(稲ケ谷・松山谷)
| 世間では梅雨入り宣言された時期であるが、空梅雨気味で殆ど雨は降らない日々である。 長らく続いた超多忙な状況もようやく一段落ついてきたので、実に9カ月ぶりとなる鈴鹿に 出かけて来た。 仕事やら自治会で長らく運動していない身体ではハードな行程は無理である。 しかし、いかにアクセスが容易であろうと「蒼滝」のような観光地は行く気になれない。 そこで思いついたのが雨乞岳の稲ケ谷と鎌ケ岳の松山谷であった。 どちらも滝までの行程が20分程度で無難だし、登山道近くの滝とはいえどちらもマイナー 登山道である為に平日に人が来る可能性は殆どないからである。 さて休暇を取ったとはいえ諸々の雑事で出発は10時前、稲ケ谷登山口到着が11時半とい う遅い出発となってしまった。 先月、使うあても無いのに購入したソールの付け替えが出来る渓流シューズに履き替えて( 但し今日はビブラムのソールを使用)出発する。 稲ケ谷大滝まで15分の行程ではあるが、運動不足の我が身には久し振りの山歩きがチト辛く 感じられる。 途中の水木谷の滝で休憩しようかとも思うが、それはあまりに情けないので水木谷の滝は帰り に寄る事にして先を急ぐ。 湿度が高い事も手伝って、ここ数年でめっきり汗かきになった身体は稲ケ谷大滝にたどり着く 頃には、頭から水でもかぶったような状態に成り果てていたのであった。 予想通り、滝には誰もいない(当たり前だが・・・)。 しかも水量はなかなかのものである。 6年前に山に行き始めた頃に訪れた時には渇水期だっ たし、本日も鈴鹿スカイラインで伊勢側の東西の多古地谷が涸れ谷同然だった事を思えば、 予想外に多い水量といえる。 息を整えコンビニで調達した食料で昼食を採りながら、久し振りの滝前での一時を満喫する。 撮影も含めて1時間以上を滝前で過ごし、水木谷の滝へと戻るのであった。 さて、登山道を5分程戻り水木谷の滝へ到着する。 水木谷とはいうものの実際は稲ケ谷の滝 であり、水木谷ってどこ?と取り止めも無い疑問を抱きながら、しばしの撮影タイムとなる。 上段の滝は容易に近くまで寄れるが下段の滝はミニゴルジュの奥にある為、水の中をジャブジ ャブしながら近くまで行く。 でも三脚を立てるスペースが無く、撮影もそこそこに切り上げ 登山口まで戻ったのであった。 時計は既に2時近い。 時間を気にしながら松山谷に向かう。 ニゴリ谷登山口の取り付きを 探すのに若干手間取ったものの、そこからは比較的順調に道を拾いながら松山谷出合いまで1 5分程でたどり着いた。 出合いの水量はとても少ない。 野洲川支流のニゴリ谷、更にその支流にあたる訳だから少な くてあたりまえなのだが・・・。 若干の不安を抱きながら5分程進むと、沢が大きく左に曲がって大滝の予感が・・・。 さっきまでの不安はどこへやら、ワクワクしながら屈曲点までたどり着くと大滝の姿が視界に 飛び込んで来た。 「鈴鹿の山と谷」の記述どおり落差は20m近くあるだろう。 右に左に稲妻状に落ちる4段の滝であった。 率直に言えば好みの滝だが・・・、やはり水量 は少なかった。 伊勢側の谷の事を思えば多い方なのだが、稲ケ谷大滝を見た後なのでどうし ても比較してしまう。 しばし休憩の後、撮影タイムにするが(下手くそな事も手伝って)写 真にしにくい滝であった。 水量の事もあってなおさらそう感じるのだろう。 左岸側に支流 がありこちらも20m程の滝となっていた(濡れている程度だけど・・・)。 左岸の支流にそれなりの水量が期待できる時にまた訪れたいものである。 記録によれば、この滝の上にも落差10m以上の滝があるらしい。 試しに左岸側が巻けそうだったので行けるとこまで行ってはみたが、左岸支流を越えたあたり でこれ以上進むと戻れなくなると判断して打ち切りとした。 いつかは遡行してみたいものだが、時間と体調を考えると今日の滝行きはここで打ち切るべき であろう。 稲ケ谷登山口まで戻ると、時間は既に4時近い。 久し振りの鈴鹿、久し振りの滝を満喫出来た事を感謝しながら、我が家への帰路に着くのであ った。 |
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