炎と煙で今年の安寧を願う 〜百品神社どんど焼き 2026.1.20

大たんぼで行われたどんど焼き。

 みどり市笠懸町鹿にある百品いくしな神社のどんど焼きが1月12日(月)午前10時から、神社西の“大田んぼ”で行われました。11日に実施を予定していましたが西風が強く、消防署から林野火災警報が出されたことも伝えられ、翌日に変更して行われました。

 平成21年から始まった同神社のどんど焼きは今回で18回目。最近では古いお札やしめ縄などを収める近隣の人たちだけでなく、情報を聞きつけたカメラ愛好家が本格的なカメラを構える姿も数多く見られるなど、新年の行事として定着してきました。どんど焼きの歴史をよく知る神社役員も「これまで延期になった記憶はない」と話していましたが、予定の11日は強い冬型の気圧配置で朝から強い西風が吹いていました。昼頃には乾燥注意報に加えて強風注意報が出されたことから、あらかじめ実施計画を届けていた消防署から「林野火災警報が出されたので本日は実施しないように」との連絡もあり、翌日午前10時から行うことで現地に延期を知らせる看板を立て、この日の実施は中止になりました。

 強い西風は夜半には止みましたが、朝は静かだった風も開始の10時ころには3、4m程度の西風が吹き出しました。現場の確認に来た消防署職員から「気を付けて行うように」との注意を受けたのち、同神社の宮司・高橋秀年神職による神事が行われ、その後たくさんの古いだるまやお札などが収められた櫓に火がつけられました。年末のうちに竹などで組んであった高さ5mほどの櫓はすっかり乾いていて、一瞬高い炎に包まれるとたちまち燃え崩れ、あとはパーン、パーンと竹のはねる音が辺りに響きました。

 この日に集まったのは50人ほどの近隣の人たちで、例年と比べて少なかったのですが、燃え上がる炎と煙に今年の安寧を祈っていました。神社役員らは「無事に実施できてよかった」と話しながら、納められたものがすっかり燃えきるまで周りで見守りました。

 

 

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