“多くの人に手話を学んでほしい” 〜市社協で手話体験教室 2023.2.21

あいさつなどを手話を体験しました。

 2月8日(水)午後7時から、「手話体験教室」がみどり市社会福祉協議会本所で開催されました。参加者は12歳の小学6年生から50代までの女性16人、「手話に興味があった」と話す人が多く、中には「職場の薦めで」という人もいました。

 講師は、みどり市ろう者協会の尾池京美さん。尾池さんは、聞こえないことで困ることを手話で表現し、それを通訳の青山裕子さんが言葉にして参加者に伝えます。鉄道などで車内アナウンスが分からないことや、会話ができないため非常ボタンが使えない、ドライブスルーでの注文ができない、等々、日常生活の些細なことにも不便があることを説明しました。参加者に、「バナナやスイカ、リンゴ、象、猫、本、飛行機などの身近なものを思い付くままに手話で表現してみて下さい」と求めると、参加者たちはそれぞれ様々な表現を試みていましたが、正解もあり、少し異なる動作もあり、会場には笑い声が起きていました。「こんちは」「今晩は」「ありがとう」「お疲れ様」などのあいさつや、1から10までの数字など、簡単な手話の表現も披露し、参加者もいっしょに取り組んでいました。

 会話には口話・空書・筆談・身振り・指文字などがありますが、手話が最も伝わりやすいとのことで、コミュニケーションの手段としてたくさんの人が興味を持って学んでくれることを願います。なお、手話講座は現時点で日程・内容に関しては未定とのことです。