市民チャリティーゴルフ大会に70人参加 2025.7.22

午前は好天でしたが、午後は雷雨で中断。
優勝カップを受け取る佐藤さん(左)。

 空を引き裂く閃光、静寂を破る雷鳴、突然のうずらの卵大の降雹に滝のような雷雨。短時間とはいえ市内各地に深い爪痕を残して去って行った前日の荒天から一夜が明けて、悪夢から覚めたかのように朝から穏やかに晴れ渡った7月2日(水)、大間々ゴルフクラブで「みどり市民チャリティーゴルフ大会」が開かれ、市内のゴルフ愛好家70人がゴルフを通して交流を深めました。

 この大会は、みどり市勤労者協議会(会長=伊藤正雄さん)が毎年開いている恒例の大会で、今回で17回目を数えます。

 この日は、雨で空が洗われたかのような強い日差しを受けながらのプレーとなりましたが、気温はそれほど高くなく、ときおり吹き抜ける風は高原の清涼感さえ運んで来て、”ゴルフ日和”とも思える陽気となりました。

 芝の緑が際立つ好条件の下で、参加者たちは思い思いに日ごろの腕前を競い、相互に健康や近況などについて会話を交わしながら和気藹々とプレーに興じ、ゴルフと交流を楽しんでいました。

 しかし、残念ながらこの好条件は長く続きませんでした。昼食が終わり、数組がラウンドの後半にスタートした辺りから雲行きが怪しくなり、時間の経過とともに雷鳴が轟き、状況は悪化の一途。最終的には、「落雷の危険があるため、プレーヤーはクラブハウスに引き上げて下さい」とコース内に放送が出されるに至り、プレーは中止に追い込まれました。結局、大会は前半9ホールの成績によるハーフコンペとなりました。

 ゴルフコースは、アウトとインでは距離も若干違い、攻略の難易度も多少は違います。しかし、今回は緊急な事態としてこれらを無視して9ホールのストロークプレーとして、新ぺリア方式のもとハンディキャップを算出し、順位を決めました。特殊な大会となりましたが、主な成績は以下の通りです。

  氏  名 スコア HDCP ネット
優 勝 佐藤 定司 43 9.6 33.4
準優勝 小堀 勝美 36 2.4 33.6
3 位 反町  洋 38 3.6 34.4

 この結果を受け、みどり市役所市長室で表彰式が7月7日(月)に行われ、見事に優勝を手にした佐藤定司さんに賞状や優勝カップの他、副賞としてキャディバッグが須藤市長より授与されました。

 優勝した佐藤さんは、笠懸町4区に在住する76歳の老紳士で、ゴルフキャリア40年になるというベテランです。「ふだんは90前後で回りますが、今回はOBが出たりダボを叩いたりして、自慢できるスコアでなかったが、新ぺリアのハンデに恵まれました」と、はにかむように話す佐藤さんに市長は、「運も実力の内です」と結果を讃えていました。

 今回、参加者から頂いた浄財は11万円に上り、全額みどり市社会福祉協議会の善意銀行に寄付されました。来年は30回目の寄付となる大会だそうで、みどり市勤労協では「多くの市民の協力を得たい」と早くも息巻いています。

 

 

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