環境フェアへるすぽを同時開催 〜好天に恵まれ賑わう 2025.12.9

車いすバスケットの体験。
屋外では各社がEV車を展示。

 11月16日(日)午前10時から、「みどり市環境フェア〜みどり市5つのゼロ大作戦&スポーツ健康イベント へるすぽ」が行われました。

 “楽しみながら環境やSDGsについて学べるブースが盛りだくさん”との触れ込みで、「環境フェア」は笠懸公民館1F・2Fと笠懸野文化ホール、芝生エリア、屋外エリア(ホール北側駐車場)で、「へるすぽ」は桐生大学グリーンアリーナを会場に開催されました。須藤昭男みどり市長は開会式で、「初めてのイベントです」とあいさつし、新企画への抱負を語りました。

 参加団体は、環境問題やSDGs、スポーツ・健康長寿に取り組でいる61の団体・企業でした。民間企業では、トヨタ、日産、スバルをはじめ第一生命、明治安田生命保険などの18社とNPO1件、群馬大学や東京農工大学、大間々高校などの大学・高校、そのほか桐生みどり消防署、大間々郵便局、東京都練馬区、群馬県(地域温暖化防止活動推進センター、スポーツ振興課、ふれあいスポーツプラザ・障害者フライングディスク協会、環境政策課、廃棄物・リサイクル課、桐生保健所)、桐生歯科医師会、太田市歯科衛生士会、みどり市の関係団体、みどり市関係部署なども参加しました。

 主なイベント内容は、展示(パネル展示、EV車、はしご消防車、スケルトン消防車)や体験(手話、給電体験、車いすバスケ、ボッチャなどのスポーツ)、講演会、紙芝居、ゲーム、血管年齢測定、塩あじの味覚チャック、健康相談・歯科相談など、多彩なもので、アリーナ入口で受付を済ませると、ヤクルト1本のプレゼント(先着800個)がありました。

 アリーナでは、お揃いのジャージを着た学生たちが車いすに乗り、バスケットボール体験コーナーで講師の塚本京子さん(パラリンピックの6大会に出場)の指導を受けていました。サブアリーナでは、健康チェックが主な催しで、スタッフは保健師さんや生命保険関係者などほとんどが女性でした。来場者も女性が多くみられ、「実年齢と検査結果年齢に差がない」と喜ぶ声や、「血管年齢が高い」と嘆く声が聞こえていました。

 アリーナ南側駐車場のキッチンカーの並ぶ飲食ブースでは、晩秋の野外での食事を楽しんでいるよういすも見られました。両毛線南側の屋外エリアは、スタッフは男性が多く、「今日は、晴天で良かったです。各社のEV車が観られることはないですよ」と、来場者も男性が目立ちました。各社の自慢の高級車(最新技術で環境に配慮された)が展示された贅沢な会場でした。

 文化ホールエリアの手話体験コーナーは賑やかな人だかり、その隣は東京農工大学のパネルの展示でした。森の成長を見守るFM草木(フィールドミュージアム・屋根のない博物館、415ha)あり、長期モニタリン関係資料について「旧御料林として1908年に植栽されたスギ・ヒノキ林を有する大学の演習林が東町の渡良瀬川左岸にあり、2005年から樹木の追跡調査(落ち葉、落枝など種類ごとに測定し、どれくらいが養分として地面へ戻しているかなどを調査)を行っており、今は約40か国・1000以上研究サイトが参加している。世界の研究者とつながりながら、里山の自然の変化を記録し、未来の環境保全に役立ています」と准教授が説明していいました。

 みどり市とは木質バイオマス利用促進や野生動物管理、農林業振興を目的とする地域連携協定を締結しています。新しい知識を得る、初めての体験をする、楽しみながらアップデートをするチャンスとなっていたようです。

 

 

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