みどり市の新たな「マスタープラン」を答申 2024.3.12

越塚副市長(右)に手渡されたマスタープラン。

 みどり市の都市計画マスタープランの答申が3月19日(火)に塚越昭一副市長に手渡されました。提出したのは審議会会長の森田哲夫氏(前橋工科大学)と副会長の津久井晴美氏(群馬建築士会)の2人。

 森田会長は、「快適、安全、安心して暮らすことができる、地域の特色に合った“まちのまとまり”を形成し、まとまり同士を公共交通や道路などの“まちのつながり”でつなぐことにより、誰もが移動しやすい便利なまちとすることで、将来にわたって魅力と活力があふれる、住んでいる地域を“誇り”に思えるようなまちを目指しました」「密度の濃い魅力的なマスタープランができました。みどり市に住んで良かったと思えるまちづくりをしてほしい」と話しました。

 具体的には、岩宿駅から阿左美駅周辺の地域を『充実した交通・生活サービスによる気軽・便利を実感しながら暮らせるまち』と位置づけ、市街地エリアや商業・サービス施設エリア、遠藤型商業サービスエリアが占めています。

 工事が進む渡良瀬幹線道路沿いの国道50号線から西鹿田の範囲は『良好な交通アクセスと産業の集積が生み出す成長と魅力に満ちた輝くまち』に位置づけていて、その多くは田園・住居エリアとなっていると同時に渡良瀬幹線産業ゾーンとしていることから、工業団地などの企業集積地としての発展が望まれています。

 本紙記者から「マスタープランを実現するためにこれからどうするかが大切ではないか」との質問に森田会長は、「全くそのとおりです」と回答、出席した都市計画課の職員はマスタープランの中に、「土地利用規制の導入等によりメリハリのある土地利用の誘導を図る」との方針が記されているとの説明がありました。

 土地利用規制の導入となると一般的には土地の用途地域の指定を指しますが、都市計画課では時期は明言しないものの、用途地域の指定に前向きな意向を示していました。

 なお、この日市長は体調不良のため、塚越副市長が代理を務めました。

 

 

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