がんから身を守るには!

誰でもガンにはかかりたくないと思っていると思う。有り難いことに医学の進歩で早期発見・早期治療すればガンは治る時代になってきた。それでも、がんになった場合の5年生存率平均は、乳がん83%、胃がん58%、肺がん20%とがんによって著しく生存率に差があるのも事実です。がんによる死者は肺ガン60,000人、胃ガン50,000人、大腸ガン37,000人、肝臓ガン35,000人・・・・。何か症状があれば早めに受診する、また症状がなくても定期的な検診を受けて早期に発見する事が肝要です。この頁ではどうやってガンを防ぐか、或いは早期に発見するか、どこを受診するか、どんな治療があるか等について整理してみました。

最終更新:2017.7.25

乳ガン
子宮頸がん・子宮体がん
肺ガン
食道ガン(1)
食道がん(2) 最大リスク414倍、貴方はどのタイプ?
大腸ガン
大腸内視鏡検査を受ける時
胃ガン
前立腺がん
PET
肝臓ガン
血液のガン
放射線でがんを治療
紫外線と皮膚癌
膵臓がん
胆道がん(胆嚢がん、胆管がん)
膀胱がん
頭頸部がん・喉頭がん・咽頭がん
甲状腺がん


血液1滴で13種のがんが診断出来る(早ければ2020年から?)

  • 国立がん研究センターは、血液1滴で13種類のがんを早期発見出来る新しい血液検査法を開発し、2017年8月から臨床研究を始めると発表した。早ければ3年以内に国に事業化の申請を行う。
  • 細胞から血液中に分泌される遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」を活用して検査する。
  • 対象は、胃ガン、乳ガン、大腸ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、食道ガン、膵臓ガン、膀胱ガン、肺ガン、肝臓ガン、軟骨部腫瘍、胆道ガン、神経膠腫の13種
  • がん患者ら約4万人の保存血液から、乳房や肺、胃、大腸、食道、肝臓、膵臓など13種類のがんで、それぞれ固有のマイクロRNAを特定した東レによれば、血液1滴で、がんの「病期(ステージ)」が比較的早い「1期」を含め、すべてのがんで95%以上の確率で診断できた。乳がんは97%だったと言う。がんの早期から発見できるところが素晴らしいところ。→治療の必要のないがんを手術で摘出するなど不必要且つ過剰診療につながる恐れがあると指摘する医師もいる。
  • 費用は2万円程度。
  • 現在実用化されている腫瘍マーカーは早期発見には向かないとされておりマイクロRNA活用法の実用化が待たれる。
  • 将来はこの検査でがんのステージも分かるようになると期待されている。
  • 2017年8月から3000人を対象に臨床研究が始まる。

がん診断時の部位別進行度(国立がん研究センター)

国立がん研究センターが2016年9月公表した「がん診断時の部位別進行度(2014年実績)」は以下の通り。子宮頸がんは0期とT期が76%なのに対して、すい臓がんは12%と6倍の差があることが分かった。現在、すい臓がんを健診で早期に発見できる方法はまだないが、血液で検査する開発が進められていて成果が期待されている。

 
早期
     
進行
病期
0期
T期
U期
V期
W期
胃がん  0 63 11 8 14
大腸がん 14 21 16 18 13
肝臓がん   44 24 15 13
肺がん 0 40 8 15 32
乳がん 15 39 32 8 5
食道がん  13 34 11 24 14
すい臓がん 1 11 27 13 43
前立腺がん  0 51 21 11 14
子宮頸がん  61 15 6 5
子宮内膜がん  1 71 5 9 7
膀胱がん  38 29 10 6 6
甲状腺がん   47 10 12 21

 

がんの5年生存率を公表!(厚生労働省の研究班)

厚生労働省の研究班は2016年7月、全国で2006〜2008年にがんと診断された人の5年後の生存率を発表した。平均は62.1%で前回より3.5%上昇した。

部位
男性
女性
全体
胃がん
65.3
63.0
64.6
大腸がん
72.2
69.6
71.1
肝臓がん
33.5
30.5
32.6
すい臓がん
7.9
7.5
7.7
肺がん
27.0
43.2
31.9
乳がん
91.1
91.1
子宮がん
76.9
76.9
前立腺がん
97.5
97.5
膀胱がん
78.9
66.8
76.1
悪性リンパ腫
62.9
68.5
65.5
特に、生存率が低いすい臓がん、肺がん、肝臓がんの早期発見と治療法の開発が課題である。

がんの10年生存率を初公表!(全国がん (成人病)センター協議会)

