大学院博士課程

フランス語文法論(1)

13学期・火4

渡邊淳也

到達目標、授業概要、授業計画など

到達目標

 フランス語文法論の最新の研究動向をふまえつつ、自らの立場を明確にして論ずることができるようにする。

授業概要

 フランス語(および、関連する範囲で他のいくつかの言語)における非定型動詞、とくに分詞について研究する。
 この時間はとくに、フランス語の現在分詞、ジェロンディフ(ならびに他言語で対応する形式)に焦点をあてる。

授業計画

 関連する論文の講読、討論、および研究発表をとりまぜて行なう。

成績評価の方法と基準

 授業中に順次担当していただく発表に対する評価と、平素の論文講読や討論への貢献に対する評価をひとしく重視する。

教科書・参考文献など

.Arnavielle, T. (1998) : Le morphème -ant : unité et diversité, Peeters.
Kleiber, G. (2007) : « En passant par le gérondif avec mes (gros) sabots », Cahiers Chronos, 19, pp.93-125.
Kleiber, G. (2011) : « Gérondif et manière», Langue francaise, 171, pp.117-134.
Halmøy, J. O. (2003) : Le gérondif en français, Ophrys
渡邊淳也 (2011) :「ジェロンディフと現在分詞について」『文藝言語研究・言語篇』(筑波大学) 60, pp.121-181 (http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M10/M1084147/6.pdf)

備考

 この科目は、「フランス語意味論」と相互に密接に関連づけて実施するため、原則として両方を同時に履修していただきたい。