2022年みどり市新春の集いを開催、市長らがあいさつ 2022.1.11

グンエイホールPALで行われた新春の集い。

 新年仕事始めの1月4日(火)午後3時から、グンエイホールPAL(笠懸野文化ホール)を会場に「2022年みどり市新春の集い」が行われ、須藤昭男市長、井野俊郎衆議院議員、今泉健司県議会議員の3人が壇上から新年のあいさつを行いました。参加したのは各種団体長や政済界の約200人で、一般市民の姿は見られませんでした。

 「新春の集い」として催されるのは今年が初めてで、昨年は新型コロナ感染症もあって中止、一昨年は「賀詞交換会」として行われました。また、それ以前は、みどり市誕生を期に「新春交流会」として行われていて、市内3地区の文化や芸能の披露が行われるなど、一般市民の交流の機会と位置づけられていましたが、年を追うごとに一般市民は減少し、政界の人たちのあいさつの場へと変わってきました。

 開会に先立ち、オープニングアトラクションとして旧石器時代を話題にした「みどモス」の“パラデル漫画”が上映されました。その後のあいさつで須藤市長は、「コロナの中で大きく変わったのは地域のコミュニティーで、地区の祭りなどがほぼ中止になっている。市民が三密を回避し外出を控えテレワークで人と人との距離が離れているのが新しい日常になって、これは良いことではないと考えている。市としても対策を練っていきたい」と課題を述べました。また、「市民が何を必要としているのか、財源も含めて職員全員で難局を乗り越えていきたい」と抱負を述べました。

 続いて井野敏郎衆議院議員は、コロナワクチン3回目接種について国の状況報告を行い、今泉健司県議は県のワクチン接種への取り組みのほか、「一人ひとりが幸福を感じられる社会づくりにつとめてきた。引き続きご協力をお願いします」とあいさつしました。

 その後、古田島和茂市議会議長の音頭でペットボトルのお茶のキャップを開けずに乾杯しました。最後に新設される笠懸西小学校(仮称)のイメージ動画が流されたのちに閉会となりました。

 参加者からは、「コロナで仕方ないことだが、名刺交換やあいさつの機会がないのは残念」といった声も聞こえてきました。「新春の集い」に発送された招待状は700通ほどで、会場を埋めたのはスタッフを含めて200人ど。市民を置き去りにして行われる政界人のあいさつの場を続けるようであれば、参加人数はさらに減少していくものと思われます。