2016年1月20日、国立がん研究センターの研究開発費に基づく研究班「わが国におけるがん登録の整備に関する研究(班長:東尚弘)」は、全国がん (成人病)センター協議会の協力を得て、加盟施設での診断治療症例について部位別10年相対生存率を初集計し、全がん協ホームページで公開した。 がんの10年生存率初集計の情報はこちらにあります。

「10年生存率が低いがん」は、

1位:すい臓がん(4.9%)、
2位:肝臓がん(15.3%)、
3位:胆嚢・胆道がん(19.7%)、
4位:食道がん(29.7%)、
5位:肺がん(33.2%)

と続いている。

一方、その他の主ながんの10年生存率は、

胃がんは69.0%、
大腸がんは69.8%、
乳がんは80.4%、
子宮頸がんは73.6%、
前立腺がんは84.4%、
腎臓がんは62.8%、
膀胱がん70.3%

等となっています。

がんから生還するには上記の最難治がんをどうやって治療可能なごく早期に発見できるかにつきると思います。
現在医療機関で行われている通常の人間ドックだけでは完全治癒が可能な早期に発見することは困難と思うので、オプションになっている「CT」や「MRI」等の検査も適時(2年に1回程度)織り込む必要があると思っている。

肺はCT、
すい臓・胆嚢はCT又はMRI、
胃・食道はピロリ菌検査とNBI内視鏡、大腸はNBI内視鏡検査や拡大内視鏡、
肝臓は脂肪肝にならないことやC型肝炎ウイルスの検査

等が有効と思われます。

特に、大腸や胃・食道を内視鏡で検査する時は、普通の内視鏡ではなく、波長の違う2つの光でがんを浮かび上がらせることが可能なNBI内視鏡を使って検査して貰うのが、がんの見落としをなくせて良いと思っている。

国立がんセンター・2015年の予測: がんの死者は379,000人に!

国立がん研究センターが2015.4.28発表した予測によると、2015年にがんと新たに診断されるのは982,100人、がんで死亡する人は379,000人と言う。死亡者は、肺がんが77,200人で最多。大腸がん(56,000人)、胃がん(49,400人)、膵臓がん(32,800人)と続き、14年と比べると大腸がんが胃がんを追い抜いた。男性は肺がん、女性は大腸がんが最も多くなるという。以下、国立がん研究センター

部位別のがん罹患患者数(新たに診断される数)順位

[男女合計]

 
がん名称

患者数予測(人)

1 大腸がん
135,800
2 肺がん
133,500
3 胃がん
133,000
4 前立腺がん
98,400
5 乳房がん
89,400
6 肝臓がん
47,300
7 すい臓がん
38,700
8 子宮がん
30,000
9 悪性リンパ腫
29,700
10 腎臓・尿路がん(膀胱除く)
28,700

[男性]

 
がん名称

患者数予測(人)

1 前立腺がん

98,400

2 胃がん
90,800
3 肺がん
90,700
4 大腸がん
77,900
5 肝臓がん
30,700
6 食道がん
20,500
7 腎臓・尿路がん(除く膀胱)
19,900
8 すい臓がん
19,400
9 悪性リンパ腫
16,400
10 膀胱がん
16,300

[女性]

 
がん名称

患者数予測(人)

1 乳がん
89,400
2 大腸がん
57,900
3 肺がん
42,800
4 胃がん
42,200
5 子宮がん
30,000
6 すい臓がん
19,300
7 肝臓がん
16,600
8 悪性リンパ腫
13,300
9 甲状腺がん
13,200
10 皮膚がん
12,800

部位別のがん死亡数順位

[男女合計]

 
がん名称
死亡者数予測(人)
1 肺がん
77,200
2 大腸がん 
50,600
3 胃がん
49,400
4 すい臓がん
32,800
5 肝臓がん
28,900
6 胆のう・胆管がん
19,200
7

乳がん

13,800
8 前立腺がん
12,200
9 食道がん
11,400
10 悪性リンパ腫
11,300

[男性]

 
がん名称
死亡者数予測(人)
1 肺がん
55,300
2 胃がん
32,400
3 大腸がん
27,200
4 肝臓がん
18,900
5 すい臓がん
16,600
6 前立腺がん
12,200
7 食道がん
9,500
7 胆のう・胆管がん
9,500
9 悪性リンパ腫
6,300
10 腎臓・尿路がん(除く膀胱)
5,900

[女性]

 
がん名称
死亡者数予測(人)
1 大腸がん
23,400
2 肺がん
21,900
3 胃がん
17,000
4 すい臓がん
16,200
5 乳がん
13,800
6 肝臓がん
10,000
7 胆のう・胆管がん
9,700
8 子宮がん
6,300
9 悪性リンパ腫
5,000
10

