私の風邪・インフルエンザ対策

最終更新:2010.1.26


年によってインフルエンザの流行する時期は変わりますが、感染のピークはどの年も概ね2月です。次に多いのは1月と3月です。3月は意外と多いです。11月はほとんどありません。流行が早い年では12月から年末にかけて少しずつ患者が増えてきます。インフルエンザは、特に子供が罹りやすいです。予防接種をしておけば例え感染しても症状が軽く済むので11月中に済ませましょう。ある雑誌社の調査では、2009年2月現在の予防接種率は43%、インフルエンザに罹った率は6%とのことです。全員が予防接種を受けるようになれば、インフルエンザにかかる人を更に減らすことが期待できます。65才以上の老人がかかると肺炎や気管支炎を起こし重症化し、98年〜99年のシーズンでは高齢者を中心に約32,000人がインフルエンザが元になって死亡(インフルエンザ感染をきっかけに細菌性肺炎や心筋梗塞を起こして死亡)しているのでくれぐれも注意して下さい。

私はもともと喉が弱く、若い頃は風邪のシーズンや埃の多いシーズンには喉をやられてしばしば耳鼻科に治療に通った事がありましたが、お茶を頻繁に飲むこと、外出時にはマスクをする、手をよく洗う、うがいをする、歯石を取る等を実践するようになって、喉を悪くする事が劇的に減りました。風邪やインフルエンザが流行している時期には、特に、睡眠を多めに取る等休養を心がけ大火にならないでボヤで消し止めるよう努力しています。インフルエンザワクチンは毎年接種しており、また、外出時には葛根湯とビタミンCの顆粒タイプを携帯して、風邪かなと思うような症状が出たらすぐに服用するようにしています。お陰で最近はひどい風邪にもかからずに済んでいます。

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子供の発熱こちらを参照

2002年-2003年のシーズンは1,500万人がインフルエンザ(流行性感冒)に感染し、入院した人は142万人、11,000人が死亡したと言われます。2003年は感染者923万人、インフルエンザやその後の肺炎などによる死者は2400人に達したとみられている。2004年-2005年は過去10年で最多の患者数を記録する様相で特徴はB型が60%を占めていること。(2005年は1800人が死亡) 特効薬が出てきた現在でも最大の自衛手段はワクチン接種。かかりつけの病院や医院に10月に予約しておき、11月に入ったら、早めに接種しておくことが大事。(接種は体調の良いときにすればよい)

以下はテレビや新聞・雑誌・医学書などで報告されたものをインフルエンザを中心に網羅的に記載したものです。下記の全てを実行することは不可能で、その時々の状況に応じて適宜対処しています。しかし、これはと思うときは必ず医者の診察を受ける事にしています。

インフルエンザ対策まとめ

流行のピーク 1月中旬〜3月中旬(2月が一番多い)
予防法

外出時:@手洗い、A30分毎にお茶を一口飲む、B飴やトローチをなめながらマスク(不織布の立体・使い捨て型がお薦め)、C手袋・マフラー
帰宅後:@コートは外ではたいてから持ち込む、A手洗い 、Bうがい、C歯磨き、Dお茶を飲む、E部屋の加湿
予防接種(12月初めまでに受けるのが良い)
特に、有効なこと:

  1. 手洗い:手のひらだけでなく、指の間や指先(爪の間)を念入りと洗うこと。鼻をかんだら必ず手洗い。パンやみかん、ピーナッツ等の食品を素手でつかむときはまず手を洗い、顔を触らないようにすると感染を防止できる。度々洗うことが大切。アルコール含有消毒液を使って手を消毒するのも良い。
  2. うがい:まず口の中をぶくぶくうがい(15秒)して口内の雑菌を吐き出し、最後に喉の奥をがらがらうがい(15秒)する。間違えて逆にしないこと。お茶のうがいが有効。
  3. マスク:ほこり、ウイルスの侵入を防ぎ、喉の乾燥を防止する。更に、喉の温度低下を防ぎ免疫力を高める効果がある。外気で喉の温度が下がると免疫力が低下する。
  4. 加湿器:湿度が40%を超えるとウイルスが生存しにくくなり、50%では半分のウイルスが死滅し、湿度60%では80%のウイルスが死滅すると言う。従って湿度60%以上にする事が望ましい。
  5. 歯磨き・舌磨き・歯石取りはインフルエンザ菌の増殖を防ぎ、インフルエンザの発症を1/10に減らすとの報告がある。
  6. 咳やクシャミをする時は口を袖で押さえる。手で口を押さえると手が汚染される。
治療

@直ぐに、医院で迅速診断キット(検査薬)でインフルエンザ感染の有無と、AかB型かを確認して貰う。15-20分で分かる。但し、発熱後8時間以内は感度が低いので避ける。
A
2日以内にタミフル、リレンザ、ラピアクタなどの抗ウイルス薬の投与→2009年度はタミフル耐性ウイルスの流行が確認されたので、タミフルよりリレンザが望ましい思われる。リレンザは、A香港、Aソ連、B型いずれにも適応し、5歳以上で使用可能となっている。医師とよく相談して決めるとよい。ラピアクタは2010年1月新登場の点滴薬。
B体を暖かくして休養する(安静・睡眠)
Cバランスの良い栄養
Dお茶(緑茶・紅茶)のうがいやお茶の飲用(汗をかいたら、とにかく水分を多めに飲む)、スポーツドリンク・イオン飲料も良い
EビタミンCの摂取
F加湿器、鼻や喉の保湿。部屋の温度は20-23度、湿度50-60%
G家族への感染防止のため、マスク着用、室内の換気、空気清浄機の活用、時々うがい手洗い
H室内の除菌剤設置(クレベリン・ウイルシールド


解熱剤を直ぐに飲むのはインターフェロンやリンパ球の活動を抑えるので逆効果。37度台は解熱剤は我慢し、保冷剤や氷で体(脇の下、背中、太もも等)を冷やし、38度を超えた時に飲むと良い。
(発熱は身体が自己の免疫機能を始動させてウイルスを駆逐・防衛機能を整えている時期でもあり無理に熱を下げるのは逆効果)

タミフル子供の場合、精神障害による異常行動や突然死が発生したとの報告があるが、2009年4月、厚生労働省研究班(班長=広田良夫・大阪市大教授)の最終報告書によれば、タミフルを服薬した10歳以上の子供は、服薬しなかった子供に比べ、飛び降りなどの深刻な異常行動をとるリスクが1.54倍高いという分析結果を明らかにし、タミフルとの因果関係は否定できないとした。 子供がインフルエンザの場合は、タミフルを服用したかしないかに拘わらず、最低2日間は親が充分観察したが良い。 厚生労働省では、異常行動続発の事態を受けて、2007.3.20 10代へのタミフル使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」に指示した。1才未満の赤ちゃんと10才以上の子供のタミフル服用は避けたがよいが、1〜10才未満の子供はインフルエンザにより重篤な容態になり、インフルエンザ自体による死亡事例があるのでタミフルの服用が引き続き推奨されている。

☆風邪(ウイルス)そのものには抗生物質は効かない

風寒型
風熱型
ぞくぞく寒気がする、頭痛がする 熱が出る、黄色い鼻水が出る、喉が痛い
  • 葛根湯
  • 熱が高くなければ入浴も可、シャワーで首筋を温める
  • 生姜
  • 卵酒
  • 頭を冷やす
  • 足を布団から出して寝る
  • ミカンなどの柑橘類はビタミンCの摂取と体温を下げる効果

【注】風邪(普通感冒)とインフルエンザ(流行性感冒)は症状が違う。風邪もインフルエンザもウイルスによる仕業!(細菌とは違う)

風邪(風邪症候群や普通感冒と称される急性の呼吸器感染症)はライノウイルス、アデノウイルスなどウイルス性が大半で細菌性は少ない。感染はほとんど接触感染で、比較的ゆっくり発症し、くしゃみ、鼻水、咳が主症状で熱はあっても37度台だが、インフルエンザ(流行性感冒)はA、B、Cのインフルエンザウイルスによる飛沫及び空気感染が原因で鼻、喉の症状に加えて、急激な発熱(多くは39度以上にもなる)、筋肉痛、関節痛、頭痛、全身倦怠感など症状が激烈。 風邪の症状が4日以上続くとか益々悪化するような場合は、細菌感染を起こしていることも考えられるので医療機関を受診しよう。

 
風 邪(普通感冒)
インフルエンザ
原因
種々の風邪のウイルスによる(ライノウイルス・アデノウイルス・コロナウイルス等) インフルエンザウイルスによる
主たる感染源
接触感染(+飛沫感染)。患者が鼻や鼻汁を触った手を通じて、鼻、口や目から感染するのが多い。発症まで4〜5日。最大の予防法は入念な手洗い。 飛沫感染+接触感染+空気感染。空気感染は非常に少ないという説と、飛沫感染60%、空気感染25%、接触感染15%と言う説がある。患者のくしゃみや咳を鼻や口から吸い込んでから24時間程度で発症。患者の咳やくしゃみ、痰などで汚染されたテーブル、ドアノブ、吊り革などに触った手指で口・鼻・目に触って感染する接触感染もある。咳をする人から2m以上離れること。くしゃみで飛び散ったウイルスは換気が悪ければ室内に9時間経ってもまだ浮遊している。潜伏期間は1-5日(平均3日)。
対処
引き初めの対処が症状を軽くする。微熱(37度台)、透明な鼻水、喉の痛みも軽く、咳も軽いなら自宅で安静にして経過を見る事で可。

直ぐに医者に診せる。
大人でも3日位寝込んでしまう。普通の生活が出来るまでに1週間はかかる。

発症
症状は徐々に重くなる(くしゃみ、鼻水、喉痛、咳などが全身症状に先行して出現する)

突然劇的に症状が出現し、全身症状が重い(発熱、強いだるさや食欲不振、全身の痛み、頭痛が出て、その後鼻や喉の局所症状、目の充血や目の痛みが出ることもある。脈拍に一致する拍動性のズキズキするような頭痛はインフルエンザの特徴)

鼻や喉の症状

鼻炎、咳、喉痛が一般的には軽度。胃腸症状も出る事がある。鼻汁は透明感がある。鼻が詰まって苦しいときは、お湯で温めたり電子レンジで温めたタオルを顔にのせると鼻腔が湿り気を持ち鼻の通りが良くなる。

全身症状に続いて現れる事が多い。鼻汁は黄色や緑色で混濁している。喉が腫れ痛みが強い。咳も激しい。
通常37.5度前後。概ね38度まで。熱が出るのは体が免疫力でウイルスの増殖を抑える環境を作っているので解熱剤でむやみに下げない方が良い。熱を下げたい時は脇など太い動脈が通っているところを冷やした方が効果的。

38度以上、多くは39-40度に達するが、65才以上の高齢者の半数、ワクチン接種している人や体力・免疫力の強い人は高熱が出ず、37.5〜38度の事もある。成人の20%、高齢者の50%が、38度以下でもインフルエンザだったと言われる。高齢者はインフルエンザでも高熱が出るだけの力がない事がある。

悪寒
少ない 強い
倦怠感
弱い 強い
全身の痛み
ない 強い
予防

食事・睡眠、雑踏を避ける、マスク。
風邪の患者がいるときは石けんを使った手洗い、うがいを励行させる

予防にはワクチンが有効(特に高齢者と子供)
患者にはマスク、うがい歯磨き、石けんを使った手洗いを励行させる。パンやみかん、ピーナッツ等の食品を素手でつかむときはまず手を洗い、顔を触らないようにすると感染を防止できる。
治療
身体を暖かくしたり、温かいものを飲み、発汗することにより治ることが多い。初期に、歯磨き・うがい(緑茶、紅茶)、安静・睡眠、水分補給、保湿・保温、ビタミンCなど。抗生物質は細菌には効くがウイルスには無効。単なる風邪の時に抗生物質を飲むと耐性菌を増やすだけ。 インフルエンザウイルスに対する特効薬がある(リレンザ、タミフルなど)。発病後48時間以内に服用する。服用が早ければ早いほどウイルスの増殖を抑えるので症状が軽く済む。解熱しても通常は途中でやめないで、合計5日間程度服用。 タミフルで熱は下がってもウイルスは放出しているので家族に感染を広げるので注意。その他は左記に準じる
注意点

安易な抗生物質や強力な解熱剤の服用は慎みたい。飲むなら副作用の少ないアセトアミノフェンを成分とする解熱剤にする。風邪をひいた人が使ったり触ったものには触れない。手洗いを頻繁に行い他人への感染防止。
風邪の場合の抗菌薬の服用基準:
@高熱の持続(3日間以上)
A膿性の喀痰、鼻汁
B扁桃腫大と膿栓・白苔付着
C中耳炎・副鼻腔炎の合併
D強い炎症反応(白血球過多、CRP陽性、赤沈値の亢進)
Eハイリスクの患者
のいずれかに該当する場合には抗菌薬が適応と考えられる。抗生物質は肺炎の予防的効果はなく、肺炎になった場合の治療薬。

合併症として、肺炎、気管支炎、心筋炎、脳炎を起こす事がある。特に、高齢者は熱、咳、脈拍や呼吸が苦しい等の変化に注意。
高齢者が発熱し、急速に呼吸状態が悪くなったら、肺炎を起こしている事を想定して、聴診器、胸部X線、血液検査(CRT、白血球、血沈)などを緊急で施行するするのが望ましい。

インフルエンザにかかった人の咳を吸い込んで感染が広がるので、患者は可能な限り個室に移し、部屋を温め、加湿空気清浄機使用やマスク着用させる等の配慮。看病する人もマスク着用。
インフルエンザの発熱は初日の夜間或いは翌日が一番高く、3日目には熱が少し下がるが、これで治った訳ではなく、再び4日目、5日目と上昇する傾向がある。 このような二山型の発熱はA型、B型共にみられ、特に小児では かなり高い確度で起きる。

