コロナ禍の中での行事を模索 〜利用者の会理事会 2020.9.1

新体制になって初めての理事会。

 上山利夫さんが笠懸公民館利用者の会(利用者の会)の会長となって初の理事会が8月25日(火)、笠懸公民館で行われました。新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、多くの事業が中止または延期となる中で、どのような方法で行事を行うかを模索する会議となりました。

 会議に先立って中山正之館長は、「コロナ禍で公民館の目的のひとつの“集う”ということが難しくなってきた。公民館の利用方法も変わってくる。利用者の意見集約をしたい」と話したのち、群馬県のガイドライン警戒度2における公民館の利用についての説明が行われました。

 利用者の会では感染症対策をとって総会を行ってきましたが、例年行ってきた6月の大掃除や9月のバーベキュー大会が中止になっています。そのような中で、例年11月に行っている利用者懇談会については、「密集にならない工夫をして行えるのではないか」「人と人とのつながりが希薄になる中、悩みを話し合ったり、職員との交流も深めたい」などの意見が出され、工夫しながら開催することになりました。

 年末に行っている公民館大掃除については、「みんなで協力して行うという気持ちが大切、屋外であれば可能ではないか」といった意見が大勢を占め、館内の掃除は最低限の人数として、屋外の枯れ葉などの掃除に集中するなどの工夫をし、なおかつ新型コロナウイルス感染症のようすを見ながら掃除方法を工夫しながら行うことになりました。

 3月以降中止になっているいこいの広場(ロビーコンサート)については、出演団体の辞退が相次いでいて、現在予定されているのは11月と来年2月のフラダンスの2団体となっている状況です。これについては、出演者や観客が密にならないような基準を明確にし、出演団体と調整しながら開催をしていくことになりました。

 このほか、公民館には未だにWi-Fi設備が無く、インターネットを利用したリモートミティングや学習が困難なのが現実です。そこで、利用者の会としてはWi-Fi設置の要望を市に提出することで意見が一致しました。また、利用者の会の活動を公民館利用者や市民に広く知らせるため、利用者の会として「公民館報」に記事を提供していくことが承認されました。