AB90611 仏語学概論a

1.5 単位, 1 年次, 春ABC 月3
渡邊 淳也

授業概要

フランス語学を各分野にわたって概説する。フランス語の予備知識は不要であるが、授業で扱う事例については習得を期待する。

備考

授業形態

講義

授業の目標

フランス語を学ぶ対象とするだけではなく、考える対象にできるようになることを目標にします。

学習目標・目標達成のための授業の方法および計画

フランス語学を各分野にわたって概説します。

授業計画

第1回 序論(1):フランス語学とは
第2回 序論(2):言語のさまざまな側面/言語活動のモデル化
第3回 フランス語圏(1):フランス語の系譜的位置/フランス語の地理的分布と話者人口
第4回 フランス語圏(2):フランス語の国際的な地位/フランコフォニー国際組織/二言語併用とクレオール
第5回 フランス語史(1):ガリア語(ケルト語)/俗ラテン語/ゲルマン語の影響/ストラスブールの宣誓
第6回 フランス語史(2):古フランス語
第7回 フランス語史(3):中期フランス語
第8回 フランス語史(4):近代フランス語
第9回 音声学・音韻論(1):音声器官とその機能/音声とその転記
第10回 音声学・音韻論(2):母音とその調音
第11回 音声学・音韻論(3):子音とその調音
第12回 音声学・音韻論(4):音節とその構造/フランス語の韻律論
第13回 形態論(1):形態論の基本単位/弁別・換入・選択
第14回 形態論(2):形態論の中心的な課題/語形成
第15回 総括

成績評価基準・年間の試験、レポートなど

試験の点数をもとにして、平素の提出課題などの実績を加味します。

予習、復習、課題など

不可欠な授業外学習については指定しますが、それだけで満足せず、貪欲に学んでください。

学修の手引き および 参考文献

【教科書】
授業ではもちろん、試験でも使用しますので、購入のうえ毎回持参してください。
髭郁彦ほか『フランス語学概論』駿河台出版社

【参考文献】
以下にはおもなものをかかげ、くわしくはそのつど紹介します。
朝倉季雄『フランス文法集成』白水社
朝倉季雄『新フランス文法事典』白水社
大橋保夫ほか『フランス語とはどういう言語か』駿河台出版社
デュボワほか『ラルース言語学用語辞典』大修館書店
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を考える』三修社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を探る』三修社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語をとらえる』三修社
新倉俊一ほか『フランス語ハンドブック』白水社
髭郁彦ほか『フランス語学小事典』駿河台出版社
渡邊淳也『フランス語における証拠性の意味論』早美出版社
渡邊淳也『明快フランス語文法』早美出版社

備考(受講学生に望むこと)

◇仏語学コース志望の学生は当然履修してください。
◇フランス語学について知りたい言語学主専攻志望の学生が、専攻基礎科目として選択するのも歓迎です。


AB90621 仏語学概論b

1.5 単位, 1 年次, 秋ABC 月3
渡邊 淳也

授業概要

仏語学概論aにつづき、フランス語学を各分野にわたって概説する。フランス語の予備知識は不要であるが、授業で扱う事例については習得を期待する。

備考

授業形態

講義

授業の目標

フランス語を学ぶ対象とするだけではなく、考える対象にできるようになることを目標にします。

学習目標・目標達成のための授業の方法および計画

フランス語学を各分野にわたって概説します。

授業計画

第1回 統辞論(1):統辞関係/統辞機能の定義/統辞機能の表示方法
第2回 統辞論(2):記号素の分類/内心構造と外心構造/事例研究
第3回 意味論(1):意味とはなにか/構造意味論/認知意味論
第4回 意味論(2):指示的意味と手続き的意味/事例研究
第5回 語用論(1):発話行為/直示
第6回 語用論(2):前提と主張/会話の含意
第7回 語用論(3):言語内論証理論
第8回 語用論(4):事例研究
第9回 記号学: 記号学の主要概念と分析例
第10回 文体論: 修辞学/ジャンル/文彩
第11回 社会言語学
第12回 心理言語学
第13回 ポリフォニー: バフチンとデュクロのポリフォニー理論
第14回 対話理論: バンヴェニストとフランソワの対話理論
第15回 総 括

成績評価基準・年間の試験、レポートなど

試験の点数をもとにして、平素の提出課題などの実績を加味します。

予習、復習、課題など

不可欠な授業外学習については指定しますが、それだけで満足せず、貪欲に学んでください。

学修の手引き および 参考文献

【教科書】
授業ではもちろん、試験でも使用しますので、購入のうえ毎回持参してください。
髭郁彦ほか『フランス語学概論』駿河台出版社

【参考文献】
以下にはおもなものをかかげ、くわしくはそのつど紹介します。
朝倉季雄『フランス文法集成』白水社
朝倉季雄『新フランス文法事典』白水社
大橋保夫ほか『フランス語とはどういう言語か』駿河台出版社
デュボワほか『ラルース言語学用語辞典』大修館書店
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を考える』三修社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を探る』三修社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語をとらえる』三修社
新倉俊一ほか『フランス語ハンドブック』白水社
髭郁彦ほか『フランス語学小事典』駿河台出版社
渡邊淳也『フランス語における証拠性の意味論』早美出版社
渡邊淳也『明快フランス語文法』早美出版社

備考(受講学生に望むこと)

◇仏語学概論aとあわせて履修してください。一部、仏語学概論aの内容を前提としますので、仏語学概論b単独での履修はまったくおすすめしません。
◇仏語学コース志望の学生は当然履修してください。
◇フランス語学について知りたい言語学主専攻志望の学生が、専攻基礎科目として選択するのも歓迎です。