空咳ではなく痰が出始めると回復の兆し。積極的に咳をして痰を出すと良い。咳が出始めたら時々うつぶせになり背中を叩いてもらうと出やすい。

一番大事なことは普通の風邪とインフルエンザの鑑別を症状、問診、内診(目、喉、聴診等)や診断キットにより、素早く的確に行うこと。熱だけでインフルエンザか普通感冒かは鑑別出来ない。インフルエンザの場合、特に高齢者は他の病気を引き起こす元にもなるので治療が急がれる。また、医師の判断で抗生物質も処方される。
副作用:風邪薬の解熱剤や抗生物質には効果もある反面、色々な副作用があり、稀なケースではあるが重大なものもある。服用後身体に発疹等が出たら、薬の副作用を疑って、すぐに医師に相談すること。薬疹についてはこちらを参照
風邪は一般には普通感冒とか風邪症候群等と称されている主としてウイルス感染による急性の上気道炎の総称で、インフルエンザ感染症も基本的には風邪の仲間であるが、ここでは普通感冒とインフルエンザとを分けて考える。
飛沫感染と接触感染
飛沫感染 くしゃみ・咳・痰・会話などで病原菌が周囲に飛び散って、これを吸い込んだ時に感染が起きるもの。通常、短時間で地上に落下し、長時間空気中に浮遊する事はない。5ミクロン以上のものが1M程度飛び散る。風邪のウイルスはこの飛沫感染で伝染する。広義の空気感染に含まれる。飛沫感染を出来るだけ起きないようにするため、セキエチケットを守ることが大切。セキやくしゃみをするときは、マスクをして更に肘でマスクを覆うとよい。
接触感染 病原菌のある人に接触することで感染する。握手、吊り革、ドアノブ等々直接間接の接触により風邪がうつる。手洗い、手袋は有効。
空気感染 病原菌が長時間空気中に浮遊して遠方まで届く。結核・麻疹(はしか)・水疱瘡ウイルス・SARSウイルスなど。インフルエンザウイルスも実験では9時間程度は空気中に漂っているとされる。患者の口から出て、いったん飛び散って器物や着衣などに付着した微細な粒子が乾燥し、空中でただよっているものが飛沫核というもので0.3ミクロン〜5ミクロンの大きさで、これが吸い込まれて感染する。従って換気扇や窓を開けるなどの定期的な換気が有効である。

■インフルエンザウイルスについて
  • インフルエンザウイルスの大きさは、直径1万分の1ミリ(0.0001mm)。
  • くしゃみ一回で1,000個のウイルスが飛散する。よりくしゃみは20倍ウイルスの飛散量が多い。
    1個のウイルスが8時間後..100個、16時間後...10,000個、24時間後...1,000,000個に増える。
  • ウイルスが100万個になると症状が出始める...発熱、鼻や喉に炎症が起きる。
  • インフルエンザの潜伏期は1-2日咳やくしゃみと共に飛散したウイルスを他人が吸い込むとウイルスは約20分経過すると細胞内に取り込まれるので、インフルエンザの流行期に頻繁なうがいと歯磨きは有効。 インフルエンザの人と接触しても3-4日経過しても発症しなければまず感染していない事になる。歯磨きでインフルエンザ菌の増殖が抑えられる。
  • 風邪を引いた人と同室にいれば、ウイルスを吸い込んで、60%弱の人が感染する。
  • ウイルスを吸い込むと増殖を始め、20〜24時間後にピークに達するが、一方、生体側もインターフェロン、白血球等が動員されて、ウイルスの増殖が始まる前にウイルスを押さえ込んでしまうので、必ず発病するものではない。要は防御機構(栄養、睡眠、休養、暖かさ)が完璧なら、ウイルスが侵入してきても撃退出来、例え、感染しても発病しないで済む。
  • インフルエンザウイルスは低温、低湿度に長く生きるので、部屋を暖め、加湿器を使うことは非常に意味がある。部屋の温度が30度ではウイルスの感染力は2日後に1/10になるが、25度では1/2 、5度ではあまり減らない。ある実験によれば、湿度が40%を超えるとウイルスが生存しにくくなり、50%では半分のウイルスが死滅し、湿度60%では80%のウイルスが死滅すると言う。従って湿度60%以上にする事が望ましい。
  • ウイルスの寿命:
    衣服やティッシュについたウイルスは8〜12時間生きているとのことなので、風邪の患者が触ったものにすぐに触るのは危険。電車の吊り皮や座席、公衆電話、カラオケのマイクは特に危ない。季節性インフルのウイルスは、不織布製マスクの表面上で8時間、感染力を持った状態が続いていたという実験もあるからマスクは取ったら机の上に置いたりするのは危険。冬場に手すりなどに付着した場合、24時間以上生き続けることがある。
  • インフルエンザの発症は他の風邪と違って劇的、突然、悪寒と38-40度の熱が出て、頭痛腰痛、関節や筋肉の痛み、全身倦怠感、下痢等の症状が強いので明確に分かる。普通の風邪の場合は先に出る局所の症状−喉、咳、鼻水などの症状はインフルエンザでは熱や悪寒の後から出る。
  • 患者の感染力:普通5-7日でインフルエンザウイルスはなくなる。この期間は家族は注意。 (熱が下がっても翌日は60%、2日目でもまだ40%はウイルスが出ている) 会社などに行くときは、他人への感染を避けるため解熱しても3日間程度は休むのが望ましい。完全に治らない内に、無理して出社することは他人への感染を広げる事にもなり一種の犯罪とも言える迷惑行為。熱が5日以上続く場合は検査を受けること。 タミフルを服用すると割合早く解熱するが、インフルエンザウイルスがなくなったのではなく、5日間程度は人に感染させるのでタミフルは5日分貰ったら飲みきるのが良い。
  • インフルエンザウイルスにやられ、弱っている呼吸器粘膜に、他の細菌が取り付いて細菌による二次感染を起こすので注意。(このために抗生物質が使われる)
    →インフルエンザは風邪ではなく、症状の重い全身性の感染症。
  • A香港型、Aソ連型、B型の3つが流行っている場合、不運にも、時期をおいてタイプの違うインフルエンザに感染する事もある。(子供は特に)
  • 今後最も懸念されるのは、新型ウイルスの出現。誰も免疫がないから、出現すれば大被害が出る恐れがある。1918年のスペイン風邪では日本でも38万人、世界中で推定4,000万人の死者が出た。専門家は新型ウイルスがいつでてもおかしくない時期にあると警告している。厚生労働省でもようやく2003/3に新型インフルエンザ対策検討委員会を設置、2005/11に行動計画を発表した。(新型インフルエンザについては下記別項参照)
  • 夏風邪の元になるウイルスは一般に湿度に強いと言われるので、室内の湿度を上げてもウイルスの生存率は下がらない。
■予防:(外出時や風邪の患者が回りにいるとき)
  • 手洗い極めて効果的。石鹸でウイルスは死ぬ。流水が良い。但し手洗いは手術前に外科医が手を洗うように入念に洗うことが重要。(手のひら、指の間、手の甲) ざっと洗っただけではウイルスは手から取れていない。インフルエンザは飛沫感染だが、普通の風邪は接触感染なので、空気よりも手からうつることが多い。アメリカでの最近の調査で、1日5回手洗いをした人は風邪を引く可能性が45%も減ったとの報告がされており、風邪予防にきわめて有効な方法である事を裏付けている。特に帰宅後と食事前が有効。
    ウイルスに汚染された手で口や鼻に触れるのは鼻粘膜にウイルスを転嫁するので出来るだけ避ける。(ドアノブ、吊り革等は要注意。マスクも外側にウイルスが付着しているのでむやみに触ると手にウイルスが移る。その手で鼻や口を触ると危険)
  • 風邪の30%は口から感染すると言われる。従って、@手を良く洗う、A口唇(や鼻)を触らない、Bマスクをして口唇を触らないようにするのは理にかなっており効果的。
  • うがい...なるべく頭を後ろに傾け、のどの奥にうがい液が行くように。細菌を減らすためには、出来れば1分程度はやること。水道水(浄水器は不可)は微量の塩素を含んでいるのでウイルス殺菌の効果があり、水道水のうがいだけで風邪が40%減ったとの研究報告がある。他に、お茶のうがいは有効。
  • 口腔ケア(歯磨き、舌の清掃、歯垢の除去等)を充分に行い、歯周病菌をなくするとインフルエンザウイルスの増殖を抑え、インフルエンザの発症率が1/10に減るとの実験結果がある。口内に細菌が多いとインフルエンザにかかりやすい。特に、舌の表面には細菌が多いので、歯ブラシで奥から手前に掻き出すと良い。正しい歯磨きはインフルエンザの予防に極めて有効。年二回程度歯科で歯石を除去したり正しい歯磨き法を習得したい。
  • インフルエンザの流行期は外出や人混みを避ける。

マスクは効果的。咳は時速150KMにもなり飛び散る。そこで、風邪をひいている人がマスクをすれば、飛散を防止できる。マスクにより発症率が1/5に減るとの報告もある。呼気を加湿して吸い込む事になるので鼻や喉の保湿が出来、粘膜を保護して細菌の増殖を抑える効果がある。また、マスクをしていれば鼻や唇を手指で触らないので感染が防げる。(この効果はとても大きい) ガーゼマスクはインフルエンザには効果がない。不織布の立体型・使い捨てがお薦め。寝るときに着用すると口や鼻が渇かず風邪の治療効果が高い。飴をなめながらマスクをすればより効果的。但し、呼吸のしにくいマスクは血中酸素濃度が下がる事があるから注意。(立体型が呼吸が楽。不織布は遮断効果が高い)→戸外でマスクをするのはは風邪をひいた人が守るべきエチケット。
マスクをすれば冬の戸外の冷気を直接吸い込まないので、血圧の急上昇を抑える効果があり、脳梗塞発作の予防にもなるので、特に血圧の高い人、動脈硬化のある人にはこの面からも勧められる。
特に、病院はばい菌の巣窟。医師や看護師がマスクをしているように、病院に行った時は我々も是非マスクをした方が良い。特に、大病院は結核菌、MRSAなど感染すると厄介な菌も多いので注意が必要。

マスクの効果
@飛沫感染、空気感染の防止、
A口腔内、気道内を湿らせウイルスの増殖を抑える、
B手指で鼻や口を触らないので汚染された手指による接触感染を防止する(この効果は大きい)

☆2009/2 豪New South Wales大学等の研究によれば、インフルエンザに感染した子供がいる家庭で、親がマスクをして看護すれば、感染をうつされてしまうリスクを60-80%減らすことができることを証明できたとのことです。

マスク選定上の注意点:マスクは鼻と口にぴったりフィットすることが重要。大きすぎるマスクは横が隙間だらけで効果半減する。サイズは90X125/90X155/90X170/95X180等種々雑多なので自分の顔の大きさに合わせて買いたい。どんな高性能マスクをしても隙間だらけでは効果半減。ぴったりフィットすることが大事。

  • マスクの種類
    捕捉できるもの
    不織布マスク 5ミクロン以上の飛沫物を捕捉。薬局などで一般に買える物。
    N95マスク 0.5ミクロン以上の飛沫核を捕捉。主として医療用として使用。
    ナノフィルター 0.08 〜 0.12 ミクロンのウイルスの捕捉。
  • せきエチケット:咳やくしゃみをする時はマスクをして、マスクを手指ではなく、肘で押さえる。 肘はあまり触らないのでウイルスがついても広がりにくい。マスクだけに比べて肘で押さえると飛沫の飛び散りは1/10になる。
  • 口呼吸より鼻呼吸(鼻から吸った空気は副鼻腔などで浄化・加湿されるが、口からの吸気は細菌・ウイルスが直接体内に入る他、口内や扁桃が乾燥して免疫力低下にもつながる)
  • お茶を飲む、紅茶でうがい....カテキンの殺菌作用。脱水症状緩和。お茶のうがいはウイルスを殺す効果が強い。番茶、ウーロン茶、紅茶いずれも良いが、カテキンの作用が強い「紅茶」を普段飲む時の5倍程度に薄めて体温程度に暖めてうがいをするのが一番良いと言われる。
    →通常のうがい薬ではなかなか粘膜に付着したウイルスは取れない。水は無効。
    →飲むためには一煎目が良い。うがい用は出涸らしでも良い。
  • マスクは呼吸器の乾燥を防ぐ効果はあるが、飴を舐めたりガムをかむ方が唾液が出るので呼吸器の粘膜の対応力を高める効果は高い。但し、飴は炎症があるときは舐めない方がよい。又、糖分の取りすぎには注意。
  • 入浴は体力を消耗するので熱が高い時は見合わせた方が無難だが、風邪の引き始めで熱が38度以下で自分が入りたいと思った時は入って身体を温める方が免疫力が上がる。自分の身体に自信が無いときは無理して入らない。 もし、風呂に入った後は湯冷めをしないように早く寝る。
  • 1日の中で一番風邪を引きやすいのは身体が乾燥してウイルスが増殖しやすい夜中(2〜4時頃)。ウイルスの90%は喉から侵入すると言われており、特に、夜中に喉が乾燥しやすいので寝る前のホットドリンク(ホットレモンなど)は効果的。また、枕元に水を置いておき、目が覚めたら飲むのも良い。
  • 身体を暖かくすることは風邪の最大の防御になる。喉が冷気で乾燥、冷えると繊毛の動きが低下し、ウイルスが粘膜細胞に取り込まれやすくなる。マスク、マフラー、手袋や帽子で体を冷やさないようにすることが大事。首だけでなく手足が冷えると繊毛の異物除去機能が鈍化する。生体の防御反応を高めるためにも、特に外気に触れる頭、首や手を温めたい。冷気、激しい運動でものどの温度が下がる。いらいらもだめ。たばこもだめ。自律神経がのどの温度を下げる。
  • 呼吸器機能を高め免疫力を高めるために、入浴時の腹式呼吸は肺に適度の湿度を与えるのでお薦め。
  • 厚着して体を暖かくする。背中と足首を冷やすな。→免疫力強化。
  • 電子レンジでホットタオルを作り首を温めると免疫力がupする。
  • 部屋の湿度を上げ、温度を上げる...空気中のウイルスが落下、死滅する20-24度、60-70% 霧吹きスプレーで水を噴霧するのも一法。 加湿器も有効。 但し、インフルエンザウイルスと違って、夏風邪ウイルスは湿度に強く、湿度を上げてもあまり死滅しないので夏場はあまり加湿しすぎないようにする。
  • 部屋に濡れタオルを干すことは比較的湿度の上昇もマイルドで薦められる。タオルを3枚くらい干すと湿度が50%程度になると言うからバカに出来ない。他に、お湯を張った洗面器を置く方法もある。加湿器も含め、あまり湿度が上がりすぎないように注意。70%を超えるとダニ、カビの繁殖を促すのであまり湿度が高すぎるのも良くない。
  • 空気清浄機の活用(最近の空気清浄機は特殊フィルターやプラズマイオンなどにより空気中の浮遊ウイルスを不活性化する機種が出ており活用したい。シャープ製、ダイキン製がウイルス対策に効果が高い)
  • 睡眠は普段より“一時間”多くとる。→免疫力強化。
  • 夜10時〜夜中2時の間は生体の免疫力が落ちるので、この時間帯は人混みをうろうろしない。
  • ワクチン...予防接種後2週間〜1ヶ月しないと免疫は出来ない。但し、卵アレルギーの人はワクチンは避けた方がよい。
  • ストレスをためない(ストレスで免疫力が落ちる)
  • 酒は免疫低下になる。
  • 歯磨きのコップは自分専用にする。
  • ビタミンCの摂取(グレープフルーツなど食品から摂れば尚良い)
  • カルシウムとビタミンA摂取。→免疫力強化。
  • 鼻をかむ: まめに鼻をかまないと副鼻腔炎(蓄膿症)になったり、中耳炎になったりする。
    1. 鼻をかまないと炎症が悪化したり、症状が長引く。
    2. 両方を同時にかまないで片側ずつやることが重要。 片方の鼻を指で塞いで、片方の鼻は開放した状態で弱めに鼻をかむ事。両方の鼻を一度にかむと、 鼻腔内の圧力が強くなり、細菌に感染した鼻汁が耳管に入り中耳炎になりやすい。
    3. 鼻水をすすらないこと。鼻水をすすると中耳炎になることもある。
    4. かんだ鼻をティッシュで取る場合は、最低でも4枚のティッシュを使わないと、鼻汁の中のウイルスがティッシュを通過して手に付着する。実験では8枚使って0%になると言われる。
    5. 鼻をかんだ後は必ず手を良く洗う
    6. 子供で鼻をうまくかめないときは、親が吸引器で鼻を吸ってやると良い。
  • 鼻洗いの実行:鼻の中に薄い塩水(普通の浄水では鼻を刺激して痛い)を注入して鼻腔のゴミや花粉を洗い流す。専用の鼻洗い器が市販されている。鼻づまりは苦しいので鼻洗いにより鼻が開通すれば気分も良くなる。
    @ハナクリーンS鼻洗浄器 \2,500前後。 東京鼻科学研究所。私自身も購入して使っていますが、塩水を入れて手でぷかぷか押すだけです。鼻が開通するとすっきりします。


