みどり市が市内6ヵ所に独自に雨量計を設置 2020.9.8

みどり市が設置した雨量計(小平の里)。

 みどり市では近年の局地的豪雨等を踏まえ、気象庁が設置する地域気象観測システム(アメダス)に加え、市独自に市内6ヵ所に雨量観測局(令和2年4月24日登録)を設置しています。

 設置場所は、@笠懸庁舎屋上、A大間々庁舎屋上、B東庁舎屋上、C小平の里(鍾乳洞物産館)、D小中消防団詰所、Eファミリーオートキャンプ場そうり、の6ヵ所で、自動測定された降水量は市のホームページから確認できます。

 一方、アメダスは1974年11月1日に運用を開始し、降水量を観測する観測所はほぼ17km間隔で全国に約1300ヵ所、気温、日照時間、風向・風速を加えた観測所は21km間隔で約900ヵ所設置されています。1979年からは豪雪地帯を中心に積雪も観測しています。アメダスは地域の気象状況を自動的に細かく監視し、気象災害の防止や軽減に重要な役割を果たしています。

 今年の夏は本当に暑く、東日本では8月の平均気温が例年に比べ2.1℃も高く、最高気温が35℃以上の猛暑日は、気象庁発表で伊勢崎市で20日、桐生市で21日あったそうです。両市に挟まれたみどり市も同様に暑かったのですが、市内にはアメダスの設置がなく報道はされません。かつて小学校の校庭にも置かれていた白色の「百葉箱」による気温観測は、1990年代には気象台や測候所などの気象官署では廃止されたということです。

みどり市雨量観測システムを開くにはこちら。〜みどり市ホームページから〜 群馬県内のアメダス(拡大する)。〜前橋地方気象台ホームページから〜