新型コロナウイルス、各方面に深刻な影響 2020.3.17
3月7日(土)に群馬県でも新型コロナウイルス感染者が初めて確認されるなど、ウイルスの脅威が現実的になってきました。また、政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から感染者との接触を避けるため、小・中学校の休校要請を各自治体に出すなどの対策を行なっており、市でも各小中学校のほか図書館や体育館の一部が3月10日現在、休館や使用停止になっています。
年度末を迎え、各種団体でも会議や総会等への対応に迫られています。桐生市・みどり市の法人会では審議事項を郵送のうえ賛否を問う用紙を配布する対策をとっており、ファックスで投票を行う例も出てきました。また、各行政区には市から多人数での集会を減らす旨の要望が出されていることから、区長らは「委任状を少しでも多く集めて出席者を減らすしかない」と対応に追われています。
一方、市民の生活ではトイレットペーパーやティッシュペーパーが不足するとのデマ情報に踊らされたほか、マスクは相変わらず手に入らない状況が続いています。建築現場では、便器やタイル、IHクッキングヒーター、エアコン、建具などが中国から入らず、資材不足により年度末の建物引き渡しがままならない状況に陥っています。また、墓石が輸入されないことから墓地が完成しないため、納骨ができない例もあるようです。
私たちの生活が世界中から様々な品物を輸入して成り立っていたかを改めて思い知らされる結果となったコロナウイルス騒動ですが、感染防止とともに、一刻も早い治療法の確立が求められます。