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  • 風邪は子供や孫から親や同居の家族が感染する事が多い。子供は学校や保育園で集団で生活する事も原因。子供に接する時は、その前後に手洗いを励行したい。
病院・医院での感染から身を守る

病院や医院は病人が集まる所なので当然の事ながら、細菌やウイルスの巣窟となっており、特に、インフルエンザの流行する1月〜2月の時期に病院に行くことはかなりの感染リスクを伴う。しかしやむを得ず受診しなければならないときは、感染症に対する配慮をしている病院を出来るだけ利用して、病院に行ったために風邪やインフルエンザを貰ってくるという事態を避けたい。

毎日患者に接する医師は常に感染の危機にさらされている。もっとも雑菌には強くなっていると思われるが、やはり医者でも風邪を引く。最近、大きなコップにお茶を入れて、患者を一人診るたびに一口お茶を飲む医師を見かけるが、お茶を飲むのは医師だけでなく、待合い室に給茶器を置くなどして患者にも飲ませて貰いたいものだ。それが結果的に医師や患者間の風邪の蔓延を防ぐことにもつながると思う。

    1. 診察室、トイレ、待合室の清掃が行き届いている病院
    2. 暖房、加湿器を使用して室温を25度以上、湿度を50%以上に保っている病院
    3. 空気清浄機を使用している病院
    4. 患者用のマスクを受付に準備している病院
    5. 給茶器などを設備して患者が自由に利用できる病院
    6. 先生や病院スタッフ全員がマスクを着用している病院
    7. 午前と午後の合間に窓を開けて換気に努めている病院
    8. 明らかにインフルエンザと思われる感染症の患者は直ちに別の診察室に受け入れ診察する病院

上記の様な患者に対する配慮やサービスをしている病院はまだ少数派だが、2003年のSARS騒動や昨今の新型インフルエンザの発生予測と共に確実に増えている。人類が未知の新型インフルエンザの発生が危惧される現在、病院側も感染症に対して医療従事者自身並びに患者側の安全を守るため万全の配慮をして欲しいもの。

我々も病院に行くときは可能な限り自衛するのが良い。

  1. マスクをする
  2. お茶を持参して喉を潤す
  3. トローチやあめ玉を舐めて喉を潤す
  4. 病院に備え付けの雑誌類は出来るだけ触らない
  5. 待合室や受診中もマスクは取らない(喉を見せるときだけ)
  6. 濡れタオルを持参して手を良く拭く(アルコール消毒剤を持参すれば尚良い)
  7. 帰宅後脱いだ衣服にはその後8時間は触らない

家庭での注意事項
家族が風邪やインフルエンザになった時、注意すること
(患者と同居家族の相互感染予防)
  1. 患者を個室に移す。
  2. マスクをする(患者も看護者も) 
  3. むやみに鼻や唇を触らない(ウイルスが手から侵入する)→マスクをしていると触る機会が減る
  4. うがい(水又はお茶でよい)
  5. 歯磨き、舌磨き 口の中の細菌を減らすとインフルエンザの感染が1/10に減る。口内に細菌が多いとインフルエンザにかかりやすい。特に、舌の表面には細菌が多いので、歯ブラシで奥から手前に掻き出すと良い。
  6. 手を洗う又はアルコール消毒液(特に鼻をかんだらその追度必ず手指を洗う。ティッシュは最低でも4枚は使わないと鼻汁のウイルスがティッシュを通過して手に付着して手指はウイルスだらけになる。8枚使えば0%になると言われるので4枚のティッシュを折り返して使うのは良い方法) 1日5回以上手を洗う。
  7. 時々お茶を一口飲んで喉を潤す。必要に応じてトローチやのど飴で喉をなめらかにして咳を減らす
  8. 暖房で部屋を22度以上に
  9. 加湿器で湿度を55%以上に、出来れば60%を目標にする。
  10. 室内の除菌にクレベリンを活用する。(下記欄外参照)
  11. 空気清浄機でウイルスを除去又は不活性化する。濡らしたタオルを振り回してウイルスを吸着するのも簡便で有効
  12. 換気扇又は部屋の窓を時々開けて新鮮な空気を入れる
  13. 朝夕部屋の掃除をして浮遊する埃やごみを最小限に
  14. 鼻をかんだちり紙やマスクはポリ袋に密封して捨てる
  15. 睡眠を充分にとる(最低でも普段より+1時間)→免疫力が強ければ感染しても発病しない
  16. 栄養価の高いものや免疫力の高まる物を食べる(バナナ、ヨーグルト、干し椎茸、ブロッコリー、生姜(身体を温める)、蟹、海老、ゆで卵、チョコレート、納豆、茄子、大根、キュウリ、人参、タマネギ、ピーマン、ニンニク、ビタミンC、亜鉛等々
  17. 熱が下がっても薬は飲みきる(感染を広げないため)
  18. 親に症状が出たら、医師に『家族にインフルエンザ患者がいる』ことを正確に伝え、すぐにタミフルやリレンザによる治療を受ける。親がたまたま妊婦の場合は、発症したら、重症化する危険性が高いので、子供が感染したらタミフルの予防投与が必要になる。また、祖父母など手伝ってくれる人がいるならば、子供の看病を頼った方が良い。
■特に外出から、帰宅後
  1. コート等を玄関で叩きウイルスを持ち込まない。マスクは処分する。
  2. 空気清浄機で身体に付着した埃などを吸着
  3. 石鹸で良く手を洗う(爪の間も)30秒以上。
  4. お茶(または紅茶)で十分にうがいする。水道水でも良い。(ぶくぶくうがいとがらがらうがい)
  5. お茶を飲む
  6. 部屋を暖め、加湿器を使う(20度以上、50%以上)
  7. 体を暖める(免疫力を高める)
  8. ビタミンC服用
  9. インフルエンザのシーズンに病院や雑踏から帰った後は歯磨きも有効

特に3と4が重要

■早く治すために
  • 風邪は本来自分の免疫力で治すもの。従って、免疫力(体の持つ自然治癒力)を強くする事が最も重要。保温、保湿、栄養、睡眠、安静が大事。 早寝早起きは免疫力を高めるので有効。
  • お茶、紅茶のうがい継続...喉のウイルスを殺す。
    感染後も時々うがいすれば、のどのウイルスが死滅。(もぐら叩きと同じ)紅茶は非常に効果が高い。 水道水(浄水器は不可)は微量の塩素を含んでいるのでウイルス殺菌の効果があり、水道水のうがいだけで風邪が40%減ったとの研究報告がある。ぶくぶくうがい(口の中を洗ってはき出す)を15秒、喉の奥のがらがらうがいを15秒X2回を一日3回程度。
  • イソジンガーグル....30秒でウイルスを殺せる力があると言われる。但し、刺激が強いので喉の弱い人には勧められない。→水だけやお茶でも十分効果はある。
    一回目:口の中のうがい(口でうがいして吐き出す)
    二回目:のどをうがい15秒
    三回目:のどをうがい15秒。...合計30秒はしないとウイルスは死なない。
    天井が見える位首を傾けると尚良い。強いうがい薬は口中の有益な菌も殺すので頻繁なうがいは良くない。インフルエンザが流行っている時期に外出から戻った時だけで良い。⇒薄めて使うと良い。あまり長くやるとかえって喉の粘膜を痛めるとの報告もあるので程々にする。イソジンは刺激も強く、ヨードを含むので普段は使用しない方が良い。水で充分。インフルエンザの罹患が心配されるときのみにとどめるのが良い。
  • うがいもし過ぎるとかえって喉を痛めたり、有益な菌を殺し喉の粘膜にカビが生えたりするので程々にする。
  • 少量のお茶を何回も飲む。水分補給が必要。普段に比べて過剰と思えるぐらい飲むと良い。
    熱のあるときや、下痢をしている時は特に水分を多めに。 アクエリアス、ポカリスエット等のスポーツドリンクにはカリウム、カルシウム等の成分が含まれているので、熱や下痢で失われる補充として有効。単なる湯茶より良い。
  • 紅茶ポリフェノール(テアフラビン)の抗酸化作用で、内臓肥満、風邪・インフルエンザ、がんの予防に効果があると言われる。紅茶一日3杯の飲用が薦められる。りんご8個分と同等の抗酸化作用がある。紅茶の入れ方は、100度の温度で、紅茶ティースプーン1杯約3G/人を丸形ポットに入れて、3分蒸らすとテアフラビンの抽出量が多くなる。
  • マスク
    .......特に風邪をひいている人はマスクをして、飛散を防止し、他の人にうつさない算段をする。 呼気を加湿して吸い込む事になるので鼻や喉の保湿が出来、粘膜を保護して細菌の増殖を抑える効果がある。 ガーゼを濡らすと効果が高い。
  • 口呼吸をせず、鼻呼吸をする。
    @鼻水には42-43度の蒸気吸入。(市販の蒸気吸入器の活用)
    A42-43度の蒸しタオルを鼻に当てて鼻呼吸すると良い。 特にラベンダーの香りを嗅ぐと鼻の粘膜の荒れが修復され免疫力が強まるとの報告がある。
    (但し、あまり熱いタオルは鼻が火傷したり、皮膚が赤くなるので注意。10分以内にする)
    B折りマスク:ガーゼマスクの上部を折って口だけ隠す。鼻に当たる部分にラベンダーオイルを1滴付けて鼻呼吸をすると鼻の粘膜が修復される。又は水で濡らして湿気を吸い込んでも良い。(口呼吸は鼻の粘膜の抵抗力を落とす)
  • 鼻洗いの実行 前述の鼻洗い器の活用
  • 空気清浄機の活用(最近の空気清浄機は特殊フィルターやプラズマイオンなどにより空気中の浮遊ウイルスを不活性化する機種が出ており活用したい。シャープ製、ダイキン製がウイルス対策に効果が高い)
  • 加湿器などで部屋の湿度を上げると空気中ゴミやほこりに付着して浮遊するウイルスが落ちて死ぬ。鼻や喉の粘膜保護。(湿度50-70%)
    →インフルエンザウイルスは低温、乾燥状態で長く生きるので、部屋を暖め、加湿器を使うことは非常に意味がある。
    →東京の場合、空気が最も乾燥するのは1月、次いで2月→3月→12月→4月→11月の順。加湿器は11月中旬〜4月中旬まで使用すると良い。
    部屋の温度20-23度、湿度50-70%が目標。部屋の温度を25度以上にあげると空気が乾燥して喉や鼻も乾燥するので逆効果。湿度が大事。湿度が40%以下に下がるとウイルスが急激に増える。加湿器の水は頻繁に取り替える。現在はハイブリッド型が主流だがスチーム型も根強い。超音波型は雑菌が増えやすいとのことで最近は出ていない。
  • 熱が出た場合の対処法:熱の出始めには悪寒やふるえがくる事が多いが、それは病原体に対抗するため体温を上げようとする生体防御の反応。この場合はたくさん着込んだり、布団をかけて体を温める。その後、体が熱くなり汗が出始めたら、体が熱を逃がそうとしている状態なので、@水分摂取、A風通しを良くして涼しくする。熱があり、悪寒がないときは、解熱剤より保冷剤や氷を脇の間、背中、太ももなどに当ててクーリングするのが効果的。
  • 熱が下がったあとも一週間は安静を保ち、同じ家族、特に高齢者や幼児に感染させないように注意する事が必要。
  • ビタミンCの大量摂取
    風邪のひき初めに500MGを一時間毎に6回。二人に一人はその日に直るとの報告もある。発症後もビタミンCをとることで回復が早い。経過が軽い。私自身は風邪かなと思ったら、すぐに葛根湯とビタミンCを摂取している。そのせいか、水際で食い止めていると感じている。
    大量投与は本人の体力次第。胃の保護のため食後が良い。
    常盤薬品 シトラミンCプラス30袋
  • 発症後24時間以内に「亜鉛」を摂取することで免疫力が高まり、風邪の回復を促進し、風邪の期間を短縮する。 摂取量は大人で一日10MG程度(許容上限30MG迄)。
  • 洗面器に40-60度のお湯を張り、ラベンダーオイルを2-3滴垂らして、頭からバスタオルを被って囲み、湯気を3分間吸い込むと鼻の奥が気分爽快になる。
  • 手を良く洗う。(ティッシュはまとめてビニール袋に密閉) 家族など他人への感染防止にもなる。 石鹸で念入りに洗う。 手術の時の先生のように、手のひらだけでなく、手の甲、指の間、指の先(爪の間)をよく洗う。指の先を手のひらに押しつけて回転させるように洗うと爪の間の細菌も良く取れる。
  • 唾液の量が少ないと免疫力が低下する。口の中の雑菌も繁殖しやすくなる。ガムを噛むとか、耳下腺、顎下腺をマッサージすると唾液の分泌がまして免疫力を上げる効果がある。
  • 濡れたタオルを部屋で振り回す。部屋の中の浮遊ウイルスが50%程度取れ浄化される。(^_^)
  • カキテンフィルター使用の空気清浄器にはウイルス吸着効果あり。
  • 喉、手足(足首)、背中を冷やさない(マフラー、手袋、靴下)イライラしたりストレスがかかると喉の温度は下がる
  • フトンをかけて汗が出始めたらフトンを減らす。
  • 体を温める(薄着しない)厚着して体を温める。湯たんぽも良い。体温が1度上がると免疫力が6倍上がる。体温の低い人は免疫力も弱い。身体を温め汗を出すことで老廃物を排泄し、体温を上げるので免疫が高まり治りを早くする。
    但し、無理に汗を出すと脱水症状になったり、体力を消耗するのでほどほどにする。 後で、忘れず水分を補給すること。 汗をかいた衣類はこまめに取り替える。
  • 睡眠は普段より“一時間”多くとる。→免疫力強化。
  • 必要に応じて胃の薬を服用(風邪薬はどうしても胃を荒らす)
  • 鼻をかんだティッシュペーパーはそのままゴミ箱に入れない。必ずビニール袋に入れて口を閉める。ゴミ箱のティッシュが乾燥するとウイルスが部屋を浮遊する。鼻を取る度に手はよく洗う。
  • ストレスは風邪の治りを悪くする。 緊張状態ではリンパ球が減り、免疫が下がるので、リラックスすると良い。
  • 喉が痛いときは歯磨きをしてからうがい。(歯は雑多の細菌) うがいと歯磨きで歯周病菌を減らすとインフルエンザ菌が増殖しにくくなる。(普段から年二回程度歯科で歯石を除去して貰っていれば役立つ)
  • インフルエンザの時、解熱剤で無理に熱を下げるとかえって回復が遅れ長引く。熱が高いとウイルスは死ぬ。38度以下なら解熱剤は使わない方がむしろ良いと言われる。熱を下げると体内のインフルエンザウイルスの活動がかえって活発になるという理論。特に、かかった直後の解熱剤服用は避けたが良い。治りかけの5-6日目が要注意。ぶり返す。ぶり返したときは感染症を警戒。 熱が5日以上続くときは検査が必要。解熱剤を使うときでも「アセトアミノフェン」に限定して頓服で使用する。(ボルタレン、ポンタール、アスピリンなどは避ける)
  • 子供(特に15歳以下)にはアセトアミノフェン以外の解熱剤は与えてはならない
  • 子供が高熱を出して6時間以降に嘔吐、15分以上続く痙攣や意識障害があるようならインフルエンザ脳症を疑う。死亡率10%を超えるので急いで救急車で専門病院へ。6歳以下の子供は特に注意。痙攣や意識障害がなくても、睡眠中に突然死亡することもあるから目を離せない。 子供の発熱こちらを参照 
  • インフルエンザ脳症とはインフルエンザにかかった後、高熱・意識障害・痙攣等の症状が急速に進行し重篤になる病気で、発症原因はまだ解明されていないが、予防接種をしていない子供に多い事から、ワクチン接種が薦められる
  • 抗生物質はインフルエンザウイルスには無効。細菌による二次感染の予防の効果はある。特に高齢者には予防的に使われる。
  • 葛根湯(発熱・発汗を促進する)を飲む→特に風邪の初期に効く。頭痛等の症状緩和、免疫力を高めウイルスを叩く効果がある。ぞくぞく寒気がする、頭痛がする「風寒型」の風邪には良いが、熱っぽい、黄色い鼻が出る「風熱型」の風邪には不適。 また、葛根湯は発汗効果が強いので体力の弱い高齢者には不適。
    漢方薬には他に、「小柴胡湯」(微熱、寒気、食欲不振、咳などの場合。但し、体力中程度以上)、「小青竜湯」(咳・鼻水・冷え性等に効く。胃が強い人向き)や「補中益気湯」(体力回復、疲労倦怠感、食欲不振などに向く。風邪をこじらせた時の体力回復、免疫力強化。風邪の予防にもなる)や十全大補湯(病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血に適応)などがあるので医師と相談してみる。尚、補中益気湯や十全大補島は甘草を含むのでこれに適応しない人は避ける。
  • 鼻が鼻がつまって苦しいとき:綿棒をU字型にして両方の鼻孔に挿入すれば、綿棒の反発力で鼻腔が押し広げられ空気の通りがよくなります。
  • 色々な食事療法等が提案されており、いずれもそれなりの理屈があり風邪の治療に効果が期待される。効き目には個人差があり、必ず治るとは限らないが、試してみる価値はあると思う。
効果が高いとされ試してみる価値のある食事療法等
インフルエンザに効果的な食材は、メカブ・ネギ、麦、ミカン、春菊、小松菜、舞茸、卵等々。
インフルエンザ治療をサポートするメニューの一例:舞茸・ネギ・麦飯・メカブ・卵入り雑炊。
温かいココアを飲むことはウイルス感染阻害効果がある。片栗粉でとろみをつけると一層効果が高い。ホットミルクも良い。
ヨーグルト(出来ればリンゴ1/4個を皮ごと擦って加える)を食前に食べると風邪やインフルエンザの予防に効果があると言われる。(週5日程度食べれば効果的)
生姜湯、金柑湯等を飲む→暖まる、ビタミンC補給
@生姜切片煮立る+蜂蜜+レモン汁+ワインで発汗、咳止め、殺菌効果抜群。生姜は血行をよくして代謝を促進させる効果。A熱い紅茶にすり下ろした生姜を適量入れる。黒砂糖又は蜂蜜を入れると尚良い。1日に2杯以上飲む。体温が上がる、咳を鎮める、発汗・解熱作用が期待できる。
の飲み過ぎは免疫低下になる。→少量の卵酒は有効。
ニッキ飴は喉の炎症を鎮める効能が強いので薦められる。
バランス良く栄養をとる。 栄養価の高いものを食べる。穀類、芋類等の糖質はエネルギー源となる。卵かゆ等も良い。
温かいキノコ類の鍋物が良い。キノコ類が免疫力を上げ咳、痰、喉によい。椎茸、舞茸、えりんぎ、しめじ等の鍋物にする。ニラを加えると尚良い。
を入れた鍋物はくしゃみ、鼻水、鼻づまりに良い。 (鶏肉のシスチンというアミノ酸は免疫力、ウイルス攻撃力を強化する)
葛湯、生姜、ネギも良い。料理に片栗粉を加えると保温になる。ホットミルクなども良い。 体が温まる食事が良い。
食欲が無いときは葛湯バナナなど。(バナナは免疫力強化効能ある)
栄養補給に、ポタージュスープ、みそ汁、茶碗蒸し、柔らかくした御飯、湯豆腐
気管支炎や咳止めには焼いた銀杏を5-10粒/日食べるのが良いと言われる。
耳マッサージ:風邪の引き始めに効果がある。両方の耳を手のひらで蓋を被せるように覆って前後に15回位手を動かす。このとき大切なのは耳をひっくり返すこと。この動作で身体の温度があがり免疫力向上。特に寝る前が効果的。
■漢方薬治療

