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林道ツーリングのすすめ

 ② 西山林道

 赤城山に沈む夕日。これからの時間は動物たちが主役。

 国道122号線を足尾方面に向かい、富弘美術館から4㎞の地点を左折すると西山林道となります。東・黒保根地域は林道の宝庫で、15年ほど前は軽自動車によるラリーが頻繁に行われていました。西山林道もその一つですが、入り口には「袈裟丸山登山口」とあるように登山客のルートにもなっています。

 杉や桧のトンネルを2㎞ほど走ると白樺などの広葉樹林となるのですが、谷がとても深く、慎重な運転が求められます。ラリーのドライバーミーティングでも、「遅れても決して無理をしないように。落ちたら死にます」と言われていたほどです。当時は全線ダートで、舗装路となった今とは隔世の感があるのですが、道幅は普通車が徐行すればすれ違える程度で、回転半径が小さい中・低速コーナーを緩やかな高速コーナーで繋いでいます。地形上、右コーナーの多くは山の斜面がコースの先を隠すブラインドコーナーで、昼はハイカーの車も少なくありませんから、法令を守った運転が求められます。夜はと言うと鹿の群れに遭遇することもありますから、やはり無理は出来ません。

 林道入り口からおよそ9㎞で袈裟丸山や寝釈迦への登山口(折場登山口)となります。通常の速度でおよそ15分です。駐車場は20台程度の広さがありトイレも完備されています。

 夜ともなると人工の明かりはほとんど見ることが出来ないため、漆黒の空に広がる無数の星はファンタジックなのですが、何かトラブルがあった場合、動物は出てきても人には会えない所なので、2輪車での単独走行は避けた方が良いでしょう。

 再スタートをするとすぐに下りになるのですが、低速のヘアピンコーナーとストレートの構成となります。6㎞ほどで大滝の上の三叉路となり、左折すると122号線、右折すると根利牧場への林道となります。こちらは舗装整備が進んでいますが、半分はダートが残ります。

 林道は自然の中に入り込む道路です。ルールを守った走りと、環境保全に努めましょう。(07.1.17)

 林道に分け入るのは環境にやさしい小型軽量のバイクがおすすめ。

 左が大滝を経て122号線、右は根利牧場へのルートとなります。

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