ミクロマンと言えば、私の子供の頃のヒーロー玩具の一つでしたが、20年以上経過した現在でもまだ進化し続けてるようです。
んで、去年くらいからその最新のミクロマンの「素体」と言うべき商品が、トイざらス限定で発売されました。 その名も「マテリアルフォース・ミクロマン」。
可動素体
全高10cm程度の中に30箇所の可動部を持ったアクションドールです。 ボールジョイントと1軸関節を併用しているのでポーズも思いのまま。
これを利用して、いろんなフィギュアを作るのが最近のフィギュアファン(の一部)の流行りでございます。
まぁ、ネット上で結構紹介してるので今さら感は否めないんですがねぇ〜
改造の方法はいろいろありますが、中でもいちばん簡単な「ソフビ人形を利用した改造」というのをやってみました。 今回はネットでも結構作例が出ている「仮面ライダー555」です。
まずは必要な素材と工具〜
■ 素材
・ マテリアルフォース (黒)
・ ソフビ道 仮面ライダー555 (写真左)
・ 100円ソフビ人形 (写真右)
マテリアルフォースが499円、ソフビ道が200円、100円ソフビはそのまま100円です。
ソフビ道がいわゆる「コレクションフィギュア」なので手に入りにくいのが難点ですが、基本的には1000円で収まります。
ソフビ道は胴体が、100円ソフビは末端が大きいので、それらをそれぞれ流用します。
■ 工具
・ ニッパ
・ 精密ペンチ
・ 瞬間接着剤
・ ビニールテープ (赤)
・ 精密ドライバ (+)
・ デザインカッター
・ 彫刻刀 (丸刀)
基本的にはデザインカッターと彫刻刀でソフビパーツを加工します。
ニッパと精密ペンチはソフビパーツをマテリアルフォース(以下素体)に被せるときに引っ張ったりするために使います。(ニッパで広げてペンチで引っ張る)
ビニールテープは「フォトンストリーム」に使います。
精密ドライバは素体の分解用ですね。
あとソフビがムクになっている部分に穴を開けるためのピンバイスもしくは柄付きドリルがあれば便利です。 余裕があれば電動ルーターもいいですね。
まずはパーツの必要なブロックを切り離します。
→ 
単純に切り離しただけの状態では、筋骨隆々な素体には小さすぎて入りませんので、さらにギリギリまで内部をくり抜いて、削っていきます。

左が削る前、右が削った後
ある程度まで薄くしたら、パーツをお湯に漬けたりドライヤーにかけたりして熱し、柔らかくなったところで一気に素体に被せます。
まぁ基本的にはこれだけです。 一番厄介なのは胸鎧部分ですが、ソフビは意外に伸びるので思い切って被せればなんとかなります。
頭部は今回ソフビ道のものを使いましたが、素体の首の接続部分が細いので適当なソフビの残りパーツを削って首を太くします。
あとは肩のアーマーを100円ソフビから切り取って、瞬間接着剤で貼り付けます。
これでほとんど出来上がりですが、555は全身にエネルギーを伝達する「フォトンストリーム」が付いてないと締まりませんので、赤いビニールテープを細く切って、腹、腕、足に張っていきます。
あと膝のアーマーとか、細かい調整をして完成です。
パーツをいろいろつけたことで、関節の可動範囲に多少制限ができてしまいます。 主には肩(横方向に腕が上がらなくなりました)、手首足首辺りでしょうか。 両腕は脇の下のパーツの削りが甘いと「気をつけ」ができなくなりますので注意。
完成と書きましたが、まだ仕上げの塗装とかしてないし、手直ししないといけない部分もあります。 それと、遊んでるとフォトンストリームのビニールテープがすぐに剥がれてくるので何か対策を施さないといけませんね。
手順さえわかれば結構簡単に作れますのでオススメです。 欠点は、素体とソフビが手に入りにくいというところでしょうか…
一応何種か素体を手に入れているので、いいソフビを見つけたらちょこちょこと何かを作ろうと思います。 まぁ、他にも作りたい立体物がいくつかあるので気が向いたらということで。
|