燃え上がる火に祈りを込めて 〜百品神社でどんど焼き 2020.1.28

燃え上がる火に家内安全や無病息災などを祈ります。

 1月12日(日)午後2時から、みどり市笠懸町鹿の百品神社のどんど焼きが神社近くの通称「大田んぼ」で行われました。平成21年に始まり今年12回目、地域の小正月行事となり親子連れらがたくさん集まっていました。

 昨年12月13日に組まれた竹のやぐらの中には、お正月に飾った門松やしめ縄、古いお札やだるまなどがあふれんばかりに入っています。気温が下がり寒い日となった当日は150人ほどの人たちが、高橋秀年宮司による神事ののちに放たれた火に家内安全や無病息災、五穀豊穣を祈り、お正月にお迎えした神様を神火とともに空に送りました。小さな子どもたちは竹の弾ける大きな音に驚きながら珍しそうに見つめていました。

 県内でも前橋市や高崎市、昭和村、高山村などで行われていて、やぐらを組まずに行うどんど焼きもあるようです。またこの火で焼いた餅を食べてその年の無病息災を願うものや、灰を持ち帰り家の周りに撒いて病いを避けるなど、さまざまな慣習もあるようです。