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林道ツーリングのすすめ

 F大荷場木浦沢林道

<詳細図>

 市町村合併でみどり市も広大な面積になりましたが、栃木県の佐野市や鹿沼市も同様で、驚くことにみどり市と隣接していました。今回紹介する大荷場木浦沢林道は両市との境界付近を走ります。

 桐生川ダム、桐生大橋の手前でトリップメーターをリセットし、桐生田沼線で飛駒を目指します。この道路は「土日休日は中型2輪のみ通行止め」という変わった規制になっているので注意が必要です。8.2kmで佐野市街方面を示す看板があるので、距離をチェックして下さい。メーター誤差を確認することで今後の交差点等の参考になります。

 近沢峠を抜ければ目的の林道に近いのですが、工事中で通行できないため100m先のT字路を右折、スタートから16.4km地点のJAを目印に左折します。この信号からゴールとなる日光市足尾町までは一切信号機がありません。

緑のトンネルから突然景色が開ける牛の沢出原線

 19.8km地点の石碑を目印に右折、さらに20.3km地点を右折すると全長5.8kmの長谷場閑馬林道になります。これから走る林道のウォームアップにちょうど良い距離です。26.1km地点を左折し県道201号作原上町線を走ります。タイムスリップしたかのような田園風景を楽しむこと9km、蓬山(よもぎやま)ログビレッジを左手に見て、36.5km地点の手打ちそば・うどんの看板を目印に右折すると今回2本目の林道、牛の沢出原線です。4輪車の轍のため、幅員4mほどの道路の中央には砂利や木の葉などがあり、2輪車の走行ラインは50cmほどと狭く、慎重な走行が求められます。

大荷場木浦沢林道にある大滝。浸食により落差は少なくなったが、エメラルドグリーンの滝壺が美しい。

 42.4km地点を左折し秋山万町線を4kmほど走ると道は徐々に狭まり、目的の大荷場木浦沢林道です。秋山川と平行して走るコースは緑のトンネルで爽快な気分が味わえます。反面、道路の中央は石や木の葉のほかに、うっすらと苔が生えているので、スリップには最大限の注意が必要です。52.7km地点に「大滝」があります。県境付近に降った雨は西側に流れればみどり市東町の黒坂石から渡良瀬川に、東側は秋山川に流れ込みます。

 大滝を後にすると3kmほどで標高は1000mに達し、林道の峠付近となり、佐野市から鹿沼市に入ります。道路地図では、ここで車を止めて林道左手の尾根を徒歩で超えると黒坂石です。

 61.8km地点を左折すると、足尾町と鹿沼市を繋ぐ県道15号鹿沼足尾線になります。道幅も広くスピードも出がちですが、路面と保護色の砂がうっすらと覆っているカーブや、途中から屈曲率がきつくなる複合カーブがくせ者で、目視を誤ると大事故につながります。

 粕尾峠は68.2km地点で、ここを右折すると6kmで尾瀬を想わせる井戸湿原や前日光牧場、直進すると9kmで国道122号線となりますが、180°以上も回り込むヘアピンカーブやトリッキーな複合カーブが連続します。

 国道122号線を戻ると総走行距離はおよそ150km、5時間の行程でした。全線舗装ですので、オンロード系のバイクや乗用車でも楽しめるコースです。

柔らかなグリーンと白いガードレールのコントラストが美しい前日光牧場。梅雨空のため遠景が見られないのが残念。

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