をよくすること。換気が悪く空気が停滞する事は良くない。

  1. 温度が高い(20-30度)⇒エアコンや窓を開けて下げる
  2. 湿度が高い(70-90%)⇒エアコンや窓を開けて下げる。例えば、部屋の真ん中で湿度55%でも、部屋の隅は85%になっている。従って、部屋の隅にカビが生える。湿度が65%以下ならカビは発育できない。
  3. ほこり、ゴミ、あかや野菜くず、布製品などの食糧がある⇒掃除をまめにする

カビの予防

  • カビを防止するには室内の湿度を50-60%程度に保てるかがポイント:
    1. 押入には物を詰め込まない、簀の子などを使用して風を通す、湿気取りを使う、ふすまなどを少し開けておく。家具と壁の間は隙間を広く取る。部屋の結露を防ぐ。
    2. 部屋の掃除をこまめにする(既にカビが発生している場合は、カビ胞子を部屋中に撒き散らす事になるので、掃除機は厳禁。カビ退治は手で掃除する。⇒ マスク、手袋、カビ取り剤、消毒用アルコール、漂白剤、雑巾、布、ブラシ等々を準備して、部屋の窓を開放して空気を流通させながら実施。浴室などではカビ取り剤、台所では消毒用アルコール撒布。
    3. 雨が降っていない限り窓を開けて空気を通す換気扇を回す、扇風機で空気を循環させてよどみをなくす。家の窓を開けて換気を良くする。大事なことは風向きに合わせて家の両側の窓を開けて、風が家の中を通過するようにすること。一カ所の窓だけ開けても効果は弱い。雨の日に窓を開けると湿気を呼び込む事になるので雨の日は窓は開けない。
    4. 空気清浄機、除湿器の活用。湿度を65%以下にする。
      除湿器:除湿器は部屋を冷やす能力はないが湿気を取る効果は非常に高い。冬場の加湿器のシーズンが終わると、すぐに除湿器が活躍するシーズンになる。加湿器以上に長い時期大活躍する。特に、梅雨時は部屋の除湿の他、雨で干せない洗濯物の部屋干し乾燥にも使える便利な商品である。湿度は10%は下がり、5時間で約1.8リットル程度の水が取れる。これまでドライペットや水とりぞうさんを使用していたが、数ヶ月かけて一杯になったものが、わずか1日で満タンになるほどの除湿機能であるのには驚いた。私が使用しているのはシャープ製CV-T71CH(冷風・衣類乾燥除湿機、別名:コンビニクーラー、2006年製、買値\25,000)だが、除菌イオンも発生して浮遊かび菌を取り込みかび臭もしない。貯まった水の排水やお手入れも楽で大変使い勝手がよい。電気代は6-7円/時程度。問題点は、@あまりに湿気が取れすぎて容器がすぐに満タンになり、1日に何度も水を捨てる手間があること、A音がうるさいので洗面所・浴室などでは良いが寝室では使えないこと、B冷風は出るがクーラー代わりにはならないこと。
    5. 風呂場の天井を1週間に1回程度、塩素系洗剤を含んだモップで拭き取る。又、タイルの目地などに付いたかびは、ティッシュペーパーでこよりを作り、これにかびとり剤を吹きかけてタイルの目地に一時間程度載せておき、その後水で洗い流すと良い。
      ※天井を水洗いせず、市販のカビ取り剤を使う方法もある。バイオ お風呂のカビきれい
    6. 雨の日などに洗濯物を部屋干しする場合は、浴室に干す。居間や寝室に干すと湿度が上がるのでやめる。5kgの洗濯物で3リットルの水分が出る。浴室では換気扇を回す。
    7. 食器を洗うときは必ず換気扇を回す。
    8. まな板には調理直前にぐらぐらの熱湯をかけると殺菌出来る。ふきんも同様。
    9. 酢を二倍に薄めて机などを拭くとカビは死ぬ
    10. 消毒用エタノールを吹きかけたり、エタノールで拭けばカビは殺菌され死ぬ。(水で薄めないこと。乾けば良い)
    11. エアコンのフィルターはまめに清掃する。出来れば1週間に1回。
    12. 掃除機のダストボックスのゴミは早めに捨てる。1週間に1回。
    13. カーテンやカーペットには除菌スプレーを吹きかけると良い。
      カビキラー カビを防ぐミスト 150ml  (ジョンソン(株)製、エアコンフィルター、下駄箱、洗濯機、壁、カーテン、畳等気になるところにスプレーすれば、カビ防止効果が3ヶ月程度持続する。\548/150ML 楽天ケンコーコムの場合)
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    14. 押入にはすのこを床面、横壁、奥に敷いて空気の流通を確保する。乾燥剤を利用する。
    15. 下駄箱などには新聞紙を敷いて湿気を吸着させる。時々取り替える。濡れた靴をそのまま入れない。
    16. 冬場、加湿器は正しく使う。湿度が60%を超えるとカビが出やすくなる。石油ストーブを使っている部屋では加湿器は不要。エアコン暖房の場合はエアコンを付けたとき加湿器も一緒につけ、エアコンを切ったら加湿器も切ると良い。温度の低いところ、ものの裏、 暖房が届きにくい場所、外壁に面しているところにカビが出やすい。換気をよくする。 押し入れの外壁側の壁が朝濡れていないかチェックする。
    17. マスクの着用
    18. HEPAフィルター搭載の空気清浄機の活用