風邪の治療には主として西洋医学が用いられる事が多いが、東洋医学(漢方)を活用又は併用することで回復を早める効果があるとされている。従来の西洋医学の薬は症状を軽減するだけなので、これに加えて葛根湯など漢方薬を追加処方する医師が多くなった。日本呼吸器学会の漢方薬使用ガイドラインからまとめた。漢方薬は効き目がマイルドで、重大な副作用も少ないので西洋医学の薬に比べて安心して使えるというメリットがある。私自身はインフルエンザや風邪の流行する時期になると、外出時には葛根湯(下記参照)をいつも携帯して、もし風邪かな?と思うような症状が出た場合はすぐに葛根湯を飲むことにしている。

漢方治療の要点
  • ウイルス性には漢方薬、細菌性には、抗菌薬+漢方薬の併用。
  • 漢方薬は複数の生薬を組み合わせ。エキス剤と煎じ薬がある。
  • 解熱鎮痛薬よりも漢方薬が熱を下げる効果が早い。
  • 個人の自覚症状、体調、病態で使い分ける。実証と虚証を見極め使う漢方薬を変える。
  • 漢方薬は飲みあわせに注意する(薬剤師に相談)。
  • 漢方薬は即効性があるので症状が改善しないときは別の薬に変える。漫然と飲み続けない。30-60分で効果が出るものなので、1時間経っても効果が出ない時は変える。
  • 高齢者は体力があると思っても虚証から始める。
実証 体力充実、抵抗力が強い、胃腸が丈夫、声が力強い
虚証 体力がない、抵抗力が弱い、胃腸が弱い、声がか細い
初期の風邪 実証 葛根湯....比較的体力がある人向け、風邪の引き始めに飲むと効果が高い。(寒気、熱、頭痛、肩・首筋のこわばり、鼻閉、鼻水、のどの痛み等があるとき)解熱効果80%、症状の改善率93.3%。
麻黄湯...免疫力を高め、初期のインフルエンザの治療薬として処方する医師が増えている。解熱効果67%、症状の改善率81.5%。 佐野市医師会では、新型インフルエンザ治療の補助剤として麻黄湯7.5G/日を併用することを指診として決めたほど。体力にない人で最初から汗ばんでいるような場合は服用しないこと。タミフルと併用する場合は経過を観察すること。
中間証 小青竜湯...体力がない人でくしゃみ鼻水の人、冷え性
虚証 桂枝湯 ...体力が低下し寒気のあるとき、
麻黄附子細辛湯(胃腸の強い人は葛根湯や麻黄湯、弱い人は麻黄附子細辛湯)
長引く風邪 実証 小柴胡湯 ...胃腸も悪いとき 舌が黄色く、白い。風邪がこじれているときにしばしば用いられる。急性熱性疾患・肺炎・気管支炎・感冒に効く。
柴朴湯  ...痰が喉にからむ
中間証 柴胡桂枝湯...食欲、微熱、汗をかきやすい
虚証 柴胡桂枝乾姜湯...冷え性、だるい、体力が低下しているとき
インフルエンザ   A型、B型:麻黄湯(桂枝湯が加えられることもある)
こじらせた時の体力回復   補中益気湯...体力回復、免疫力をUP。漢方薬の「補中益気湯」が自然治癒力を高め、重症化を防ぐ効果が期待できると、主として高齢者に処方する医師もいる。
乾いた強い咳   麻杏甘石湯、五虎湯
痰が絡む咳、痰が切れにくい時   麦門冬湯
薄い痰、咳、ぜん鳴   小青竜湯
粘る痰、鼻水  

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)


■インフルエンザの診断

最近有効な迅速診断キット(QUICK VIEW等)が急速に普及してきた。鼻の奥又は喉を数回擦った綿棒又は鼻汁と試薬により約3分〜20分でウイルス感染の有無とウイルスの型(A、B型)が分かるので、急に高熱が出たとかでインフルエンザが疑われる場合は是非調べて貰おう。保険も効く。

但し、注意すべき事は、発熱後6-8時間以内は感度が低いため、本当はインフルエンザであるのに検査では陰性となる可能性があること。陽性とでたらインフルエンザだが、陰性と出ても、インフルエンザの事があるので、医師が症状などからインフルエンザと診断した場合は、タミフルなどの抗インフルエンザウイルス薬を服用した方が良い。発熱したら当日でなくても翌日に検査を受けてインフルエンザの診断が出たら抗インフルエンザウイルス剤を即服用することで十分効果が出る。

臨床現場で使用する迅速診断キットでは、A型かB型かの判別はできるが、ソ連型(H1N1)か香港型(H3N2)かの区別はつかない。毎年日本で流行するインフルエンザウイルスの型は@AH1亜型(Aソ連型)、AAH3亜型(A香港型)、BB型があるが、どれが主流になるかは年により異なる。H1N1では世界的にタミフル耐性が問題になってきており、日本でも耐性が出てきたときには治療薬の選択に注意が必要(タミフル→リレンザ)。

新型インフルエンザの診断基準は、現在のインフルエンザ診断キットで陽性者に対して詳しい問診(感染者と接触した恐れがあるか?、インフルエンザの流行地に旅行したか?等)を行う。新型インフルエンザの感染が疑がわれる場合は指定専門病院に搬送されて、更に詳しい検査が実施される。

■インフルエンザ・ワクチン (予防接種)
2009年は豚由来の新型インフルエンザが流行しており、新型用のワクチンも作られるため、例年の季節性インフルエンザのワクチンは例年の5000万人分より少なく3000-4000万人分が製造される予定で、無くならない前に早めに接種するのが良い。季節性用ワクチンと新型用ワクチンの両方を接種しても害はないとされている。(2009.6.5現在)

ワクチンは流行ウイルスの変化も予想して作られているので、流行の型とぴったり一致しなくても、症状を軽減する効果はある。現在はA香港型、Aソ連型、B型の3種類のインフルエンザに有効で、体力のない年寄りや子どもは勿論、成人にも接種が薦められる。接種回数は13歳未満は2〜4週間おいて2回接種だが、13歳以上は1回で良いとされている。65歳以上の高齢者や毎年接種している人、前年にインフルエンザにかかった人も1回で良いと言われる。

6ヶ月以上1才未満の乳幼児は予防接種の効果が明確ではなく、また感染しても症状は比較的軽く済むことが多くインフルエンザ脳症の事例も少ないので接種させるかどうかはかかりつけの小児科医と相談するのが良い。受ける場合は他の予防接種と間を開けること。(6ヶ月未満は接種しない) 1才以上13才までの子供は1-4週間開けて2回接種(13才以上は1回でも可)が薦められる。毎年数百人のインフルエンザ脳症の報告があるので、重傷化を防ぐためにも接種が薦められる。

ワクチン接種の費用は、メーカーの希望小売価格は大人1回分約\1,000(ワクチン1本は\2,000で大人2回分に使用可能)なのだが、自由診療のため、費用は医療機関により異なり、1回分で\2,500〜5,000の幅があるが中心価格帯は\3,000)
尚、2001年冬から65才以上の人は一部公費負担となり、自己負担額は自治体によって異なるが、\1,000〜\2,000になった。(市の認定医療機関なら高齢者は\1,000-2,000の負担で出来るが、指定医院でなければ、一般の人と同じ扱いになり、\2,500-\5,000の負担になるので事前の確認が必要)

インフルエンザのピークは例年1、2月。但し、抗体が出来るまでに2週間〜3週間かかり、効果持続は約5カ月。あまり早く接種しても免疫力のピークが落ちる(接種後1-2ヶ月後が一番効力が強い)ので、11月中の体調の良いとき、遅くとも12月中旬までに接種を済ませることが望ましい。(1回接種ならベストは11/下旬) 

ワクチン接種の効果として、65才以上の高齢者の発病阻止率は43%だが、重症化予防効果が大きいので、死亡阻止率82%で感染しても軽く済むとのデータが発表されている。(65才未満の場合は発症阻止率が80%と高い) ワクチンはウイルスが死んだ状態で接種するので、予防接種でインフルエンザにかかったり、風邪を引いたり、鼻水や咳が出たりする事はない。

