新たな交流行事を模索中 〜公民館利用者の会総会 2025.6.3
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視聴覚室で行われた利用者の会総会。 |
みどり市笠懸公民館利用者の会の令和7年度総会が5月29日(木)午後7時から、同公民館視聴覚室で開かれました。令和6年度事業報告・決算報告や令和7年度事業計画・収支予算などの審議を行い承認されました。
冒頭のあいさつで上山利夫会長は、「役員のなり手がなく、今は会の理事が少ない状態で、事業の実施に苦労している。理事を募集して活動を盛り上げていきたい」「他市町村の人からは、笠懸公民館の活動は活発だといわれる。若い人にも参加してもらい、これからも活発な活動を続けていきたい」と、利用者の会への協力を訴えました。来賓としてあいさつをした割田隆久笠懸公民館長は、「この間、利用者の方といっしょに活動できてうれしい。最近、学校との連携で、クラブ活動や教科で地域の人が協力できないか考えている。利用者の皆さんといっしょに話し合っていきたい」と話しました。
出席23人・委任状81で総数180の過半数に達し、総会が成立していることを確認して、上山会長が議長を務めて議事に入りました。
始めに、令和6年度事業報告と決算報告、会計監査報告が審議されました。
事業報告では、新型コロナの影響で規模を縮小して行っていた大掃除を5年ぶりに従来の形に戻して行ったこと、笠懸地域文化祭で利用者の会の活動を紹介する展示を行い、会のパンフレットを作成して配布したことなどが報告されました。決算報告では、繰越金を使って活動している状況について、参加者から「予算の割りに事業が多い。役員のポケットマネーが出ているのでは」との質問がありました。これに対して利用者の会の新井栄副会長は、「以前は不定期に利用団体にワンコイン寄付をお願いして活動費に充てていた。コロナ前に行っていたバーベキュー大会の残金があるので、今はこれを使って、利用者の声を聞きながら活動している。これからも声を聞きながら活動をしていくが、利用団体から会費をとるというのは公民館の原則からみてふさわしくないと考えるので、必要な場合は利用団体に寄付をお願いしていきたい」との説明がありました。質問者からは、「そのときは協力したい」との発言がありました。その後採決が行われ、両議案とも承認されました。
続いて、令和7年度事業計画案と収支予算案の審議が行われました。事業計画では、年2回の公民館大掃除や利用者懇談会、文化祭参加による活動紹介などに加え、利用者同士の交流を目的にした行事を計画したいということです。こちらは特に質問や意見もなく、承認されました。
4議案とも原案通り承認され、総会を終了しました。
役員体制の拡充が急務
役員探しはどこの団体で大きな課題です。利用者同士の交流や相互理解、利用者の声を公民館の運営に届けることなどを目的として活動している公民館利用者の会は発足して20年以上が経過しました。この間、役員探しはいつでも課題でしたが、新型コロナの影響で公民館活動のようすや市民の生活状況が様変わりし、さらに大きな課題となってきています。利用者の会だけでではなく、利用者、そして公民館と、これからどのようにしたらよいか、どのようなことができるのか、いっしょに考えていくことが必要のようです。