フランス語文法C

 

担当教員氏名 配当学年 クラス指定 必選区分 開講期
渡邊 淳也 3・4 選択必修 通年
曜日 時限 単位数 備考

 

授業目的・概要

フランス語を、たんに修得する対象として見るのではなく、分析する対象として見ることをまなぶ授業です。「まだまだ学習の段階にあるので、とても分析など考えるには至らない」と思うのは正しくありません。むしろ、みずから考えることによってこそ、フランス語の知識もより確実に定着するものと期待できます。そうした見通しからも、さまざまな文法事象をいかに分析するかをあえて正面から考える授業にします。

フランス語学で卒業論文を執筆する予定のひと、言語学に興味のあるひと、文法的にフランス語を理解したいと思っているひとに適した授業です。

授業計画

[前期]

さまざまな構文(関係節、属辞構文、比較構文など)を対象とします。なぜこのような構文があるのかという根柢的な問いを発することで、あらたな視点をうちたてることをめざします。

[後期]
動詞の時制・叙法をとりあげ、それぞれの形態の多岐にわたる用法をいかに理解するか、そして、文脈によっては競合するほかの形態との差異をどのように説明するかを考えてゆきます。

評価方法・基準

試験の点数をもとにして、平常点 (出席点ではなく、準備の綿密さ、練習への参加度、問題への解答状況への評価) を加算します。

 

準備学習・学生への要望等

準備学習については、各回の授業で具体的に指定します。

 

テキスト

担当者作成の資料を配布します。

 

参考文献

以下にはおもなものをかかげ、くわしくはそのつど紹介します。

朝倉季雄『フランス文法覚え書』白水社
朝倉季雄『フランス文法ノート』白水社
朝倉季雄『フランス文法メモ』白水社
朝倉季雄『フランス文法論』白水社
朝倉季雄『フランス文法集成』白水社
朝倉季雄『新フランス文法事典』白水社
大橋保夫ほか『フランス語とはどういう言語か』駿河台出版社
佐藤房吉『フランス語動詞論』白水社
佐藤房吉ほか『詳解フランス文典』駿河台出版社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を考える』三修社
東京外国語大学グループ《セメイオン》『フランス語を探る』三修社
新倉俊一ほか『フランス語ハンドブック』白水社
渡邊淳也『フランス語における証拠性の意味論』早美出版社