ワクチンの副作用は軽微で、接種箇所の発赤、腫脹、疼痛を来すことがあるが2〜3日で消失する。また稀に発熱(1%以下)、頭痛、悪寒、倦怠感などが起きることがあるので体調の良い時を選び事前に医師の診断を受け実施する事が薦められる。接種後数日から2週間以内に稀なケースだが、発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害の症状が現れる等の報告がある。ワクチン接種による死亡率は1000万人あたり0.5人以下。熱のあるときや卵アレルギーのある人は避けた方が無難。妊婦もワクチン接種は問題ないとされているが、心配な向きは医師と相談の上接種すると良い。喘息の人、痙攣を起こした事のある人、心臓病、じん臓病、肝臓病や血液、その他慢性の病気で治療を受けている人、免疫力が低い人は医師とよく相談して接種した方が良い。接種後、当日の入浴は健常者は問題ないとされている。接種後2-3時間は様子を見て接種部位の変化を確認し、更に、検温の上入浴したらよい。激しい運動や大量の飲酒は避けることは当然のこと。

特に、ワクチンを接種した方が良い人

    1. 65歳以上の高齢者(自治体の補助で自己負担は\1000程度)
    2. 老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人保健施設など集団生活をしている人
    3. 肺や心臓病の持病がある人
    4. 糖尿病、腎臓病等で免疫力が低下している人
    5. 高齢者と同居したり介護している人
    6. アスピリンの長期投与を受けている6ヶ月から18歳の人
    7. 病院関係者、保育園幼稚園学校関係者並びにその家族
    8. 1才〜10才未満の子供

※妊婦のワクチン接種について:

妊婦の季節性インフルエンザのワクチン接種については厚生労働省は接種しないように求めているが、WHOは新型インフルエンザについては妊婦を重症化しやすい「ハイリスク者」に位置づけている。主治医とよく相談して決めたい。

  1. インフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」で病気を起こす力をとってしまった死菌を使っているので、胎児に影響を与えるとは考えられていない。胎児がインフルエンザにかかる可能性もない。
  2. WHOは2005年から不活化ワクチンの接種を推奨している。米国では、妊婦は老人・子どもと共に積極的に接種すべき人とされている。
  3. 最近、日本でも妊婦が接種する人が増えてきたが、大きな副作用は出ていない。
  4. 時期の目安として、赤ちゃんの器官ができあがった16週以降なら良いと思われる。
  5. 鶏卵・鶏肉アレルギー、(ゼラチンアレルギー)のある方は接種できない。
  6. 妊婦が、予防接種をしていなくてインフルエンザにかかってしまっても、高齢者のように死亡率は高くない。胎児に深刻な影響があることもまずない。但し、インフルエンザの熱や頭痛などの症状を抑えるため強い治療薬が使えないので本人はつらい。
  7. 万一インフルエンザにかかった時は主治医と相談してタミフルを48時間以内に使うべき。
  8. 予防接種で免疫が出来るまで2週間かかるが、インフルエンザの流行は例年3月頃まで続くので、早いほど良いが、流行が始まってからでも良い。
  9. インフルエンザは予防接種をしても感染を防げる率は70〜80%

ワクチン接種前に医師と相談した方が良い人

    1. 卵アレルギーのある人
    2. 過去にインフルエンザの予防接種を受けて重篤な副作用(副反応)を起こし
      たことのある人
    3. 生後6カ月未満の乳児
    4. 37.5度以上に発熱している人は体調の回復を待ってから接種を受ける
    5. 寝不足や体調のすぐれない人は時期をずらせた方が良い
    6. 過去に接種を受けてから6週間以内にギランバレー症候群を発症した人
    7. 妊婦

ワクチンの効果:

 
65歳以上の高齢者
65歳未満
発病予防効果
45%
70-80%
肺炎予防効果
50-60%
 
死亡防止効果
80%
 

最近の報道ではインフルエンザ発症予防効果が低いと言われるが、重症化予防効果は高いので、やはり接種が薦められる。

厚生労働省研究班が究極の「万能ワクチン」を開発。実用化まであと数年!

2009.1.29の読売新聞等の報道によれば、国立感染症研究所、北海道大、埼玉医科大、化学メーカーの日油からなる厚生労働省の研究班は、いろいろなタイプのインフルエンザウイルスに効くワクチンを開発したとある。このワクチンは、従来のワクチンと違って、ウイルスが変異しても効果が続くので毎年作り直す必要がないのが特徴で、動物実験で確かめたと言う。人間に接種出来るまでにはあと数年かかるとみられるが、新型インフルエンザの予防にも役立つと言われ実用化が待たれている。

経鼻ワクチンの開発:国立感染症研究所が経鼻インフルエンザワクチンを開発中で、2010年頃に臨床試験を始める計画という。これが成功すれば、直接鼻粘膜に噴霧するので現在の皮下注射法よりインフルエンザの感染予防効果は高い事が予想され、また、新型インフルエンザにも威力を発揮すると期待されている。鼻粘膜に噴霧するだけなので手軽に使えるメリットがあり完成が待たれる。点鼻薬型のワクチンは日本では未認可だが、米国では2〜49歳での使用が認可されている。(但し、妊娠中の女性は使用を避 ける)(2006/7)

治療薬・予防薬:
  • A・B型に効く抗インフルエンザウイルス剤「リレンザ」「タミフル」に2001年2月2日から保険が適用されることになった。発病から2日以内に使用すると3日〜4日の発熱期間を1日〜2日短縮する効果がある。1日2回、5日間程度使うのが一般的。48時間を超えるとウイルスが増えすぎて効果が薄い。熱が下がると薬を飲むのをやめてしまう人が多いが、感染6日後でも1万個以上のウイルスを口からまき散らしていることが分かっているので、処方されたタミフル、リレンザは飲み残さずすべて服用した方がよい。
    リレンザ(一般名:ザナミビル)は吸入タイプ。朝夕2回吸入。但し、5才以上。最近の研究結果、B型インフルエンザに対してはタミフル(オセルタミビル)より有効性が高い、またA型でも11才以上ではリレンザの方が効果が高いと言われ、更に2009年はタミフルに耐性のAソ連型が現れるに至り、これまでタミフル一辺倒で使われてきた日本でも反省の機運が出てきた。グラクソスミスクライン社。
    タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)は経口カプセル剤。5日間服用(普通は解熱しても途中でやめないで飲みきる)。スイスのロシェ社の製品。
    リレンザとタミフルはインフルエンザの増殖に必要な酵素であるノイラミニダーゼを阻害することでウイルスの増殖を直接阻止する効果があると言われる。インフルエンザに罹患しても症状が軽くなり又免疫力が高まる利点がある。(医者の処方)
    2002年冬は流行の早期化でタミフルの注文が殺到し2003年1月中旬にはメーカーで在庫がなくなるケースも発生した。自覚症状からインフルエンザが強く疑われる場合、確実を期するなら事前に医院に在庫の有無を確認して受診するのも良いかもしれない。 タミフルは妊婦、授乳中の人は原則禁止だが、治療上必要な時は医師と相談の上実施。但し、授乳は見合わせ。 小児・子供への投与は注意が必要。(別項参照) 子供の場合、精神障害が発生したとの報告もあるので接種後2日間は親が充分観察することが大切。 また、タミフルと市販風邪薬やドリンク剤の併用は避けたがよい。(エフェドリンやカフェインが含まれているので)
  • 米国疾病対策センター(CDC)は2006.1.14 抗ウイルス薬のアマンタジンリマンタジンが香港型(H3N2)インフルエンザウイルスに耐性が出来たため処方しないよう勧告した。2004年末からのわずか1年で1.9%→14.5%→91%と猛スピードで耐性化が進んだ事になる。オセルタミビルとザナミビルは、2006年1月現在のところは香港型(H3N2)とソ連型(H1N1)のインフルエンザウイルスのいずれについても感受性があるとのことだが、これらが将来耐性化を持った場合は大変な事態が想定される。
  • タミフル耐性ウイルスの出現:2007年鳥取県ではインフルエンザの30%にタミフルが効かない耐性の出現が報告された。2009年1月現在の流行状況は、 Aソ連型36%、A香港型45%、B型19%となっているが、2009年のAソ連型はほぼタミフル耐性とのことで、Aソ連型の治療はリレンザによることになる。もし、タミフルを処方された場合で、初回内服から30時間以上経っても解熱しない場合は、再度受診してリレンザへの変更を相談したがよい。
  • これらの治療薬を服用すれば、翌日には40%の人は熱が下がる。80%は2日目には熱が下がる。但しウイルスの排出は続き他人に感染させるので、例え熱が下がっても処方された薬(通常5日分)は全部飲んだが良い。
  • 塩野義製薬の1回投与で済む世界初の静注用抗インフルエンザ薬「ラピアクタ」登場!

    タミフル、リレンザに次ぐ第三の抗インフルエンザウイルス薬「ラピアクタ」が2010年1月登場する。A型、B型のインフルエンザに効能がある。

    使用法は、300mgを15分以上かけて単回点滴静注する。合併症等により重症化するおそれのある患者には1日1回600mgを同様に点滴静注するが、症状に応じて連日反復投与が出来る。

    経口投与が困難な患者や、吸入剤をうまく吸入できない高齢者などに適している。

    15分程度の1回の点滴静注だけで治療が完結する。それ以降の投薬は必要ない。H1N1型のほか、季節性、強毒性のH5N1型の鳥インフルエンザにも効果が期待できるという。

    国内での臨床試験結果では、24.7%に副作用が認められているので、当面副作用の出現には十分な注意が必要。主な副作用としては、下痢(5.8%)、好中球減少(2.8%)、蛋白尿(2.5%)などであり、重大なものとしては白血球減少、好中球減少(どちらも1〜5%未満)が認められている。

    2010/1時点では15才以下の小児への使用はまだ認められていない。塩野義が2007年に米バイオクリスト社から日本での開発・販売の権利を得て、開発を進めてきたもの。

 
ザナミビル
リン酸オセルタミビル
ペラミビル
商品名
リレンザ
タミフル
ラピアクタ
対象
大人
大人・子供
大人・子供
使用法
吸入
内服
点滴(15分)
治療目的
A型、B型
A型香港型、B型
A型、B型
備考 5才以上で使用可能。Aソ連型及びA香港型に適応。
従来タミフルと比べて使用方法が面倒なことからあまり使われなかったが、@タミフルの異常行動問題、及びAタミフルのAソ連型(AH1亜型)の耐性化問題以降は、見直されて使用量が急激に増えた。吸入により上気道に作用するため、胃腸を痛める等の副作用が生じにくい。 タミフルに比べて耐性が生じにくいと言われる。今後、タミフル耐性化が日本でも蔓延してタミフルが効かなくなればリレンザが使われることになる。リレンザがすぐに入手できるように生産供給体制を強化する必要がある。
B型インフルエンザに対してはタミフルよりは有効性が高いと言われ第一選択薬として考える医師もいる。未成年者の服用の場合、異常行動の観察が望ましい。

発症48時間以内に服用。通常5日間服用するが、解熱したらやめても良い。
副作用として、異常行動や突然死の報告があるが、2009年4月厚生労働省研究班(班長=広田良夫・大阪市大教授)の最終報告書では、タミフルと異常行動の因果関係は否定できないとした。 10才以下の子供に服用させた場合は2日間は親が子供の行動を観察すること。現状では、1歳未満の子供や授乳中の人、10歳〜19才は服用しないが良い(10才以上はリレンザは使える)。
注意:最近世界的にタミフルが効かないウイルスAソ連型(AH1亜型)が増えており、2009年は日本ではAソ連型は40%程度だが、今後更にタミフルに耐性を持ったウイルスが増加する恐れがあり、その場合はリレンザに切り替える必要がある。(2008/12)

2010年1月承認。 タミフル、リレンザに続く第3のインフルエンザ治療薬となる。

せきがひどいなど、口から薬を投与しにくい患者、 体が弱り薬を飲み込むことができないような高齢者にも投与が可能。

15歳以上に対して1回300ミリ・グラムを投与する。 注射1回で、タミフルを1日2回、5日間服用した場合とほぼ同じ効果が得られると言う。
漢方薬
麻黄湯は風邪やインフルエンザの引き初めで、寒気がして、発熱・頭痛があり、身体の節々が痛い場合に良く効く。インフルエンザのひき始めの段階(ウイルスが増殖する前)に服用しな ければ意味が無く、高熱が出てしまった後に服用しても効かない。体力にない人で、薬を飲む前から汗ばんでいるような場合はのまないこと。尚、ネズミを使っ た実験ではタミフルと麻黄湯の併用は異常行動が起きる可能性があるので避けたがよいとの 実験結果が出ている。人間ではまだ分からないことが多いので念のため服用する場合は十分行動を観察したい。1-5歳の乳幼児が万一インフルエンザ脳症に罹 ると、致死率は10%を超えるが、麻黄湯で発熱期間を短縮できればそれだけ解熱剤の使用を減らすことができる。一般的には、風邪には葛根湯、インフルエン ザには麻黄湯が適。但し、麻黄湯は健常者に適で、高血圧、心臓病など基礎疾患のある人はインフルエンザでも葛根湯が無難。麻黄湯は2才以上服用可。
  • タミフルの服用基準(2007/3現在)
     
    タミフル
    備考
    1 才未満 慎重 禁忌ではないが安全性などが充分解明されていないので、医師とよく相談
    1〜9才 使用可 この年代はインフルエンザ罹患率が高く、特に、インフルエンザ脳症は5才以下がなりやすいので、親の監視下、タミフルの服用が推奨されている
    10才〜19才 原則使用中止 体力もあり、異常行動時、親が制御することが困難なので使用中止。但し、免疫力・抵抗力が特に弱い子供は服用したが良いという判断もあるので医師とよく相談。
    20才以上 使用可  

2009年の治療薬の判断の目安

 
タミフル
リレンザ
20才以上
10才〜19才

5才以上〜9才

1才〜5才未満
1才未満
△慎重、医師と相談
A香港型
Aソ連型
B型
備考

飲みやすい。
2009年Aソ連型には無効。
5才未満はタミフルを使うしかないが、Aソ連型なら効果はない。

吸入しづらい、Aソ連型にも有効なので、5才以上はリレンザが良いことになる。未成年者の服用の場合、異常行動の観察が望ましい。

☆タミフルの予防的服用:

インフルエンザを発症している患者の同居家族又は共同生活者で、65歳以上の高齢者、慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者、糖尿病などの代謝性疾患患者、腎機能障害患者等は医師とよく相談の上、インフルエンザ患者と接触した後48時間以内に、大人(13歳以上の小児)は通常タミフル1カプセル(オセルタミビルとして1回75mg)を1日1回、7〜10日間経口投与する。但し保険は適用されず自費扱いとなる。また、健康成人と、13歳未満の小児は、予防使用の対象にはならない。(治療用は1日2回だが、予防は1日1回) タミフルはウイルスの増殖抑制効果があるので潜伏期間中に服用するのは、発症した場合の症状を軽減する事が期待できる。