カビの害

  • 空気中に浮遊するカビの胞子を吸い込んでカビ過敏症(起床時鼻水、咳、くしゃみ、微熱が出る)肺炎(夏型過敏性肺炎)が起きることがある。健常者は過度の心配は不要だが、免疫力が落ちている人は注意。肺炎を放置すれば肺が繊維化して呼吸困難を起こし、最終的には酸素マスクを必要とする事が多いので侮れない。風邪でもないのに、朝鼻水が出る、くしゃみが出る、咳が出る、熱がある等のアレルギー症状がある時は要注意。⇒カビの除去に努める。症状が長く続く時は呼吸器科を受診。
  • カビ・真菌の胞子(トリコスポロン)を吸い込んで、夏型の過敏性肺炎(アレルギー性肺炎)を起こすと、咳や発熱、更には呼吸困難になる。(喘息や風邪と間違われやすい) アレルギー体質の人がなりやすい。免疫力の強弱には関係なく遺伝的な体質によって反応する程度が違う。6〜9月に発生し、ピークは7月。症状としては、せき、熱、息切れ。最初せきで始まり、続いて発熱や息切れが出てくる。風邪薬ではよくならない。トリコスポロンを吸い込むと数時間で症状が出る。夏が終わったり、旅行で家をあけると症状が軽快する。毎年繰り返すようならこの病気を疑い治療する。診断は血液検査でトリコスポロンの抗体を測定する。
  • 副鼻腔真菌症:カビ(アスペルギルス等)が鼻の奥の副鼻腔に住み着き、鼻水、鼻づまり、頬の痛み等の症状が出るが通常はこれ以上は悪化しない。糖尿病等で免疫力の弱い人では症状が悪化する。鼻水が片側だけ出てなかなか治らないときは耳鼻科受診。初期の段階で治療を行えば、ほとんどの場合は完治する。家の中にカビが繁殖していないか調べる。窓を開けて風通しを良くする、掃除をこまめにする、部屋に洗濯物を干さない等の注意が必要。免疫に問題のある人は重症化して命にも関わることもあるアスペルギルス症の詳細はこちらを参照下さい。
  • アレルギー性鼻炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支喘息
  • 水虫(白癬菌による) 家の中を裸足で歩けばそれだけ感染の機会は増える。入浴時石鹸で良く洗う。付着しても24時間以内に洗い落とせば水虫にならない。
  • タムシ
  • 角膜真菌症(目の角膜の傷から侵入する。抵抗力が落ちている人やステロイド点眼薬を長期間使用している人は特に注意。コンタクト使用している人は正規の取り扱いをすること)
  • カンジタ症(抵抗力が落ちたとき皮膚や口内、肺に起きる)
  • アスペルギルス症: 咳やタン等の症状が出る。免疫機能が低下している人がこのカビを吸い込んで起きる事が多い。健康人でも極度のストレスや寝不足などで抵抗力が落ちると感染してしまう恐れがあり、感染が分かりにくいという問題がある。肺や気管に感染すれば点滴治療を行う。

