プラごみ・CO2排出削減に向けた実証実験を実施 〜みどり市 2025.12.9

実証実験のイメージ図(拡大する)。

 みどり市は、株式会社フューチャーアース研究所(東京都東村山市)が製造・販売する廃プラスチックから生成するカーボンナノチューブ(CNT)配合のエンジンオイル添加剤を試験的に市営バスや公用車に導入し、燃費向上率や温室効果ガス排出削減効果について実証実験を行うことを11月28日(金)に行われた記者会見で発表しました。

 実証の結果効果が確認できた場合には、みどり市内から排出されるプラスチックごみを原材料として添加剤を製造してもらい、市内事業者や市が活用する循環型の取り組みとして、温室効果ガス排出量およびプラスチックごみ削減に繋げていけるよう施策を検討するとしています。

 実証実験期間は実証実験開始から3か月程度となっていて、最短車両で11月中旬から、遅い車両では12月中旬から順次開始予定です。実験車両は市営バス2台(ガソリン車1台、ディーゼル車1台)と公用車2台(ガソリン車1台、ディーゼル車1台)です。この添加剤は燃費が15%向上するほか、CO2の排出量は15%削減されることが期待されていますが、エンジンオイル添加剤としてはモリブデンやチタンなどが一部で使われていますが、カーボンナノチューブを配合するケースはあまり類を見ないだけに、その成果が注目されるところです。

 

 

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