新薬の開発状況こちらを参照下さい。

基礎疾患のある人

糖尿病
  • インフルエンザに罹って高熱が出ると、インスリンの働きが弱まり、食事をしなくても血糖値が上がる。
  • 糖尿病でインスリンが出にくい人は食後血糖値があがる。そこでインスリン注射をして血糖値を正常に保つようにする。
  • インフルエンザに感染すると血糖値をコントロールするインスリンの働きが抑えられる。
  • タミフル・リレンザとインスリン注射は一緒でも問題ない。
  • 新型インフルエンザの感染をきっかけに、糖尿病を発症することがある。
  • HbA1cが8以上の人は特に注意。HbA1c<6.5の人はひとまず安心。
  • 対処法:インフルエンザの時は時々血糖値を測定してみる。インスリン注射を打っている人は血糖値の推移に特に注意が必要。
腎臓機能障害(腎不全、人工透析患者)
  • 腎機能の低下に伴い白血球が減少するなど免疫力が落ちているので感染症にかかりやすい。
膠原病や関節リウマチ
  • 免疫抑制剤を服用中の人は薬で免疫力を抑えているので、感染すると重症化しやすいので特に注意。
  • まずインフルエンザを治すことを第一にする。
  • 新型インフルエンザの感染をきっかけに、膠原病を発症することがあり、発熱、関節の痛み、腫れ、発疹など膠原病に特徴的な症状が1-2週間続いたら、専門医に相談すること。
動脈硬化や不整脈のある人
  • 発汗で脱水状態になるので水分を十分摂取する。(脱水は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす元になる)
喘息
  • 呼吸困難にならないように、タミフル・リレンザですみやかに治療開始。
高齢者
  • 脈拍より呼吸数に注意。5歳以上の場合は1分間の呼吸数が30回以上、1歳〜5歳未満は40回以上、1歳未満は50回以上なら注意が必要。肺炎を起こしている可能性。
    高齢者が発熱し、急速に呼吸状態が悪くなったら、肺炎を起こしている事を想定して、聴診器、胸部X線、血液検査(CRT、白血球、血沈)などを緊急で施行するするのが望ましい。
乳幼児
  • 1歳未満ではなるべく薬を使わない。最初は暖かくして、熱が高く暑がる時は太股や脇の下のCOOLING実施。水分補給が大事。
  • 1才以上は副作用に注意しながら、抗ウイルス薬の使用もOK。親が感染させる事が多いので、手洗い・うがい・マスクをして接触。
妊婦
  • 日本産婦人科医会では抗インフルエンザ薬を早めに飲む事を勧奨している。薬を飲まないで放置すると、母子ともに重篤化する可能性がある。抗インフルエンザ薬を飲みながらの授乳も問題ないとされている。
2009.6.2放送:たけしの本当は怖い家庭の医学等より要約
抗生物質

風邪をひいたりしたとき、診察の後、抗生物質を投与される事がしばしばある。昨今、抗生物質の世界的な乱用により、抗生物質が無効な耐性菌が増えていることが指摘されており、むやみに抗生物質に頼ることは将来に禍根を残す。(一度耐性菌が出たものでも使用を中止すれば、また効くようになる事もある) 
抗生物質を漫然と長期間或いは頻繁に服用していると、抗生物質に弱い菌が体内から排除されてしまい、耐性菌だけが生き残り増殖する結果、いざというときに抗生物質が効かない体の状態が出来上がってしまう事が考えられ危険でもある。

現在抗生物質の処方基準の一例は以下の通りである。風邪そのものには抗生物質は効かないが、細菌感染などで抗生物質が必要と判断され処方されたら、普通は3〜4日も服用すれば効果が出てくるはずなので、もし効果が感じられない場合は医師に相談の上、別の抗生物質を試してみる事が薦められる。

抗生物質:細菌を殺したり増殖を抑えたりする働きを持った薬の事。抗生物質は微生物により作られるが、抗菌薬は微生物を介さずに作られる。抗生物質は広義の抗菌薬に含まれる。ペニシリン系、セフェム系(第一世代〜第三世代)、マクロライド系、テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌剤等々。

風邪の場合の抗菌薬の服用基準:

  1. 高熱の持続(3日間以上)
  2. 膿性の喀痰、鼻汁
  3. 扁桃腫大と膿栓・白苔付着
  4. 中耳炎・副鼻腔炎の合併
  5. 強い炎症反応(白血球過多、CRP陽性、赤沈値の亢進)
  6. ハイリスクの患者

のいずれかに該当する場合には抗菌薬が適応と考えられている。

抗菌薬の種類
抗生物質 ペニシリン系 サワシリン、パセトシン、ヤマシリン、バカシル、ユナシン、オーグメンチン、ビクシリン、ペントレックス、タカシリン、バラシリン、バイシリン、バストシリン、ペントレックス、クルペン
セフェム系 フロモックス、バナン、セフゾン、セフスパン、ケフレックス、ケフラール、トミロン、パンスポリン、セドラール、オラスポア、オラセフ、メイアクト、セフィル、セプチコール、ラリキシン
マクロライド系 ジスロマック、クラリシッド、エリスロシン、ルリッド、クラリス、ジョサマイシン、ミオカマイシン、リカマイシン
テトラサイクリン系 ミノマイシン、ビブラマイシン、ヒドラマイシン、レダマイシン
ニューキノロン系抗菌薬 ジェニナック、バクシダール、オゼックス、クラビット、タリビッド、トスキサシン、シプロキサン、スパラ、バレオン、メガロシン、フルマーク、ロメバクト
子供・赤ちゃんの発熱

子供の風邪・インフルエンザ・脳症・溶連菌感染症・突発性発疹の詳細は別項「子供の風邪・発熱」を参照下さい。

■お茶の効用
  緑茶 ウーロン茶 紅茶
抗ウイルス・抗菌
血圧降下
血糖降下
抗血栓
ビタミンC
抗ガン作用
抗酸化作用
ダイエット  
 
※緑茶、ウーロン茶に含まれるカテキンとカフェイン
 
カテキン
カフェイン
 
煎茶
一番茶〜四番茶まであるが一番茶が最上質。カテキン、カフェイン共に豊富。日照時間の長い二番茶に最もカテキンは多い。他の茶より製法上一番太陽光を浴びているのでカテキン量も多くなる。
玉露
渋味が少なく特有の旨みとまろやかさがある。
番茶
カフェインが少なくさっぱりした味、渋味も少ない
ほうじ茶
カフェインやカテキンが少なく刺激が少ないので、夜寝る前や老人・子供や病人に向いている。カテキン量は一般に煎茶の60%程度。
玄米茶
カフェイン、カテキンともに少なくさっぱりしている。ほうじ茶と同じ。子供・老人に向く。抹茶入り玄米茶が主流
ウーロン茶
ほうじ茶よりカテキン量は少ない。カフェインも緑茶の半分程度。緑茶に比べて長期保存出来る。緑茶は宵越しは飲まない方が良いがウーロン茶は宵越しの茶としても飲める。烏龍茶ポリフェノールには脂質の吸収を抑制してダイエットに効果があると言われる。

☆細菌やウイルスの増殖防止の為に、カテキンを多めに摂りたい場合は煎茶の一煎目、二煎目を飲むこと

カテキンにはコレステロール低下、動脈硬化予防、高血圧予防、血糖値上昇抑制、細菌やウイルス増殖防止(風邪やインフルエンザ、食中毒予防)、老化防止、抗酸化作用、虫歯予防、口臭防止、発ガン抑制、脳の機能向上など様々な効果があると言われている。食事の際にお茶を1杯飲むと食中毒の予防になる。カフェインには疲労感除去、眠気防止、利尿作用、心臓機能を高め冠動脈を拡張させる作用(強心作用)があると言われる。

肺炎に注意:

年間85,000人が肺炎で死亡しており死亡原因の第四位。若い人はかかっても命の危険はまずないが、65才以上の高齢者は命に関わるので注意。風邪やインフルエンザを長引かせこじらせると細菌やウイルスが気管支や肺胞で繁殖して肺炎になりかねないので注意が肝心。
詳細はこちらを参照

肺炎ワクチン

肺炎の原因で40%-50%と最も多い肺炎球菌に70%効果のあるワクチンが登場してきた。インフルエンザにかかった高齢者の約25%が細菌性肺炎になるとも言われているので、特に70才以上の高齢者はインフルエンザワクチンに加えて肺炎ワクチンを接種することが推奨される。海外での調査結果では、インフルエンザワクチンと肺炎ワクチンの両方を接種すれば、入院を65%、死亡を80%減らすと言われている。⇒詳細はこちらを参照

夏型過敏性肺炎
  • 高温多湿の夏に家の中で増殖するトリコスポロンというカビが引き起こす。湿度が高い台所の流しの下などが特に繁殖する。主婦は特に注意。吸い込んでアレルギー反応を起こす。
  • 発熱、咳で始まるが放置すると息切れも起きる。
  • カビから離れると自然と軽快する事が多いが、環境が変わらない限り、毎年5月〜10月にかけて同じ症状がぶり返す特徴がある。
  • このアレルギー性肺炎にかかっているの気づかず何年も放置しておくと肺が繊維化するので怖い。
  • 診断はCRP、白血球等の炎症反応検査、胸のX線、肺活量などによる。
  • 治療は対症療法としてステロイド剤が主に使われる。
  • 日常の注意として、エアコンや加湿器の使い始めには必ず掃除をする、部屋の換気に努める、枕を干す、カビの多いところでの作業は必ずマスクをする等がある。
  • その他の肺炎については、こちらを参照
鳥インフルエンザ

別項「新型インフルエンザ」を参照下さい

恐怖の「新型インフルエンザ」出現は時間の問題?

新型インフルエンザへの対応策は、別項「新型インフルエンザ」を参照下さい。

急性・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
  • 風邪、インフルエンザやアレルギー性鼻炎の後などに副鼻腔が炎症を起こして色々な症状を呈する。急性の炎症が3ヶ月以上続き、膿がたまったものを慢性副鼻腔炎と呼ぶ。患者数25万人。年々徐々に減ってきている。
  • 症状:鼻づまり、臭いが分からない、緑色や黄色い鼻水が出る、頭痛、くしゃみ、鼻汁が喉に流れて痰(後鼻漏)が出る、頭や頬が重く感じる、長期に亘ってセキが続く。ポリープ(鼻茸)が出来る事もある。
  • 原因:風邪を引いて長引かせた、免疫力が落ちている、鼻中隔湾曲がある人がなりやすい、虫歯がある、アレルギーがある。
  • 近年、治りにくいアレルギーが絡んだ難治性副鼻腔炎が増加傾向にある。成人発症型喘息やアスピリン喘息等が含まれる。
  • 診断:鼻鏡、ファイバースコープ、X線検査、CT、血液検査、細菌検査で診断できる。
  • 慢性になれば短期の治癒は難しくなるので急性の内にきっちり直すことが大事。
  • 治療は@吸引、洗浄して鼻腔内を清掃する。Aステロイド薬(フルナーゼ等)と抗生物質の鼻腔、副鼻腔への噴霧。Bマクロライド系抗菌薬の服用(慢性では2-4ヶ月に及ぶので血液検査で薬の副作用の出現に注意。完全に治らないうちに薬を切るとまた元に戻る)
  • 慢性化すれば、通常は少量のマクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ルリッド等)を2-3ヶ月服用して経過を見る。10人中9人が治る。これで治らない人やポリープが大きい人は手術が考慮される。
  • 手術は内視鏡下鼻内副鼻腔手術となる。日帰り手術も可能だが入院手術が薦められる。症例数が多く技術の高い医師を選ぶことが重要。慈恵医大柏病院耳鼻咽喉科富谷義徳(2007=42才)部長が著名。(1000例以上の手術実績)
  • 急性・慢性副鼻腔炎とは違うが、症状が似た病気に副鼻腔真菌症がある。
    これは、アスペルギルス等どこにでもいるかびが鼻の奥の副鼻腔に住み着き症状を起こすもの。日当たりが悪い、掃除をしない、湿気が多い家は要注意。鼻水(悪臭)、鼻づまり、頬の痛み等が出るが通常はこれ以上は悪化しない。副鼻腔に真菌が増殖し、真菌塊が出来てチーズ様の塊が出てくる事がある。健常者は罹りにくいが、ステロイド使用者、高齢者、免疫力の弱い糖尿病の人は症状が悪化しやすい。通常片側の鼻に起きる。検査はX線、CTや細菌検査。対策は家の中にカビが発生していないか調べる、窓を開け風通しを良くする、掃除をこまめにする、部屋に洗濯物を干さない等。薬で治りにくい事が多く、その場合は手術となる。
急速進行性腎炎
  • 風邪の後などに発症することが多い。
  • 中高年に増えている。
  • 血尿や蛋白尿が出て数週間から数ヶ月で腎不全に進行するので怖い。
  • 症状は、血尿や蛋白尿、倦怠感、関節痛、貧血、血痰が出る。
  • 治療は@いくつかの薬を組み合わせたカクテル療法、Aステロイド・免疫抑制薬の短期集中パルス療法、B血漿交換や血液透析により強い炎症を沈静化させる方法が行われるが、完全治癒は難しいのが現状。
  • 風邪を引いた後の尿を検尿試験紙などにより調べること、腎臓以外の症状にも注意する事が大事。おかしいと思ったら、腎臓内科を受診して、尿検査と血液検査、クリアチニン・クリアランス検査をする(1回だけでなく検査は数回行い経過をみる)
ウイルス性胃腸炎(嘔吐・下痢症、感冒性胃腸炎)

子供の発熱の項を参照

咳喘息

風邪が治ったのに、いつまでも咳が続く時は咳喘息の事もある。⇒詳細はこちら

無菌性髄膜炎
  • 激しい頭痛・吐き気・40度近い発熱が特徴。夏〜秋に多い。年間患者数は約2,500人。髄膜に炎症を起こす。
  • 10歳未満の子供の患者が多いが、免疫のない大人も罹患する。
  • 原因はエンテロウイルス。
  • 有効な治療法がない。脱水防止のための水分補給が行われる。症状が重いので入院して治療するのが基本。
  • 予防は手洗い。
間質性肺炎

市販の総合感冒薬で間質性肺炎:パブロン、エスタック、ルル、コンタック、ベンザなどの総合感冒薬で200万人に一人程度だが間質性肺炎が起きる事が報告されている。安易に総合感冒薬に頼らないと共に、市販の風邪薬を5〜6回程度飲んで、かえって症状が悪くなったり、空咳、呼吸困難、発熱などの症状が出た場合は、即刻服用をやめて医師を受診。初期の兆候に気付いて薬の服用を中止すれば重大な結果になる事は防げる。