カビの除去

  • 効率的な換気
    1. 風通しを良くする事に尽きる。 雨が降っていない限り、11:00-14:00くらいまでに窓を開けて換気を行う。雨の日は閉めきる。
    2. 換気は毎日行う。(最低でも15分間)
    3. 出来るだけ全部の窓を開けて行い、更に、換気扇を回して室内の空気を外に排気する。
    4. 部屋の隅とか家具の裏側とか、押入など空気がよどんでいる所は扇風機で撹拌する。
  • 窓ガラスの結露はこまめに拭き取ること。水滴が乾いても掃除するまでカビはなくならないし、部屋中にカビの胞子が飛び散ることになる。
  • 風呂場の目地のカビには塩素系カビ取り剤を布やティッシュペーパーに含ませて目地に沿って貼り付けて一時間放置。後は水で洗い流す。(作業にはマスク・手袋着用し換気に心がける)
  • 風呂場では45度以上のお湯をシャワーでかける。カビが死滅する。
  • エアコンの掃除はこまめに行う。使用前後に「送風運転」にして窓を開けてフィルター内の水分を飛ばすようにする。 つけ初めに臭いがするようならカビが多いと言う証拠なので、フィルターの清掃する。普段は、電源on後、10分は窓あけするとカビが室外に出る。
  • 除湿器の活用(梅雨時の湿気取りの切り札。必需品)⇒単なる除湿機能だけでなく冷風・衣類乾燥機能付きが良い。
  • 空気清浄機の活用。(最近の空気清浄機には浮遊カビ菌を除去又は死滅させる機能を備えている物がある)
    最近の空気清浄機はたばこの煙り、埃や花粉はもとより、カビ菌やウイルスをやっつける機種が発売されているので、これを利用するのも有効。ダイキン製「光クリエール」は光触媒でウイルスやカビを高速除菌、シャープ製は除菌イオンでカビ菌やウイルスをやっつける。いずれも、年間電気代は\600程度で25畳用で実買価格は\30,000〜\40,000。
    空気清浄機の購入
  • 布団などはこまめに干す。黒い布を掛けて干すと温度が上がってダニ退治になる。
  • 畳替えをする。
  • 下駄箱は時々戸を開ける。
  • 靴箱に靴をしまう前に、濡れた靴は新聞紙に包んで乾燥させてからしまう。
  • 消毒用アルコールを吹きかけて、乾いた布でカビを拭き取る。(布は捨てる。濡れぞうきんは厳禁。カビが4倍に増殖する) 壁や天井やカビが発生しやすいところに消毒用アルコールをスプレーボトルに入れて吹きかけるのは有効。
  • カビ取り作業時は、必ずエプロン、マスク、ゴーグル又は、メガネ、ゴム手袋を着用する。

参考情報

 かびの害と防止関連図書

この頁は書籍・文献・新聞・雑誌・テレビ報道などより得た情報や先生方から直接お聞きしたことを整理したものです。医学の進歩は日進月歩であり、新しい治療法が見つかることも、また、従来の治療法が否定されることもしばしばあります。本欄を常に最新の情報に更新することには個人のHPでは限界がありますので記載内容の最新性、確実性が常に保証されるものではありません。また、対処法は個人の症状や体質などにより違ってきますから、この情報による効果や影響に関しては個人の責任と判断で行ってください。情報の利用の結果、万一、利用者に不都合、不利益が起きても一切の責任は負えないことをご了承下さい。記述は正確を期していますが、間違いにお気づきの場合は、「okiちゃんの趣味のアルバム」Top Pageよりメールをお寄せ下さい。

 

最終更新: 2003.6.30/2006.8.21/2007.6.22/2010.1.6/2014.2.16


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