中 級仏語学演習Ⅰ[25B0797]

科目名
Course Title
中 級仏語学演習Ⅰ[25B0797]
French Linguistics Ⅱ-1
授 業言語
Language
Japanese,French
科 目区分・科目種 仏語圏言語文化コース クラス 仏語圏言語文化コース
コ ンピテンシー ◎ 批判的思考力,◎問題解決力,◎省察的思考力 カ ラーコード
単 位数 2.0単 位 履 修年次 24

担当教員 渡邊 淳也
学 期 後期
曜 日・時限・教室
月 曜 7 8 共 3-209【5講】

受 講条件・その他注意
フ ランス語の基礎知識(学習歴1年程度)が必要となります。

授 業の形態
演 習

教 科書・参考文献
教 科書:なし

主要参考文献:
Barceló, Gérard Joan et Jacques Bres(2006)Les temps de l'indicatif en français, Ophrys.
渡邊淳也 (2014)『フランス語の時制とモダリティ』早美出版社.
渡邊淳也 (2014)「叙想的時制、叙想的アスペクトと認知モード」春木仁孝・東郷雄二 (編)『フランス語学の最前線』2, ひつじ書房.
Watanabe, Jun-ya. (2015) "Gérondif "non-coréférentiel"", Voix plurielles, vol.12, no.1,
渡邊淳也 (2017)『ジェロンディフと現在分詞の意味論・語用論』デザインエッグ.
渡邊淳也 (2017)「フランス語および西ロマンス諸語における「行く」型移動動詞の文法化」早瀬尚子・天野みどり編『構文の意味と拡がり』くろしお出版.
渡邊淳也 (2019)「フランス語の単純未来形と条件法―叙法的対立とその源泉」『言語・情報・テクスト』(東京大学) 26.
渡邊淳也 (2021)「フランス語半過去形と叙想的時制・叙想的アスペクト」益岡隆志監修『時間と言語』ひつじ書房.

ALH 区分
ALH を実施しない

評価方法・評価割合
小 論文(レポート)=70%,授業への参加態度=30%

主題と目標
フ ランス語の特徴を知ること、そして、フランス語を「学ぶ対象」としてだけでなく、「考える対象」としてとらえることを目標とします。具体 的には、動詞の叙法・時制に焦点をあてます。

授業計画
フ ランス語の叙法・時制の特徴について考察します。具体的には、つぎのような内容を扱う予定です。以上の内容を15回にわけて実施します。 進度は学生の理解度や要望に応じて調整します。

1/ 単純未来形と迂言的未来形
2/ 単純未来形と条件法
3/ 半過去形と条件法
4/ 条件法と分岐的時間の表象
5/ 接続法とポリフォニー
6/ 法動詞 (verbes modaux)
7/ ジェロンディフと現在分詞
8/ 主語不一致ジェロンディフ
9/ フランス語とロマンス諸語の対照研究

時間外学習
必 要の場合は具体的に指定しますが、それにかぎらず、貪欲にいろいろなことを知り、考えてくださることを期待いたします。

学生へのメッセージ
言 語学に興味のあるひと、フランス語を言語学的に理解したいと思うひとに適した科目です。授業選択の参考のため、この授業の前提となる内容 に相当する動画(担当者が出演しています)をごらんになりたいかたは、下記をご参照ください。
https://todai.tv/contents-list/2020FY/friday/07

学生の問い合わせ先
担 当者ウェブページ
http://www.ne.jp/asahi/watanabe/junya/

毎回の授業進度
http://courswj.blog.fc2.com/

担当者あてメールフォーム
https://my.formman.com/form/pc/71dTYDhGkVISAsBr/