感性豊かな作品が並ぶ 〜笠懸書道協会展 2024.2.20

鑑賞の仕方についてアドバイスをする須田会長(右)。

 笠懸書道協会(会長=須田無涯さん)による書道展(後援=みどり市教育委員会・笠懸地域文化協会・桐生タイムス社)が笠懸公民館ふるさとギャラリーを会場に、2月6日(火)〜11日(日)の6日間開催されました。

 笠懸書道協会は笠懸町を拠点として活動している書道愛好家の集まりで、発足以来、年1度の書道展を行ってきました。今回はコロナ下で中止となった回を含む21回目の書道展で、会員24人のうち23人が出品しました。

 会場には大小様々な臨書や創作が並び、漢詩、和歌、俳句、熟語等を題材に、作者の感性をそれぞれ豊かに表現していました。90歳台で活動している会員が2人いて、98歳と最高齢の本橋幸子さんは年齢を全く感じさせない力強い刻字の作品を展示していました。

 会場では、「書の鑑賞の仕方を教えて」との観覧者の問いに会長の須田さんが、「字の大小、線の太さ細さ、墨の濃淡、全体のバランスなどに注目して」などと、作品を例にていねいに説明をしている場面が印象的でした。今後のさらなる発展が期待されます。

 

 

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