• フランス語 IID

    ★この科目については、白百合女子大学において作成された統一シラバスを掲載しております。授業内容はこれに準拠しますが、以下の文面は渡邊が執筆したものではないことをご承知おきください。

  • 授業目的・概要

    フランス語UA、UDでは、フランス語を「読み」「聴き取り」「話し」「書く」能力を総合的に高めることを目指します。2つの授業を通じて、1年次で概観したフランス語文法をもう一度見直して確認し、語彙や表現を増やして定着させ、これらを自由に応用できるように、さまざまな練習を行います。
    UAでは、各課ごとで話題の完結する、比較的平易な日常会話文からなるお話や分かりやすく書かれた時事的な内容の文章等を素材にし、その読み取りと聞き取りを通じて、文法事項の理解を深め、語彙や表現を体系的に広げます。
    UDでは、UAで学習したことを補う形で、さまざまな筆記・口頭練習をおこない、文法知識や語彙、表現を確認し、正確な理解、確実な定着をはかります。
    なお、これらの授業は習熟度別のクラス編成になります。 

  • 授業計画
    UAの授業では、まず予備知識として与えられる単語や表現を手がかりに教材の中心となる会話や読み物を音声で聞き、おおまかな内容理解を試みます。その後、音読や文法事項の復習をしながら、文の構造をつかみ、本文全体を「フランス語として」正確に理解することを目指します。また、本文中に多数表れる役に立ちそうな語彙や表現についても、置き換え練習、変形練習、和文仏訳など、それらが使いこなせることを目指したさまざまな練習をおこないます。
    さらにUAでは、本文にもとづいた応用練習パートを使って、その課のテーマとなった文法事項や表現についての、より応用的な口頭表現および読解練習もおこないます。
    UDでは、必要に応じて文法の見直しを行いながら、さまざまな練習問題を通じて文法事項や語彙・表現を応用し、定着させます。
    以上が基本的な授業形態ですが、フランス語Uは習熟度別のクラス編成になりますから、文法・語彙・表現の基礎的事項の再確認に重点が置かれるか、あるいは、新規事項の学習や既習事項の応用能力向上に重点が置かれるかは、クラスの特性に従って異なってきます。
     
  • 評価方法・基準

    出席状況、授業中の学習態度、小テスト、定期試験などから総合的に評価します。

  • 準備学習・学生への要望等

    語学は、スポーツや音楽に似て、日常的な練習によってしか身につきません。少しづつであっても、毎日勉強するようにしてください。また、その意味でも、授業には必ず出席することが求められます。

  • テキスト

    A:Taxi ! 1 (Hachette)、D:Marché Opus(白水社) 

  • 参考文献

    西村牧夫他著、『コレクション フランス語3 文法』、白水社。
    西村牧夫著『解説が詳しいフランス語文法問題集』、白水社。
    アニー・モヌリー=ゴアラン著、『謎が解けるフランス語文法』、第三書房。