大学院博士課程

フランス語意味論(2)

13学期・金4

渡邊淳也

到達目標、授業概要、授業計画など

到達目標

 フランス語意味論の最新の研究動向をふまえつつ、自らの立場を明確にして論ずることができるようにする。

授業概要

 フランス語(および、関連する範囲で他のいくつかの言語)における動詞の時制、叙法について研究する。
 この時間はとくに、フランス語の半過去(ならびに他言語における未完了相の過去時制)に焦点をあてる。過去性・未完了アスペクトと、非現実性などの価値との連関に格別の注意をはらう。

授業計画

 関連する論文の講読、討論、および研究発表をとりまぜて行なう。

成績評価の方法と基準

 授業中に順次担当していただく発表に対する評価と、平素の論文講読や討論への貢献に対する評価をひとしく重視する。

教科書・参考文献など

渡邊淳也 (2007) : 「間一髪の半過去をめぐって」『文藝言語研究・言語篇』第52.
渡邊淳也 (2007) : 「フランス語の「丁寧の半過去」と日本語の「よろしかったでしょうか」型語法」『フランス語学研究』(日本フランス語学会) 41.

備考

 この科目は、「フランス語文法論」と相互に密接に関連づけて実施するため、原則として両方を同時に履修していただきたい。