劇症型心筋炎

心臓を動かす筋肉にウイルスが感染したことが原因で心機能が急激に低下する怖い病気がある。「劇症型心筋炎」がそれで、風邪のような症状が数日続いた後、突然、心不全を起こして急死してしまう事もある。それほど多い病気ではないが、罹患すると死亡率が50%と高いので注意が必要。予防法はなく、発症から5、6日後に急激に容態が悪くなる。風邪の後で、息切れがする、胸が痛い、動悸がするような場合は、万一を疑って、心電図、胸部レントゲンを至急取って貰い、異常があれば救命処置が出来る大学病院を受診しよう。

スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)

風邪薬などの副作用で目や全身の皮膚が突然火傷状態になる病気で「皮膚粘膜眼症候群」と言われる。重症化すると死亡したり失明することが重要である。

発生頻度は最近の2年半で1,000件程度発生しており、100人が死亡している。

痛風治療のアロプリノール、抗てんかん剤のカルバマゼピン、抗生物質のアジスロマイシン水和物、解熱消炎のジクロフェナクナトリウム剤、ヘルペス治療薬バルトレックスなど約260成分の服用が原因として報告されている。

初めは、発熱、皮膚の発疹(ひじやひざの内側)、目や口の粘膜のただれ、視力低下が起きる。

風邪薬や抗生物質の副作用と思われる高熱を伴う発疹など皮膚炎などが出現したら、この病気を疑って薬の服用を中止し、専門医を受診すること。

薬疹の詳細はこちらを参照

薬の副作用を防ぐために

抗生物質は安易に飲まない。抗生物質はインフルエンザウイルスそのものには効かない。少なくとも、抗生物質を自分から医師に処方するように頼むことは慎みたい。今まで服用したことの無い抗生物質が処方されたら、初回は1/3〜半分量を飲んで1〜2時間経過を見て特に変化が無ければ残りを飲む等の慎重さも必要。風邪の細菌感染などの際に処方される抗生物質は通常4〜5日で効果が出る。それでも効果が出ない場合や別の異常な変化が出現したら、薬を替えて貰うなどの対応も必要。長期間飲み続けると抗生物質の副作用(下痢等)も出るので医師とよく相談。

多剤が処方された場合は服用の注意をよく薬剤師に聞く。

自分の薬の副作用データベースを作っておく
普段から過去に貰った薬の一覧表を自分で作り、何か副作用(薬疹、胃腸の障害等)が出たか、問題なかったかを服用後レビューし記録しておき、次の機会に薬を処方された時に、自分の薬の相性を医師に伝えて適切な薬の処方をして貰う事である。薬害が問題とされている今、自己防衛は大事である。

参考ホームページ

インフルエンザの予防と治療関連グッズと図書
東京都のインフルエンザ情報 
日本医師会のインフルエンザ情報のホームページはこちら
☆国立感染症研究所感染症情報センターのインフルエンザはこちら
☆国立感染症研究所のホームページ
☆東京都インフルエンザウイルス情報はこちら
☆インフルエンザ予防接種ガイドラインはこちら1, 
☆厚生労働省インフルエンザ総合対策2005
☆バイオメディカルサイエンス研究会:
03-3200-6784
鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集  (小樽保健所外岡立人氏作成)
☆小樽保健所 一般市民のための新型インフルエンザ対策ガイドライン
海外旅行者のための感染症情報
日本咳燥研究会 (咳を専門にする医師のリスト)
WHO鳥インフルエンザ

この頁は、書籍・文献・新聞・テレビ報道などより得た情報や先生方から直接お聞きしたことを参考までに整理したもので、インフルエンザや風邪の症状や対処法の全てを記述したものではありません。医学の進歩は日進月歩であり、新しい治療法が見つかることも、また、対処法が変わることもしばしばあります。情報を参考にされることは構いませんが、対処法は個人の症状や体質などにより違ってきますから、一切個人の責任と判断で行ってください。情報の利用の結果、万一、利用者に不都合、不利益が起きても一切の責任は負えないことをご了承下さい。尚、本頁は大人のインフルエンザを中心に記載してあります。子供や赤ちゃんの発熱についてはこちらを参照下さい。間違いにお気づきの場合は、「趣味のアルバム」topよりメールをお寄せ下さい。
更新履歴:2001.5.5/2008.12.27/最新更新日は上掲

高性能マスク (大人用)

(新型)インフルエンザが流行したときの頼みの綱はやはりマスクである。マスクの効果については諸説有って、米国CDCはこれまで効果に否定的見解を取っていて、実際、欧米の一般市民は普段から日本人ほどマスクをしない。確かに、従来のガーゼマスク程度では効果は限定されると思うが、新型インフルエンザの心配もあり、最近になって、高性能のマスクが次々と開発されてきており、正しく装着すればかなりの効果が期待できると思っている。私自身、マスクをきっちりしていた時には風邪やインフルエンザに罹った事は皆無に近く、風邪に罹るのは、4月とか、7〜9月とか、マスクを付けていないときに限られている。

マスクの効果は次の3つに集約される:

  1. 飛沫感染、空気感染の防止(但し、0.3ミクロン以上を捕集出来る高機能フィルターであることと顔にフィットしていること)
  2. 手指で鼻や口を触らないので汚染された手指による接触感染を防止する(この効果は大きい)
  3. 口腔内、気道内を湿らせウイルスの増殖を抑える(ウイルスは湿度に弱い)

2009/2 豪New South Wales大学等の研究によれば、インフルエンザに感染した子供がいる家庭で、親がマスクをして看護すれば、感染をうつされてしまうリスクを60-80%減らすことができることを証明出来たとのことです。

私自身も下記の8種類のマスクを購入して、備蓄したり、インフルエンザが流行している時期に電車に乗ったり、人混みに行くとき、或いは家族がインフルエンザに罹り看護するときには感染予防のため着用している。(2009/2現在)
尚、高性能マスクと言われているものは、新型・豚インフルエンザ発生以来、購入希望者が多く、どこも売り切れ状態になっていて、発注はしていても次回入荷予定はっきりしないものが多い。マスクの大口需要者は病院→企業→個人で、病院(や企業)が備蓄を始めると一般市場には出回らなくなるので、個人は普段何も無いときから購入して備えておく事が重要である。又、日本のマスクの90%は中国で生産されており、世界中から注文を受けている中国はパンク状態で、日本にばかり供給出来ない状態が続いていると言われる)

高性能と言われるマスクでも自分の顔に合わなかったり、着用方法を間違っていれば役に立たない。1918年にスペイン風邪が流行した時、多くの医師や看護師が自分自身を守れずに感染したと言われる。これらはマスクやゴーグルの着用等に問題があったのが原因と思われる。マスクを購入したら装着方法をよく勉強して顔に隙間なくフィットしているか、表裏を間違えていないかを確認しておこう。

豚由来のインフルエンザA(H1N1)は幸い2009/7現在「弱毒性」であることも念頭において、マスク選びをしたい。備蓄用は主として強毒性鳥インフルエンザ(H5N1)用、豚インフル用は、弱毒性新型豚インフルエンザ用、日常用は季節性インフルエンザ・風邪・花粉・ほこり等を主対象に考えている。

@【新型インフル・豚インフル用】シキボウフルテクトマスク(作者のお勧め)

A【新型インフル・豚インフル用】モースプロテクションマスク(エースインターナショナルジャパン製)(作者のお勧め)

B[豚インフル・日常用]サージカルマスク(50枚入)スタンダード耳掛け式フェイスマスク[1827J](作者のお勧め)スリーエムヘルスケア

  • 価格も安くもっとも手軽に使用できる信頼度の高いマスク。針金が自在に曲がるので他のマスクに比べてフィット性は抜群に良い。
  • 3mの説明では、正しく着用すれば飛沫感染するインフルエンザウイルスの99%を防止できるとのこと。
  • 但し空気感染する結核菌やSARSはN95マスクでないと阻止できない。新型インフルの患者を看護するような場合は、N95マスクの方がウイルス阻止能力は高い。
  • MRSAはこのマスクで阻止できる。
  • BFE(細菌ろ過効率)99%以上、PFE(微粒子ろ過効率)95%以上のサージカルマスクである。
  • 50個一箱でメーカー希望小売価格\1,365と安価な上、N95マスクのように気密性が高くなく呼吸がしやすい。
  • 耐水性、軽量・三層構造、低アレルギー性になっている。ガラス繊維や天然ゴムラテックス不使用。
  • 住友スリーエムおよびスリーエムヘルスケア製品
  • 筆者自身が普段から最も愛用しているマスクです。
  • 病院用は病院が備蓄を始めると一般販売には回ってこない。2009年一杯は入荷しない恐れがある。
    →通常時は、右の楽天ショップで購入可能。 ISM   グリーンパックス館  
    2009.11.20現在、在庫有りのところ下記:
    3M社製【1827J】フェイスマスク【1箱(50枚入)】〔新型インフルエンザ対策〕
    ≪即納≫【型番1827J】 3M スタンダード耳掛け式フェイスマスク 50枚入り≪医療用サージカルマスク≫<新型インフルエンザ・鳥インフルエンザ対策>

C[日常用]BLOCK FACE MASK不織布三層構造サージカルマスク (作者のお勧め) BLOCK 50枚入り

D[日常用]白十字・サージカルマスク(ゴムタイプ1箱50枚入)

E【日常用】長谷川綿行・サージカルマスク

F[日常用]タマガワ・フィッティ吸着分解マスク

  • タマガワ玉川衛材株式会社製。
  • 東京大学と富士通研究所での共同開発で生まれた新素材「光触媒チタンアパタイト」採用。ウイルス・花粉・細菌などの空気中の有害物質を吸着し、太陽光により二酸化炭素と水に分解するもの(日本特許3697608号)
  • 細菌・ウイルスを含む飛沫(3μm以上)、花粉(30μm以上)の99%をカット
  • 高いフィルター効果を持つ立体3層構造で2層までで完全に捕集する。
  • 詳細は玉川衛材HP参照→こちら

G[日常用]白元・快適ガードプロ(次世代マスク)

H[日常用]興和製コーワ クリーンライン 三次元マスク

I【備蓄用】抗体マスク(2008年秋新製品)[主として高病原性・鳥インフルエンザ用]

  • 「 抗体マスク」 は、従来タイプのウイルス対策用マスクに使用されている“静電フィルター”に加え、抗原抗体反応によりウイルスに瞬時に結合してカットする“抗体フィルター”を組み込んだ不織布性マスク。
  • ダチョウの卵黄から抗体を精製し、マスクに塗布したもの。ダチョウの卵1個から80,000枚のマスクが出来るので大量作成、コストダウンが出来ると期待されている。(京都府立大学塚本康浩教授(2008=39才)の開発になるもの)
  • 原則として1日1枚の使い捨て。感染の危険度が非常に高いところで使うことが勧められる。元は強毒性鳥インフルエンザ用に開発された。
  • 問い合わせ先:「オーストリッチファーマ株式会社」 〒619-0237 京都府精華町光台1-7けいはんなプラザ・ラボ棟410 Tel:075-703-5146 塚本 康浩(ツカモト ヤスヒロ)
  • マスクの製造販売: 〒820-0073  福岡県飯塚市平恒435-75  TEL:0948-29-1761 FAX:0948-29-1762 CROSSEED(クロシード)株式会社 抗体マスクの詳細はこちら。 注文はこちら。
  • サージカルタイプ(一箱36枚入りで\7,560)が一般的で最も使いやすいが、密閉度が良いのはフォルテシモ型で男性用、女性用、子供用の3種類がある。各20枚入りで\6,720。DS2型は医療従事者用で多少息苦しい傾向がある。\5,880/20枚。フォルテシモは主として新型インフルエンザの備蓄用。季節性インフルエンザの予防のための日常使用はサージカルが便利。メーカーの説明ではアルミ袋を開封しない限り5年間有効という。(注意:一旦アルミ袋を開封したら、ウイルスを無力化する保水層が空気に触れて効能が低下するため3ヶ月での使い切りを勧めている。フォルテシモは20枚単位のアルミ包装、サージカルは6枚単位のアルミ包装になっている。今後2-5枚毎の個包装が欲しいが、今のような包装では開封には注意が必要)
  • 2008年12月現在、テレビなどでの放送の影響で注文が殺到しており在庫が逼迫している状況のよう。開発者京都府立大学塚本教授の説明通り、新型インフルエンザに実効が高いということになれば入手して備蓄しておく価値があると言える。
    「ダチョウ抗体を用いた鳥インフルエンザ防御用抗体マスクの開発」に関する参考記事はこちらを参照下さい。(開発代表者:塚本康浩京都府立大学教授)
  • 価格が高すぎるのがネックである。一枚\100程度に下がる事が期待される。
  • Yahoo!ショッピングで購入:
    新型インフルエンザ用抗体マスク フォルテシモ20枚 Rサイズ男性用 
    新型インフルエンザ用抗体マスク セコムカップ型マスク20枚 Sサイズ女性用 
    新型インフルエンザ用抗体マスク セコムカップ型マスク20枚 SSサイズお子様用 

J【備蓄用】バリエール抗ウイルスマスク:[主として高病原性・鳥インフルエンザ用] 

50枚\9800(2007/6現在)→2009年3月中旬、フィット性の向上した改良品を発売予定
【備蓄用】バリエール抗ウイルスマスク 〈ダブルオメガ加工〉\15,750/50枚

株式会社モチガセ製、メーカーのオンラインショップで直販。
〒689-1201 鳥取県鳥取市用瀬町用瀬7-2  TEL: 0858-87-2711(代表)
特徴は、 メーカーの説明によれば、
・内袋を開封しなければ5年間保存可能のフィルム袋を使用。
・開封後は8時間使用後使い捨て。
・通勤電車などで使用する場合、1日2時間の使用の場合で1週間装着可能。
・従来のマスクより10万分の1という高い感染予防効果がある。
・ウイルスを短時間で大幅にカットする。
・秘密は、鳥取大学と用瀬電機との共同研究により誕生した、抗ウイルス性、抗菌性及び安全性を兼ね備えた全く新しい抗ウイルスエージェント「BR-p3」(天然鉱物『ドロマイト』を特殊加工し、さらにナノテクノロジー (超微細技術)を活用)を使って強力な抗ウイルス効果が出るように最適化した。(メーカーの説明書より)

Yahoo!ショッピングで購入:
モチガセ 【備蓄用】 バリエール抗ウイルス マスク インフルエンザ 50枚セット
40%OFF 大特価【送料無料】新型インフルエンザ対策の必需品!抗ウィルスマスクBR−p3バリエール50枚入り(普通Mサイズ:備蓄用) (株)モチガセ
【送料無料】バリエール抗ウイルスマスク 備蓄用(30入り)