卵巣がん

4,800

がん生存率の公開がスタート!全がん協加盟分を新システムで


全国がん(成人病)センター協議会(全がん協、31施設が加盟中)は10月23日から、 2001年から03年までの、がん患者の施設別生存率をインターネットで公開した。KapWeb(カップウェブ)と呼ぶ新システムを導入。利用者が30以 上のがん種、病期、性別、年齢などを選択し、知りたい情報に加工して表示できるようにした。

今回のシステムの特徴は、カップウェブのシス テムを使うことにより、生存率だけでなく、生存率曲線を示すことで、患者が再発に注意が必要かどうかや、再発の多い時期を乗り切ったかどうかの判断に役立 てることができる。また、「がんサバイバー生存率」や「治療法別生存率」も表示できるようにした。

利用上注意すべき点もある。利用者は生 存率の高い医療機関を選別する傾向があるが、病院により進行がんの患者が多ければ、生存率は低くなるし、最後の受け入れ先として、末期患者を引き受けてい る病院もあり、そのような場合は当然生存率は低くなる。従って生存率と共に、どの程度の割合で病期ごとの患者を受け入れているかについてもよく検討する必 要がある。

全がん協のホームページはhttp://www.zengankyo.ncc.go.jp/
全施設生存率→こちら
施設別生存率に2001-2003年症例を追加→こちら


知っておきたい・治りにくいがんランキング[男女別](週刊現代より)

週刊現代2011年9月17日号に、「知っておきたい、男女別・治りにくいがんランキング」が出ている。いささか気が重くなるランキングだが、大事なことなのでよく頭に入れておこう。人間ドックは検査機関毎にプログラムが決まっており、自分で検査内容を調整出来る幅はわずかなので、せめてオプションで追加検査を頼むしかない。1位 すい臓がんや2位 胆道がん、或いは3位の肺がんをごく初期の段階に見つけるのは腹部エコーや胸部X線レントゲンだけではかなり難しいと言われるので、どうすれば早期発見出来るか悩みの種である。特に、すい臓がんの早期発見は困難と言われているが、誰か早く画期的な診断法を開発して欲しいものである。いずれにせよ、命のスペアは誰も持っていないので、このようながんに捉まらないようにせいぜい定期的に受診するしかない。

順位男性 女性
1 膵臓がん (5年生存率4-5%) 膵臓がん (5年生存率4-5%)
2 胆嚢・胆管がん (5年生存率20-23%) 胆嚢・胆管がん (5年生存率20-23%)
3 肺がん 肝臓がん
4 多発性骨髄腫 多発性骨髄腫
5 肝臓がん 脳中枢・神経系癌(腫瘍)
6 白血病 白血病
7 脳中枢・神経系癌(腫瘍) 食道がん
8 食道がん 肺がん
9 悪性リンパ腫 卵巣がん
10 口腔・咽喉がん 悪性リンパ腫
11 胃がん 腎臓・尿路がん
12 腎臓・尿路がん 口腔・咽喉がん
13 直腸がん 胃がん
14 大腸(結腸+直腸合計) 結腸がん
15 結腸がん 大腸(結腸+直腸合計)
16 喉頭がん 直腸がん
17 膀胱がん 膀胱がん
18 前立腺がん 子宮頸部がん
19 甲状腺がん 子宮がん
20 皮膚がん 子宮体部がん
21 精巣がん 喉頭がん
22 乳がん
23 皮膚がん
24 甲状腺がん

参考ホームページ

国立がんセンター各種がんの解説

癌研有明病院がんの知識

愛知がんセンターがんの知識と予防

私ががんなら、この医者に行く 国立がんセンター名誉院長海老原 敏著

医師がすすめる最高の名医+治る病院 決定版

迷ったときの医者選び東京 最新版―名医は名医を知る

ご注意!!

この頁は、書籍・文献・新聞・テレビ報道などより得た情報や先生方から直接お聞きしたことを整理したものです。医学の進歩は日進月歩であり、新しい治療法が見つかることも、また、従来の治療法が否定されることもしばしばあります。全ての内容を常に最新の状態に更新することは困難で、通常は随時、部分的に更新する事になり、この結果、新旧情報が混在する事もありますので、最新情報は各自で医師や医療機関にご確認下さい。情報を参考にされることは構いませんが、対処法は個人の症状や体質などにより違ってきますから、この情報による効果や影響に関しては個人の責任と判断で行ってください。また、情報の利用の結果、万一、利用者に不都合、不利益が起きても一切の責任は負えないことをご理解下さい。記述は正確を期していますが、間違いにお気づきの場合は、「okiちゃんの趣味のアルバム」Top Pageよりメールをお寄せ下さい。

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[更新履歴] 最終更新:2017.7.25

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