食事から健康づくりを支える「ヘルスメイト養成講座」、通信制で 2021.4.13

最終回は集合形式で行われました。

 群馬県の新型コロナの警戒度が2に引き下げたことから、笠懸健康センターの「平成2年度ヘルスメイト養成講座」がこれまで通信制で行われてきましたが、3月29日(金)午後1時30分から、最終回の講義が集合形式で行われました。

 この講座は、食生活を見直して自分や家族にために役にたつ健康づくりの知識を学ぶことを目的にしていて、終了後は、食生活等改善推進委員となり活動することができます。受講者は、東町1人、大間々町4人、笠懸町2人の計7人で、担当は健康センター栄養士の森山さんでした。

 2月8日(月)に時間短縮でオリエンテーションが行われ、資料と問題用紙、回答用紙、返信用封筒などを渡され、新型コロナ感染予防のため、これまでの調理実習などもない、新たな試みとして通信制で始まりました

 講義1は「みどり市の健康づくり事業」。配布された「みどり市健康プラン21概要版」を参考に問題の解答を回答用紙に記入し郵送しました。

 講義2は「食事バランスガイドで栄養満点」。食事バランスガイドが記載されたランチョンマットを見ながら回答用紙に解答を記入し、受講者は実際の朝食または昼食をランチョンマットに並べて写真をとり、郵送あるいはメールで送信しました。

 講義3は「衛生管理と調理の基本」。食品成分表を見ながら、品質表示マークや食品添加物を確認するため、加工食品や乳製品などを手って実際に見ながら回答を記入し郵送しました。

 最終回の講義4だけは、実際に集まって行われ、健診・検診を利用した健康管理のポイントについて学びました。介護施設の勤務経験もあるみどり市の保健師3年目の関根さんから、健康診断やがん検診の受診の大切さと検診の結果の見方を学びました。

 関根さんは、「4月に入りがん検診の封筒が配布されます、来年度(令和3年度)は例年通り健診は実施される予定です。新型コロナの予防策として、蜜を避けるために予約制になることもあります。自費診療よりもずっと費用が安く受けることができるので、みどり市の健診・検診を受診して下さい」と話すとともに、最後に、「健康に近道はなく、どんな病気にも食事、運動、休養(睡眠)をしっかりとることが一番の予防となります。特に食事は体の中に入り、それを以て体が作られるため非常に重要です」と話し、熱心な講義になりました。

 ちなみに、受講者のがん検診受診は7人中2人でした。また、みどり市健康プラン21の平成30年度成人保健実績によると、胃がん検診は5.3%、大腸がん検診11.0%、肺がん検診12.4%、他のがん検診も10%台と低い状況です。あらためて健診・検診の大切さを感じました。