K【備蓄用】日清紡「ゼオライトマスク」

  • 日清紡製。日清紡のゼオライトマスクのホームページはこちらを参照
  • 4層構造フィルターで抗菌・消臭・花粉・細菌・ウイルスに対応!花粉及び細菌は99%以上をカット、ウィルスに相当する微粒子も、82%以上カットするという。
  • ゼオライトマスクは、画期的な抗菌&消臭素材GAIACOTをフィルターに組み込んだもの。
  • 日清紡の説明では、GAIACOTは、日清紡のハイテク加工技術により細かい粉末状のゼオライト結晶をコットン繊維のセルロース内部に合成し安定させた業界初の高機能コットンシートで、銅をイオン状態でゼオライト結晶に導入することで、広範囲の細菌類への非常に強い抗菌力と各種生活悪臭成分をスピィーディーに無臭化する優れた消臭機能を実現したとある。
  • ゼオライトマスクは一般店頭では広く販売を行っていない。基本的には通販のみ。価格が高いのが難。
  • Yahoo!ショッピング:ゼオライトマスクGC3NR20(20枚入り) ゼオライトマスクGC3NR02(2枚入り)

マスク使用基準(私の場合)

たくさんのマスクが登場してきているが、性能やコストを考えてマスクを使い分けている。私自身の使用基準は参考までに以下の通りである。2009/11現在、豚由来の新型インフルエンザA(H1N1)は弱毒性であるので、最近はフルテクトマスク、モースプロテクションとサージカル 1827jをもっぱら使用している。何より自分の顔にぴったりフィットするマスクを探すのが一番大事である。

強毒性鳥インフルエンザ用
(備蓄)
バリエール抗ウイルスマスク、ダチョウ抗体マスク、3M製N95微粒子用マスク1870F、N95マスク
新型豚インフルエンザ
季節性インフルエンザ
風邪の流行時
家族が
インフルエンザや
風邪にかかった時に
世話・看護をするとき
フルテクトモースプロテクション、ゼオライトマスク、吸着分解マスク
病院に行くとき フルテクトモースプロテクション1827J、吸着分解マスク、快適ガードプロ、三次元マスク(そのときの体力で使い分け)
電車・劇場・勤務先、集会など (狭い空間) モースプロテクション、吸着分解マスク、快適ガードプロ、三次元マスク、1827J(流行状況や混雑度により使い分け)白十字サージカル、長谷川綿行サージカル

デパートやスーパー等での
買い物(広い空間)

1827J(又は快適さわやかマスク)、白十字サージカル、長谷川綿行サージカルBLOCK
片づけや作業時のほこり、花粉予防 BLOCK等市販不織布マスク(廉価品)

▼うがい薬

うがいと歯磨き(特に舌)で口の中を綺麗にしておくと、インフルエンザに感染する機会が1/10に減るとの研究報告がある。新型インフルエンザの発生が危惧されるようになって、うがい薬も色々な商品が登場して競争が激しくなってきた。楽天ショップとYahoo!ショッピングで購入できる商品を参考までにリストアップした。

パブロンうがい薬365 270ML(大正製薬) パブロンうがい365 270mL [パブロン] 
パブロンうがい365 270ml
パブロンうがい365 270mlポンプ式(指定医薬部外品)お口の中の殺菌・消毒に
パブロンうがい365 (275mL)【指定医薬部外品】お口の中の殺菌・消毒に
キレイキレイうがい薬  200ML(ライオン) ライオン キレイキレイ うがい薬 フルーツミント ピーチ味 200mL 
(ケア商品)キレイキレイ うがい薬 フルーツミントピーチ味 200ml (キレイウガイP)
口腔内やのどを殺菌、消毒!苦味の少ないフルーツ味なので子供たちでも楽しくうがいできます♪...
【送料290円 2900円以上で送料無料】【平日即日発送】ライオン/キレイキレイうがい薬 フルーツ...
新コルゲンうがい薬 
ワンプッシュ200ML
(興和)
コルゲンうがい薬ワンプッシュ  200mL【医薬部外品】〜さわやかハーブの香り  
たっぷり200回分☆ウイルスや風邪の感染予防に新コルゲンコーワうがいぐすりワンプッシュ 200ml
コルゲンうがい薬ワンプッシュ  200mL【医薬部外品】〜さわやかハーブの香り
PINGうがい薬 コロロ150ML
(サラヤ)
(ケア商品)うがい薬 コロロ ピングー 150ml (12712)
うがい薬コロロ/ピングー/ベルメゾンネット
【うがい薬コロロ150ml】[受注発注]※5250円以上送料無料※キャンセル・変更・返品交換不可※訳...
持ち運びにも便利うがい薬コロロ150ml
インフルエンザのシーズンになると注文が殺到して品切れが続出する。このような場合は、下記のホームページから検索してみよう。
amazonで買う場合
日本最大級ショッピングサイト、買い物は楽天市場

▼手指の消毒・殺菌剤

インフルエンザの感染を防ぐには、@マスク、A手洗い、Bうがい、C加湿が有効と言われる。インフルエンザは接触感染、飛沫感染が主体だからである。手指から口、鼻や目を経由して体内に入り発症すると言われる。とにかく手指は清潔にしておきたいが、このような時に役に立つのが消毒・殺菌剤であり、風邪が流行っている時には適宜使用してウイルスのない綺麗な手指で生活したいものだ。外出の際に持ち歩いているのが、@手ピカジェルジェルとAポケットコール。コンパクトでなかなか便利だ。

手ピカジェルジェル
健栄製薬株式会社の製品で、ポンプ式は300ML、ハンディタイプは60MLとなっている。300MLのを買って、60ML容器に移した方が安く上がる。成分はエタノール(76.9〜81.4 vol%)。
外出先に携帯用として最適。(作者のお勧め)
Yahoo!ショッピング:300ml 【即納】健栄製薬 手ピカジェル 300ml
手ピカジェル 300ml 健栄製薬 セール!
60ml:手ピカジェル 60mL [手ピカジェル]
手ピカジェル 60ml
楽天ショップ:300ml:
水もタオルも使わず、いつでもどこでも手の殺菌・消毒手ピカジェル 300ml
手ピカジェル300ml(ポンプ式)かぜ・インフルエンザ・O-157など各種病原菌を素早く消毒!!02P2...
60ml:手にすり込むだけで、水では落としきれないバイ菌・ウイルスをすばやく消毒!健栄製薬 手ピカ...
消毒用アルコールジェル 【ケンエー】 手ピカジェル 60ml [医薬部外品]
ペットと遊んだ後の新習慣!速乾性・消毒用アルコールジェル手ピカジェル PRO 58ml

アルコール含有除菌ウエットタオル

どこにでも持ち歩けて、手軽に手指を消毒できるのがアルコール含有の除菌ウエットタオル。これなら手指についた汚れも拭き取れるので便利。手ピカジェル等と一緒に使えば完璧だ。

スプレータイプの消毒液:ジェルタイプが手全体に伸ばす事も出来て使いやすい。アルコールの液体をスプレーで飛ばすタイプは、よく病院の病室の前などに置いてあるが、下がフロアーなどの場合は良いが、アルコールが飛び散るので自宅などでは向かない。液体スプレー型は小さな子供がいる家庭でも注意が必要。

キレイキレイ
泡で出る消毒液
250ML
(作者のお勧め)

キレイキレイ 薬用泡で出る消毒液 250mL
ライオン キレイキレイ 泡で出る消毒液 250ML (0310-0303)
水がなくても使える泡で出る消毒液です。風邪、ウイルス対策に!【ライオン(LION)】キレイキ...
いつでも、カンタンに!水を使わず、手のバイ菌消毒LION 泡で出る消毒液 薬用キレイキレイ 2...

大正製薬
パブロンハンドジェル365
250ml
パブロンハンドジェル365・250ml 【医薬部外品】インフルエンザウイルスや細菌を消毒・消毒ジェルA
パブロンハンドジェル365レモン・250ml 【医薬部外品】インフルエンザウイルスや細菌を消毒・消...  
小林製薬
薬用ウィルテクト380ML
小林製薬のウィルテクト 手指の殺菌消毒ジェル 380ml
薬用ウィルテクト 380ml 小林製薬  
フマキラー
アルコール消毒
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新型インフルエンザなどの感染症予防に!天然発酵アルコールが手指の細菌やウイルスを素早く除...
いつでもどこでもウイルス対策!アルコール消毒きれいな手200ml
アルコール消毒 きれいな手200ml
アルコール消毒きれいな手200ml  

インフルエンザのシーズンになると注文が殺到して品切れが続出する。このような場合は、下記のホームページから検索してみよう。
amazonで買う場合
日本最大級ショッピングサイト、買い物は楽天市場

携帯用消毒布:リバテープ製薬製造、白十字発売の「ポケットコール」は70%イソプロパノール含浸不織布で、手指や皮膚の消毒に活用出来る。ちょっと小さすぎるきらいがあるが、携帯には便利だ。70*35mmの不織布に浸透させて、一包ずつ個別に包装されている。糖尿病の人がインスリン注射前の消毒には好適。
ポケットコール 150包
白十字 ポケットコール 60包入 [第3類医薬品]
ポケットコール 60包入

室内の除菌 

(1)クレベリンG(又はウイルシャット) 60g: 室内に置くだけでウイルス、細菌、カビを除菌する。

  • 室内の除菌 (室内の高い場所に置くと室内に拡散してウイルスが増殖しにくい環境を作る。詳細は大幸薬品のHPを参照下さい)
  • クレベリンG 60Gは価格は\1,050(1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)
  • ラッパのマーク、正露丸の大幸薬品製。
  • 二酸化塩素によるウイルスの除菌。特に家族にインフルエンザや風邪を発症した人がいるときに家族内感染の機会を減らしたい時に有効。
  • ウイルス・菌・ニオイが気になる所(高い位置)に ポンと置くだけ!
    約1ヶ月使用可
  • 臭いが気になるときは窓を開けるか、一時的に外に置くと良い。(開栓し顆粒を投入直後から4-5日間が一番反応が強く臭いも強いが徐々に安定する。) キャップの開閉では反応をコントロール出来ない。臭いによる健康被害は無いとメーカー。新型インフルエンザの備蓄品としては1-2ヶ月使えるのは良いと思うが、通常の風邪やインフルエンザの感染予防のためにはそれほどの期間は要らないのでもっと小容量のサイズも市販されると良いと思う。
  • Yahoo!ショッピングで購入
    クレベリン!『クレベリンゲル 60g』
    クレベリン G 60g 室内空間用
  • 他にクレベリンG 150gもある(約2ヶ月使用可)→新型インフルエンザ備蓄用
    購入はこちら→クレベリンG 150g
  • クレベリンS100 スプレータイプは気になるところにシュッと
    ひと噴き!そのまま使える利便性! 
    購入はこちら→
    クレベリンスプレー(クレベリンS) CleverinSpray 300ml
    クレベリンS100 300ml
    レベリン S 300ml スプレータイプ
  • クレベリンとウイルシールド(イオン限定)は同じ物、販売先が違うだけ。
  • 未開封の有効期限は2年。冷暗所に置くのがよい。
  • ピアノやパソコンの側には置かないが良い。 車の中では短時間にする。
  • (注意!)シャープのプラズマクスター式空気清浄機などとは一緒に使わない。反応してそれぞれの効力が減殺される。
  • クレベリンを楽天で買う場合→色々なショップがありますが、在庫がないこともありますので、こちらで検索して探して下さい。→お買い得アイテムが大集合!買うならやっぱり楽天市場

(2)空気清浄機・イオン発生機等:   

空気清浄機は、使用する部屋の大きさ、目的(ウイルスの他、ほこり、花粉、たばこ等)、消耗品のコスト、お掃除などのメンテナンス等を検討の上選ぶ必要があります。下記は、特にウイルスの除去、不活性化などを標榜している機種です。私自身はダイキン、パナソニックも使用しているが、中心はシャープ製空気清浄機で、更にイオン発生器の大型版(2009.7.17発売予定)を追加する事にしています。

(2-1)シャープ製空気清浄機(作者のお勧め)

(2-2)ダイキン製空気清浄機: 

ダイキンのストリーマ放電で鳥インフルエンザウイルスを分解・除去(2009.5.26発表)
2009.9.11 ダイキン独自の「光速ストリーマ」の放電量を1.5倍にパワーアップし、除菌スピードを従来比約4倍、業界初の水除菌機能を搭載した加湿空気清浄機『うるおい光クリエール』2機種を新発売した。

(2-3)三洋電機

三洋電機は、2008年2月、“いつでも、どこでも、水の力で空気を洗う。ウイルスウォッシャー機能搭載の「ポータブル空間清浄器」(CAF-VW10TG(W))を発売した。また、“ウイルスウオッシャー”機能搭載の、空気清浄機を発売している。
三洋電機の空気清浄機のHPはこちら
三洋電機は8月18日、空気清浄機などに搭載している電解水技術「ウイルスウォッシャー」機能に、新型インフルエンザウイルスの感染を抑制する効果があること を確認したと発表した。新型インフルエンザの抑制効果の実証は世界初。効果をアピールして製品の販売拡大を目指す。但し、空気中を浮遊するウイルスを抑制するもので、ドアに付いたウイルスなどを死滅させる効果はないので従来通り手洗いは必要。
ABC-VW26A 空気清浄機: “赤ちゃんの笑顔を守りたい”水の力で空気を洗う! 「virus washer(ウイルスウォッシャー)機能」搭載空気清浄機(2008年10月21日発売)

(2-4)富士フイルム:

富士フイルムは空間清浄機KPD1000を2008年 11月発売した。「抗ウイルスフィルター」には京都府立大学の塚本 康浩教授が開発したインフルエンザウイルス抗体を採用し、独自技術の有機銀粒子を塗布した高い抗菌効果を持つ「抗菌フィルター」との相互作用で、フィルターに捕捉された浮遊菌・ウイルスを除去、高い消臭効果を実現しているという。
富士フイルムのホームページはこちら
KPD1000新発売のニュースリリースはこちら

(2-5)パナソニック・ナノイー空気清浄機

パナソニック・ナノイー空気清浄機は20分間で99%除菌。エアーリッチF-PXD50型。現時点ではどの機種も、30兆個のナノイーイオンが発生し、1〜7Mの範囲で到達する。1個の個体は10分間の寿命で消えるが、20分間でウイルスを99%抑制する。

防護衣大幸薬品製クレベリン衛生対策キット2009 防護衣シリーズ 

  • 家族に患者が出たときなどに、感染を予防する態勢を整えて看護に当たる必要がある。
  • 楽天ケンコーコムで取扱中のクレベリン衛生対策キット2009 防護衣シリーズ(大幸薬品製、税込み\3,780
  • 日頃からのウイルス除去・除菌に使える常備タイプのパンデミック対策用品(殺菌・滅菌)。
  • 内容物:衛生対策マニュアル1冊、袖付ディスポエプロン2枚、プラスチック手袋2セット、アイシールドマスク2枚、N95マスク2枚、ソフトキャップ2枚、シューズカバー2セット
 

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