ピンクの大輪が見事に開花 〜古代の里公園の古代ハス 2022.7.19

ピンクの大輪が見事です(7月10日)。

 稲荷山の西にある「古代の里公園」の池で、今、古代ハスが大輪の花を咲かせています。大きな緑の葉の間から透き通ったピンクの花が何本も顔を出し、池全体を華やかに彩っています。11時というちょっと暑い時間帯でしたが、数人の人が訪れていて、「いいときに見られてよかったね」と話しながら、花の姿をカメラに写していました。

 案内板によれば、「古代ハスは、昭和26年(1961年)3月に千葉県千葉市検見川の泥炭層の中から発見された2千年前のハスの実が開花したものです。当時、3粒発見され、植物学者でハスの権威者である大賀一郎博士が発芽育成を試み、このうち1粒の発芽に成功し、翌年7月にピンク色の大輪の花を咲かせました。『奇跡の花』として日本はもとより、世界の人々を驚かせ、『大賀ハス』と命名されています。平成7年(1995年)3月、千葉市よりこの貴重なハスの地下茎を譲り受けました」とあります。

 当初は鹿の川沼北側の小さな池に植栽され育てられていましたが、「古代の里公園」が開設されるにあたって、園内の「古代ハスの池」に移植され、より多く、そして元気な姿を見せるようになりました。

 今が見ごろの古代ハスですが、盛りは過ぎようとしています。蕾も残っていて、もう少し楽しめそうですが、早めの鑑賞がおすすめです。