公民館大掃除に280人が参加、その裏側での奮闘… 2025.6.24
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参加者が協力して作業しました。 |
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掃除開始前にあいさつをする山上会長(手前)。 |
6月8日(日)、笠懸公民館の大掃除が利用者280人の参加で行われました。毎年6月と12月に行われる公民館大掃除は、笠懸公民館利用者の会と笠懸公民館の主催で行われるもので、利用者自ら大掃除を行うことで、施設への愛着や無料で利用できることへの感謝の意味が含まれています。
笠懸公民館利用者の会の理事たちは前日、公民館に集合し事前準備を行いました。部屋ごとに必要な掃除道具をペール缶に分ける作業、部屋ごとの掃除項目を記した作業書を各部屋に張る作業などを手分けして行いました。これまで何度も参加している大掃除ですが、今回参加できる理事が少ないため、準備作業は広範囲になりました。そのため、ほかの人がやってくれていた作業の手順が解らず、訂正の指示に、「そう言えばそうだった」といったことがありました。人目につかない作業をやってくれていた人へ感謝の気持ちが湧いた瞬間でした。
大掃除当日は、利用者の会の上山利夫会長のあいさつと理事からの作業説明が行われました。以前の大掃除後のアンケートでは、「作業人数が足りないところや、逆に多すぎるところなどが生じていた」ことが挙がっていました。これは当日の出欠にばらつきがあるため、やむを得ない状況です。そこで、理事からは、「掃除の目的は利用者間のコミュニケーションと助け合いを目的にしています。早く終わったところは残っているところのお手伝いをお願いします」と、作業のお願いをして大掃除が開始されました。
利用サークルごとに掃除担当が決まっているのですが、人数が明確に少ないところもあり、理事らは多いところを探し、終わったら別の掃除箇所に移ってもらうようお願いして回りました。屋外駐車場は範囲が広い割りに人数が少ないため、「無理のない範囲で」とお願いするなど、公民館全体を見回しているうちに1時間ほどの作業時間が終了を迎えました。
終了時間に合わせてロビーでは麦茶とアイスコーヒーが用意されていて、冷えた飲み物を飲みながらロビーで談笑する姿を見ることができました。掃除も大切ですが、同時に交流を大切にしている公民館大掃除の目的は概ね果たされたようです。次の大掃除は12月、次も多くの人の参加をお願いいたします。